- チャンピオンズリーグは、どんな流れで優勝チームが決まるの?
- 予選のチャンピオンズパスとリーグパスは何が違う?出場枠はどう決まる?
- 2026-27シーズンの決勝はいつ・どこ?賞金はいくら?
チャンピオンズリーグ(CL)の仕組みは、36チームが1つの順位表で8試合ずつ戦う「リーグフェーズ」と、勝ち残ったチームによる「ノックアウトフェーズ(決勝トーナメント)」の2段階です。リーグフェーズの1〜8位はラウンド16へ直行し、9〜24位はプレーオフに回り、25位以下はそこで敗退します。2026-27シーズンの仕組みを、予選・出場枠・賞金まで図で整理します。
チャンピオンズリーグの仕組みは「リーグフェーズ→決勝トーナメント」の2段階
今の形式は2024-25シーズンに始まり、2026-27が3シーズン目です。それまでは、32チームが4チームずつ8組に分かれるグループステージでした。グループ3位がヨーロッパリーグ(EL)に回る仕組みもなくなり、リーグフェーズで25位以下になると、そのシーズンの欧州の大会はすべて終わりです。本大会の試合数は、125から189に増えました。
2026-27で変わったルールもあります。UEFAは2026年8月4日、リーグフェーズからの警告の累積による出場停止を、3枚から4枚に引き上げました。1チームの試合数が6から8に増え、出場停止になりやすくなっていたためです。
| 段階 | 抽選 | 試合日 |
|---|---|---|
| 予選・プレーオフ | 2026年6月16日〜 | 2026年7月7日〜8月26日 |
| リーグフェーズ | 2026年8月27日 | 2026年9月8日〜2027年1月27日 |
| ノックアウトフェーズ・プレーオフ | 2027年1月29日 | 2027年2月16日〜24日 |
| ラウンド16 | 2027年2月26日 | 2027年3月9日〜17日 |
| 準々決勝 | (ラウンド16の抽選で決定) | 2027年4月6日〜14日 |
| 準決勝 | (同上) | 2027年4月27日〜5月5日 |
| 決勝 | ― | 2027年6月5日 |
※UEFA公式サイトの大会日程(現地の日付)
決勝は2027年6月5日(土)、スペイン・マドリードのメトロポリターノ・スタジアムで行われます。アトレティコ・マドリードの本拠地で、ここでの決勝は2019年以来2回目です。2025-26の決勝では、パリ・サンジェルマン(PSG)がアーセナルをPK戦で破り、2連覇を果たしました。
リーグフェーズ:36チームが8試合を戦い、順位で行き先が決まる
UEFA公式チャンネル(2026年8月公開)。2026-27リーグフェーズの組み合わせ抽選会の全編です
リーグフェーズでは、36チームを9チームずつ4つのポットに分けます。分け方の基準は、過去5シーズンの欧州での成績をもとにしたUEFAのクラブ係数です。前シーズンの王者のPSGは、第1ポットの先頭に入りました。
各チームは、4つのポットから2チームずつ、合わせて8チームと1試合ずつ戦います。ホームとアウェーは4試合ずつです。同じ国のチームとは当たらず、ほかの1つの国のチームと当たるのは最大2チームまでです。
勝ち点は、勝ち3・引き分け1・負け0です。36チームを1つの順位表に並べ、勝ち点が並んだときは次の順で順位を決めます。
| 順番 | 勝ち点が並んだときの基準 |
|---|---|
| 1〜2 | 得失点差 → 総得点 |
| 3〜5 | アウェーでの得点 → 勝利数 → アウェーでの勝利数 |
| 6〜8 | 対戦した8チームの勝ち点の合計 → 得失点差の合計 → 総得点の合計 |
| 9〜10 | 警告・退場の少なさ → UEFAのクラブ係数 |
※2026-27大会規定より。6〜10はリーグフェーズがすべて終わった後にだけ使います。
直接対決の成績は基準に入っていません。代わりに、対戦相手の成績で「どれだけ強い相手と戦ったか」を比べます。
決勝トーナメント:9〜24位のプレーオフからラウンド16へ
9〜24位の16チームは、2月のノックアウトフェーズ・プレーオフを、ホーム&アウェーの2試合で戦います。9〜16位がシード、17〜24位がノーシードです。図の組の中から抽選で相手が決まり、シード側が2試合目をホームで戦います。
勝ち抜いた8チームは、1〜8位と合流してラウンド16に進みます。ラウンド16の抽選で山が決まり、準々決勝と準決勝の組み合わせもこのとき決まります。1位と2位は別の山に入るので、当たるとすれば決勝です。
準決勝までは2試合制で、合計得点が同じなら延長戦、次にPK戦です。アウェーゴールのルールはありません。決勝は中立地での1試合だけです。この段階では、同じ国のチームとも対戦します。
予選の仕組みと出場権:チャンピオンズパスとリーグパス
2026-27のCLには、53の国と地域から81チームが出場しました。UEFAの加盟55のうち、国内リーグがないリヒテンシュタインと、資格停止中のロシアは出ていません。81チームのうち52チームが予選に回りました。
予選は、国内リーグの優勝クラブが進む「チャンピオンズパス」と、2〜4位のクラブが進む「リーグパス」の2つの道に分かれます。どの回戦もホーム&アウェーの2試合制です。国の順位が低いほど早い回戦から出場し、1回戦から出るクラブは4回勝たないと本大会に届きません。
2026-27は、チャンピオンズパスからギリシャ、オーストリア、ノルウェー、スロバキア、アゼルバイジャンの優勝クラブが勝ち抜きました。リーグパスからは、ノルウェー2位のボデ/グリムトとトルコ2位のフェネルバフチェです。予選で敗れたクラブは、ELかカンファレンスリーグに回ります。
国ごとの出場枠は「UEFAカントリーランキング」で決まる
国ごとに何チーム出られるかは、UEFAのカントリーランキング(協会係数)で決まります。2026-27は、2020-21〜2024-25の5シーズンの成績をもとにした、2025年のランキングを使いました。
| ランキング | 出場枠 | 2026-27の国 |
|---|---|---|
| 1〜5位 | 4 | イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス |
| 6位 | 3 | オランダ |
| 7〜15位 | 2 | ポルトガル、ベルギー、チェコ、トルコ、ノルウェーなど |
| 16〜55位 | 1 | デンマーク、スイスなど(ロシア・リヒテンシュタインを除く) |
| 前季の王者 | +1 | CL王者とEL王者(リーグの順位で出場権がない場合) |
| 欧州パフォーマンス枠 | +1 | 前季の成績が良かった上位2か国(2026-27はイングランドとスペイン) |
欧州パフォーマンス枠は、2024-25に加わった仕組みです。前のシーズンの欧州の大会で、その国のクラブが稼いだ点数の平均が高い2か国に、1つずつ追加の枠が与えられます。2026-27はイングランドとスペインが取り、どちらもリーグ5位のリヴァプールとレアル・ベティスが出場しました。
前季の王者がリーグの順位で出場権を取った場合、その枠は別のクラブに回ります。2026-27はCL王者のPSGとEL王者のアストン・ヴィラが、どちらもリーグの順位で出場を決めていました。このため、シャフタール・ドネツクとスポルティングCPが予選なしでリーグフェーズに入りました。
賞金・分配金:2026-27は出場するだけで1,862万ユーロ
UEFAが2026年7月13日に出した通達によると、2026-27のCL(UEFAスーパーカップを含む)の出場クラブへの分配は、全体で24億6,700万ユーロ(約4,440億円)の見込みです。お金は「出場給」「成績に応じた額」「価値の柱」の3つに分けて配られます。割合は27.5%、37.5%、35%です。
図の出場給と勝ち上がりの額を足すと、優勝クラブは少なくとも8,212万ユーロ(約148億円)を受け取ります。ここに勝利給と、リーグフェーズの順位ボーナスが加わります。順位ボーナスは36位が27万5,000ユーロ、1位がその36倍の990万ユーロで、1〜8位には200万ユーロ、9〜16位には100万ユーロが上乗せされます。
8戦全勝で1位になり、そのまま優勝した場合は、単純計算で約1億1,082万ユーロ(約199億円)です。さらに「価値の柱」として、放映権市場の大きさとクラブ係数の順位に応じたお金が配られます。その欧州分だけで、1位は3,366万ユーロ(約60.6億円)、36位は93万5,000ユーロ(約1.7億円)の見込みです。
どの金額も見込みで、UEFAの実際の収入によって最終額が変わります。
2026-27に出場する日本人選手と、日本での注目度
「UEFAチャンピオンズリーグ」が日本で調べられた量の推移(日本語版Wikipediaの閲覧数・1日平均を月ごとに集計。出典: Wikimedia Pageviews API/フットボール戦士が集計)
フットボール戦士の集計では、日本語版Wikipedia「UEFAチャンピオンズリーグ」の閲覧数は、決勝が行われる月に毎年増えます(2020年は決勝が8月でした)。これまでで最も見られたのは2016年5月28日の1日14,394回で、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの決勝の日でした。2026年は9月23日までに477,046回見られ、すでに2025年の1年分(449,132回)を上回っています。
また、フットボール戦士の記事がGoogleの検索結果に表示された回数(2026年9月までの16か月)は、「チャンピオンズリーグ 仕組み」が9,490回、「チャンピオンズリーグ 予選 仕組み」が1,171回でした。本大会だけでなく、予選の流れを調べる人もいます。
UEFAは2026年9月3日、リーグフェーズの登録メンバーを発表しました。報道で確認できた日本人選手は次のとおりです。
| 選手 | 所属クラブ | 国 |
|---|---|---|
| 伊藤洋輝 | バイエルン・ミュンヘン | ドイツ |
| 鈴木彩艶 | アストン・ヴィラ | イングランド |
| 上田綺世 | リール | フランス |
| 佐野航大 | PSV | オランダ |
| 渡辺剛 | フェイエノールト | オランダ |
| 松岡大起 | スロヴァン・ブラチスラヴァ | スロバキア |
※Goal.com日本版(2026年9月7日)、ゲキサカ(2026年9月4日)などの報道より。
リヴァプールの遠藤航は、リーグフェーズの登録から外れました。各クラブはリーグフェーズが終わった後、ノックアウトフェーズに向けて最大3人まで新しい選手を登録できます。
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上はTNT Sportsの投稿で、表にあるアストン・ヴィラの鈴木彩艶が、日本人GKとして初めてチャンピオンズリーグに出場したことを伝えたものです。
よくある質問
A. 24位までです。1〜8位はラウンド16へ直行し、9〜24位は2月のプレーオフに進みます。
A. 回れません。25〜36位は、そのシーズンの欧州の大会がすべて終わります。
A. 2027年6月5日(土)に、スペイン・マドリードのメトロポリターノ・スタジアムで行われます。
A. 関係ありません。CLは欧州のUEFAの大会で、ACLはアジアサッカー連盟(AFC)の大会です。Jリーグのクラブが目指すのはACLのほうで、名前の違いはACLとACLEの違いとは?名称変更で何が変わったのかを徹底解説で紹介しています。
まとめ:チャンピオンズリーグの仕組みは36チームのリーグ戦から始まる
- 36チームがリーグフェーズで8試合ずつ戦い、1つの順位表で順位を決める
- 1〜8位はラウンド16へ直行、9〜24位はプレーオフ、25位以下は敗退
- 予選は、優勝クラブのチャンピオンズパスと、2〜4位のクラブのリーグパスに分かれる
- 出場枠はカントリーランキングで決まり、成績上位2か国には欧州パフォーマンス枠が1つ加わる
- 2026-27の決勝は2027年6月5日にマドリード。出場給は1,862万ユーロの見込み
リーグフェーズは、1試合の勝ち負けが最後の順位まで響く仕組みです。8位以内とプレーオフの境目を追いながら観ると、1月の最終節まで楽しめます。
※この記事の情報は2026年9月24日時点のものです。出典:UEFA公式サイト(2026/27大会ガイド、欧州パフォーマンス枠・抽選の記事)、UEFA通達No.48/2026(2026年7月13日)・No.51/2026(2026年8月4日)、Wikipedia英語版(2026–27 UEFA Champions League ほか)、Goal.com日本版(2026年9月7日)、ゲキサカ(2026年9月4日)。円換算は1ユーロ=約180円。
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