- 天皇杯の準決勝の会場はどうやって決まる?いつ決まる?
- 3回戦やラウンド16の会場は、どちらのチームのホームになる?
- 2026年のラウンド16・準々決勝・決勝の試合会場はどこ?
天皇杯の準決勝の会場は、3回戦〜準々決勝のような決まった順番(下位カテゴリーのチームを優先)がなく、日本サッカー協会(JFA)が会場を確保して発表します。過去3大会では、勝ち残ったクラブのホームになった年も、どちらのホームでもない会場になった年もありました。
この記事では、JFAの発表をもとに、ラウンドごとの会場の決め方と発表のタイミングを整理しました。2026年の第106回大会について、ラウンド16の会場一覧、準々決勝の組み合わせ、元日の決勝の会場もまとめています。
天皇杯の会場の決め方:準決勝だけは決まった型がない
天皇杯の会場は、ラウンドによって決まり方が違います。JFAが公開している第106回の大会要項や開催規程(大会のルールをまとめた文書)には、会場の決め方は書かれていません。組み合わせ抽選会や会場の発表のときに、JFAがその考え方を説明しています。
1回戦と2回戦は、大会が始まる前に発表される組み合わせ表に、会場まで書かれています。第106回の2回戦32試合は、すべてJ1・J2クラブの地元(ホームスタジアムか、同じ都道府県の会場)で行われました。たとえばいわきFCは、組み合わせが決まった2026年6月10日に、2回戦(8月26日)の会場がハワイアンズスタジアムいわきになったことを発表しています。
3回戦の会場は「2回戦終了後決定」とされ、2026年は9月1日に発表されました。3回戦から準々決勝までは、下位カテゴリーのチームの会場が優先されます(次の章)。準決勝はこの決まりの対象外で、決勝の会場は大会の前に決まっています。
3回戦〜準々決勝は「下位カテゴリーのチームの会場」が優先
天皇杯の3回戦から準々決勝までの会場は、対戦する2チームのうち、下のカテゴリーのチームの会場が優先されます。J1とJ2の対戦ならJ2のクラブ側、J1と都道府県代表(JFLや大学など)の対戦なら都道府県代表の側です。J1どうしのように同じカテゴリーなら、トーナメント表で上側にいるチームの会場になります。
ゲキサカによると、JFAは2025年8月7日の第105回準々決勝の会場発表で、この考え方を説明しました。「会場が確保されている前提で」とあり、その日にスタジアムを使えないチームは優先されません。このときは、トーナメント表で上側だったFC東京が、味の素スタジアムを予備日しか確保できていなかったため、浦和レッズとの試合は浦和の埼玉スタジアム2002で行われました。
「下位カテゴリーのチームの会場」は、ホームスタジアムとは限らず、その都道府県の会場です。第105回の準々決勝では、神奈川県代表として出場したSC相模原(J3)が、同じ神奈川県のレモンガススタジアム平塚でヴィッセル神戸を迎えました。
JFA公式チャンネル(JFATV)「【ハイライト】第105回天皇杯 SC相模原 vs.ヴィッセル神戸|準々決勝」(2025年8月公開)。下位カテゴリーの相模原の地元・神奈川県の平塚で行われた試合で、神戸がPK戦で勝ちました。
ACLに出ているクラブは、アジアの大会との日程の兼ね合いで、試合日と会場が考慮されることがあります。JFAは第104回(2024年)の準々決勝の発表で、ACL出場の3クラブについて「日程および会場を考慮した試合日」としていました。
2026年の3回戦16試合は、どちらの会場で行われた?
第106回の3回戦16試合を、JFAが9月1日に発表したマッチスケジュールで1試合ずつ確かめました。ACLに出ている6クラブの試合は9月23日にまとめて行われ、6試合ともACL出場クラブのホームでした。
| 日付 | 対戦(先が表の上側) | 会場 | 会場になったチーム |
|---|---|---|---|
| 9/23 | 鹿島(J1)vs 甲府(J2) | メルカリスタジアム | ACL出場の鹿島 |
| 9/23 | G大阪(J1)vs 徳島(J2) | パナソニック スタジアム 吹田 | ACL出場のG大阪 |
| 9/23 | 神戸(J1)vs 鳥栖(J2) | ノエビアスタジアム神戸 | ACL出場の神戸 |
| 9/23 | 柏(J1)vs 今治(J2) | 三協フロンテア柏スタジアム | ACL出場の柏 |
| 9/23 | 京都(J1)vs 藤枝(J2) | サンガスタジアム by KYOCERA | ACL出場の京都 |
| 9/23 | 町田(J1)vs 栃木シティ(J2) | 町田GIONスタジアム | ACL出場の町田 |
| 10/7 | 川崎(J1)vs 宮崎(J2) | いちご宮崎新富サッカー場 | 下位カテゴリーの宮崎 |
| 10/7 | 広島(J1)vs いわき(J2) | ハワイアンズスタジアムいわき | 下位カテゴリーのいわき |
| 10/7 | 福岡(J1)vs 横浜FC(J2) | ニッパツ三ツ沢球技場 | 下位カテゴリーの横浜FC |
| 10/7 | 浦和(J1)vs RB大宮(J2) | NACK5スタジアム大宮 | 下位カテゴリーのRB大宮 |
| 10/7 | FC東京(J1)vs 湘南(J2) | レモンガススタジアム平塚 | 下位カテゴリーの湘南 |
| 10/7 | 清水(J1)vs 長崎(J1) | IAIスタジアム日本平 | 同じJ1で表の上側の清水 |
| 10/7 | 鳥取(鳥取県代表)vs 東京V(J1) | 味の素スタジアム | J1の東京V |
| 10/7 | 岡山(J1)vs 千葉(J1) | フクダ電子アリーナ | 表の下側の千葉 |
| 10/7 | 横浜FM(J1)vs 京都産業大学(京都府代表) | 日産スタジアム | J1の横浜FM |
| 10/7 | C大阪(J1)vs 鹿児島(鹿児島県代表) | YANMAR HANASAKA STADIUM | J1のC大阪 |
※JFA「3回戦 マッチスケジュール」(2026年9月1日)と3回戦までのトーナメント表をもとにフットボール戦士が整理。カテゴリーはトーナメント表の表記(鳥取・鹿児島はJ3のクラブで、都道府県代表として出場)。
10月7日の10試合のうち6試合は、下位カテゴリー優先か「同じカテゴリーなら上側」の考え方どおりの会場でした。残りの4試合は、上位カテゴリーのクラブや表の下側のクラブの会場で行われています。この4試合の会場の理由は、JFAの発表には書かれていません。「会場が確保されている前提」の決まりなので、考え方どおりにならない試合もあると考えておくとよいでしょう。
2026年のラウンド16(12月9日)の会場一覧
JFA公式チャンネル(JFATV)「【LIVE】第106回天皇杯 ラウンド16(4回戦)組み合わせ抽選会」(2026年10月15日配信)。ゲストドロワーは井原正巳さんと中山雅史さん。この抽選で、ラウンド16から決勝までの組み合わせが決まりました。
第106回のラウンド16は、2026年10月15日の抽選会で組み合わせが決まり、5日後の10月20日にJFAが会場とキックオフ時間を発表しました。8試合はすべて12月9日(水)の開催です。
| No. | 対戦カード | 会場(所在地) | キックオフ |
|---|---|---|---|
| 73 | 神戸 vs 清水 | ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市) | 19:00 |
| 74 | 鹿島 vs C大阪 | メルカリスタジアム(茨城県鹿嶋市) | 19:00 |
| 75 | 横浜FC vs FC東京 | ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市) | 19:00 |
| 76 | 川崎 vs 横浜FM | Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(神奈川県川崎市) | 19:00 |
| 77 | 町田 vs 東京V | 町田GIONスタジアム(東京都町田市) | 18:30 |
| 78 | 柏 vs 岡山 | 三協フロンテア柏スタジアム(千葉県柏市) | 19:00 |
| 79 | 京都 vs 広島 | サンガスタジアム by KYOCERA(京都府亀岡市) | 19:00 |
| 80 | G大阪 vs 浦和 | パナソニック スタジアム 吹田(大阪府吹田市) | 18:00 |
※JFA「ラウンド16(4回戦)マッチスケジュール決定」(2026年10月20日)より。先に書いたチームがトーナメント表の上側です。
8試合とも、トーナメント表で上側(先に書かれた側)のクラブのホームで行われます。勝ち残った16チームのうちJ2は横浜FCだけで、横浜FCは上側にも入っているため、どの試合も「上側のホーム」です。3回戦をACLの日程で戦った6クラブ(神戸・鹿島・町田・柏・京都・G大阪)は、6クラブとも上側に入り、ホームで戦います。
チケットは2026年11月14日(土)13:00に発売予定と、JFAが発表しています。テレビ・ネットの中継予定は「天皇杯の放送はNHKとスカパー!」にまとめています。
2026年の準々決勝(12月23日)の会場はいつ決まる?組み合わせとホームの候補
準々決勝の会場は、2026年10月22日時点でまだ発表されていません。組み合わせは10月15日の抽選で決まっていて、ラウンド16の勝者どうしが12月23日(水)に対戦します。第106回は、ラウンド16(12月9日)から準々決勝まで2週間です。
準々決勝も3回戦と同じく「下位カテゴリー優先・同じカテゴリーなら上側」の考え方の対象です。J1どうしの試合なら、上側の勝者(図の「上側」)のホームが優先されます。横浜FCが勝ち上がった場合は、J2の横浜FCの会場が優先されます。
ただし、12月23日に会場を確保できるかどうかや、ACL出場クラブの日程が考慮されることで変わる場合があります。第105回でも、上側のFC東京ではなく浦和のホームになった例がありました。正式な会場はJFAとクラブの発表で確かめてください。
準決勝の会場の決め方:過去3大会はホームと中立地の両方があった
天皇杯の準決勝には、3回戦〜準々決勝のような「下位カテゴリー優先」の考え方は当てはまりません。JFAが示した考え方は「3回戦から準々決勝まで」のものです。準決勝の会場は、JFAが会場を確保して発表します。
過去3大会を見ると、決まった型はありません。2023年はJ2のロアッソ熊本が勝ち残りましたが、準決勝は熊本ではなく柏のホームで行われました。2024年は2試合とも勝ち残ったクラブのホームでした。2025年は、町田とFC東京の試合が国立競技場、神戸と広島の試合がガンバ大阪のホームのパナスタと、どちらのチームのホームでもない会場でした。
JFA公式チャンネル(JFATV)「【ハイライト】第105回天皇杯 ヴィッセル神戸 vs.サンフレッチェ広島|準決勝」(2025年11月公開)。大阪府吹田市のパナソニック スタジアム 吹田で行われた、両チームのホームではない会場での準決勝です。
準決勝の会場はいつ決まる?過去は準々決勝の2日後〜3週間後
| 大会 | 準々決勝 | 準決勝の会場の発表 | 準決勝 |
|---|---|---|---|
| 2023年(第103回) | 8月30日 | 9月1日(2日後) | 10月8日 |
| 2024年(第104回) | 9月11日・18日・25日 | 9月27日(最後の準々決勝の2日後) | 10月27日 |
| 2025年(第105回) | 8月27日 | 9月17日(21日後) | 11月16日 |
| 2026年(第106回) | 12月23日 | 未発表(10月22日時点) | 12月27日 |
※JFAの各大会の発表と、ゲキサカの報道(第105回)より。
過去3大会は、準々決勝から準決勝まで1か月以上ありました。第106回は秋春制への移行で日程が変わり、準々決勝(12月23日)から準決勝(12月27日・日曜日)まで4日しかありません。準決勝の会場がいつ発表されるかは、10月22日時点では示されていません。準々決勝のころは、JFAの大会公式サイトや公式Xをこまめに確かめるのが確実です。
天皇杯の日程が変わった理由は「Jリーグ秋春制で天皇杯はどう変わる?」で解説しています。
天皇杯の決勝の会場は国立競技場(2027年1月1日)
地図:国立競技場 東京都新宿区(Googleマップ)。決勝の会場、MUFGスタジアム(国立競技場)。最寄り駅は都営大江戸線の国立競技場駅、JR中央・総武線の千駄ケ谷駅・信濃町駅などです
第106回の決勝は、2027年1月1日(金・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で行われます。JFAが2025年12月25日に発表しました。決勝の会場は、勝ち上がるチームと関係なく、大会の前に決まっています。
JFAによると、国立競技場での決勝は4年連続、元日の決勝は第100回大会以来6年ぶりです。最近10大会の決勝の会場は次のとおりです。
| 回(年度) | 決勝の日 | 会場 |
|---|---|---|
| 第97回(2017) | 2018年1月1日 | 埼玉スタジアム2002 |
| 第98回(2018) | 2018年12月9日 | 埼玉スタジアム2002 |
| 第99回(2019) | 2020年1月1日 | 国立競技場 |
| 第100回(2020) | 2021年1月1日 | 国立競技場 |
| 第101回(2021) | 2021年12月19日 | 国立競技場 |
| 第102回(2022) | 2022年10月16日 | 日産スタジアム |
| 第103回(2023) | 2023年12月9日 | 国立競技場 |
| 第104回(2024) | 2024年11月23日 | 国立競技場 |
| 第105回(2025) | 2025年11月22日 | 国立競技場 |
| 第106回(2026) | 2027年1月1日 | MUFGスタジアム(国立競技場) |
※JFA「2026年8月開幕、決勝はMUFGスタジアム(国立競技場)にて元日開催」(2025年12月25日)の「最近10大会の決勝会場、開催日」より。
2027年1月1日は、女子の皇后杯の決勝も同じ国立競技場で行われます。決勝はNHK総合で生中継の予定です。優勝チームが手にする賞金とACLの出場権は「天皇杯の賞金は優勝1億5千万円!」で紹介しています。
よくある質問
A. JFAが会場を確保して発表します。3回戦〜準々決勝の「下位カテゴリーのチームの会場を優先」という考え方は、準決勝には当てはまりません。過去3大会では、勝ち残ったクラブのホームになった年(2023年・2024年)も、両チームのホームではない会場になった年(2025年)もありました。
A. 2026年10月22日時点で、発表の時期は示されていません。過去は準々決勝の2日後〜21日後に発表されました。第106回は準々決勝(12月23日)から準決勝(12月27日)まで4日しかないため、JFAの発表をこまめに確かめてください。
A. 第106回は「2回戦終了後決定」とされ、2回戦(8月26日)の6日後の9月1日に発表されました。会場は、下位カテゴリーのチームの会場が優先されます。ACLに出ているクラブの試合は9月23日にまとめて行われ、6試合ともACL出場クラブのホームでした。
A. 3回戦〜準々決勝は、カテゴリーが違えば下位カテゴリーのチームの都道府県の会場、同じカテゴリーならトーナメント表で上側のチームの会場です。ただし、その日に会場を確保できることが前提です。1回戦・2回戦は大会前の組み合わせ表で会場まで決まっていて、決勝は国立競技場です。
A. 第106回の決勝は、2027年1月1日(金・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で行われます。国立競技場での決勝は4年連続です。
まとめ:天皇杯の準決勝の会場はJFAが決める
- 天皇杯の会場の決め方は大会要項・開催規程に書かれておらず、抽選会や会場の発表のときにJFAが説明している
- 1回戦・2回戦は大会前の組み合わせ表で会場まで決定。第106回の2回戦はすべてJ1・J2クラブの地元で行われた
- 3回戦〜準々決勝は、下位カテゴリーのチームの会場が優先。同じカテゴリーならトーナメント表の上側。ただし会場を確保できることが前提
- 2026年のラウンド16(12月9日)は、8試合ともトーナメント表の上側のクラブのホームで開催
- 準決勝は「下位カテゴリー優先」の対象外で、JFAが会場を決める。過去3大会はホームと中立の会場の両方があった
- 第106回の準々決勝(12月23日)・準決勝(12月27日)の会場は未発表。決勝は2027年1月1日に国立競技場
天皇杯の会場は、ラウンドが進むたびに少しずつ発表されます。2026年は準々決勝から準決勝までの間が短いので、気になるクラブが勝ち残ったら、JFAの「日程・結果」のページで最新の会場を確かめてください。大会の仕組みや出場資格は「天皇杯とは?出場資格・延長とPKのルール・優勝回数ランキング」で解説しています。
※この記事の情報は2026年10月22日時点のものです。会場の決め方は第105回でJFAが示した考え方(ゲキサカの報道)と第104回のJFA発表、2026年の会場はJFAの第106回の組み合わせ・マッチスケジュールの発表にもとづきます。準々決勝・準決勝の会場は決まり次第、JFAの公式サイトでご確認ください。
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