南野拓実の身長はサバ読み?他選手との比較画像と公式発表

「南野拓実選手の身長が公式発表よりも実際は低いのではないか?」という、いわゆるサバ読み疑惑がファンの間で話題になっています。

そこで、本記事では南野拓実選手の公式プロフィール上の身長や、その時系列での変遷、そして他の選手との比較による客観的な検証結果をまとめました。

南野拓実の公式身長

まず、南野拓実選手の公式プロフィール上の身長が各時期でどのように記載されていたかを見てみましょう。以下に、南野選手のキャリアに沿って主な所属先での公式身長をまとめました。

時期・所属チーム公式発表の身長
2012年(Jリーグ・セレッソ大阪)174cm​(プロ登録時の数値)
2015年(ザルツブルク/日本代表)174cm(当時の日本代表公式も同値)
2020年(リヴァプールFC/プレミア)172cm​(海外サイトでの数値)
2022年(ASモナコ)172cm​(ASモナコ公式サイト)
2023年(日本代表公式)172cm​(日本代表公式サイト)
ASモナコ公式サイトのプロフィールでは身長172cmと記載されている​

日本代表公式サイトの選手名鑑でも2023年は172cmとなっており、当初Jリーグで公称されていた174cmから修正されています。

ご覧のように、南野拓実選手の身長はキャリア初期から長らく「174cm」と公称されていました。

しかし、欧州移籍後に「172cm」とする公式情報が登場し、現在の日本代表公式サイトでも172cmとなっています。これは後述するように、実測や基準の違いによる修正と見られます。

身長サバ読み疑惑が出た背景

山口蛍選手と南野拓実選手

南野選手がJリーグで活躍していた当時、スタジアムなどで実物を見たファンから「公称174cmもあるように見えない」という指摘が出ました。

SNSなどには「174cmと公表しているが実物を見たら173cmの山口蛍より小さく、170cmくらいに見えた」との投稿があり、実際に山口蛍と並んだ画像で南野選手の方が若干低く見えたので、実際は170cmぐらいかもしれないと指摘されています​。

このような比較画像の噂がSNSや掲示板で拡散し、南野拓実選手の身長サバ読み疑惑の話題が徐々に広まりました。

欧州移籍後のデータ差異

プレミアリーグ公式サイトの表記

2019年末に南野選手がリヴァプールFCへ移籍した際、海外の公式サイトにおける身長表記が172cmとなっていたことも疑惑に拍車をかけました。

実際、プレミアリーグ公式サイトの南野拓実プロフィールでも身長は172cmと明記されています​。

日本での従来の公称174cmとの差異(約2cm)は、ファンに「やはり公称は盛っていたのでは?」と思わせる材料となりました。

極めつけは、日本国内の公式プロフィール自体が「174cm」から「172cm」へ更新されたことです。日本代表の選手名鑑ページでも現在は172cmと記載されており​、結果的に公称値が変更されています。

この事実が伝わると、「公式が訂正したということは、やはり以前はサバ読みしていたのか?」という見方が一層強まりました。

もっとも、写真は角度や姿勢で見え方が変わるため断定は難しく、また2cm程度の差異は測定条件で生じる範囲でもあります。しかし、こうした状況証拠が揃ったことでネット上では疑惑が一人歩きする形となりました。

他の選手との身長比較・検証

山口蛍(173cm)との比較

山口蛍選手と南野拓実選手

冨安健洋(187㎝)との比較

長友佑都(170㎝)との比較

サディオ・マネ(約175cm)との比較

堂安律(172㎝)、上田綺世(182㎝)との比較

日本代表選手たちとの比較

この画像の近い身長の選手で言うと、堂安律(172㎝)久保建英(173㎝)と比較してもそれほど変わらないのがわかります。

サッカー選手における「身長サバ読み」の事情

南野拓実選手に限らず、サッカー界では選手が公式の身長を実際より高めに申告している例が珍しくないと言われています。

では、なぜそのような身長サバ読みが起こるのでしょうか。その背景には、サッカーという競技特有の事情や選手側の心理が存在します。

①小柄な選手の生存戦略

サッカーでは身長が低いとフィジカル面で不利と見做されたり、相手に侮られたりするケースがあるといいます​。

実績のまだない若手選手の場合、身長が低いだけで起用を避けられることもあり得るため、2~3cm程度高めに申告する例は少なくないと指摘されています​。

実際、NHK BSのスポーツ番組で元日本代表FW佐藤寿人さん(公称170cm)と元代表MF前園真聖さん(公称170cm)の身長を測ったところ、それぞれ実測168cmしかなく、プロでさえ「やはりサバを読んでいた」ことが明らかになりました​。

佐藤さん自身も「低いと相手になめられる部分がある」と語っており、プロの世界で生き抜く一種の戦略だったようです。

②海外挑戦への対抗策

日本人選手が海外リーグでプレーする際、欧州などでは「日本人=フィジカルが劣る」という先入観があるため、これに対抗する目的で身長を実際より高めに伝えることもあるとされています​。

フリーのスポーツ記者の証言によれば、長友佑都選手(公式170cm)は「実際は170もない」と自ら話していたことがあり、香川真司選手や中島翔哉選手、そして南野拓実選手あたりも「公式の数字より1~2cm低い」と言われているそうです​。

つまり、日本国内での公式プロフィールはやや盛っておいて、欧州のスカウトや対戦相手に与える印象をほんの少しでも良くしようというささやかな抵抗とも考えられます。

③慣習的な名目身長

スポーツ界全般で、節目の数字に揃える慣習も指摘されています。例えば「170cmや180cmとキリのいい数字の選手がやたら多い」というのはプロ野球でもあるあるで​、身長が169cm程度でもプロフィール上170cmと記載する、いわば名目上の身長が定着してしまうケースです。

サッカーでも「168cmくらいだけど一応170cmとする」といった暗黙の了解がある選手もいるでしょう。

GKの例では、元日本代表GKの川口能活さんは実際には180cmに満たなかったものの長年公式記載は180cmとされていたことが知られています​。

フィールドプレーヤーでも浦和レッズの槙野智章選手は公称より実際が低いと言われており​、こうした「少し多めに申告」は業界内では珍しくない慣習と言えます。

④測定条件の違い

身長は計測するタイミングや方法によって多少変動します。

朝は背骨の間隔が広がってわずかに身長が高く、夜は縮むという人間の生理現象があります。

また、サッカーではスパイク(靴)を履いたまま測った数字を使っている場合もあると言われ、これだけで2cm程度プラスされる可能性があります。

意図的なサバ読みでなくとも、「シューズ込み」「朝一計測」などで実際の素足・夜間の身長との差が生じることは十分あり得ます。

⑤後年の修正

若い頃に盛った身長を、キャリア後半で訂正する例もあります。これは主に他競技の話ですが、プロ野球・ヤクルトスワローズの石川雅規投手はかつて公称169cmでしたが実際はそれより低く、ベテランになった近年は公式も167cmに改められました​。

実績を積んでくると「小柄なのに活躍している」こと自体がアピールポイントになり、もはやサバ読みする必要がなくなるためです​。

サッカーでも、ベテラン選手になってから実際の数値に合わせてプロフィールを見直すケースがあるかもしれません。

南野選手の場合も、日本代表で不動の存在となった近年に172cmへ修正されたのは、むしろ「172cmでも世界と戦えている」という事実をそのまま示す方針に切り替えたとも考えられます。

南野拓実の身長に関するみんなの意見・口コミ

まとめ

南野拓実選手の公式身長と実際について、情報を整理すると次のようになります。

  • 公式プロフィールの変遷: キャリア初期から長らく公称174cmだった南野選手ですが、欧州移籍後のデータや日本代表公式で172cmに修正されたことから、実際の身長はおそらく約172cm前後と思われます​。2cmの差異は測定条件や若干のプロフィール調整で十分生じる範囲であり、極端なサバ読み(例えば5cm以上盛る等)ではなく「許容範囲内の微調整」と言えそうです。
  • 疑惑の発端と経緯: ファンの間では2010年代半ばから「本当は170cmくらいでは?」との声​があり、リヴァプール移籍時に海外公式が172cmと報じたことで「やはり」と注目されました。最終的には日本の公式も172cm表記となり、疑惑はある意味公式に裏付けられた形になりました。ただし、それによって南野選手の評価が下がるようなことはなく、むしろ「平均的な身長でも世界で戦える証明」として前向きに受け止めるファンが多い印象です。

最後に、身長に関するエピソードは選手の人間味を垣間見せるスパイスでもあります。

南野拓実選手の身長サバ読み疑惑は、本人の実績やキャリアからすれば些細な話ですが、ファンにとっては語りたくなるネタでした。

公式プロフィール上も現在は172cmとアップデートされたことで、この話題も一段落ついた感があります。今後は公称172cmの南野拓実選手として、そのプレーにますます注目し、引き続き応援していきたいところです。