フットボール戦士 
日本全国にはサッカーの名門校が数多く存在します。
本記事では、各都道府県ごとに高校サッカーの強豪校を1校ずつピックアップし、その実績や特徴を紹介します。
選定基準は全国大会での成績（インターハイ・高校選手権）、プロ選手の輩出実績、部活動環境（指導者や設備）、そして地域での評判など総合的な観点から判断しました。
また、直近の全国大会での結果や有名OB、学校の練習環境や過去の名勝負エピソードなども交え、サッカーが強い高校の魅力に迫ります。それでは、地域ごとに各都道府県代表のサッカー強豪高校を見ていきましょう。
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第103回全国高校サッカー選手権
【3回戦】第1試合
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高校サッカー全国大会への出場回数が最多30回に及ぶ北海道屈指の伝統校で、インターハイも29回出場という超名門校です。
冬の選手権で初のベスト4に進出した北海道代表として名を轟かせた存在で、冬場の厳しい寒さを克服するための練習工夫もよく知られています。
OBにはJリーグで活躍した選手もおり、人工芝グラウンドなど練習環境も充実。雪深い北海道から全国に勝ち進んだサッカーの強い高校として地元の誇りです。
- 宮澤裕樹（コンサドーレ札幌）
- 西山峻太（Y.S.C.C. 横浜）
- 櫛引一紀（名古屋グランパス）
全国高校選手権で優勝4回を誇る全国有数の強豪校で、2016年度・2018年度の選手権優勝校でもあります。近年は全国大会で常に上位進出しており、過去10年の選手権勝利数は単独24勝で全国トップクラス。
柴崎岳など多数のプロを輩出し、冬は豪雪で屋外練習が困難なハンデを克服すべく全国から有望選手が集まる環境が整っています。雪国青森から全国制覇を成し遂げたエピソードは有名で、まさに「高校サッカー界の王者」の一角と言える存在です。
- 柴崎岳（鹿島アントラーズ）
- バスケス・バイロン（FC町田ゼルビア）
- 宇野禅斗（清水エスパルス）
岩手県で唯一、選手権全国優勝を経験している伝統校です（第63回大会で初優勝）。
東北の中では早くから全国大会で結果を残しており、堅守と組織力に定評があります。
長年県内の高校サッカーをけん引し、全国大会出場も常連。近年は全国での苦戦が続いていますが、過去には選手権でベスト4進出の実績もあり、地元では今なお「岩手のサッカーといえば盛商（盛岡商）」と語られる存在です。
- 鳴尾直軌（サガン鳥栖）
宮城県内屈指の進学校でありながらサッカー部も強豪として知られ、全国大会への出場歴多数の名門です。
インターハイ出場15回・選手権出場6回を誇り、宮城県勢として何度も全国大会で勝利を挙げてきました（宮城県代表の過去最高成績はベスト8止まりですが、東北学院はその壁突破に最も近い存在と期待されています）。
OBにはJリーガーも輩出し、文武両道のチームカラーが特徴です。県予選でのライバル仙台育英や聖和学園との激戦は毎年話題となり、サッカー部の強い高校として地元でも高い評価を受けています。
- シュミット・ダニエル（KAAヘント）
- 土橋正樹（浦和レッズ）
選手権優勝2回の実績を持つ伝統校で、昭和の時代から東北勢の雄として名を馳せました。
近年は雪国ゆえの苦戦もありましたが、2018年度の選手権では14年ぶりに勝利を収め、一気に3勝してベスト8入りを果たしています。
冬季は体育館練習など工夫を凝らし、「雪国の雄」として培った粘り強い守備と伝統の堅守速攻スタイルで全国に挑み続けています。
- 鈴木陽成（みちのく仙台FC）
- 斎藤純平（ブラウブリッツ秋田）
体育科を擁するスポーツ強化校で、ここ10年でインターハイ10回・選手権11回出場と全国大会の常連校になりつつあります。
全国大会での勝利こそ少ないものの（山形県勢は選手権で10年間未勝利が続いていました）、確かな実力を持ち東北大会などでも上位に進出。
練習環境も整い、有望な地元選手が集まる山形の強豪です。2016年インターハイでは全国初勝利を挙げるなど着実に力をつけ、雪国山形からの躍進が期待されています。
- 渡部博文（ベガルタ仙台など）
- 菅井直樹（ベガルタ仙台など）
近年台頭した私立強豪で、選手権ではベスト4進出（2018年度）やベスト8常連の実績を持ちます。過去10年間の選手権勝利数は15勝にも達し、全国トップ5に入るほど。
テクニック重視の攻撃的サッカーで知られ、Jリーガーも多数輩出。直近の全国高校サッカー選手権（第100回大会）でもベスト4入りを果たし、PK戦までもつれる激戦を演じました。雪深い福島から全国に挑戦し続けるサッカー強豪校として、その名を全国に轟かせています。
- 安齋悠人（京都サンガFC）
- 染野唯月（東京ヴェルディ）
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第103回全国高校サッカー選手権#前橋育英 (群馬) 7大会ぶり2回目の優勝 👏
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鹿島アントラーズのお膝元・鹿嶋市にある私立強豪校で、インターハイや選手権の常連です。近年の茨城県大会では優勝や上位進出を繰り返し、選手権でも全国ベスト16入りの経験があります（茨城県勢では2010年度に全国ベスト8進出）。
プロ選手も輩出しており、攻守にハードワークするスタイルが持ち味。
設備面では専用グラウンドや寮も完備され、鹿島アントラーズのユース出身者が進学するケースもあるなど、恵まれた環境で部活動に打ち込める学校です。地元では「鹿学（鹿島学園）の時代」と称されるほど近年は圧倒的な強さを発揮しています。
- 上田綺世（フェイエノールト）
- 町田浩樹（ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ）
全国大会での勝利数が群を抜く栃木の強豪校で、過去10年の選手権勝利数は13勝と全国トップ10入りしています。
選手権では2019年度にベスト4進出を果たし、その堅守と粘り強さは全国的にも知られるようになりました。
インターハイでも上位常連で、プロ入りしたOBにFWオナイウ阿道（トゥールーズ）などがいます。全寮制でチームワークを鍛え、栃木県内無敵の存在として君臨。2018年大会準決勝でPK戦までもつれた激戦（青森山田に惜敗）は語り草で、県民からも「ヤチュー」の愛称で親しまれる名門です。
- 松井蓮之（ベガルタ仙台）
- 稲見哲行（東京ヴェルディ）
2017年度全国高校サッカー選手権の優勝校であり、群馬県初の日本一に輝いた強豪です。
近年は選手権に毎年のように出場し、2010年代以降だけでも全国制覇1回・準優勝1回と結果を残しています。
OBに松田直樹（元日本代表）らプロ選手も多く、運動量豊富な攻守切り替えの速いサッカーが特徴。
高いレベルの指導陣と整った練習環境で、県外からの進学者も多数です。2017年決勝では劇的な逆転勝利で初優勝を飾り、「熱血イレブンが群馬に初優勝旗をもたらした」と全国に感動を与えました。
- 山口素弘（横浜フリューゲルスなど）
- 松田直樹（横浜Fマリノス）
- 細貝萌（浦和レッズなど）
かつて高校サッカー御三家と呼ばれた埼玉勢を代表する名門で、全国選手権優勝3回の実績を持ちます。
1970年代に全国大会を3度制覇し黄金期を築き、元日本代表の水沼貴史ら名選手を輩出。
近年は県内の私立台頭もあり全国制覇から遠ざかっていますが、依然として伝統校としての地位は健在です。
部員数も多く層の厚さがあり、OB会のサポートなど伝統ならではの強みも。夏冬合わせ全国大会出場は計20回超に及び、埼玉県民には「浦和南＝サッカーの名門」という認識が根強く残っています。
- 水沼貴史（横浜マリノス）
- 永田拓也（浦和レッズ、横浜FCなど）
全国優勝5回を誇る高校サッカー界の超名門で、選手権最多優勝校の一つです。通称「市船」（いちふな）の名で知られ、Jリーグや海外で活躍するOBも数知れず（和泉竜司、杉岡大暉などが近年のOB）。
2011年度の選手権優勝以降は全国制覇から遠ざかるものの、近年も選手権ベスト4・インターハイ優勝など常にトップクラスの成績を残しています。
強豪同士のライバル流通経済大柏高校との対戦は「千葉ダービー」として全国的にも注目され、市船伝統の赤いユニフォームが冬の国立競技場で躍動する姿は高校サッカーファンの胸を熱くします。
- 鈴木唯人（ブレンビーIF）
- カレン・ロバート（VVVフェンローなど）
- 北嶋秀朗（柏レイソル）
全国選手権優勝6回という輝かしい実績を持つ高校界屈指の名門。
1974～1992年の間に6度全国制覇し、帝京時代と呼ばれる黄金期を築きました。
OBには中田浩二・田中達也など日本代表経験者も多数で、攻守の個人技に優れたスタイルが伝統です。
近年は全国タイトルから遠ざかっていますが、都内有数の強豪であることは変わらず、2023年度も選手権東京都予選ベスト4に進出。部寮や人工芝グラウンドを完備し、総勢100名超の部員がしのぎを削ります。
伝統校ゆえのプライドと「王者帝京復活」への期待が常にかかる存在です。
- 中田浩二（鹿島アントラーズ）
- 田中達也（浦和レッズ）
神奈川を代表する私立強豪校で、選手権では1995年度準優勝・2012年度準優勝と全国であと一歩まで迫った実績があります。近年の選手権勝利数も7勝を数え、神奈川勢では突出した全国成績を収めています。
OBに中村俊輔をはじめJリーガーが多数おり、攻撃的でテクニカルなサッカーが持ち味。高体連とJクラブ下部組織がひしめく神奈川において、常にトップを争う存在です。
2012年選手権決勝では惜しくも敗れ涙を呑みましたが、この桐光学園フィーバーは県内に大きな感動を与えました。
- 中村俊輔（横浜Fマリノス）
- 小川航基（ナイメヘンなど）
全国高校選手権優勝2回（2009年度・2020年度）を誇る近年台頭著しい強豪校。
特に2020年度の選手権では激戦を勝ち抜き、2度目の全国制覇を達成しました。フィジカルとテクニックを兼ね備えた選手が多く、全国有数の得点力を武器にしています。
帝京第三高校など他の県内強豪を抑えて近年は山梨学院が県予選を連覇中。
練習環境も整い、全国から有望選手が集まる傾向にあります。プロで活躍するOBには前田大然などがいて、山梨サッカーの新たな伝統校として地位を築きつつあります。
- 前田大然（セルティックFC）
- 一瀬大寿（ヴァンフォーレ甲府）
新潟県勢として全国大会で躍進している新興勢力。2019年度・2020年度の選手権で連続ベスト4に進出し、その攻撃的なサッカーで注目を集めました。
首都圏の強豪・帝京高校系列の強みを活かし、全国から選手をスカウト。OBにはJリーガーも生まれています。
最新の人工芝ピッチやスポーツ寮を完備し、指導者もJ経験者が揃うなど環境は抜群です。雪国新潟から全国制覇を目指すその姿は「北陸の雄」として他県からも一目置かれる存在で、2021年度選手権準決勝では青森山田に惜敗するも互角の戦いを演じました。
- 松村晟怜（湘南ベルマーレ）
- 田中克幸（コンサドーレ札幌）
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2回戦で生まれたゴールをチェック✔️
第103回全国高校サッカー選手権
【2回戦】第2試合
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『月島琉衣の全力高校サッカー～2回戦』
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2013年度全国高校サッカー選手権の優勝校で、北信越勢として史上初めて冬の日本一に輝いた名門です。決勝では延長戦の末に劇的勝利を収めました。
OBには日本代表でも活躍した柳沢敦がおり、高い個人技と勝負強さがチームの伝統。県内でも常にトップを走り、練習環境や指導体制も充実しています。
初優勝当時、富山駅前にサポーターが集結して快挙を祝った様子は地元の伝説となっており、雪国旋風を巻き起こした強豪校です。
- 柳沢敦（鹿島アントラーズ）
- 西村拓真（横浜Fマリノス）
2014年度全国選手権の優勝校であり、全国大会常連の北陸屈指の強豪です。2014年決勝では悲願の初優勝を遂げ、前年の悔しい準優勝から見事雪辱を果たしました。
OBには元日本代表MFの本田圭佑が在籍していたことでも有名で（本田は在学中2005年度大会準優勝）、個の力を生かした攻撃サッカーが伝統です。
全国制覇後も安定して石川県大会を勝ち抜き、2019年度選手権でもベスト8進出。高校年代最高峰のプレミアリーグにも参戦しており、石川から全国区のスターを輩出し続けています。
- 本田圭佑（名古屋グランパスなど）
- 豊田陽平（サガン鳥栖など）
「北陸の帝王」と称される県立伝統校で、全国大会出場回数は福井県最多を誇ります。
過去に選手権ベスト4進出の経験もあり、長年にわたり福井県サッカーをけん引してきました。
近年も県予選で連続優勝を遂げるなど県内無敵の強さで、高校総体（インターハイ）では北信越優勝経験もあります。
堅実な守備と組織力ある攻撃が持ち味で、冬の選手権では初戦突破の常連校です。福井県勢は全国優勝こそまだありませんが、丸岡高校の存在が常に「福井から全国へ」の期待を背負っており、その全国大会での健闘ぶりは地元に勇気を与えています。
- 梅井大輝（横浜Fマリノスなど）
- 棗佑喜（川崎フロンターレなど）
旧校名・創造学園高校からサッカー強化に乗り出し、現在では長野県内トップクラスの実力を持つ私立校です。2021年度選手権に初出場を果たし、2022年度も連続出場を達成するなど勢いがあります。
強化方針としてJリーグ下部組織からの入学者も積極的に受け入れ、テクニックと戦術理解度の高いチームを編成。
インターハイ出場も常連で、県内ライバルの市立長野や上田西を凌ぐ成績を残しています。
専用グラウンドや寮も完備し、長野県勢初の全国ベスト8進出を目標に掲げる新興のサッカー強豪校です。地域の期待を背負い、「松本から全国制覇へ」を合言葉に快進撃を続けています。
- 梅井大輝（横浜Fマリノスなど）
- 棗佑喜（川崎フロンターレなど）
近年、岐阜県内で圧倒的な強さを誇る私立強豪校です。岐阜県大会を6連覇中（2023年度まで）で、選手権への出場回数も通算11回に達しています。
ここ10年で選手権に7度出場するなど全国常連となり、「岐阜一強」の時代を築いています。
特に攻撃力が高く1大会で20得点以上を記録した年も。帝京大系列のネットワークを活かし指導者陣も充実しており、「日本一を狙えるチームを作る」という目標の下で強化が続けられています。
地方から全国制覇を目指す注目校として、その存在感は年々増しています。
- 杉本太郎（鹿島アントラーズなど）
- 久保藤次郎（サガン鳥栖など）
高校サッカーの名門県・静岡を代表する強豪で、全国選手権優勝2回（1995年・2019年）を誇ります。2019年度の選手権決勝では青森山田との死闘を3-2で制し、24年ぶりの日本一に輝きました。
伝統の「ブラジル仕込み」のテクニカルなサッカーで全国的にもファンが多く、OBには三浦知良・大島僚太・旗手怜央ら日本代表級の選手がずらりと並びます。
部の強化方針として留学生の受け入れなどもいち早く導入し、多様性あるチームを形成。まさにサッカー王国静岡の象徴とも言える存在で、2022年度も選手権ベスト8入りするなど安定した強さを見せています。
- 三浦知良（ヴェルディ川崎など）
- 南雄太（柏レイソルなど）
- 大島僚太（川崎フロンターレ）
- 旗手怜央（セルティックFCなど）
- 古川陽介（ジュビロ磐田など）
古豪復活を遂げた愛知の雄で、近年約10年間で選手権に7度出場するなど全国舞台に返り咲いています。
夏冬連続で愛知県大会を制するなど指導力を発揮し、2019年度には選手権でベスト16入りを達成しました。
かつて全国優勝4回を遂げた名門・刈谷高校に代わり、私学台頭が著しい愛知にあって中京大中京は伝統校として意地を見せています。
OBには宮市亮らが在籍し、テクニックと組織力を兼ね備えたスタイルが持ち味。文武両道の校風でスポーツ推薦は控えめながらも、地元出身選手を中心に全国で戦えるチームを作り上げています。
- 宮市亮（フェイエノールトなど）
全国選手権優勝1回（1985年度）を誇る三重の名門で、全国大会での安定した強さから中工の名で親しまれています。2013年度選手権ではベスト4に進出するなど近年も全国上位の常連で、過去10年の選手権勝利数も10勝に上ります（2017年度大会ではベスト8）。
OBには日本代表FW浅野拓磨らがいて、走力とフィジカルを活かした伝統の堅実なサッカーが特徴です。
長年指導を務めた樋口士郎監督の下で培われた規律と闘志は今も脈々と受け継がれ、東海地区では常に優勝候補の一角に名が挙がる強豪校として知られます。
- 浅野拓磨（RCDマジョルカなど）
- 坪井慶介（浦和レッズなど）
2005年度全国選手権優勝校で、セクシーフットボールと称された華麗なパスサッカーで一世を風靡しました。
初優勝時のメンバーからは乾貴士（元日本代表）をはじめJリーガーを複数輩出し、当時の攻撃的スタイルは「野洲マジック」と呼ばれる伝説に。
現在も県内有数の強豪として君臨し、選手権出場こそ減ったもののインターハイや新人戦で上位の常連です。
高度な技術に裏付けされたポゼッションサッカーは健在で、滋賀県民からも「また野洲の魔法が見たい」と熱烈に応援されています。部員数は少数精鋭ですが、過去の全国制覇という大きな財産が後輩たちの糧となっています。
- 乾貴士（SDエイバルなど）
- 青木孝太（ジェフユナイテッド千葉など）
2010年代以降に急速に力をつけた新興強豪で、選手権では2012年度準優勝の実績があります。近年の選手権勝利数は10勝を数え、京都府勢として全国上位の常連となっています。
2021年度・2022年度と選手権京都府予選を連覇しており、東山高校との京都決勝対決は3年連続で実現するなど京都二強時代を築いています。
全国でもベスト8・ベスト4に進出するなど結果を残し、プロも輩出。人工芝グラウンド完備の充実環境で、攻撃的かつハードワークするサッカーを標榜。古都京都から全国制覇を虎視眈々と狙う注目校です。
- 仙頭啓矢（京都サンガFCなど）
- 小屋松知哉（名古屋グランパスなど）
近年目覚ましい躍進を遂げ、大阪府最強との呼び声も高い私立高校です。現日本代表で欧州でも活躍する南野拓実（ASモナコ）や古橋亨梧（セルティック）を輩出しており、まさに今注目されている高校の一つです。
人工芝グラウンドを備え、C大阪ユース所属の選手も在籍するなど恵まれた環境の中、選手権大阪予選でも連年で優勝争いに絡む圧倒的な強さを発揮しています。
フィジカル強化と徹底した戦術練習で年々チーム力を上げ、2019年度には大阪勢として久々に選手権ベスト4まで勝ち進みました。J下部組織全盛の大阪にあって、高体連から全国制覇に最も近い存在として期待されるサッカー強豪校です。
- 南野拓実（ASモナコFCなど）
- 古橋亨梧（セルティックFCなど）
- 杉本健勇（セレッソ大阪など）
2004年度全国選手権優勝校であり（兵庫県勢18年ぶりの全国制覇）、長年兵庫県の高校サッカーをリードする名門です。
日本代表FW岡崎慎司（シント＝トロイデンなど）を輩出したことで有名で、岡崎が3年時に全国優勝を成し遂げました。
以降も全国大会の常連で、近年も選手権やインターハイで上位進出を果たしています。強固な守備と縦に速いサッカーで知られ、2017年度選手権ではベスト4進出。
広大な専用グラウンドと学生寮を完備し、部員数も100名規模の大所帯。兵庫県は高校サッカー優勝回数18回と全国最多ですが、その最新の栄冠をもたらした滝川二は今も兵庫の絶対王者として君臨しています。
- 岡崎慎司（レスターなど）
- 加地亮（FC東京など）
- 金崎夢生（鹿島アントラーズなど）
奈良県内で最多の全国大会出場を誇る私立強豪校です。選手権出場回数は10回を超え、近年も県大会4連覇（第103回大会まで）を達成するなど無類の強さ。
全国大会での最高成績はベスト16ですが、近畿大会などでは上位に進出しており、公立勢の一条高校や五條高校との激戦も話題になります。
部員数の多さと層の厚さが強みで、フィジカルと運動量に勝るサッカーを展開。全国レベルの壁突破に向けてプロ出身コーチを招くなど強化を図っており、奈良から初の全国ベスト8進出を目標に掲げています。奈良県民からは「まず育英ありき」と言われるほど信頼の厚い強豪校です。
- 楢崎正剛（名古屋グランパスなど）
和歌山・奈良・大阪の県境に位置する私立校で、全国的にも有名な強豪です。2000年度選手権でエース吉原宏太が得点王に輝き、同選手はのちにシドニー五輪日本代表にも選出されました。
このようにプロ選手の輩出も多く、全国大会でもしばしば上位に進出。寮完備で県外からの入部者も多く受け入れ、グラウンドには夜間照明設備も整うなど練習環境も抜群です。
「考えるサッカー」をスローガンに掲げ、文武両道で知られる進学校としての側面も持ちます。
近年は和歌山県予選で連続優勝を遂げており、県内無敵の強さと全国でも通用する個人技で、和歌山から全国へとの期待に応え続けています。
- 吉原宏太（コンサドーレ札幌など）
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2回戦で生まれたゴールをチェック✔️
第103回全国高校サッカー選手権
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『月島琉衣の全力高校サッカー～2回戦』
地上波日テレ 1/1(水) 深夜25時54分 pic.twitter.com/NpMv8nnRJq
全国的な強豪校が少ないと言われる鳥取県において、近年目覚ましい活躍を見せている私立強豪校です。2019年のインターハイ決勝では“絶対王者”青森山田を延長まで追い詰め、残り1分までリードする健闘で準優勝という快挙を成し遂げました。
選手権でもベスト8の常連となり、OBには日本代表DF昌子源（鹿島→トゥールーズ）がいるなどプロ輩出も増えています。
人工芝のグラウンドを備え、県外からも有力選手が集う環境で、「山陰から全国制覇」を掲げる勢いのあるチームです。青森山田の黒田前監督も「徹底したしたたかな戦い方で驚異的な力」と米子北を称賛するほどで、全国の強豪から一目置かれる存在となりました。
- 昌子源（鹿島アントラーズなど）
- 佐野海舟（FSVマインツ05など）
島根県松江市にある私立強豪校で、選手権出場18回・インターハイ出場13回を誇り、長年山陰地方を牽引してきた名門です。
第89回全国選手権（2010年度）ではベスト4に進出し、「島根の曲者」と称された南健司監督の下で全国に爪痕を残しました。
全国大会の常連校として培った経験値は高く、留学生選手の力も巧みに取り入れて近年も安定した成績を維持。全天候型の練習場も備え、雨天でもトレーニング可能な環境です。
フィジカルの強さとセットプレーの巧さに定評があります。地域からは「淞南が勝てば山陰が沸く」と言われ、地元の誇りとして応援されています。
- 井上健太（横浜F・マリノスなど）
2022年度全国高校選手権の優勝校で、中国地方勢としては48年ぶりとなる偉業を成し遂げた新興強豪です。決勝では京都橘を3-1で下し、岡山県勢初の日本一に輝きました。
初出場から一気に頂点まで駆け上がったストーリーは全国に衝撃を与えました。
中四国エリアでいち早く強化指定校となり、Jクラブ下部組織出身者も多数在籍。寮生活で規律と結束力を高め、専用グラウンドでハイレベルな戦術練習を積んでいます。
優勝後も勢いは衰えず、2023年度も全国大会出場を継続。サッカーの強い高校として一躍注目を集め、中国地方のサッカー熱を大いに盛り上げています。
- 太田龍之介（ファジアーノ岡山など）
2008年度全国高校選手権の優勝校で、サッカーどころ広島を代表する伝統校です。戦前から全国大会で実績を残し続け、実に各年代通算9回の全国優勝経験（旧制中学時代含む）を持つ広島サッカーの源流とも言える存在。
2008年度決勝では強豪・鹿児島城西を延長戦で破り、歓喜の初優勝（当時の現行大会では初）を達成しました。
OBには元日本代表森重真人などがいて人材も豊富。走力と技術を兼ね備えたオールラウンドなチームカラーで、直近でもプレミアリーグWESTに参戦するなど高いレベルで戦い続けています。
かつて高校サッカー御三家と謳われた広島勢復活の象徴的存在です。
- 森重真人（FC東京など）
- 前川黛也（ヴィッセル神戸など）
山口県で6年連続選手権出場中（第103回大会時点）という圧倒的強さを誇る私立強豪校で、2021年度の第100回全国選手権ではベスト4に進出しました。
県内唯一の中高一貫体育科を持つ学校であり、部員約150名という大所帯を生かした競争がチーム力向上に繋がっています。
プロ選手も数多く輩出しており、近年ではU-18日本代表に選ばれる選手も。伝統校・山口県鴻城高校や西京高校との「県内二強対決」を制し続けており、県予選6連覇という偉業を達成中です。
寮での食事管理などフィジカル面の強化にも力を入れており、「山口から全国優勝を！」という悲願に向け着実に階段を上っています。
- 高松大樹（大分トリニータなど）
公立ながら全国屈指のサッカー強豪校として知られ、1992年にはインターハイ優勝、1991年には全日本ユース選手権優勝という華々しい実績を持ちます。
選手権での最高成績はベスト8ですが、選手権出場回数も県内最多で、長年徳島県代表の座を勝ち取ってきた名門です。90年代の黄金期には攻撃的サッカーで全国を制し、当時のエース森山泰行は後に名古屋グランパスなどで活躍しました。
現在もプリンスリーグ四国で優勝争いをするなど健在で、最新の人工芝ピッチや雨天練習場も整備されています。
部員はほぼ地元徳島の出身者で占められ、「オール徳島」で全国に挑むスタイルが特徴です。県民からは「市立が全国で勝つと徳島が沸く」と親しまれ、その歴史と伝統は色褪せていません。
- 土居義典（川崎フロンターレなど）
香川県三豊市にある私立強豪校で、近年の香川県予選を複数回制して選手権出場を果たしています。全国大会での最高成績は2回戦（ベスト16）ですが、2017年度選手権ではPK戦までもつれる熱戦を演じ存在感を示しました（香川県勢はこれまで選手権ベスト8進出がなく、香川西もあと一歩でその壁に迫る実力を持っています）。
指導体制も年々強化され、攻撃的でアグレッシブなサッカーが身上。グラウンド2面を有し、ウエイト設備も充実する環境で選手育成に努めています。
公立の伝統校・丸亀高校や高松商業高校を抑えて台頭した新興勢力として注目され、香川県初の全国ベスト8入りを目標に掲げる意欲的なチームです。
- 登里亨平（川崎フロンターレなど）
1989年度全国高校選手権の優勝校で、四国勢として初めて冬の日本一に輝いた歴史的強豪です。
過疎地域の小規模校ながら、「イレブンミサイル」と呼ばれた怒涛の攻撃サッカーで全国制覇を成し遂げた物語はドラマとしてテレビ放映もされました。決勝で倒したのは当時の強豪・武南（埼玉）で、2-1の激闘は今も語り草です。
近年は県内の新興勢力に押されていますが、「愛媛に南宇和あり」と言われた伝統は健在で、献身的な守備と粘り強さは変わりません。部員数減少という課題に直面しつつも、地域一体となった支援で再び全国の舞台を目指しています。
- 吉本岳史（横浜FCなど）
学業優秀な私立高校ですが部活動も盛んで、サッカー部は高知県4強の一角を占める強豪です。
全国大会出場は選手権・総体合計で15回以上にのぼり、1969年度選手権ではベスト4という輝かしい成績も収めています。
近年では2021年度選手権で24年ぶりに全国出場を果たし初戦突破を成し遂げ、県立高知工業高校などとの激戦区を制しました。圧倒的な攻撃力が武器で、県リーグでは18試合113得点という記録も残しています。
地元クラブチームとも連携した育成を展開。高知県勢は長らく全国ベスト8の壁に阻まれていますが、その突破に最も近いとされる存在です。
- 高杉亮太（FC町田ゼルビアなど）
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— 高校サッカー日テレ公式 (@ntv_hss) January 11, 2025
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第103回全国高校サッカー選手権
【準決勝】第1試合
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『月島琉衣の全力高校サッカー～準決勝』
地上波日テレ 1/11(土) 深夜25時29分 pic.twitter.com/pvKgTbOfly
全国選手権優勝3回・高校総体優勝3回と、高校サッカー史上屈指の全国タイトル数を誇る超名門です。1997～1999年には選手権3連覇＋インターハイ3連覇という伝説的偉業（赤い彗星時代）を成し遂げ、一時代を築きました。
OBには長友佑都や毎熊晟矢ら日本代表クラスが多数おり、現在も福岡県内の絶対王者。近年も2015年度選手権優勝・2016年度選手権準優勝と全国トップの実力を示しています。
高い個人技と走力、そして勝者のメンタリティを植え付ける指導で、常に「打倒・東福岡」を掲げる挑戦者を退けてきました。全国最多タイとなる選手権優勝3回の看板は伊達ではなく、今なお全国優勝候補に名前が挙がる高校サッカー界の王者です。
- 本山雅志（鹿島アントラーズなど）
- 長友佑都（インテルなど）
- 毎熊晟矢（AZアルクマールなど）
近年頭角を現した公立の強豪校で、2020年代に入り選手権出場を重ねています。第101回大会（2022年度）では初の2回戦進出を果たし、前年8強の市立船橋と対戦するまで躍進しました（惜しくも敗退）。
県新人戦では圧倒的な強さで優勝するなど、県内屈指の実力校に成長中。
専用グラウンドの整備やトレーニング設備の充実など部活動環境の向上にも努め、食事管理も徹底。指導陣は佐賀県出身者で固め「郷土から全国へ」を掲げており、2018年度選手権で見せた初出場ベスト8入り（佐賀北高校）に次ぐ快挙を目指しています。
近年は私立龍谷高校との2強状態ですが、そのライバル関係が佐賀県全体のレベルアップに寄与しています。
- 平河悠（ブリストル・シティFCなど）
全国選手権優勝6回・準優勝1回という驚異的戦績を残す、高校サッカー史に名を刻むレジェンド校です。
1980年代後半～2000年代前半にかけて小嶺忠敏監督の下で全国優勝を量産し、高校サッカー界の帝王と称されました。
OBには大久保嘉人（J1通算得点記録保持者）や平山相太などプロがずらりと並びます。
近年は一時低迷しましたが、小嶺監督の再就任で復活の兆しを見せ、2022年度選手権に出場。フィジカルとメンタルを極限まで鍛え上げる指導は今も健在で、「国見魂」と呼ばれる泥臭いハングリー精神は選手たちに脈々と受け継がれています。
長崎総科大附属など新興勢力の追撃を受けつつも、長崎といえば国見というブランド力は色褪せておらず、県民からの絶大な支持を集めています。
- 三浦淳寛（横浜フリューゲルスなど）
- 大久保嘉人（RCDマヨルカなど）
- 平山相太（FC東京など）
- 渡邉千真（横浜Fマリノスなど）
熊本市の郊外に位置する公立校で、九州有数の強豪として知られます。選手権では全国ベスト4が最高成績（2022年度）で、近年もコンスタントに全国大会へ出場。
巻誠一郎や谷口彰悟など日本代表・Jリーガーを多数輩出し、その育成力の高さには定評があります。2003年度は選手権ベスト8まで勝ち進みました。
寮完備で部員も100名近く所属し、全国レベルのフィジカル強化と組織戦術を徹底。九州の高校サッカー強豪校ランキングでも常に上位に挙がり、選手権ではここ数年毎回のように初戦突破を果たしています。
熊本県勢悲願の全国制覇に最も近いとされ、「いつか大津が日本一を」の声も高まっています。
- 巻誠一郎（ジェフユナイテッド千葉など）
- 谷口彰悟（シント＝トロイデンVVなど）
- 車屋紳太郎（川崎フロンターレなど）
古豪・新興が入り混じる大分県勢の中で、私立ならではの組織力で台頭してきた強豪校です。2001年度の第80回選手権では韓国人監督パク・英雄氏の下でベスト8に進出し、県勢史上初の快挙を達成しました。
その伝統は受け継がれ、近年もインターハイ出場や選手権2回戦進出など全国で結果を残しています。
中津東高校や柳ヶ浦高校と並ぶ県内三強の一角であり、韓国への遠征など独自の強化策も展開。攻撃的かつ組織的なスタイルが特徴です。
練習施設も整い、特待生制度で県外の有望選手も受け入れており、「大分から全国制覇へ」という目標に向け着々と力を蓄えています。
- 小手川宏基（大分トリニータなど）
2012年度全国高校選手権の優勝校で、九州勢としては鹿児島実業以来の全国制覇を果たした私立強豪です。決勝は京都橘とのPK戦までもつれる激闘となり、5-3で制して初優勝。それまで無名に近かった宮崎勢が掴んだ栄冠は「鵬翔ミラクル」と呼ばれました。
その後も選手権出場を重ね、2013年度以降も全国で健闘。少人数の部員構成ながら質の高いパスサッカーを展開し、プロを目指す選手の進学先としても注目されます。
県内では日章学園や宮崎日大と強豪が競いますが、その中でも鵬翔の名前は特別で、全国制覇の経験を持つ強豪校として一目置かれる存在です。
- 興梠慎三（浦和レッズなど）
全国選手権優勝2回、準優勝4回を誇る全国屈指の伝統校。「かじつ」の愛称で知られ、1970～80年代から常に全国の舞台で活躍してきました。
2005年度選手権準優勝時の応援パフォーマンス（ダンス応援）は大きな話題を呼びましたが、本業のサッカーでも安定した強さがあります。
OBには遠藤保仁や松井大輔をはじめ、数多くのJリーガー・日本代表を輩出。
鍛え抜かれたフィジカルと徹底した走力強化で、最後まで足が止まらないハードワークサッカーが持ち味です。
選手権通算出場回数は25回を超え、鹿児島のみならず九州全体でも高校サッカーの代名詞的存在。長きにわたり全国トップを争ってきた鹿実の伝統は今も色褪せず、鹿児島から再び全国制覇を狙っています。
- 城彰二（バリャドリードなど）
- 遠藤保仁（ガンバ大阪など）
- 松井大輔（京都パープルサンガなど）
- 那須大亮（浦和レッズなど）
沖縄県内最多の選手権出場回数（18回）を誇る強豪校で、体育科を有する県立校です。
伝統の赤い魂と呼ばれるランニングシャツ型のユニフォームで知られ、フィジカルとスピードを活かしたサッカーで県内無双の強さを発揮。
近年は2019年度・2023年度と県大会優勝を遂げており、選手権でもたびたび初戦突破を果たしています。
学校には人工芝グラウンドも整備され、年中温暖な気候を活かしたロング練習で基礎体力を養います。
沖縄県勢はまだ全国ベスト8進出がありませんが、その最有力候補がこの那覇西と言われます。決勝に勝てず涙した代も多いですが「沖縄を背負う誇り」で常にチャレンジを続ける、南国の雄です。
- 徳元悠平（名古屋グランパスなど）
全国47都道府県それぞれのサッカー強豪高校を、その実績や特徴とともに紹介しました。各校とも全国大会で培った伝統と誇りがあり、OBがプロや日本代表として活躍するなど輝かしい歴史を持っています。
最新の全国大会結果を見ても、地方の高校が台頭して優勝するケース（例：岡山学芸館や青森山田）が増えており、高校サッカー界全体のレベル向上がうかがえます。
今回挙げた強豪校以外にも各地に注目校は存在しますが、サッカーの強い高校を語る上で押さえておきたい代表的な学校ばかりです。
ぜひ今後の高校サッカー観戦の参考にしていただき、各地域の名門校同士の対戦や新たなスター選手の登場に注目してみてください。高校サッカー界から、これからも目が離せません。
