浦和レッズゴール裏にいる黒い服サポーターの正体とは?

浦和レッズのゴール裏応援席で、チームカラーの赤いユニフォームではなく黒い服を着たサポーター集団を目にしたことはないでしょうか。

彼らは一体何者なのか疑問に思う人もいると思います。そこで、本記事では浦和レッズゴール裏応援席にいる「黒い服を着たサポーター」について解説してきます。

黒い服を着た浦和レッズサポーターは誰?その正体と由来

結論から言えば、黒い服を着た浦和レッズサポーターは、浦和レッズのコアな応援団体(いわゆるウルトラス)に属する人々です。その代表的存在が「URAWA BOYS(ウラワボーイズ)」と呼ばれるサポーターグループで、彼らが着用している黒い服はグループのオリジナルTシャツなのです​。

実際、浦和のゴール裏で黒服を着ている人たちの多くはURAWA BOYSのメンバーか、そのグッズを身に付けたサポーターであり、専用ショップで販売されている黒いグループTシャツを着ています​。

ただし、「黒服サポーター=URAWA BOYS」というわけでは必ずしもありません。浦和のゴール裏には複数の応援グループが存在し、近年問題を起こしているのは必ずしもURAWA BOYS本人ではなく他のグループである、との指摘もあります​。

実際、2023年の暴動騒ぎの際にはURAWA BOYSのメンバーが暴徒化を止めようとしていたとの証言もあり、黒い服=特定グループと一括りにするのは正確ではないようです​。

とはいえ、一般の観客からすれば細かなグループの違いは判別できず、黒い服を着ているだけで同じ集団に見えてしまうのが実情です​。

そのため、「黒服」と総称されることが多く、この記事でも便宜上、浦和の黒い服を着た応援団を総称して「黒服サポーター」と呼ぶことにします。

URAWA BOYSの歴史

浦和レッズはJリーグ屈指の熱狂的サポーターを擁することで知られ、その応援熱は「アジアで一番」とも評されるほどです​。

チーム名が示す通り本来のチームカラーは赤ですが、あえて黒い服装で統一するこのウルトラス集団は、浦和の応援文化の中で独自の位置付けを持っています。

浦和のゴール裏サポーター文化は、1990年代にさかのぼります。Jリーグ草創期から浦和の応援団は他クラブ以上に組織化・過激化していきました。1997年には「URAWA BOYS」が結成され、以降ゴール裏の中心的存在として活動を開始しました​。

URAWA BOYSは前身となった「クレイジー・コールズ(CC)」というグループの流れを汲んでおり、反体制的な信条を持つ応援スタイルを標榜していました​。

その象徴として、革命家チェ・ゲバラの横断幕を掲げるなど、サッカーの街・浦和のプライドと反骨精神を前面に出した応援を展開していたのです​。

彼らは太鼓を使わず声だけで応援する試みを行う(後に失敗し太鼓復活)など、新しい応援スタイルも模索しました​。

こうした浦和ウルトラスの存在はクラブの成績や人気とも相まって年々存在感を増し、浦和レッズの応援文化そのものを形作るまでになりました​。

浦和は常にJリーグでもトップクラスの観客動員数を誇り​、熱狂的サポーターの声援がチームの勝利を後押しすることもしばしばです。

事実、浦和がJ2に降格していた2000年代初頭でも毎試合スタジアムを真っ赤に染め上げ、2007年のACL準決勝ではサポーターの熱気が勝因の一つに挙げられるほどでした​。

良くも悪くも浦和のサポーター熱はJリーグ随一であり、黒服に身を包んだウルトラス集団はその中心に位置してきたのです。

しかし、その熱狂ゆえのトラブルも歴史的に繰り返されてきました。1990年代から他クラブに比べ格段に騒動を起こし続けてきたのが浦和とそのサポーター集団であり​、クラブも幾度となく制裁や対策に追われてきました。

特に深刻だったのが2014年3月のいわゆる「JAPANESE ONLY」差別横断幕事件です。

この試合では「日本人以外お断り」という趣旨の差別的な横断幕が掲出され、Jリーグ史上初となる無観客試合処分が科される事態となりました。事件後、URAWA BOYSは「当該行動を止められなかったことをお詫びします」という声明を出し​、クラブからの強い要請もあってURAWA BOYSを含む主要な10の応援グループが自主解散するに至りました​。

これは事実上の強制解散であり、浦和のゴール裏応援文化は大きな転機を迎えました。

その後、しばらく浦和の応援は模索期に入りましたが、ウルトラス文化が完全になくなることはありませんでした。2018年になると、URAWA BOYSは約4年ぶりに活動を再開し、解散前に使用していた横断幕や大旗がスタジアムに戻ってきました​。

表向き解散してもなお、元メンバーらがリードを取る形で応援の伝統は受け継がれ、再び黒服集団がゴール裏の中心に立つようになったのです。

URAWA BOYSが赤ではなく黒い服を着る理由

浦和レッズの熱狂的サポーターが黒い服をまとうようになった背景には、彼ら独自の美学と集団としてのアイデンティティがあります。

通常、サポーターがチームカラーのグッズやユニフォームを身につけるのは忠誠心の証ですが、浦和のウルトラスはあえて赤を着ません。その理由の一つは、「スタジアムで自分達が特別な存在であることを示したい」という心理だと指摘されています​。

極端に言えば、「俺たちは普通のサポーターとは違うんだ」という自己顕示の表れが黒い服装というスタイルに現れているとも言えます。

他方で、黒い服装にはグループの結束と統一感を高める効果もあります。URAWA BOYSをはじめとする浦和のウルトラスグループは、自前の黒い応援Tシャツやパーカーを作成してメンバーに配布・販売しています。

冒頭で触れた通り、黒服の多くはURAWA BOYSのグループTシャツです​。

さらに、浦和のコールリーダー(応援団長)を務めた人物がデザインした「GRANDE(グランデ)」というサッカーアパレルブランドがあり、背番号10が入った黒いシャツなどが人気を博しました​。

GRANDEの店舗が浦和にあることもあって、浦和サポーターがその黒シャツを着用するケースも多かったようです​。

背番号10はフィールド上ではエースナンバーですが、サポーターにとっては「自分たちが選手に次ぐ存在(12番目の選手)」という意味合いも込められているのかもしれません。

世界的に見ても、ウルトラスと呼ばれる熱狂的サポーター集団は独自のシンボルカラーや服装を持つことが一般的です。ヨーロッパのウルトラスでは黒のフーディやTシャツで統一するグループも多く、「黒」はしばしば反骨精神や威圧感の象徴として選ばれます。

浦和の黒服集団も同様に、黒=覚悟と団結の色という認識で着用している可能性があります。

赤い海原の中で黒一色の集団が立っている様子は非常に目立ち、他の観客や相手チームに強烈な印象を与えます。

もっとも、浦和の他のサポーターやクラブ関係者から見ると、この「赤を着ない主張」は複雑な評価を受けています。ある古参サポーターは「浦和レッズへの忠誠の証である赤を着ないで黒を着るなんて、あれはサポートじゃない。ただ浦和にかこつけてイキりたいだけだ」という厳しい意見も述べています​。

実際毎年のようにクラブに罰金を負担させ評判を貶めるような連中は真のサポーターではない、とまで批判しています​。

一方で、「全員がそうではない。大人しく観戦している普通の浦和サポもいる」という擁護もあり​、黒服=悪質と一概に決めつけるのも事実を誤ります。

このように、黒い服の意味合いについては内部でも賛否が分かれる状態と言えるでしょう。

浦和レッズの熱狂的なサポーターによる度重なるトラブルの歴史

熱い情熱でチームを支える黒服サポーターたちですが、その過激さゆえにたびたび問題も起こしてきました。ここでは彼らにまつわる主な出来事や報道事例をいくつか振り返り、その実態に迫ります。

2008年:埼玉スタジアム乱闘騒ぎ

Jリーグで浦和が低迷していた2008年、一部サポーター同士の衝突が発生しました。埼玉スタジアムで浦和サポーター同士が「死闘を繰り広げた」とまで報じられる大問題となり​、クラブは事態の収拾に追われました。

この内輪揉めの詳細は定かでありませんが、当時の浦和は監督解任や主力流出で成績不振だったこともあり、フラストレーションがサポーター間の対立に繋がったとも言われます。

またこの年、試合後に対戦相手のユニフォームを着たアウェイサポーターが浦和ファンに絡まれ警察沙汰になったという報告もあり​、浦和戦の帰りは他クラブのファンがユニフォームを隠すべきだなどと噂されるようになりました​。この頃から既に「浦和サポーターは怖い」「危ない」といった評判が広まり始めたと言えるでしょう。

2010年代前半:人種差別発言・暴力行為

2010年代に入っても過激な一部は暴走を続けました。ある試合では相手チームの選手に対する人種差別的ヤジが問題となり(仙台の選手に対してだったとされます)​、またアウェイスタジアムの設備を破壊するといった事件も起きています​。

これらはごく一部の心ない行為ではあるものの、SNSやニュースで拡散されることで浦和サポーター全体のイメージを悪化させました。「浦和は好きだけどサポーターは嫌い」という声もファンの中から出始め​、クラブにとっても頭の痛い問題となっていきます。

2014年:差別横断幕事件とグループ解散

JAPANESE ONLYと書かれた横断幕

先述したように、2014年3月8日のサガン鳥栖戦で「JAPANESE ONLY」の横断幕事件が発生しました。この差別的横断幕は国際的にも報道され、浦和レッズにはJリーグから勝ち点剥奪も検討されるとの厳重注意がなされ、最終的に無観客試合(ホームゲーム一試合の観客締め出し)という重い処分が科されました​。

J1初の無観客試合を行う浦和レッズ

浦和の熱狂サポーター文化に対し初めて突き付けられた強烈な罰に、クラブも真摯に対応せざるを得ませんでした。URAWA BOYSは事件への謝罪声明を出し​、クラブとの話し合いの末に自主解散を決断します​。

公式には「過去のトラブルおよび今回の事案について当事者として責任を認識し、全員で解散を決めた」という申し出があったと発表されました​。

しかし後の取材で、実際にはクラブから「けじめをつけてもらいたい」と強く迫られての解散だったことも明らかになっています​。

この事件は浦和サポーター文化全体に衝撃を与え、以降しばらくは応援体制の見直しや再発防止策が講じられることになりました。

2017年:アウェイでの衝突

2017年のACL(アジアチャンピオンズリーグ)遠征時にも小さな騒ぎが起きています。

決勝トーナメントで中東のクラブと対戦した際、一部浦和サポーターと現地サポーターがもみ合いになり、浦和側から逮捕者が出たとの報道もありました(※具体的なクラブ名・人数など詳細は割愛)。

これも公式に大きく取り上げられたわけではないですが、国内外で「浦和の一部サポーターのマナー」に対する懸念が囁かれる一因となりました。

2022年:罰金と警告

直近では、2022年7月に浦和サポーターの違反行為に対しJリーグから2000万円もの過去最高額の罰金処分が科されています​。

内容はスタジアムでの禁止行為(具体的には発煙筒の使用や危険行為が指摘されたようです)でした。この時Jリーグは浦和に対し「今後も同様のことがあれば勝ち点剥奪も考える」という異例の厳重注意を与えており​、浦和レッズはまさに「イエローカードを突き付けられた」状態でした。

にもかかわらず、その警告から1年も経たないうちに次の大事件が起きてしまいます…。

2023年8月:天皇杯での大暴動事件

記憶に新しいのが、2023年8月2日にCSアセット港サッカー場(愛知県名古屋市)で行われた天皇杯4回戦・名古屋グランパス vs 浦和レッズ戦後のサポーター暴動事件です。

この試合で浦和は0-3と敗北。試合終了直後、浦和サポーター約100人が突如ピッチに乱入し、緩衝帯を突き破って相手サポーター席に雪崩れ込むという前代未聞の騒ぎとなりました​。

黒いシャツをまとった集団が奇声を上げながら次々とフェンスを乗り越え、名古屋側ゴール裏まで押し寄せたのです​。

その様子はスマートフォン等で撮影されSNS上に瞬く間に拡散。映像には、緩衝エリアの柵を破壊しようとする者、警備員を突き飛ばす者、名古屋側の横断幕を強奪する者などが鮮明に映っており、もはや単なるルール違反ではなく「暴行・器物損壊の現行犯」と言えるレベルでした​。

現地には愛知県警の機動隊も出動し、事態は鎮圧されましたが、スタジアムは騒然となり試合の余韻は吹き飛んでしまいました。

この事件を受け、浦和レッズは関与したサポーター77名を特定し、クラブ独自に31人を9試合入場禁止、1人(グループのリーダー格)を16試合入場禁止、45人を厳重注意とする処分を発表しました​。

しかし「たったそれだけか」「無期限入場禁止にすべきでは?」​と世間や他クラブから非難が相次ぎ、処分の甘さが指摘されました。

その後、日本サッカー協会(JFA)が映像確認を経て17名に国内全試合無期限入場禁止、クラブには翌年の天皇杯出場資格剥奪というさらに踏み込んだ処分を下しています​。

これらは極めて異例の厳罰であり、浦和レッズおよびその一部サポーターの行為がどれほど深刻に受け止められたかを物語っています。

浦和サポーターは危険という世間のイメージについて

浦和レッズの一部サポーターによる度重なる問題行動は、残念ながら世間一般に「浦和サポーター=怖い・危ない」というイメージを植え付けてしまいました。特に2023年の暴動以降、ネット上では浦和サポーター全体を一括りに非難する声が噴出し、「浦和全体が悪い」「また浦和か」といった批判が飛び交いました​。

もちろん、そうした意見に対しては「ごく一部のバカな連中のせいで浦和全体が悪者扱いされるのは心外だ」という健全な浦和ファンの怒りや悲しみもあります​。

元日本代表の城彰二氏も自身のYouTubeで「サポーター全部がそうではない。ほんの数人のせいで『浦和全体が悪い』となりがち」と語り、暴徒化を断固否定しつつも大多数の良識ある浦和サポーターに同情を示しました​。

実際、埼玉スタジアムのゴール裏には事件後、「黒服は再発防止策を仲間に示せ」と書かれた横断幕が掲げられた試合もありました​。

これは浦和サポーター有志が、暴れた黒服集団に対し「お前ら仲間内できちんと反省し再発防止策を講じろ」というメッセージを送ったものです。他ならぬ浦和のサポーター自身が黒服集団を戒め、改善を促している例であり、全ての浦和サポーターが問題を容認しているわけでは決してないことを示しています。

ところが、メディア報道やネットの反応では往々にして背景の事情まで伝わらず、「浦和のサポーター=フーリガン予備軍」のような極端なイメージが先行しがちです。

Yahoo!ニュースのコメント欄やSNSでも「浦和だけは別格にひどい」といった声が散見され、他クラブのファンからの評判も芳しくありません。そのため、「浦和のことは好きだけど浦和サポにはなりたくない」と思われてしまうケースもあります​。

こうした風評被害に対し、浦和レッズのサポーター有志たちは「全員が同じじゃない」「一部の馬鹿者と一緒にするな」と声を上げています。実際、スタジアムで暴力行為など論外だと考える常識的な浦和ファンは大勢おり、彼らは節度をもって観戦しチームを愛しています​。

それにも関わらず、ごく一握りの過激派ゆえに肩身の狭い思いをしているのが現状です。

また、外部からの誤解としては「黒服集団=ヤンキーや半グレの集まりなのでは?」という極端な憶測もあるようです。

実際には、黒服サポーターの多くはサッカーを愛する一般の市民です。平日は会社員や学生として普通に生活し、週末になると浦和のために応援活動に熱を注いでいる人たちです。

中には親子二代で浦和のゴール裏に通っているケースや、女性のコアサポーターも存在します。決して暴力を振るうこと自体が目的のアウトロー集団ではなく、あくまで「浦和を勝たせたい」という思いがエスカレートした結果として問題行為に至ってしまうのです。

この点を見誤り、「黒服=クラブと無関係のならず者」「チンピラ集団」と決めつけてしまうのは正確ではありません。

とはいえ、「普通の市民」が集団心理に飲まれた時に危険な行動に出てしまうことも事実です。海外ではサッカーのフーリガンが社会問題化してきましたが、日本でも規模は小さいながら類似の現象が起きているとも言えます​。

浦和レッズの一部サポーターは、その負の例として注目されてしまいました。他クラブの温和なサポーターからすれば、浦和のゴール裏は「近寄り難い怖い場所」に映るかもしれません。

しかし、多くの浦和サポーターにとっても今回の暴動は迷惑千万であり、「同じ浦和ファンとして恥ずかしい」「もう勘弁してくれ」というのが率直な気持ちでしょう。浦和サポーター全体が一枚岩ではなく、内心では黒服過激派を苦々しく思っている層もいるのです​。

要は、外部からの評価と内部の実情にギャップがあるということです。世間から「浦和サポは危険」とレッテルを貼られる一方で、スタジアムには熱くも礼節を持った浦和サポーターが大勢います。

また黒服サポーターの中にも、度を超えた行為は良しとせず毅然とした態度で臨んでいる者もいるでしょう。今後はクラブと善良なサポーターが協力し、誤解を解きつつ悪質な振る舞いを抑えていく努力が求められます。

まとめ

ここまで黒服集団の正体や背景、エピソードについて詳しく解説してきました。彼らの正体は、浦和レッズを愛し誰よりも熱く応援するウルトラス(熱狂的サポーター集団)です。黒い服はその統一ユニフォームであり、特別な存在であることを示すシンボルでした​。

彼らは浦和の誇り高き応援文化を築き上げ、数々の名場面を演出してきました。ゴール裏の圧巻の雰囲気や「We are Reds」の魂は、彼ら黒服サポーター抜きには語れません​。

一方で、その情熱は時に暴走し、クラブや周囲に迷惑をかけてきたのも事実です。歴史を振り返れば、小さな揉め事から国際問題に発展しかねない事件まで、浦和のウルトラスは光と影の両面を持ち合わせていました。熱烈ゆえに一線を越えてしまう危険性と常に隣り合わせであり、そのたびにクラブは対応を迫られ、善良なファンは肩身の狭い思いをしてきました​。

では、浦和レッズの黒服サポーターは「危険な集団」なのでしょうか? 答えは簡単には割り切れません。確かに一部に危険な行為に及ぶ者はいますが、それは浦和に限らず世界中のどの熱狂的サポーター集団にも当てはまる問題です。

そして大事な点は、大半の浦和サポーターはクラブとサッカーを心から愛する普通の人々であり、節度を持って応援を楽しんでいるということです​。

黒服=悪と決めつけてしまうのは、浦和サポーター全体を見誤ることになります。

クラブもサポーターも、この状況を深く反省し、既に動き始めています。再発防止策の徹底、問題行為者の排除、そして何より「応援はチームを勇気づけるためのもの」という原点への立ち返りが求められています​。

幸い浦和レッズには、アジアでも有数の情熱と団結力があるサポーターが揃っています。そのエネルギーをぜひポジティブな方向に向け、真に誇れる応援文化を築き直してほしいものです。