アジアでPK戦に一番強い国は?1位はインドネシア、日本は6勝7敗

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こんな疑問を持つ方へ
  • アジアでPK戦に一番強い国はどこ?
  • 日本代表はPK戦に弱いの?通算成績は何勝何敗?
  • 世界で見るとPK戦に強い国・弱い国はどこ?

アジアでPK戦の勝率が一番高い国は、インドネシアです。フットボール戦士が国際Aマッチの公開データからアジアの国のPK戦を集計すると、10回以上の国ではインドネシアが13回11勝(84.6%)で1位、サウジアラビアが11回9勝(81.8%)で2位でした。日本代表は13回6勝7敗(46.2%)で、15か国中8位です。

この記事では、アジアの国のPK戦の成績を勝率の順に並べ、日本代表の13回の結果、アジアカップに強い国、世界の強い国・弱い国まで、数字で見ていきます。

アジアでPK戦に強い国ランキング:勝率1位はインドネシアの84.6%

PK戦の勝率(勝ち÷回数)・10回以上50%インドネシア84.6%(13回11勝)サウジアラビア81.8%(11回9勝)イラク75.0%(16回12勝)韓国57.1%(28回16勝)タイ56.5%(23回13勝)マレーシア50.0%(12回6勝)カタール50.0%(10回5勝)日本46.2%(13回6勝)インド45.5%(11回5勝)UAE45.5%(11回5勝)イラン40.9%(22回9勝)クウェート40.0%(10回4勝)中国40.0%(10回4勝)シリア36.4%(11回4勝)シンガポール30.0%(10回3勝)
アジアサッカー連盟(AFC)の加盟国で、国際AマッチのPK戦が10回以上ある15か国。公開データ(martj42/international_results・CC0)の1967年〜2026年10月5日の記録をもとにフットボール戦士が集計・作図

PK戦を10回以上戦ったアジアの国は15か国あります。勝率で並べると、1位インドネシア(84.6%)、2位サウジアラビア(81.8%)、3位イラク(75.0%)の3か国が飛び抜けています。4位の韓国から下は、ほとんどが40〜57%の間に集まっています。

日本は13回6勝7敗の46.2%で8位です。アジアの中でも真ん中より少し下で、勝ち越せていません。一方、イランは22回で13敗と、アジアで一番多く負けています。

回数で見ると、一番多いのは韓国の28回(16勝12敗)です。この28回は、記録がある世界の国の中でも南アフリカと並んで最多です。

インドネシアの勝ちは1999年までが中心

1位のインドネシアは、13回のうち12回が1999年までのPK戦です。勝った11回のうち5回は東南アジア競技大会(SEA Games)で、ほかにムルデカ大会など東南アジアの大会が多くを占めます。2000年以降の記録は、2026年10月5日のFIFA ASEANカップ決勝でタイを破った1回だけです。

大舞台で強いのはサウジアラビアとイラク

2位のサウジアラビアは、勝った9回のうち4回がアジアカップです。1984年・1988年・1996年のアジアカップでPK戦を勝ち抜いています。3位のイラクも、アジアカップのPK戦は3回すべて勝ちました。アジアの大きな大会の勝負どころで勝ってきたのは、この2か国です。

日本代表のPK戦は13回6勝7敗:全試合の結果

DAZN Japan「【日本×エクアドル|ハイライト】…勝負を分けた鈴木彩艶のPKストップ|キリンカップサッカー2026」(2026年10月公開)。日本代表がPK戦で勝ったのは約15年ぶりでした。

日本代表のPK戦は、公開データで13回あり、6勝7敗です。直近は2026年10月1日のキリンカップのエクアドル戦で、0-0からのPK戦を5人全員が決めて勝ちました。PK戦の勝利は、2011年のアジアカップ準決勝の韓国戦以来、約15年ぶりと報じられています。

年月日大会相手スコアPK戦
1992年8月29日ダイナスティカップ決勝韓国2-2○ 4-2
1993年1月23日香港の招待大会スイス1-1●
1995年2月26日ダイナスティカップ決勝韓国2-2○ 5-3
1996年2月22日香港の招待大会(旧正月の大会)スウェーデン1-1● 4-5
2000年6月4日ハッサン2世杯(モロッコ)フランス2-2● 2-4
2004年7月31日アジアカップ準々決勝ヨルダン1-1○ 4-3
2007年7月21日アジアカップ準々決勝オーストラリア1-1○ 4-3
2007年7月28日アジアカップ3位決定戦韓国0-0● 5-6
2010年6月29日W杯ラウンド16パラグアイ0-0● 3-5
2011年1月25日アジアカップ準決勝韓国2-2○ 3-0
2015年1月23日アジアカップ準々決勝UAE1-1● 4-5
2022年12月5日W杯ラウンド16クロアチア1-1● 1-3
2026年10月1日キリンカップ準決勝エクアドル0-0○ 5-4

※PK戦のスコアは日本が先。1993年のスイス戦は、英語版Wikipediaの日本代表の試合一覧には載っていない試合です(数え方によって通算が変わります)。2026年のエクアドル戦のPK戦は報道の多くが5-4(日本サッカー協会の記事は5-3)。

大会別に分けると、アジアカップは3勝2敗と勝ち越しています。一方、W杯は2010年のパラグアイ戦、2022年のクロアチア戦と、どちらもラウンド16で負けて0勝2敗です。親善試合や招待大会は3勝3敗でした。

相手別では、韓国とのPK戦が4回と一番多く、日本の3勝1敗です。2004年以降の8回にしぼると4勝4敗で、データサイトのTransfermarktが紹介している「8試合4勝4敗」とも一致します。先攻・後攻に分けた成績は、W杯のPK戦を集計した記事で詳しく見ています。

アジアカップのPK戦に強い国は?イラクは3戦全勝、イランは6敗

勝ち負けイラン3勝6敗韓国4勝4敗サウジアラビア4勝1敗日本3勝2敗UAE1勝3敗イラク3勝0敗中国2勝1敗ウズベキスタン0勝3敗
アジアカップ本大会のPK戦(1972年〜2023年大会の27回)で、3回以上PK戦をした8か国。公開データ(CC0)をもとにフットボール戦士が集計・作図

アジアカップの本大会では、記録がある範囲で27回のPK戦がありました。一番多くPK戦をしたのはイランの9回ですが、成績は3勝6敗です。1984年と1996年の準決勝でサウジアラビアに、2004年の準決勝で中国に、2007年の準々決勝で韓国に、2015年の準々決勝でイラクに、それぞれPK戦で敗れています。

反対に、サウジアラビアは5回で4勝1敗、イラクは3回で3勝0敗です。日本は5回で3勝2敗と勝ち越しています。日本代表の次のアジアカップは2027年1月で、ノックアウトステージでは引き分けのあと延長、PK戦で決着がつきます。

世界でPK戦に強い国・弱い国は?日本は56か国中39位

PK戦の勝率(勝ち÷回数)・世界の主な国50%インドネシア84.6%(13回11勝)アルゼンチン65.2%(23回15勝)クロアチア63.6%(11回7勝)ブラジル56.2%(16回9勝)スペイン50.0%(14回7勝)イタリア46.7%(15回7勝)日本46.2%(13回6勝)フランス45.5%(11回5勝)イングランド33.3%(12回4勝)オランダ18.2%(11回2勝)
国際AマッチのPK戦が10回以上ある国のうち、アジア1位のインドネシアと、W杯の常連国・日本の勝率。公開データ(CC0)をもとにフットボール戦士が集計・作図

世界に広げて、PK戦を10回以上した56か国を勝率で並べると、1位インドネシア、2位サウジアラビア、4位イラクと、上位5か国のうち3か国をアジアの国が占めます。日本は56か国中39位です。

W杯の常連国では、アルゼンチンが23回15勝(65.2%)、クロアチアが11回7勝(63.6%)と勝ち越しています。逆に、イングランドは12回4勝(33.3%)、オランダは11回2勝(18.2%)で、オランダは10回以上の国の中で一番低い勝率です。ドイツは9回6勝のため、この10回以上の比較には入っていません。

アジアの国とアジア以外の国のPK戦は57回あり、アジア勢の33勝でした。ただし、アジアの国どうしのPK戦が116回と多く、アジアの国の成績の多くはアジアの中での勝ち負けです。

データについて

  • 対象:国際Aマッチ(各国の代表チームどうしの試合)のPK戦の記録700回(1967年〜2026年10月5日)。データはインターネット上の公開データ「martj42/international_results」(CC0)を使い、フットボール戦士の数字で見るサッカーのルールと同じものです
  • アジアの国:2026年時点のアジアサッカー連盟(AFC)の加盟国。オーストラリアがAFCに入ったのは2006年なので、それより前のPK戦も含みます
  • 勝率:PK戦の勝ち÷PK戦の回数。回数が少ない国は数字が大きく動くので、ランキングは10回以上の国だけにしました
  • 欠けているもの:古い試合や小さな大会では、PK戦の記録が抜けていることがあります。W杯予選のホームアンドアウェーなど、合計スコアで決まった試合のPK戦も一部含まれていない可能性があります
  • 数字は勝ち負けの記録で、強い・弱いの理由を示すものではありません

よくある質問

Q1. アジアでPK戦に一番強い国はどこですか?

A. PK戦が10回以上ある国の勝率では、インドネシアの84.6%(13回11勝)が1位です。ただし12回は1999年までのPK戦です。アジアカップの舞台では、サウジアラビア(4勝1敗)とイラク(3勝0敗)が強さを見せています。

Q2. 日本代表のPK戦の通算成績は?

A. 公開データでは13回6勝7敗(勝率46.2%)です。アジアカップは3勝2敗、W杯は0勝2敗です。直近は2026年10月1日のキリンカップのエクアドル戦で、約15年ぶりにPK戦で勝ちました。

Q3. 日本代表はW杯のPK戦で勝ったことがありますか?

A. ありません。2010年南アフリカ大会のパラグアイ戦(3-5)、2022年カタール大会のクロアチア戦(1-3)と、W杯のPK戦は2回ともラウンド16で負けています。

Q4. 日本と韓国のPK戦はどちらが勝ち越していますか?

A. 日韓のPK戦は4回あり、日本の3勝1敗です。1992年と1995年のダイナスティカップ決勝、2011年のアジアカップ準決勝で日本が勝ち、2007年のアジアカップ3位決定戦は韓国が勝ちました。

Q5. PK戦の回数が一番多いアジアの国は?

A. 韓国の28回(16勝12敗)です。記録がある世界の国の中でも、南アフリカと並んで最多です。

まとめ:アジアのPK戦はインドネシア・サウジ・イラクが強く、日本は6勝7敗

  • PK戦10回以上のアジアの国の勝率1位はインドネシア(84.6%)、2位サウジアラビア(81.8%)、3位イラク(75.0%)
  • インドネシアの13回のうち12回は1999年まで。アジアカップではサウジアラビアが4勝1敗、イラクが3戦全勝
  • 日本代表は13回6勝7敗(46.2%)でアジア15か国中8位。アジアカップは3勝2敗、W杯は0勝2敗
  • イランはアジア最多の13敗。アジアカップのPK戦は3勝6敗
  • 世界の10回以上の56か国では日本は39位。アルゼンチンは65.2%、オランダは18.2%

日本代表は2026年10月のエクアドル戦で、約15年ぶりにPK戦を勝ちました。2027年1月のアジアカップでは、ノックアウトステージでPK戦になる可能性があります。勝ち越しているアジアカップでの成績をさらに伸ばせるかにも注目です。

※この記事の情報は2026年10月28日時点のものです。PK戦の記録は公開データの2026年10月5日までの試合をもとにしています。