- 堂安律の国籍は日本?ハーフや外国にルーツがあるって本当?
- 母親は沖縄出身?宮古島とはどんなつながりがあるの?
- 名字「堂安」は何と読む?珍しい名字の由来や「律」の意味、本名は?
堂安律の国籍は日本です。1998年6月16日に兵庫県尼崎市で生まれ、日本代表として2度のワールドカップに選ばれています。「母親が沖縄出身」という話もよく見かけますが、地元紙の報道によると、沖縄県宮古島市の伊良部島(いらぶじま)の出身なのは母方の祖父母です。この記事では、国籍とルーツ、ハーフ説が出た理由、名字「堂安」の読み方と由来を、新聞報道と名字の統計で確かめられる範囲で整理します。
堂安律の国籍は日本、生まれは兵庫県尼崎市
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※堂安律本人のInstagramの投稿(2026年10月1日)。横浜での日本代表戦のあとに、日本代表のユニフォーム姿の写真を載せています。
堂安律は日本国籍の日本人選手です。生まれも育ちも兵庫県尼崎市で、外国籍や二重国籍だったという報道はありません。
いちばん分かりやすい根拠は、日本代表でプレーしていることです。FIFA(国際サッカー連盟)の規則では、代表チームでプレーできるのはその国の国籍を持つ選手に限られます。堂安はU-20ワールドカップ(2017年)、東京オリンピック(2021年)、カタールW杯(2022年)に出場し、2026年の北中米W杯にも2大会連続で選ばれました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国籍 | 日本 |
| 生年月日 | 1998年6月16日(2026年10月時点で28歳) |
| 出生地 | 兵庫県尼崎市 |
| 母方のルーツ | 祖父母が沖縄県宮古島市・伊良部島の出身 |
| 日本代表の主な大会 | U-20W杯2017、東京五輪、W杯2022・2026 |
※生年月日・出生地はJリーグ公式・Wikipediaのプロフィール、大会歴はJリーグ公式の選手ページ、ルーツは宮古毎日新聞・沖縄タイムス・琉球新報の報道をもとにしています。
生まれ育った尼崎の「地元の味」については、こちらの記事で紹介しています。
「母親は沖縄出身」は本当?宮古島(伊良部島)出身なのは母方の祖父母
「堂安律の母親は沖縄出身」と書いたサイトもありますが、新聞が伝えているのは少し違います。宮古島市の伊良部島の出身なのは、母方の祖父母です。
宮古毎日新聞(2022年11月25日)によると、母方の祖父は伊良部島の長浜の出身で、高校を出たあと島を離れて働き、のちに兵庫県尼崎市に移り住みました。そこで3人の子を育て、その長女の息子が堂安律です。沖縄タイムスも、堂安は祖父の長女の三男だと伝えています。
母親本人については、2026年6月の沖縄タイムスの記事で「兵庫県」在住と書かれています。母親自身が沖縄で生まれ育ったと伝える新聞記事は見当たりません。つまり「沖縄の血を引いている」のは確かですが、「母親が沖縄出身」と言い切れる根拠はない、というのが正確なところです。
また、名字の「堂安」は父方の名字です。宮古島のルーツは母方の話なので、「堂安」という名字が沖縄から来たわけではありません(名字の由来は後の章で説明します)。
伊良部島はどこ?宮古島と橋でつながる島
地図:伊良部島 沖縄県宮古島市(Googleマップ)。堂安律の母方の祖父母のふるさと
伊良部島は、宮古島の北西にある島です。いまは宮古島市の一部で、宮古島とは伊良部大橋でつながっています。「堂安律 宮古島」と検索されるのは、この伊良部島が母方のふるさとだからです。
2022年に家族で島を訪問、W杯のたびに親戚が応援
堂安と島とのつながりは、今も続いています。宮古毎日新聞によると、堂安は2022年6月に家族と伊良部島を訪れ、親戚と三線を弾くなどして過ごしました。島の親戚には「次はワールドカップが夢だ」と話していたそうです。
その年のカタールW杯で、堂安はドイツ戦とスペイン戦で同点ゴールを決めました。祖父のもとには伊良部島の親戚や知人から祝福の電話が鳴りやまなかったといいます。2022年12月には沖縄県議会で、沖縄にルーツを持つ堂安を表彰できないかという質問が出て、玉城デニー知事が表彰を検討する考えを示しています(沖縄テレビ、2022年12月9日)。
W杯勝利に「オトーリ」で祝杯 親戚ら歓喜 伊良部島で堂安律選手の応援の輪 沖縄・宮古島https://t.co/Ps6sZ6xzma
— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) 2026年6月22日
沖縄タイムスのXの投稿(2026年6月22日)。2026年W杯チュニジア戦の日、伊良部島の親戚の家に集まった応援の様子を伝えた記事
2026年の北中米W杯でも、伊良部島に住む親戚(堂安の母のいとこ)の家に人が集まり、チュニジア戦の勝利を宮古島ならではの回し飲み「オトーリ」で祝いました(琉球新報・沖縄タイムス、2026年6月22日)。堂安はこの親戚の夫を「ニイニイ」と呼んで慕っていると報じられています。
ハーフや外国籍と言われたのはなぜ?「DOAN」がベトナムの名字と同じ
堂安律に「ハーフでは?」「外国籍では?」という声が出る一番の理由は、名字のローマ字表記です。ユニフォームの背中に書かれる「DOAN」は、ベトナムでとても多い名字と同じつづりです。
この誤解が大きな話題になったのが、2019年1月のアジアカップ準々決勝、日本対ベトナム戦でした。朝日新聞のwithnews(2019年1月)によると、ベトナムのサッカーメディアは試合前に「堂安律はベトナム人選手ではない」という記事を出し、「両親とも日本人で、ベトナムにルーツはない」とファンに説明しています。ゲキサカも同じ内容を伝えました。試合は日本が1-0で勝ち、決勝点は堂安のPKでした。
ほかにも、ネット上では韓国や中国にルーツがあるのではという声が見られます。ただ、それを裏づける報道は見当たりません。新聞で確かめられるルーツは、ここまで書いた「母方の祖父母が伊良部島の出身」ということだけです。
名字「堂安」の読み方は「どうあん」、全国に約120人の珍しい名字
「堂安」の読み方は「どうあん」です。日本サッカー協会の登録はローマ字で「DOAN Ritsu」、名前と合わせて「どうあん りつ」と読みます。
名字の情報サイト「名字由来net」によると、「堂安」は全国でおよそ120人、全国順位は27,992位という珍しい名字です。読みは「どうあん」のほかに「どうやす」もあります。半分にあたる約60人が兵庫県にいて、ほかは大阪府や奈良県など近畿地方に集まっています。
由来について名字由来netは、名字に使われる「どう」には、水が流れる音や、お堂(仏堂)がある場所、洞(ほら)や銅にちなむ地名などの意味があると説明しています。ただし、堂安家の先祖がどこの出身かといった、堂安律の家の名字の由来そのものは公表されていません。
2026年W杯の日本代表26人で一番珍しい名字
名字由来netは、大きな大会のたびに代表選手の名字の珍しさを順位にしています。2026年W杯の日本代表26人では、堂安が1位でした。2021年の東京オリンピックのサッカー男子代表22人でも1位です。
| 珍しさ | 名字(選手) | 全国の人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 堂安(堂安律) | 約120人 |
| 2位 | 塩貝(塩貝健人) | 約1,100人 |
| 3位 | 冨安(冨安健洋) | 約2,000人 |
| 4位 | 瀬古(瀬古歩夢) | 約5,400人 |
| 5位 | 大迫(大迫敬介) | 約13,000人 |
※出典:名字由来net「2026FIFAワールドカップ日本代表選手の珍しいレア名字ランキング」(2025年10月時点のデータ)。2位の塩貝の約9分の1の人数で、2位以下と比べても飛び抜けて少ない名字です。
本名は「堂安律」、「律」の名前の由来と愛称「マラドーアン」
「堂安律」は本名です。日本サッカー協会やJリーグの選手登録も、本名と同じ「堂安 律」です。
下の名前の「律」をどうして付けたのかは、2026年10月時点で、本人や家族が語った記事・インタビューが見つかりませんでした。「規律」「律儀」などの意味から想像する声はありますが、名付けた理由としては公表されていません。
愛称として知られるのは「マラドーアン」です。アルゼンチンの名選手マラドーナと「堂安」を合わせた呼び名で、本人は2021年6月のイベントで、小学生のころに恩師からもらったマラドーナのプレー集のDVDを毎日見ていたと話しています(SmartFLASH、2021年6月20日)。
よくある質問
A. ハーフではありません。両親とも日本人と報じられており、外国にルーツがあるという報道もありません。ハーフ説は、名字のローマ字「DOAN」がベトナムの名字と同じつづりだったことから広まった誤解です。
A. 沖縄県宮古島市の伊良部島の出身なのは、母方の祖父母です。母親は兵庫県在住と報じられており、母親自身が沖縄出身だと伝える新聞記事は見当たりません。
A. 日本です。2019年のアジアカップの際にも、ベトナムのメディアが「両親とも日本人」と確かめて伝えています。
A. 違います。「堂安」は父方の名字で、全国の約120人の半分ほどが兵庫県に住んでいます(名字由来net)。沖縄のルーツは母方のものです。
A. 本名も「堂安律」で、読み方は「どうあん りつ」、ローマ字は「DOAN Ritsu」です。愛称は「マラドーアン」です。
まとめ:堂安律の国籍は日本、宮古島のルーツは母方の祖父母
- 堂安律の国籍は日本。1998年に兵庫県尼崎市で生まれ、W杯の日本代表に2大会続けて選ばれている
- 沖縄県宮古島市の伊良部島の出身なのは母方の祖父母。母親は兵庫県在住と報じられている
- 2022年に家族で伊良部島を訪れ、W杯のたびに島の親戚が応援している
- ハーフ説は、ローマ字の「DOAN」がベトナムの名字と同じことから生まれた誤解
- 名字「堂安」は「どうあん」と読み、全国に約120人。2026年W杯の日本代表では一番珍しい名字
- 本名も「堂安律」。「律」の由来は公表されていない
堂安律は尼崎で生まれ育った日本人選手で、母方には伊良部島のルーツがあります。ハーフや外国籍のうわさは、珍しい名字とローマ字のつづりから生まれたものでした。結婚した妻・美玖さんとの馴れ初めや家族については、こちらの記事でまとめています。
※この記事の情報は2026年10月17日時点のものです。ルーツ・家族については、宮古毎日新聞・沖縄タイムス・琉球新報・沖縄テレビの報道で確かめられた範囲だけを書いています。名字の人数・順位は名字由来netの推計です。
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