- アジアカップの歴代優勝国を一覧で見たい。いちばん多く優勝しているのはどこ?
- 前回の優勝国はどこ?大会ごとの決勝の相手とスコアは?
- 日本が優勝したのは何年?2027年大会はどこが勝ちそう?
アジアカップの歴代優勝国は、1956年の第1回から2023年大会までの18大会で9か国です。優勝回数は日本の4回(1992年・2000年・2004年・2011年)が最多で、前回の2023年大会(2024年1〜2月にカタールで開催)はカタールが2019年に続いて連覇しました。この記事では、全大会の優勝国と決勝の相手・スコアを一覧にし、日本が優勝した4大会、2027年サウジアラビア大会の見どころまでまとめます(2026年10月15日時点)。
アジアカップ歴代優勝国一覧と優勝回数(全18大会)
優勝回数は上の図のとおり、日本の4回が最多です。全大会の優勝国・準優勝国と決勝のスコア、得点王は次のとおりです。
| 大会 | 開催国 | 優勝 | 準優勝(決勝の相手) | 決勝 | 得点王(点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1956年 | 香港 | 韓国 | イスラエル | 総当たり | ナフム・ステルマフ(4) |
| 1960年 | 韓国 | 韓国 | イスラエル | 総当たり | チョ・ユンオク(4) |
| 1964年 | イスラエル | イスラエル | インド | 総当たり | 2人(2) |
| 1968年 | イラン | イラン | ビルマ(現ミャンマー) | 総当たり | 3人(4) |
| 1972年 | タイ | イラン | 韓国 | 2-1(延長) | ホセイン・カラニ(5) |
| 1976年 | イラン | イラン | クウェート | 1-0 | 3人(3) |
| 1980年 | クウェート | クウェート | 韓国 | 3-0 | 2人(7) |
| 1984年 | シンガポール | サウジアラビア | 中国 | 2-0 | 3人(3) |
| 1988年 | カタール | サウジアラビア | 韓国 | 0-0(PK4-3) | イ・テホ(3) |
| 1992年 | 日本 | 日本 | サウジアラビア | 1-0 | ファハド・アルビシ(3) |
| 1996年 | UAE | サウジアラビア | UAE | 0-0(PK4-2) | アリ・ダエイ(8) |
| 2000年 | レバノン | 日本 | サウジアラビア | 1-0 | イ・ドングク(6) |
| 2004年 | 中国 | 日本 | 中国 | 3-1 | 2人(5) |
| 2007年 | 東南アジア4か国 | イラク | サウジアラビア | 1-0 | 高原直泰ら3人(4) |
| 2011年 | カタール | 日本 | オーストラリア | 1-0(延長) | ク・ジャチョル(5) |
| 2015年 | オーストラリア | オーストラリア | 韓国 | 2-1(延長) | アリ・マブフート(5) |
| 2019年 | UAE | カタール | 日本 | 3-1 | アルモエズ・アリ(9) |
| 2023年 | カタール | カタール | ヨルダン | 3-1 | アクラム・アフィフ(8) |
※1956〜1968年は総当たりのリーグ戦で、決勝はなく準優勝は2位のチーム。2007年はインドネシア・マレーシア・タイ・ベトナムの共催。2023年大会は中国が開催を返上し、カタールで2024年1月12日〜2月10日に開かれた(大会名は「2023」のまま)。イスラエルはのちにアジアサッカー連盟を離れ、現在はヨーロッパのUEFAに所属。
時代ごとに強い国が入れ替わってきたのが、アジアカップの特徴です。1950〜60年代は韓国とイスラエル、1968〜1976年はイランが3連覇しました。1984〜1996年はサウジアラビアが3回勝ち、1992〜2011年は日本が4回、2019年からはカタールが2連覇しています。
準優勝まで含めると、決勝の常連はサウジアラビアです。1984年から2000年まで5大会続けて決勝に進み、優勝3回・準優勝3回を数えます。韓国は準優勝4回が全チームで最多です。
前回優勝国はカタール:2019年と2023年大会を連覇
DAZN Japan(2024年2月公開)。2023年大会決勝、ヨルダン対カタールのハイライトです
前回の2023年大会で優勝したのは、開催国のカタールです。2024年2月10日にルサイル・スタジアムで行われた決勝で、初めて決勝に進んだヨルダンを3-1で破りました。カタールの3点はすべてアクラム・アフィフのPKで、アフィフは8点で得点王と大会MVPにも選ばれています。
カタールは2019年UAE大会でも、決勝で日本を3-1で破って初優勝していました。アジアカップの連覇は、日本の2000年・2004年以来です。2019年大会ではアルモエズ・アリが9点を挙げ、1大会の最多得点記録を作りました。
なお、ネットには「2024年アジアカップ」と書かれた一覧もありますが、正式な大会名は「AFCアジアカップ カタール2023」です。「2023年大会」と「2024年大会」は、どちらもカタールが優勝した同じ大会を指しています。
日本の優勝は4回:1992年・2000年・2004年・2011年
テレビ朝日の公式チャンネル(2011年2月公開)。日本が4回目の優勝を決めた2011年大会決勝、李忠成の決勝ゴールの瞬間です
日本の4回の優勝は、すべて決勝まで勝ち上がっての優勝です。決勝の相手とスコア、大会MVPは次のとおりです。
| 大会 | 開催地 | 決勝の相手 | スコア | 大会MVP |
|---|---|---|---|---|
| 1992年 | 日本(広島) | サウジアラビア | 1-0 | 三浦知良 |
| 2000年 | レバノン | サウジアラビア | 1-0 | 名波浩 |
| 2004年 | 中国 | 中国 | 3-1 | 中村俊輔 |
| 2011年 | カタール | オーストラリア | 1-0(延長) | 本田圭佑 |
※大会MVPは英語版Wikipedia「AFC Asian Cup awards」、決勝の結果は各大会の決勝ページとJFA公式「アジアカップヒストリー」で確認。
1992年の初優勝は、地元の広島で決めました。決勝は高木琢也のゴールでサウジアラビアに1-0です。2004年は開催国の中国を北京での決勝で3-1で破り、2000年に続く連覇を果たしました。2011年の決勝はオーストラリアと0-0のまま延長に入り、109分に李忠成がボレーで決めています。
日本はその後、2015年ベスト8、2019年準優勝、2023年大会ベスト8と、3大会続けて優勝を逃しています。2027年大会で勝てば2011年以来16年ぶり、5回目の優勝です。各大会の戦いぶりや敗れた理由は、日本代表の成績をまとめた記事で詳しく紹介しています。
決勝の勝敗で見ると:日本は4勝1敗、韓国は1960年から優勝なし
決勝の勝敗で見ると、日本は5回進んで4勝1敗です。負けたのは2019年のカタール戦だけでした。イランとカタールは決勝で2戦2勝、サウジアラビアは3勝3敗です。
反対に、韓国は1972年以降の決勝に4回進んで、4回とも敗れています。1972年はイランに1-2(延長)、1980年はクウェートに0-3、1988年はサウジアラビアに0-0からのPK戦で3-4、2015年はオーストラリアに1-2(延長)でした。韓国の優勝は、決勝のない総当たりだった1956年と1960年の2回だけです。2023年大会も準決勝でヨルダンに0-2で敗れました。
アジアカップの歴代得点王と通算得点ランキング
DAZN Japan(2024年2月公開)。2023年大会で8点を挙げて得点王になったアフィフのプレー集です
大会ごとの得点王は、最初の一覧表のいちばん右の列のとおりです。1大会の最多は、2019年大会のアルモエズ・アリ(カタール)の9点です。それまでは1996年大会のアリ・ダエイ(イラン)の8点が最多で、2023年大会のアフィフも8点でした。
| 順位 | 選手 | 通算得点 | 出場した大会 |
|---|---|---|---|
| 1 | アリ・ダエイ(イラン) | 14点 | 1996・2000・2004 |
| 2 | アルモエズ・アリ(カタール) | 11点 | 2019・2023 |
| 3 | イ・ドングク(韓国) | 10点 | 2000・2004・2007 |
| 4 | 高原直泰(日本) | 9点 | 2000・2007 |
| 4 | アリ・マブフート(UAE) | 9点 | 2015・2019・2023 |
| 4 | アクラム・アフィフ(カタール) | 9点 | 2019・2023 |
※2023年大会まで。英語版Wikipedia「AFC Asian Cup records and statistics」による。
日本人で通算得点がいちばん多いのは、高原直泰の9点です。2007年大会では4点を決め、ほかの2人と並んで得点王になりました。
開催国は有利?優勝は18大会中8回
開催国が優勝したのは、18大会中8回です。ただし、そのうち5回は参加国が4〜10か国だった1980年までの7大会に集中しています。1984年以降の11大会では、開催国の優勝は1992年の日本、2015年のオーストラリア、2023年大会のカタールの3回でした。
1984年以降は、開催国がグループステージで敗退した大会もあります(1984年シンガポール、1988年カタール、2000年レバノンなど)。地元というだけで勝てる大会ではなくなっています。2027年大会の開催国サウジアラビアは、これまでの3回の優勝がすべて国外の大会で、自国での開催は初めてです。
2027年大会の見どころ:優勝候補は日本、カタールは3連覇に挑戦
2027年大会の優勝候補の筆頭は日本です。フットボール戦士が全国際Aマッチの結果から計算しているレーティングでは、2026年10月6日の試合までで日本がアジア1位(世界12位)でした。2位オーストラリア、3位イラン、4位韓国と続きます。FIFAランキングの非公式の試算(ライブランキング・2026年10月8日時点の報道)でも、日本が17位でアジアの最上位、イラン22位、オーストラリア27位、韓国32位の順です。
2026年W杯でも、アジアから決勝トーナメントに進んだのは日本とオーストラリアの2か国だけでした。日本はラウンド32でブラジルに1-2で敗れています。
歴代優勝国の一覧から見た2027年大会の注目点は、次の4つです。
前回王者のカタールは、レーティングではアジア12位(世界88位)まで下がっています。カタールのレーティングが歴代でいちばん高かったのは、初優勝した2019年2月1日の決勝の日でした。そのカタールと日本は、2027年大会で同じF組に入っています。大会の日程・組み合わせ・会場は、次の記事にまとめています。
よくある質問
A. カタールです。2023年大会(2024年1〜2月にカタールで開催)の決勝でヨルダンを3-1で破り、2019年大会に続いて連覇しました。
A. 日本の4回(1992年・2000年・2004年・2011年)です。サウジアラビアとイランが3回、韓国とカタールが2回で続きます。
A. 1992年と2000年はサウジアラビア、2004年は中国、2011年はオーストラリアに勝って優勝しました。決勝の成績は4勝1敗で、負けたのは2019年のカタール戦(1-3)だけです。
A. 1956年と1960年の2回です。決勝が行われるようになった1972年以降は、決勝に4回進んで4回とも敗れています。
A. フットボール戦士レーティングでもFIFAランキングでもアジア1位の日本が筆頭です。オーストラリア、イラン、韓国が続き、3連覇を狙う前回王者カタールは日本と同じF組です。
まとめ:アジアカップ歴代優勝国は9か国、最多は日本の4回
- アジアカップは1956年から2023年大会まで18回。優勝国は9か国
- 優勝回数は日本4回、サウジアラビア3回、イラン3回、韓国2回、カタール2回
- 前回優勝はカタール。2019年と2023年大会(2024年開催)を連覇した
- 日本の優勝は1992年・2000年・2004年・2011年で、決勝は4勝1敗
- 韓国は1960年から優勝がなく、1972年以降の決勝は4戦全敗
- 2027年大会は日本が優勝候補の筆頭。カタールは3連覇、開催国サウジアラビアは4回目を狙う
アジアカップは、時代ごとに強い国が入れ替わってきた大会です。日本が16年ぶりに優勝回数を5に伸ばすのか、カタールが3連覇するのか。2027年1月のサウジアラビア大会で、歴代優勝国の一覧に新しい1行が加わります。大会の仕組みや賞金は、こちらの記事で解説しています。
※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。歴代の結果は英語版Wikipedia「AFC Asian Cup」「AFC Asian Cup awards」「AFC Asian Cup records and statistics」と各大会の決勝のページ、JFA公式「アジアカップヒストリー」で全大会を照合しました。FIFAのライブランキングはDaryo(2026年10月8日)の報道によります。レーティングはフットボール戦士が全国際Aマッチの結果から独自に計算した指標で、FIFAランキングとは別のものです。
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