なでしこジャパンとはサッカー女子日本代表!名前の由来と男子の愛称

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こんな疑問を持つ方へ
  • なでしこジャパンって、どんなスポーツの何のチーム?
  • なぜ「なでしこ」なの?名前の由来と意味が知りたい
  • いつから呼ばれている?男子の日本代表の愛称は?

なでしこジャパンとは、サッカーの女子日本代表の愛称です。日本サッカー協会(JFA)が選んだ日本国籍の女子のトップ選手でつくるチームで、2011年の女子ワールドカップ(W杯)で世界一になりました。

名前は、日本の女性の美しさをほめる言葉「大和撫子(やまとなでしこ)」から付けられました。2004年7月、アテネ五輪の前に一般から募集し、約2,700通の応募の中から選ばれています。男子のサッカー日本代表の愛称は「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」で、正式に決まったのは2009年なので、なでしこジャパンのほうが先です。

この記事では、名前の由来とナデシコの花、愛称が決まった経緯とほかの候補、男子や年代別の代表の呼び名、ほかの競技の女子代表の愛称までまとめます。

なでしこジャパンとは「サッカー女子日本代表」の愛称

JFAなでしこサッカーのXの投稿(2026年3月21日)。2026年3月の女子アジアカップ(オーストラリア)で優勝したなでしこジャパン

なでしこジャパンは、サッカーの女子日本代表チームのことです。JFAの公式サイトでは「なでしこジャパン(日本女子代表)」と書かれ、正式な名前は「日本女子代表」、「なでしこジャパン」はその愛称という関係です。バレーボールやホッケーなど、ほかの競技の女子代表ではありません。

年齢制限のない、女子のいちばん上の代表チームです。監督が国内のWEリーグや海外のクラブでプレーする選手から呼び、W杯やオリンピック、アジアカップなどの国際大会で優勝を目指します。JFAによると、選手の多くはプロですが、実力があればアマチュアでも選ばれる可能性があります。

項目なでしこジャパン(2026年11月8日時点)
競技サッカー(11人制)
正式な名前日本女子代表(サッカー日本女子代表)
運営日本サッカー協会(JFA)
愛称が決まった時期2004年7月(一般からの公募)
監督狩野倫久(2026年5月就任)
女子FIFAランキング5位(2026年10月20日発表)
主な成績女子W杯優勝(2011年)、五輪銀メダル(2012年)、女子アジアカップ優勝(2026年3月ほか)
代表でプレーした選手230人(国際Aマッチに出た選手・フットボール戦士の集計・2026年10月6日時点)

※監督はJFAの2026年5月14日の発表、順位はFIFAの2026年10月20日の発表によります。

JFAによると、なでしこジャパンは女子W杯に第1回(1991年、当時の名前はFIFA女子世界選手権)から続けて出ています。2026年3月にオーストラリアで開かれた女子アジアカップでは、準々決勝でフィリピンに勝って2027年のブラジル大会で10大会連続10回目のW杯出場を決め、決勝で開催国のオーストラリアを1-0で破って優勝しました。

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これまでにどんな選手がなでしこジャパンでプレーし、誰が一番多く試合に出てきたかは、下の記事にまとめています。

名前の由来は「大和撫子」:なでしこはどんな意味?

「なでしこジャパン」の名前の成り立ち大和撫子(やまとなでしこ)大和(やまと)=日本の古い呼び名撫子(なでしこ)=ナデシコの花意味:日本の女性の清楚な美しさをほめる言葉なでしこ+ジャパン大和撫子から日本の代表チームJFAの説明:なでしこの花のように美しく、強い日本女性を表している
「なでしこジャパン」の名前の成り立ち(JFA公式サイトのよくある質問、デジタル大辞泉の「大和撫子」の項目をもとにフットボール戦士が作図)

「なでしこ」は、「大和撫子(やまとなでしこ)」という言葉から取られています。「大和」は日本の古い呼び名、「撫子」はナデシコという花の名前です。辞書(デジタル大辞泉)では、大和撫子は「日本女性の清楚な美しさをほめていう語」と説明されています。

JFAは公式サイトのよくある質問で、「なでしこジャパン」は日本の神話に出てくる女神・櫛稲田姫(くしなだひめ)の愛称である「大和撫子」にちなんで付けられ、なでしこの花のように美しく、強い日本女性を表している、と説明しています。「清楚でおしとやか」だけでなく、「強い」という意味も込めているのがポイントです。

つまり「なぜなでしこなのか」の答えは、日本の女性を表す昔からの言葉が「大和撫子」で、その花の名前に「ジャパン」を付けて、日本の女子代表らしい愛称にした、ということです。

ナデシコはどんな花?秋の七草のひとつ

ナデシコは、日本に自生する草花です。百科事典(コトバンク収録の世界大百科事典など)によると、夏から秋にかけて、ピンク色で花びらの先が細かく切れ込んだ花を咲かせ、「秋の七草」のひとつに数えられています。

「大和撫子」という言葉は、もともとはこの花の別名です。中国から来た同じ仲間の花(セキチク)が「唐撫子(からなでしこ)」と呼ばれたのに対して、日本のナデシコを「大和撫子」と呼んで区別しました。今の辞書には、この花の別名と、日本の女性をほめる言葉の2つの意味が載っています。

ポイント:「なでしこ」は花の名前、「大和撫子」は日本の女性をほめる言葉。「なでしこジャパン」は、その2つの意味を重ねた愛称です。

いつから?2004年7月、約2,700通の公募で決まった

愛称はいつから? 決まるまでと広まるまで2004年4月アテネ五輪のアジア予選で北朝鮮に3-0、五輪出場が決まる2004年5〜6月女子日本代表の愛称を一般から募集2004年7月7日約2,700通の応募から「なでしこジャパン」に決定・発表2004年8月アテネ五輪でベスト8(なでしこジャパンとして出場)2011年7月女子W杯ドイツ大会で優勝名前が全国に広まる2011年12月「なでしこジャパン」が新語・流行語大賞の年間大賞に
なでしこジャパンの愛称が決まるまでと広まるまで(JFA公式サイト、フットボールチャンネル2015年12月19日、日本女子サッカーリーグ公式サイトのコラム、J-CAST 2011年12月1日の記事をもとにフットボール戦士が作図)

「なでしこジャパン」と呼ばれるようになったのは2004年7月からです。2004年のアテネ五輪予選を戦った丸山桂里奈さんはJFAの振り返り企画で、それまでチームは「A代表」と呼ばれていて、新しい愛称は最初しっくりこなかったが、だんだん好きになったと話しています。

きっかけは、2004年4月のアテネ五輪アジア最終予選です。準決勝で北朝鮮に3-0で勝ち、女子サッカーがオリンピックに出られることが決まりました。JFAは女子代表の知名度を上げて女子サッカーを盛り上げようと、この予選のあとに愛称を一般から募集しました。

応募は約2,700通で、選考委員会を経て「なでしこジャパン」に決まり、2004年7月7日の七夕の日に発表されました。発表の会見には、浴衣姿の澤穂希さんら5人の選手が出ています(フットボールチャンネル、2015年12月19日)。翌8月のアテネ五輪では、なでしこジャパンとしてベスト8に入りました。

ほかの候補は「ヤタガールズ」など

当時JFAの専務理事だった平田竹男さんの著書『なでしこジャパンはなぜ世界一になれたのか?』(ポプラ社)によると、愛称の候補には「ヤタガールズ」「エルブルー」「ドリームブルー」などもありました(J-CAST、2011年9月13日)。「ヤタガールズ」は、JFAのシンボルマークに描かれている3本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」から取った案です。

また、JFAによると、女子代表の愛称が決まったのに合わせて、当時の国内の女子トップリーグにも「なでしこリーグ」の愛称が付けられました。今の女子プロリーグ「WEリーグ」は、2021年9月に始まった別のリーグです。

名前が全国に広まったのは2011年のW杯優勝

WEリーグ公式チャンネル「【ワールドカップ 開幕!】2011年優勝メンバー座談会!レジェンド4人が語るワールドカップ」(2023年7月公開)。2011年の優勝メンバーが当時を振り返っています。

愛称が日本中に知られるようになったのは、2011年7月の女子W杯ドイツ大会で優勝してからです。決勝ではアメリカと2-2で延長戦を終え、PK戦を制してアジアのチームとして初めて世界一になりました。

この年の「ユーキャン新語・流行語大賞」では、「なでしこジャパン」が年間大賞に選ばれています(J-CAST、2011年12月1日)。2004年の誕生から7年で、愛称そのものが日本中に知られる言葉になりました。

男子の愛称は「SAMURAI BLUE」:いつから?なでしことの違い

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サッカーの男子日本代表の愛称は「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」です。「サムライ」と、日本代表のチームカラーである「青(ブルー)」を組み合わせた名前です。

JFAによると、もとは2006年のW杯ドイツ大会に向けた応援のキャッチフレーズでした。2005年9月に新しいキャッチフレーズを作るプロジェクトが始まり、「頂点へ、全員で。」「WIN NOW!」「世界を驚かせよう。」「Make the HISTORY」「SAMURAI BLUE(2006)」の5つの案から、2005年10月にJFAの公式サイトでサポーター投票を行いました。1位になったのが「SAMURAI BLUE 2006」です。

2006年のW杯のあと、JFAの中で「これを日本代表の愛称にしてはどうか」という意見が出て、2009年に正式に男子日本代表の愛称になりました(JFAの発表は2009年10月19日)。

なでしこジャパンSAMURAI BLUE
チーム女子日本代表男子日本代表
愛称になった年2004年2009年
決め方一般から公募(約2,700通)2006年W杯のキャッチフレーズをサポーター投票で選び、のちに愛称に
由来大和撫子(日本の女性をほめる言葉・ナデシコの花)サムライ+チームカラーの青

※JFA公式サイトのよくある質問と、2009年10月19日の発表をもとにまとめました。

テレビや新聞では、「西野ジャパン」「ハリルジャパン」のように、監督の名前に「ジャパン」を付けて男子代表を呼ぶこともよくあります(J-CAST、2018年6月26日)。なお「侍ジャパン」は、サッカーではなく野球の日本代表の名前です。

年代別は「ヤングなでしこ」「リトルなでしこ」と呼ばれる

JFAなでしこサッカーのXの投稿(2026年4月19日)。2026年4月のU-20女子アジアカップで優勝したU-20日本女子代表

なでしこジャパンは年齢制限のない「A代表」です。その下には、20歳以下(U-20)や17歳以下(U-17)の年代別の女子代表があり、報道ではそれぞれ「ヤングなでしこ」「リトルなでしこ」と呼ばれることが多くなっています。2026年4月には、U-20日本女子代表がタイで開かれたU-20女子アジアカップで、決勝で北朝鮮を1-0で破って優勝しました。

チーム呼び名公式の書き方
女子日本代表(年齢制限なし)なでしこジャパンJFAの正式な愛称
U-20日本女子代表ヤングなでしこJFAは「2012年の日本開催のU-20女子W杯だけこの愛称で出場」と説明。今のJFAのページは「U-20日本女子代表」
U-17日本女子代表リトルなでしこ報道で使われる呼び名。JFAのページは「U-17日本女子代表」
国内の女子リーグなでしこリーグ2004年に女子代表の愛称に合わせて付いた(今もアマチュアの女子リーグとして続く)

JFAのよくある質問では、2012年に日本で開かれたFIFA U-20女子W杯について、「この大会のみ『ヤングなでしこ』の愛称で出場した」U-20日本女子代表が3位になったと説明しています。JFAの公式な書き方は年代(U-20・U-17)で、「ヤングなでしこ」「リトルなでしこ」は主にテレビや新聞が使う呼び名と考えるとよいでしょう。

ほかの競技の女子日本代表の愛称は?「なでしこ」はサッカーだけ

競技女子日本代表の愛称
サッカーなでしこジャパン
ホッケーさくらジャパン
ハンドボールおりひめジャパン
アイスホッケースマイルジャパン
ラグビーサクラフィフティーン(15人制)、サクラセブンズ(7人制)
バスケットボールAKATSUKI JAPAN
バレーボール火の鳥NIPPON(2009年から使われ、2024年4月に廃止)

※各競技団体の発表と報道(Sports Graphic Number、北海道新聞、デイリースポーツほか)で確認できたものだけを載せています。

「なでしこ」が付くのは、サッカーの女子代表だけです。クイズなどで「なでしこジャパンとはどんなスポーツの女子日本代表の愛称?」と聞かれたら、答えは「サッカー」です。

ほかの競技でも「◯◯ジャパン」の形の愛称は多く、ホッケーの「さくらジャパン」のように花の名前を使う例もあります。一方で、バレーボールの「火の鳥NIPPON」は、日本バレーボール協会が2024年4月に新しいエンブレムを発表したときに廃止されました(デイリースポーツ、2024年4月2日)。なでしこジャパンは2004年から20年以上、同じ愛称で呼ばれ続けています。

なでしこジャパンの次の試合は、2027年W杯の開催国ブラジルとの2連戦です。日程と放送は下の記事にまとめています。

よくある質問

Q1. なでしこジャパンとは、どんなスポーツの女子日本代表の愛称ですか?

A. サッカーです。日本サッカー協会(JFA)が運営する、サッカーの女子日本代表チームの愛称です。正式な名前は「日本女子代表」です。

Q2. なぜ「なでしこ」なのですか?

A. 日本の女性の清楚な美しさをほめる言葉「大和撫子(やまとなでしこ)」から取ったためです。JFAは、なでしこの花のように美しく、強い日本女性を表していると説明しています。

Q3. なでしこジャパンという名前はいつからですか?

A. 2004年7月からです。アテネ五輪の出場が決まったあとに一般から愛称を募集し、約2,700通の応募から選ばれて、7月7日に発表されました。

Q4. 男子のサッカー日本代表の愛称は何ですか?

A. 「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」です。2006年W杯の応援キャッチフレーズがもとで、2009年に正式な愛称になりました。「侍ジャパン」は野球の日本代表の愛称です。

Q5. 「ヤングなでしこ」「リトルなでしこ」とは何ですか?

A. 報道でよく使われる、年代別の女子代表の呼び名です。ヤングなでしこはU-20(20歳以下)、リトルなでしこはU-17(17歳以下)の日本女子代表を指します。JFAの公式な書き方は「U-20日本女子代表」「U-17日本女子代表」です。

まとめ:なでしこジャパンはサッカー女子日本代表の愛称

  • なでしこジャパンは、サッカーの女子日本代表(正式な名前は日本女子代表)の愛称
  • 由来は日本の女性をほめる言葉「大和撫子」。JFAは「なでしこの花のように美しく、強い日本女性」を表すと説明
  • 2004年7月、アテネ五輪の前に一般から募集し、約2,700通から選ばれた。ほかの候補に「ヤタガールズ」など
  • 2011年の女子W杯優勝で全国に広まり、その年の流行語大賞の年間大賞にも選ばれた
  • 男子の愛称は「SAMURAI BLUE」で、正式に決まったのは2009年。年代別は報道で「ヤングなでしこ」「リトルなでしこ」と呼ばれる

「なでしこジャパン」は、2004年に生まれてから20年以上使われ続けている愛称です。2026年5月からは狩野倫久監督のもとで、2027年のW杯ブラジル大会での世界一を目指しています。

※この記事の情報は2026年11月8日時点のものです。愛称の由来と決まった経緯はJFA公式サイト(よくある質問・PLAYBACK 2004・女子サッカーのページ)と当時の報道、男子の愛称はJFAの2009年10月19日の発表、監督・順位はJFAとFIFAの発表で確認しました。