- アジアカップの歴代優勝国を一覧で見たい。前回の優勝国はどこ?
- 優勝回数が一番多いのは日本?韓国はなぜ勝てていない?
- 2027年大会の優勝候補は?いまアジアで強い国はどこ?
アジアカップの優勝回数は日本の4回が最多で、前回の2023年大会(2024年開催)はカタールが2連覇しました。1956年の第1回から2023年大会までの18大会で、優勝したことがある国は9か国です。
この記事では、歴代の優勝国・準優勝国・得点王を一覧にし、優勝回数のランキング、決勝の勝敗、開催国の強さをまとめます。2027年サウジアラビア大会の優勝候補は、フットボール戦士が独自に計算した各国の強さ(レーティング)とFIFAランキングから考えます。
アジアカップ歴代優勝国一覧(1956〜2023年・全18大会)
アジアカップはアジアサッカー連盟(AFC)が主催する、アジアの代表チームの大会です。1956年に香港で第1回が開かれ、2023年のカタール大会まで18回行われてきました。歴代の優勝国・準優勝国と決勝のスコア、得点王は次のとおりです。
| 大会 | 開催国 | 優勝 | 準優勝 | 決勝 | 得点王(得点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1956年 | 香港 | 韓国 | イスラエル | 総当たり | ナフム・ステルマフ(4) |
| 1960年 | 韓国 | 韓国 | イスラエル | 総当たり | チョ・ユンオク(4) |
| 1964年 | イスラエル | イスラエル | インド | 総当たり | 2人(2) |
| 1968年 | イラン | イラン | ビルマ | 総当たり | 3人(4) |
| 1972年 | タイ | イラン | 韓国 | 2-1(延長) | ホセイン・カラニ(5) |
| 1976年 | イラン | イラン | クウェート | 1-0 | 3人(3) |
| 1980年 | クウェート | クウェート | 韓国 | 3-0 | 2人(7) |
| 1984年 | シンガポール | サウジアラビア | 中国 | 2-0 | 3人(3) |
| 1988年 | カタール | サウジアラビア | 韓国 | 0-0(PK4-3) | イ・テホ(3) |
| 1992年 | 日本 | 日本 | サウジアラビア | 1-0 | ファハド・アルビシ(3) |
| 1996年 | UAE | サウジアラビア | UAE | 0-0(PK4-2) | アリ・ダエイ(8) |
| 2000年 | レバノン | 日本 | サウジアラビア | 1-0 | イ・ドングク(6) |
| 2004年 | 中国 | 日本 | 中国 | 3-1 | 2人(5) |
| 2007年 | 東南アジア4か国 | イラク | サウジアラビア | 1-0 | 高原直泰ら3人(4) |
| 2011年 | カタール | 日本 | オーストラリア | 1-0(延長) | ク・ジャチョル(5) |
| 2015年 | オーストラリア | オーストラリア | 韓国 | 2-1(延長) | アリ・マブフート(5) |
| 2019年 | UAE | カタール | 日本 | 3-1 | アルモエズ・アリ(9) |
| 2023年 | カタール | カタール | ヨルダン | 3-1 | アクラム・アフィフ(8) |
※1956〜1968年は総当たりのリーグ戦で、決勝はありませんでした。2007年はインドネシア・マレーシア・タイ・ベトナムの共催です。2023年大会は中国が開催を返上し、カタールで2024年1月12日〜2月10日に開かれました(大会名は「2023」のまま)。イスラエルはのちにアジア連盟を離れ、現在はヨーロッパのUEFAに所属しています。
時代ごとに強い国が入れ替わってきたのがアジアカップの特徴です。1950〜60年代は韓国とイスラエル、1968〜76年はイランが3連覇、1984〜96年はサウジアラビアが3回優勝しました。1992〜2011年は日本が4回勝ち、2019年からはカタールが2連覇しています。
優勝回数ランキング:日本が最多4回、サウジとイランが3回
優勝回数が一番多いのは日本の4回(1992年・2000年・2004年・2011年)です。次がサウジアラビアとイランの3回、韓国とカタールの2回で、イスラエル・クウェート・オーストラリア・イラクが1回ずつ続きます。
準優勝まで含めると、決勝の常連はサウジアラビアです。1984年から2000年まで5大会続けて決勝に進み、優勝3回・準優勝3回を数えます。韓国は準優勝4回が全チームで最多で、ベスト4以上も11回と最も多い国です。
日本の4回目の優勝は、2011年カタール大会の決勝でオーストラリアを延長の末1-0で破ったものです。延長後半に李忠成が左足のボレーで決めました。この大会のMVPは本田圭佑でした。
AFCアジアカップ公式チャンネル「Australia vs Japan: AFC Asian Cup 2011 Final Highlights」(2014年2月公開)。2011年大会決勝のハイライト
日本はその後、2015年ベスト8、2019年準優勝、2023年大会ベスト8と、3大会続けて優勝を逃しています。2027年大会で勝てば2011年以来、16年ぶりの優勝になります。
前回優勝国はカタール:2019年と2023年大会を連覇
AFCアジアカップ公式チャンネル「#AsianCup2023 / Final : Jordan 1 – 3 Qatar」(2024年2月公開)。2023年大会決勝のハイライト
前回の2023年大会で優勝したのは、開催国のカタールです。2024年2月10日にルサイル・スタジアムで行われた決勝で、初めて決勝に進んだヨルダンを3-1で破りました。カタールの3点はすべてアクラム・アフィフのPKで、アフィフは8点で得点王とMVPにも選ばれています。
カタールは2019年UAE大会でも決勝で日本を3-1で破って初優勝しており、これで2連覇です。アジアカップの連覇は、日本の2000年・2004年以来でした。2019年大会ではアルモエズ・アリが9点を挙げ、1大会の最多得点記録を作っています。
なお、検索すると「2024年アジアカップ」と書かれた一覧もありますが、正式な大会名は「AFCアジアカップ カタール2023」です。前回大会を「2023年大会」と呼ぶか「2024年大会」と呼ぶかで迷ったら、どちらもカタールが優勝した同じ大会だと考えて大丈夫です。
韓国は1960年から優勝なし:決勝は4回とも敗戦
韓国の優勝は1956年と1960年の2回だけで、どちらも決勝のない総当たりの時代です。決勝が行われるようになった1972年以降、韓国は決勝に4回進んで4回とも敗れています。
- 1972年:イランに1-2(延長)
- 1980年:クウェートに0-3
- 1988年:サウジアラビアに0-0、PK戦3-4
- 2015年:オーストラリアに1-2(延長)
4敗のうち3回は延長かPK戦までもつれた試合です。2023年大会も準決勝でヨルダンに0-2で敗れました。反対に日本は決勝で4勝1敗、イランとカタールは2戦2勝と、決勝での強さには国ごとの差がはっきり出ています。
アジアカップの歴代得点王と通算得点ランキング
アジアカップの通算得点の1位は、イランのアリ・ダエイの14点です。1996年・2000年・2004年の3大会で決め、1996年大会の8点は当時の1大会最多でした。2位は現役のアルモエズ・アリ(カタール)の11点、3位はイ・ドングク(韓国)の10点です。
日本人では高原直泰の9点が最多で、2007年大会では4点で3人並んでの得点王になりました。大会ごとの得点王は上の一覧表のとおりで、1大会の最多は2019年のアルモエズ・アリの9点です。
AFCアジアカップ公式チャンネル「Highlights: Japan 1-3 Qatar (AFC Asian Cup UAE 2019: Final)」(2019年2月公開)。2019年大会決勝のハイライト
開催国は有利?優勝は18大会中8回
開催国が優勝したのは、18大会中8回です。ただし、そのうち5回は参加国が4〜10か国だった1980年までの7大会に集中しています。参加国が10か国以上になった1984年以降の11大会では、開催国の優勝は1992年の日本、2015年のオーストラリア、2023年大会のカタールの3回でした。
1984年以降に限ると、開催国の優勝は4大会に1回ほどです。開催国がグループで敗退した大会もあり、地元というだけで勝てる大会ではなくなっています。2027年大会の開催国サウジアラビアは、過去3回の優勝がすべて国外の大会で、自国開催は初めてです。
アジアで強い国は?2027年大会の優勝候補
フットボール戦士が全国際Aマッチの結果から計算しているレーティングでは、2026年9月末時点でアジアの1位は日本(世界14位)です。2位オーストラリア(22位)、3位イラン(25位)、4位韓国(35位)と続き、ここまでがアジアの上位グループといえます。
意外なのは前回王者のカタールで、アジアで15位(世界93位)まで下がっています。カタールのレーティングが一番高かったのは、初優勝した2019年2月1日の決勝の日でした。レーティングは直近の試合の結果で上下するため、2026年W杯のグループステージで敗退したことなどが響いています。
FIFAランキングで見ても順番はほぼ同じです。2026年7月20日発表の最新の公式ランキングで、アジアの国は日本17位、イラン22位、オーストラリア28位、韓国32位の順でした。
| 国 | FIFAランキング | 2026年W杯 | アジアカップ優勝 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 17位 | ラウンド32 | 4回 |
| イラン | 22位 | グループ敗退 | 3回 |
| オーストラリア | 28位 | ラウンド32 | 1回 |
| 韓国 | 32位 | グループ敗退 | 2回 |
| サウジアラビア | 58位 | グループ敗退 | 3回 |
| カタール | 59位 | グループ敗退 | 2回 |
※FIFAランキングは2026年7月20日発表。2026年W杯でアジアから決勝トーナメントに進んだのは日本とオーストラリアの2か国で、どちらもラウンド32で敗れました。
3つの数字がすべてアジア1位なのは日本だけで、2027年大会でも優勝候補の筆頭と見てよいでしょう。日本と同じF組に入ったカタールのロペテギ監督も、日本を優勝候補の一つに挙げていると報じられています。ただし日本はF組で、2連覇中のカタールとグループステージから当たります。
よくある質問
A. カタールです。2023年大会(2024年1〜2月開催)の決勝でヨルダンを3-1で破り、2019年大会に続いて2連覇しました。
A. 日本の4回(1992年・2000年・2004年・2011年)です。サウジアラビアとイランが3回で続きます。
A. 1956年と1960年の2回です。1972年以降は決勝に4回進みましたが、すべて敗れています。
A. イランのアリ・ダエイの14点です。1大会の最多はカタールのアルモエズ・アリの9点(2019年)、日本人の最多は高原直泰の9点(通算)です。
A. フットボール戦士レーティング、FIFAランキング、2026年W杯の結果のどれを見てもアジア1位の日本が筆頭です。オーストラリア、イラン、韓国が続き、2連覇中のカタールは日本と同じF組に入っています。
まとめ:アジアカップ歴代優勝国は9か国、最多は日本の4回
- アジアカップは1956年から2023年大会まで18回。優勝国は9か国
- 優勝回数は日本4回、サウジアラビア3回、イラン3回、韓国2回、カタール2回
- 前回優勝はカタール。2019年と2023年大会(2024年開催)を連覇した
- 韓国は1960年から優勝がなく、1972年以降の決勝は4戦全敗
- 2026年9月末のフットボール戦士レーティングでアジア1位は日本。前回王者カタールは15位
アジアカップは、時代ごとに強い国が入れ替わってきた大会です。日本が2011年以来の5回目の優勝を果たすのか、カタールが3連覇するのか。2027年1月のサウジアラビア大会で、歴代優勝国の一覧に新しい1行が加わります。
※この記事の情報は2026年10月4日時点のものです。歴代の結果は英語版Wikipedia「AFC Asian Cup」とJFA公式「アジアカップヒストリー」、AFC公式の記事で確認しました。レーティングはフットボール戦士が全国際Aマッチの結果から独自に計算した指標で、FIFAランキングとは別のものです。
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