- J1に残留するには、勝ち点がいくつ必要?
- 歴代の残留ライン・降格ラインは何点だった?
- 2026/27シーズンは何チーム降格?今のペースで残留できる?
J1残留に必要な勝ち点は、38試合制の2026/27シーズンなら41点前後が目安です。44点あれば、過去の例ではまず降格していません。これは、フットボール戦士が2005〜2025年の20シーズンの順位表を1試合あたりの勝ち点に直して集計した結果です。この記事では、34試合の年と38試合の年を同じ物差しで比べ、2025年の結果と、2026/27シーズンの順位から残留できるかを計算する方法までまとめます。
J1残留に必要な勝ち点は38試合で41点前後
この記事でいう「残留ライン」は、降格も入れ替え戦・プレーオフもなしで残った、一番下のクラブの勝ち点です。2005〜2025年の残留ラインは、1試合あたりに直すと平均1.08点でした。38試合なら約41点です。
一方、降格したクラブの中で勝ち点が最も多かったのは、2012年の神戸と2018年の柏の39点(34試合)です。1試合1.15点で、38試合なら約44点にあたります。44点を超えるペースで降格したクラブは、この20シーズンに1つもありません。
フットボール戦士のJリーグデータベースでは、2003年以降の「降格チームの最高」は平均で1試合0.95点(34試合32点・38試合36点)です。38試合で36点前後だと、例年なら降格したクラブの一番上と同じくらいです。残留を確かなものにするには、そこから5〜8点上積みしたいところです。
2026/27シーズンのJ1は下位3クラブが降格
Jリーグ公式チャンネル「新たなる一歩を、あなたと|2026/27明治安田Jリーグ 新開幕」(2026年8月公開)。秋春制の最初のシーズンが始まりました
2026/27シーズンのJ1は20クラブで、ホーム&アウェイの総当たり全38節を戦います。開催期間は2026年8月7日から2027年6月6日までです。年間順位の下位3クラブ(18〜20位)がJ2に降格し、J1側の入れ替え戦やプレーオフはありません。
J2からは、上位2クラブと、3〜6位によるJ1昇格プレーオフの優勝クラブが上がってきます。ただし、J2の上位2クラブにJ1ライセンスのないクラブが入ると、J1の降格は2クラブ以下に減ります。2026/27シーズンは、J2の八戸・栃木シティ・宮崎がJ1ライセンスを持っていません。この3クラブがJ2の上位に入れば、J1の18位でも残留できる可能性があります。
なお、2026年2〜6月の特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」には降格がありませんでした。秋春制へ移るための大会で、PK戦で必ず決着をつける方式でした。降格の仕組みは、年によって次のように変わっています。
| 年 | クラブ数 | 試合数 | 降格の決まり方 |
|---|---|---|---|
| 2005〜2008年 | 18 | 34 | 17・18位が降格、16位は入れ替え戦 |
| 2009〜2017年 | 18 | 34 | 16〜18位が降格 |
| 2018・2019・2022年 | 18 | 34 | 17・18位が降格、16位はJ1参入プレーオフ |
| 2020年 | 18 | 34 | 降格なし |
| 2021年 | 20 | 38 | 17〜20位が降格 |
| 2023年 | 18 | 34 | 18位だけ降格 |
| 2024・2025年 | 20 | 38 | 18〜20位が降格 |
| 2026年(特別大会) | 20 | ― | 降格なし |
| 2026/27シーズン | 20 | 38 | 18〜20位が降格 |
※Jリーグ公式サイトの大会概要・発表と、英語版Wikipediaの各年のJ1リーグの記事をもとにフットボール戦士が作成。2021年は20クラブから18クラブに戻すため4クラブ、2023年は2024年から20クラブに増やすため1クラブだけが降格しました。
歴代のJ1残留ラインを1試合平均で比べる(2005〜2025年)
34試合の年と38試合の年では、同じ「勝ち点40」でも重みが違います。1試合あたりに直すと、残留ラインはおおむね1.0〜1.2点の間を上下しています。一番低かったのは2016年の0.88点(新潟の30点)、一番高かったのは2006年の1.24点(甲府の42点)です。
| 年 | 試合数 | 残留ライン | 降格クラブの最高 | 残留ラインの1試合平均 |
|---|---|---|---|---|
| 2005 | 34 | 39(15位 清水) | 35(柏) | 1.15 |
| 2006 | 34 | 42(15位 甲府) | 27(福岡・C大阪) | 1.24 |
| 2007 | 34 | 35(15位 大宮) | 32(広島) | 1.03 |
| 2008 | 34 | 38(15位 千葉) | 37(東京V) | 1.12 |
| 2009 | 34 | 39(15位 山形) | 34(柏) | 1.15 |
| 2010 | 34 | 38(15位 神戸) | 36(FC東京) | 1.12 |
| 2011 | 34 | 36(15位 浦和) | 33(甲府) | 1.06 |
| 2012 | 34 | 40(15位 新潟) | 39(神戸) | 1.18 |
| 2013 | 34 | 37(15位 甲府) | 25(湘南) | 1.09 |
| 2014 | 34 | 36(15位 清水) | 35(大宮) | 1.06 |
| 2015 | 34 | 34(15位 新潟) | 28(松本) | 1.00 |
| 2016 | 34 | 30(15位 新潟) | 30(名古屋) | 0.88 |
| 2017 | 34 | 33(15位 広島) | 32(甲府) | 0.97 |
| 2018 | 34 | 41(15位 名古屋) | 39(柏) | 1.21 |
| 2019 | 34 | 36(15位 鳥栖) | 31(松本・磐田) | 1.06 |
| 2020 | 34 | 降格なし | ||
| 2021 | 38 | 37(16位 湘南) | 36(徳島) | 0.97 |
| 2022 | 34 | 37(15位 G大阪) | 33(清水) | 1.09 |
| 2023 | 34 | 33(17位 柏) | 29(横浜FC) | 0.97 |
| 2024 | 38 | 41(17位 柏) | 38(磐田) | 1.08 |
| 2025 | 38 | 43(17位 東京V) | 35(横浜FC) | 1.13 |
※残留ライン=降格も入れ替え戦・プレーオフもなしで残った一番下のクラブの勝ち点。2008・2018年の磐田、2019年の湘南、2022年の京都は、16位から入れ替え戦・プレーオフを経て残留しました。英語版Wikipediaの各年の順位表をフットボール戦士が集計し、2021・2023〜2025年はJリーグ公式の順位表でも確認。
34試合の年だけで見ると、残留ラインの平均は36.7点、真ん中の値は37点です。よく言われる「勝ち点40あれば安全」は、34試合制ではおおむね当たっていました。2005年以降、40点以上で降格したクラブはありません。
ただし、38試合制で40点は1試合1.05点にすぎません。2024年は41点、2025年は43点がその年の残留ラインでした。34試合の40点を38試合に直すと約45点です。38試合制では「40点で安全」ではなく、「44点前後で安全」と読み替えるのが実態に近いといえます。
2025年のJ1は43点で3クラブが並ぶ混戦だった
2025年のJ1は、18位の横浜FC(35点)、19位の湘南(32点)、20位の新潟(24点)の3クラブがJ2に降格しました。15位の横浜FM、16位の名古屋、17位の東京Vはそろって43点で、得失点差の順に並んでいます。
残留ラインの43点は1試合1.13点で、20シーズンの平均(1.08点)より高めでした。一方で、降格したクラブの最高は横浜FCの35点(1試合0.92点)で、17位との間には8点の開きがありました。残留ラインの高さと、降格したクラブの勝ち点は、年によって別々に動くことがわかります。
なお、43点で残った名古屋と東京Vは、2026/27シーズンの8試合を終えた時点で17位と19位にいます。2クラブとも、今季は下位からのスタートです。
2026/27の今季、何点ペースなら残留圏?38試合の目安表
応援するクラブが残留できそうかは、「勝ち点÷消化した試合数×38」で計算できます。例えば8試合で8点なら1試合1.0点で、38試合では38点のペースです。出てきた数字を、下の表に当てはめてみてください。
| 38試合での勝ち点 | 1試合あたり | 残留ラインに届いたシーズン | 同じペース以上で降格したクラブがいたシーズン |
|---|---|---|---|
| 48点 | 1.26点 | 20シーズン中20 | 0 |
| 46点 | 1.21点 | 20シーズン中19 | 0 |
| 44点 | 1.16点 | 20シーズン中17 | 0 |
| 42点 | 1.11点 | 20シーズン中12 | 2 |
| 40点 | 1.05点 | 20シーズン中6 | 4 |
| 38点 | 1.00点 | 20シーズン中5 | 8 |
| 36点 | 0.95点 | 20シーズン中1 | 11 |
| 34点 | 0.89点 | 20シーズン中1 | 15 |
※2005〜2025年(2020年を除く)の20シーズンで、そのペースが各年の残留ライン(1試合あたり)以上だった数と、そのペース以上で降格したクラブがいた数。フットボール戦士の集計。
2026年9月20日更新のJリーグ公式の順位表では、8試合を終えて18位の福岡、19位の東京V、20位の千葉がいずれも4点です。このペースのままだと、38試合で19点にとどまります。残り30試合で44点に届くには、あと40点、1試合あたり1.33点が必要です。
15位の長崎は8点で、ちょうど38点のペースです。表では、38点で残留ラインに届いたのは20シーズン中5つだけでした。まだ30試合が残っているので順位は大きく動きますが、1試合1.1点を超えるペースに乗せられるかが、残留争いの分かれ目になりそうです。
データの一覧:Jリーグ データベース(フットボール戦士)
よくある質問
A. 38試合制では41点前後が目安です。2005〜2025年の残留ラインを1試合あたりに直した平均は1.08点で、38試合なら約41点になります。44点あれば、過去20シーズンの例ではまず降格していません。
A. 2005〜2025年のJ1にはありません。降格したクラブの最高は、2012年の神戸と2018年の柏の39点(34試合)です。ただし38試合制の40点は1試合1.05点で、2024年と2025年の残留ライン(41点・43点)には届きません。
A. 下位3クラブ(18〜20位)です。J2の上位2クラブにJ1ライセンスのないクラブが入った場合などは、降格が2クラブ以下に減ります。
A. 横浜FC(35点)、湘南(32点)、新潟(24点)の3クラブです。17位の東京Vは43点で残留しました。
A. ありません。2026年2〜6月の特別大会で、Jリーグははじめから降格なしと決めていました。
まとめ:J1残留の目安は38試合で41点、44点ならほぼ安全
- J1の残留ラインは、2005〜2025年の平均で1試合1.08点(38試合で約41点)
- 1試合1.16点(38試合で44点)以上のペースで降格したクラブは、2005年以降ない
- 34試合制の「勝ち点40で安全」は、38試合制では44点前後に読み替える
- 2025年は43点で3クラブが並び、横浜FC・湘南・新潟が降格した
- 2026/27シーズンも下位3クラブが降格。「勝ち点÷試合数×38」で残留の目安がわかる
残留争いは、シーズンの後半になるほど1試合の重みが増します。応援するクラブの勝ち点を38試合に直して、上の表と見比べてみてください。J2から上がってくるクラブの条件は、こちらの記事で解説しています。
※この記事の情報は2026年9月24日時点のものです。出典:Jリーグ公式サイト「J1 大会概要」(2026/27シーズン)、「2026特別シーズンにおける特別大会について」、「明治安田J1リーグの順位表」(2021・2023・2024・2025年、2026/27シーズンは2026年9月20日更新)、英語版Wikipedia「J1 League」各年の記事の順位表。
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