2024年Jリーグサポーター数ランキング!動員数・SNSフォロワー、売上

Jリーグ発足から30年以上が経ち、クラブ間の人気や規模はさまざまに発展してきました。

本記事では2024シーズン観客動員数、各クラブの公式SNS総フォロワー数、さらにクラブの営業収益(グッズ売上を含む)という3つの指標から、クラブごとのサポーター人気度を徹底比較します。

2024年Jリーグの観客動員数ランキング

クラブ平均入場者数(人)ホーム合計入場者数(推定)
浦和レッズ37,519約637,000
FC東京33,225約565,000
名古屋グランパス27,650​約470,000
ガンバ大阪26,096約444,000
サンフレッチェ広島25,609約435,000
横浜F・マリノス24,843約422,000
鹿島アントラーズ23,027約391,000
アルビレックス新潟22,430約381,000
ヴィッセル神戸21,811約371,000
川崎フロンターレ21,076​約358,000

1位:浦和レッズ

浦和レッズがやはり圧巻の動員力で、ホーム平均3万7519人(総計約64万人)とリーグトップでした​。浦和はシーズン13位と低迷したもののファン熱は衰えず、1試合平均は前年の3万509人から大幅増加​です。

ホーム開幕戦で5万人超、最終節でも5万5千人超を動員し、4万人超の観客動員試合が実に7試合にも上りました​。Jリーグ史上でも初となるクラブ年間観客動員数100万人超えも目前で、浦和の人気と熱狂ぶりは群を抜いています。

2位:FC東京

次いでFC東京が平均3万3225人で2位につけました​。FC東京はリーグ順位は9位でしたが、国立競技場開催の4試合で5万人前後を集客したことが平均値を大きく押し上げました​。

国立開催を除いた平均でも2万7714人と前年を上回っており、首都クラブの潜在的な集客力の高さがうかがえます​。

3位:名古屋グランパス

3位の名古屋グランパス(平均2万7650人)も安定した動員を記録しました​。

名古屋はリーグ序盤は好調でしたが最終順位は11位と伸び悩みました。それでも開幕戦に3万6933人、神戸戦に3万8955人、東京V戦では豊田スタジアム満員近くの4万0498人を集めるなど、試合ごとの集客は非常に安定していました。

トヨタスタジアムという大規模な本拠地を活かし、観客数ではJ1上位の常連となっています​。

4位:ガンバ大阪

4位のガンバ大阪(2万6096人)は、昨年の残留争いから一転し今季はリーグ4位と躍進したことで観客数も大幅増となりました​。

万博記念公園から移転した近代的なパナスタ(収容約4万人)を持つ強みもあり、平日開催を除けばほとんどの試合で2万人以上を動員​しています。

低迷期の2023年は1万人台の試合が5試合ありましたが、2024年は3試合に減少し、いずれも平日開催だったことが分かっています​。クラブ復調に伴い関西屈指の集客力を取り戻しつつあると言えるでしょう。

5位:サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島(2万5609人)の躍進も見逃せません​。

2024年から本拠地を市街地の新スタジアム「エディオンピースウイング広島」に移転したことで観客数が前季の1万6128人から大幅増(+約9500人)となり、クラブ史上最多を更新しました​。

収容は2万8347人と旧スタジアムより減少したものの、ピッチとの距離の近さやアクセス向上により連日満員が続く盛況ぶりでした​。平日ナイトゲームでも安定した集客を維持し​、地方都市クラブでも環境次第でここまでファンを呼べることを示す好例となりました。

6位以下のクラブ

横浜F・マリノス(2万4843人)は昨季王者ながら成績不振の影響で観客数が前季比▲約3000人と減少しました​。ACLとの並行日程で14位まで順位を落とした時期もあり、観客動員に響いたようです​。

それでも国立開催試合では4万7926人を集めるなどポテンシャルの高さは示しました​。

鹿島アントラーズ(2万3027人)は5位でしたが、こちらも新企画や国立開催で史上最多の平均動員を達成しました​。

アルビレックス新潟(2万2430人)はJ1復帰2年目で平均わずか▲683人の微減に留め、依然として地方クラブ随一の観客動員力を維持しています​。2005年には平均4万人超という伝説的な記録を持つ新潟ですが、現在も「J1下位でも安定して多くの観客を集めている」と評されるほどです​。

また、2023年にJ2で驚異的な集客を見せた清水エスパルスは、2024年はJ1で戦い16位でした。平均観客数は約1万5千人台とトップ10圏外でしたが、J2降格を経ても1年で約51億円の営業収入を維持するなど経営面での支持が厚く(後述)、「常に満員に近い盛況ぶり」でチケット入手困難な試合も多かったと伝えられています​。こうした点からも清水の根強い人気がうかがえます。

2024年のJリーグは過去最多の入場者数

Jリーグの年間総入場者数の推移

2024年はJリーグ全体で観客動員が大きく回復した年となりました​。

44クラブが前年比増収となり、入場料収入は前期比137%、2019年度比でも110%と完全にコロナ前を超えています​。

広島のようにスタジアム新設で観客体験を向上させた例や、浦和・FC東京のようにビッグマッチを国立開催する施策、C大阪やFC東京のように女性や若者層に訴求するイベントの効果も表れ始めています。

Jリーグは2024年にリーグ30周年を迎え、GW開催で14万人を無料招待する記念企画を打つなど積極策を展開しました​。

Jリーグがタダ券(無料招待券)を配布する理由とは?採算はとれる?

ファン文化にも新機軸が生まれつつあり、「地域密着」と「エンタメ性向上」の両面からサポーター層の拡大が進んでいると言えるでしょう。

2024年JリーグクラブのSNSフォロワー数ランキング(X・Instagram合計)

クラブ総フォロワー数(X+IG合計)Xフォロワー(順位)IGフォロワー(順位)
川崎フロンターレ671,126人479,126人(3位)​192,000人(4位)​
鹿島アントラーズ670,559人472,559人(4位)​198,000人(3位)
浦和レッズ666,981人482,321人(2位)​185,000人(5位)​
横浜F・マリノス646,339人510,339人(1位)136,000人(7位)
名古屋グランパス573,798人460,798人(5位)​113,000人(10位)
ヴィッセル神戸524,842人209,842人(10位)​315,000人(2位)
東京ヴェルディ405,768人69,768人(28位)​336,000人(1位)
セレッソ大阪396,225人248,225人(8位)​148,000人(6位)
FC東京387,125人271,125人(6位)​116,000人(8位タイ)​
ガンバ大阪360,435人244,435人(9位)​116,000人(8位タイ)
2025年時点でのランキング

1位:川崎フロンターレ

SNS総合1位に輝いたのは川崎フロンターレ(約67.1万人)でした​。

川崎はXフォロワー数こそ3位ですが、Instagramフォロワーが19.2万人と上位に入り合計でトップに立ちました​。

「北は東京、南は横浜、大都市に挟まれた街」である川崎がこのランキングで頂点に立ったことについて、デジタルマーケティングの大成功が背景にあると分析されています​。

川崎は地域密着型クラブとして地元参加型のSNS企画(例:ハロウィン仮装イベント)を積極展開しつつ、チームの好成績も相まってファン層を広げました​。

平均入場者数は1999年J2参入時の5396人から2024年は2万1076人へと約4倍に増え​、現実世界とSNS双方でファンを増やした模範的存在と言えます。

2位鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズ(約67.0万人)はX約47.3万人・IG約19.8万人で、いずれも上位にランクイン​しています。

鹿島はホームタウン(鹿嶋市など5市合計人口26万人)の規模を考えると異例なほど外部にファン影響力が及んでおり、ファンがホームタウンの外側にも波及していると評されています​。

常勝軍団の実績に裏打ちされた全国的ブランド力がデジタルにも反映された形です。

3位:浦和レッズ

浦和レッズ(約66.7万人)はXフォロワー数では約48.2万人でリーグ2位と突出しています。公式サイトでも「Xフォロワー数Jリーグナンバーワン!」とうたうほどで​、投稿すれば瞬時に数百のリポストやいいねが付く拡散力は他クラブの羨む圧倒的なものです​。

浦和はIGも18.5万人で5位につけており​、ACL制覇など国際舞台での活躍や大物選手の加入でさらに伸びる可能性を秘めています​。

4位以下のクラブ

SNSランキングで最もユニークな存在が7位東京ヴェルディ(約40.6万人)です​。

ヴェルディはXフォロワーこそ約7万人で全体28位と少ないものの、Instagramフォロワーは33.6万人で全クラブ堂々の1位という極端な構成になっています​。契機は2022年にインドネシア代表DFプラタマ・アルハン選手が加入したことでした​。

人口約2.79億のインドネシアから彼を追って膨大なファンがヴェルディのIGアカウントに流入し、加入前3万人程度だったフォロワーはピーク時45万人超まで急増​。

2025年2月時点でもアルハン退団後ながら33.6万人で首位をキープしています​。アルハン本人のフォロワー数は876万と桁外れで​、「世界的にXより利用者が多いIGだからこそ海外ファンを取り込めた」と分析されています​。ヴェルディはクラブとしてはJ2ですが、SNS上ではJ1強豪並みの存在感を発揮する特殊例と言えます。

8位セレッソ大阪(約39.6万人)はX約24.8万人・IG約14.8万人で、大阪勢ではガンバを上回りました​。C大阪は近年「セレ女」と呼ばれる女性ファン獲得に注力し、SNSでも女性向けのプレゼント企画や美容・ファッションとのコラボを積極展開しています​。

その効果もありInstagramフォロワー数はリーグ6位と健闘しており​、クラブOBも「広報の並々ならぬ努力でガンバより総フォロワー数が上回った」と評価しています​。

同じ大阪でも歴史やタイトル数で劣るC大阪がデジタルで巻き返した好例でしょう。

9位FC東京(約38.7万人)はX約27.1万人(6位)・IG11.6万人(8位タイ)とバランス良くランクインしました

首都クラブとして有名ブランドとコラボしたSNS企画(例:ニューバランス社と共同の写真投稿キャンペーン)を開催するなど、SNS活用にも積極的です​。

10位ガンバ大阪(約36.0万人)はX約24.4万人(9位)・IG11.6万人(8位タイ)で、こちらも幅広い層に発信できています​。ガンバは成績低迷期でも根強いファンが多く、残留争いの2023年でもSNSフォロワー数は増加傾向でした。今季の躍進で来季以降さらにデジタル人気を伸ばす可能性があります。

2024年Jリーグクラブ営業収入(グッズ売上)ランキング

クラブ営業収益(売上高)前年比
浦和レッズ103.84億円+22.57億
川崎フロンターレ79.63億円+9.84億
ヴィッセル神戸70.37億円+6.72億
ガンバ大阪65.74億円+6.05億
横浜F・マリノス65.09億円+0.28億
鹿島アントラーズ64.62億円+3.46億
名古屋グランパス63.03億円+2.12億
FC東京59.29億円+6.55億
清水エスパルス (J2)51.01億円+0.14億
セレッソ大阪48.68億円+6.52億

ランキング上位のクラブについて

営業収入ランキングでは、浦和レッズが初の100億円超えで堂々の1位となりました。ACL制覇による賞金や入場収入増などが寄与し、前年から22.57億円もの増収で一気に大台を突破しています​。

2位の川崎フロンターレ(79.63億円)も好調で、こちらも約10億円の増収となりました。川崎は近年タイトル獲得とファン拡大に成功し、スポンサー収入やグッズ売上も右肩上がりです​。

3位ヴィッセル神戸(70.37億円)は2023シーズンに悲願のJ1初優勝を達成し、チケット・グッズ・スポンサー全てで増収しています​。特にスポンサー収入はリーグ全体5位の27億4100万円に上り​、イニエスタ退団後も高額の支出を支える収益基盤を確保しています。

4位以下のクラブについて

4位以下もガンバ大阪(65.74億円)​、横浜F・マリノス(65.09億円)​、鹿島アントラーズ(64.62億円)​、名古屋グランパス(63.03億円)​、FC東京(59.29億円)​と錚々たる顔ぶれが並びます。これら強豪クラブはおおむね年間2~4億円規模で増収しており​、いずれもコロナ前を上回る収益を達成しています。

注目すべきは、清水エスパルスがJ2所属ながら51.01億円で全体9位に入った点です​。清水は2023年にJ2降格となりましたが、観客動員やスポンサー支援が揺るがず、売上高は前年並みの水準を維持しました​。

豊富なスポンサーと熱心なファン層を持つ清水は、J2でも経営面でトップクラスの規模を誇ります。同じくJ2では磐田も42.54億円(全体12位)と健闘しており​、伝統クラブの底力が伺えます。

グッズ売上について

営業収入の内訳を見ると、浦和のような観客数の多いクラブは入場料収入が突出し​、また物販(グッズ)収入でも浦和が15.83億円で断トツでした。

次いで横浜FM(12.44億)、川崎F(9.51億)、鹿島(8.93億)、神戸(8.31億)あたりがグッズ売上の多いクラブです​。

浦和は豊富なグッズ展開と熱狂的ファンによって「物販収入Jリーグ1位」を誇り​、その額はJ1平均の約3倍にも達します。

他方、親会社主導のクラブでは物販を代理店委託している場合もあり単純比較はできません​(例:柏レイソルの物販収入は僅か0.11億円で、代理店経由販売のため低い数値に見える​)。

いずれにせよ、グッズ収入はJ1全体で100億円規模(平均5.56億円)を占めており​、サポーター人気がクラブ財政を支える重要な柱となっています。

まとめ

以上、観客動員数・SNSフォロワー数・営業収入の観点からJリーグ各クラブのサポーター人気をランキング形式で見てきました。

総合的に見ると、浦和レッズが桁違いの支持を集めていることが浮き彫りになりました。スタジアム動員・デジタル発信力・収入規模のいずれもリーグトップクラスで、「サポーターが選ぶ最強クラブ」の呼び声も高いです​。

一方で、川崎フロンターレのように地道なファン作りで後発組から人気クラブへ躍進した例​や、東京ヴェルディのように海外市場を取り込んで存在感を示す異例のケース​もあり、クラブごとの個性が光ります。

また、清水エスパルスやジュビロ磐田といった伝統クラブはカテゴリが下がっても支援が厚く、将来の再興に期待が持てます。

Jリーグ全体では、観客数・収益ともにコロナ禍からV字回復を遂げ、リーグ拡張(2024シーズンからJ1は20クラブ体制)も進んでいます​。

今後は地域密着の深掘りとグローバルな発信を両立させながら、各クラブが特色あるサポーター文化を育んでいくことでしょう。

例えば、浦和や鹿島のように伝統を重んじる熱狂的ウルトラス、川崎やC大阪のようにイベント・企画でファン層を広げるスタイル、FC東京や神戸のように世界的スターを契機に新規ファンを掴む戦略など、多様なアプローチが共存しています。

サポーターにとっても、自分の応援が「12人目の選手」としてクラブを強くする手応えを感じられる時代です。スタジアムで声援を送ることはもちろん、SNSで情報を拡散したりグッズを手に取ったりすることがクラブの未来を支える原動力となります。

ぜひ皆さんも推しクラブの試合観戦やSNSフォロー、グッズ購入などで参加し、Jリーグをさらに盛り上げていきましょう!