- J1からJ3まで落ちたチームはどこ?全部で何クラブ?
- いつJ3に降格して、そのあとJ2やJ1に戻れたの?
- 2026/27シーズンはどこにいる?J3からさらに下に落ちることはある?
J1を経験したクラブでJ3まで落ちたのは、大分トリニータ、松本山雅FC、大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)の3クラブだけです。J3への降格が決まった年は、大分が2015年、松本が2021年、大宮が2023年でした。
2026/27シーズンは、大分と大宮がJ2、松本がJ3で戦っています。この記事では、Jリーグ公式データサイトの年度別順位をもとに、3クラブの降格の年とJ3にいた期間、その後の歩みを整理します。一度も降格していないクラブについては、別の記事で紹介しています。
J1からJ3に落ちたチームは大分・松本・大宮の3クラブ
フットボール戦士は、J1を経験したクラブとJ3でプレーしたクラブの一覧を、1クラブずつ照合しました。J1から落ちてJ3まで行ったのは、この3クラブだけでした。
もう1つ、J1とJ3の両方を経験したクラブにFC町田ゼルビアがあります。ただし町田がJ3にいたのは2014年と2015年で、J1に初めて上がる前のことです。J1から「落ちた」わけではないので、この記事の3クラブには入れていません。
| クラブ | J3に落ちる前の最後のJ1 | J3降格が決まった年 | J3にいた期間 | 2026/27の所属 |
|---|---|---|---|---|
| 大分トリニータ | 2013年 | 2015年(J2・21位) | 2016年の1シーズン | J2 |
| 松本山雅FC | 2019年 | 2021年(J2・22位) | 2022年〜(5シーズン目) | J3 |
| 大宮アルディージャ | 2017年 | 2023年(J2・21位) | 2024年の1シーズン | J2 |
※Jリーグ公式データサイトの年度別順位をもとにフットボール戦士が作成。大宮は2025年1月にクラブ名を「RB大宮アルディージャ」に変えています。
大分と松本は、J1で戦った最後の年から2シーズンでJ3行きが決まりました。大宮はJ2で6シーズン戦ったあとの降格です。なお、ガンバ大阪・セレッソ大阪・FC東京がJ3に出していた「U-23チーム」は、若手を育てるための参加で、降格ではありません。
大分トリニータ:J1経験クラブで初めてJ3へ(2015年)
栃木SC公式チャンネル「2016明治安田生命J3リーグ 第19節 大分トリニータ vs 栃木SC」(2016年7月公開)。大分が1シーズンだけ戦ったJ3の試合です
大分トリニータは、J1を経験したクラブとして初めてJ3に落ちたクラブです。2008年にはナビスコカップ(現ルヴァンカップ)で優勝し、J1でもクラブ最高の4位に入っていました。
転落が始まったのは翌2009年です。J1で17位となりJ2に降格しました。この年はクラブの経営危機も表に出て、Jリーグの「公式試合安定開催基金」からの融資を申請しています。
2012年にJ2の6位からJ1昇格プレーオフを勝ち抜き、2013年にJ1へ戻りました。しかしこの年は18クラブ中18位の最下位で、勝ち点は14にとどまり、1年でJ2に戻ります。
2015年はJ2で22クラブ中21位になりました。この順位はJ3の2位との「J2・J3入れ替え戦」に回る決まりでした。相手はFC町田ゼルビアで、11月29日のアウェーを1対2、12月6日のホームを0対1で落とし、J3降格が決まりました。
ただ、J3にいたのは1年だけです。片野坂知宏監督のもとで2016年のJ3を優勝し、2018年にはJ2で2位に入って2019年にJ1へ戻りました。その後2021年にJ1で20クラブ中18位となり、再びJ2に降格しています。2025年はJ2で16位、2026/27シーズンもJ2で戦っています。
松本山雅FC:J1から2シーズンでJ3へ(2021年)
レイラック滋賀FC公式チャンネル「松本山雅FC vs レイラック滋賀FC 明治安田J3リーグ 第2節」(2026年8月公開)。松本は2026/27シーズンもJ3で戦っています
松本山雅FCは、J1経験クラブで2例目のJ3降格です。そして2026/27シーズンもJ3にいる、ただ1つのJ1経験クラブです。
松本がJ2に加わったのは2012年です。2014年にJ2で2位となり、2015年に初めてJ1で戦いました。しかし16位で1年でJ2に戻ります。2018年にはJ2で優勝して2019年に再びJ1へ上がりましたが、このときも17位で1年で降格しました。
J2に戻った2021年は、シーズン途中の6月に監督を交代し、名波浩監督が就任しました。それでも順位は上がらず、11月28日の第41節の相模原戦のあとにJ3降格が決まりました。最終順位は22クラブ中22位で、勝ち点は34でした。
この年のJ2は、前の年に降格がなかった分を調整するため、下位4クラブがJ3に降格する特別なルールでした。松本は最下位だったので、枠が通常どおりでも降格は避けられなかった順位です。
| シーズン | J3での順位 | 主なできごと |
|---|---|---|
| 2022年 | 4位(18クラブ) | 初めてのJ3 |
| 2023年 | 9位(20クラブ) | J2昇格ならず |
| 2024年 | 4位(20クラブ) | J2昇格プレーオフで準優勝 |
| 2025年 | 15位(20クラブ) | J3で戦った中で最も低い順位 |
| 2026/27 | 17位(第7節まで) | 0勝5分2敗・勝ち点5 |
※Jリーグ公式データサイトの順位表をもとにフットボール戦士が作成。2026/27は2026年9月25日時点の順位です。
J3に落ちてから、2026/27シーズンで5シーズン目です。2024年はプレーオフの決勝まで進みましたが、カターレ富山に届かずJ2復帰を逃しました。
大宮アルディージャ:J1に10年いたクラブが2023年にJ3へ
Jリーグ公式チャンネル「【J3優勝】大宮アルディージャ歓喜の様子をお届け!」(2024年10月公開)。J3に落ちた1年目で優勝を決めた日の映像です
大宮アルディージャは、3クラブの中で最もJ1に長くいたクラブです。2005年から2014年まで10シーズン続けてJ1で戦い、2016年にはクラブ最高の5位に入りました。
ところが2017年にJ1で18クラブ中18位となり、J2に降格します。J2では2018年に5位、2019年に3位とJ1復帰に近づきましたが、あと一歩届きませんでした。
そこから順位は下がり続けました。2020年は15位、2021年は16位、2022年は19位です。そして2023年は22クラブ中21位(勝ち点39)となり、J1経験クラブで3例目のJ3降格が決まりました。
大宮もJ3にいたのは1年だけです。2024年は38試合で25勝10分3敗、勝ち点85でJ3を優勝し、1年でJ2に戻りました。この年の8月には、運営会社の株式をNTT東日本からレッドブルに譲ることが発表され、2025年1月からクラブ名は「RB大宮アルディージャ」になっています。
J2に戻った2025年は6位に入り、J1昇格プレーオフに進みましたが準決勝で敗れました。2026/27シーズンもJ2で戦っています。
データで見る:3クラブのJ1での成績と、降格が決まった日の注目度
フットボール戦士の集計では、J1で戦ったシーズン数は大宮が12シーズン、大分が11シーズン、松本が2シーズンです。J1での通算勝ち点は、大宮が491、大分が412、松本が59でした。長くJ1にいたクラブでも、J3まで落ちることがあるとわかります。
フットボール戦士の集計では、日本語版Wikipediaの「大分トリニータ」が最も見られた日は2015年12月6日で、1日に18,829回でした。町田との入れ替え戦の第2戦で、J3降格が決まった日です。「松本山雅FC」も、J3降格が決まった2021年11月28日に1日10,454回見られ、これは記事が見られ始めた2015年7月以降で2番目に多い日でした。
※閲覧数は日本語版Wikipediaの閲覧数(Wikimedia Pageviews API)をフットボール戦士が集計したもので、注目度の目安です。大宮は2025年1月に記事名が「RB大宮アルディージャ」に変わったため、2023年の数字を比べられません。
J3からさらに落ちることはある?2026/27シーズンの降格ルール
あります。J3の下はJFL(日本フットボールリーグ)で、2023年からJ3とJFLの入れ替えが始まりました。2026/27シーズンのJ3では、20位と19位が入れ替えの対象です。
ただし、JFLの上位にJリーグへの入会を認められたクラブがいなければ、入れ替えは起きません。認められたクラブが2つあれば、J3の20位は自動で入れ替わり、19位はJFL2位と入れ替え戦を戦います。1つだけのときは、J3の20位だけが対象です。
| 年 | J3を離れたクラブ | 決まり方 |
|---|---|---|
| 2023年 | なし | JFL上位2クラブにJ3ライセンスがなかった |
| 2024年 | いわてグルージャ盛岡 | J3・20位で、JFL優勝の栃木シティと自動入れ替え |
| 2024年 | Y.S.C.C.横浜 | J3・19位で、入れ替え戦で高知ユナイテッドSCに敗れる |
| 2025年 | アスルクラロ沼津 | J3・20位で、入れ替え戦でレイラック滋賀FCに敗れる |
ここまでJ3からJFLに落ちた3クラブに、J1経験クラブは入っていません。2026/27シーズンのJ3でJ1経験があるのは松本だけで、第7節を終えた2026年9月25日時点では20クラブ中17位です。19位の福島ユナイテッドFCとは勝ち点1差で、シーズンは2027年5月まで続きます。
一方、2026/27シーズンのJ2には、J1を経験したクラブが20クラブ中12クラブいます。大分、大宮のほか、北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、モンテディオ山形、アルビレックス新潟、横浜FC、湘南ベルマーレ、ヴァンフォーレ甲府、ジュビロ磐田、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖です。J2の下位3クラブはJ3に降格するので、4例目が出るかどうかも注目点です。
よくある質問
A. 大分トリニータ(2015年)、松本山雅FC(2021年)、大宮アルディージャ(2023年)の3クラブです。かっこ内はJ3降格が決まった年です。
A. 大分トリニータだけです。2016年にJ3で優勝し、2018年にJ2で2位になって、2019年にJ1へ戻りました。大宮はJ2までは戻っていますが、2026/27シーズン時点でJ1には戻っていません。
A. FC町田ゼルビアです。2014年と2015年にJ3で戦い、2023年にJ2で優勝して2024年にJ1に初めて上がりました。2024年はJ1で3位、2025年は6位でした。
A. ありません。2026年9月25日時点で、J3からJFLに移ったクラブは3つあり、どれもJ1経験のないクラブです。
A. ありませんでした。2026年2月から6月のJ2・J3百年構想リーグは、秋春制に移るあいだの特別大会で、結果による昇格や降格は行われていません。
まとめ:J1からJ3に落ちたのは3クラブ、今もJ3にいるのは松本だけ
- J1経験クラブでJ3まで落ちたのは、大分・松本・大宮の3クラブ
- J3降格が決まった年は、大分が2015年、松本が2021年、大宮が2023年
- 大分と大宮は1年でJ3を優勝してJ2に戻った。J1まで戻ったのは大分だけ
- 松本は2026/27シーズンでJ3が5シーズン目。第7節時点で17位
- J3の下にはJFLがあり、2024年と2025年で3クラブがJ3を離れた
J1に10年いた大宮でも、J2で順位を落とし続けてJ3まで下がりました。一方で、大分と大宮は1シーズンでJ3を抜け出しています。2026/27シーズンは、松本がJ2に戻れるか、J2にいる12のJ1経験クラブから4例目が出ないかが見どころです。
※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。出典:Jリーグ公式データサイト(年度別順位表・公式記録)、J.LEAGUE.jp(J1・J2・J3大会概要)、日本語版Wikipedia(各クラブの年度別成績一覧、J3リーグ、J3・JFL入れ替え戦、J2・J3百年構想リーグ)。
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