- 東京ヴェルディのホームスタジアムはどこ?FC東京と同じって本当?
- 2つのクラブで1つのスタジアムを、どうやって使い分けている?
- 国立競技場で試合をするのはいつ?新しいスタジアムの話はある?
東京ヴェルディとFC東京のホームスタジアムは、どちらも東京都調布市の味の素スタジアム(味スタ)です。2026/27シーズンのJ1ホーム19試合のうち、ヴェルディは16試合、FC東京は15試合を味スタで行い、残りは国立競技場で開催します。この記事では、Jリーグ公式データサイトの日程と入場者数をもとに、2クラブの使い分けの実態、国立での試合、確かめられた新しい拠点づくりの動きまで解説します。
東京ヴェルディとFC東京のホームスタジアムはどちらも味スタ
東京ヴェルディの公式サイトでは、ホームタウンは東京都、ホームスタジアムは味の素スタジアム(調布市)、練習場は稲城市のヴェルディグラウンドと案内されています。ヴェルディは前身の読売クラブ時代から東京のクラブでしたが、Jリーグ開幕から2000年までは神奈川県川崎市を本拠地にしていました。2001年に東京へ戻り、この年に開場した味スタを本拠地にしています。
FC東京も、2001年の開場から味スタを本拠地にしています。つまり、2つのクラブは25年以上、同じスタジアムを使い続けています。味スタの名前は味の素がネーミングライツを持つもので、2024年3月から2029年2月末までの5年間、10億5,000万円で契約が更新されています。
この投稿をInstagramで見る
上はFC東京の公式Instagramの1つ(fctokyo)で、2026年5月9日に、翌日5月10日の味の素スタジアムでの試合を告知した投稿です。
ヴェルディの公式サイトには、味の素フィールド西が丘や駒沢陸上競技場の案内もあります。ただ、2026/27シーズンのJ1のホーム試合は、味スタと国立競技場の2つだけです。味の素フィールド西が丘は北区にある別の施設なので、名前が似ていても間違えないようにしましょう。
2026/27は国立でも開催:ヴェルディ3試合、FC東京4試合
2026/27シーズンは、両クラブとも一部のホーム試合を新宿区の国立競技場(MUFGスタジアム)で開きます。Jリーグデータサイトの日程では、ヴェルディが3試合、FC東京が4試合です。国立は収容が大きく、FC東京が千葉を迎えた8月21日は52,200人、名古屋を迎えた9月19日は51,557人が入りました。ヴェルディが柏と戦った8月14日も44,690人です。
国立の開催は、2025年もヴェルディが1試合、FC東京が3試合でした。国立で開くのは一部の試合だけで、ふだんのホーム試合は味スタで行うのが、両クラブの基本の形です。
1つのスタジアムを2クラブで使う実態
Jリーグ公式ハイライト動画チャンネル(2026年5月10日公開)。味スタで行われた百年構想リーグの東京ダービーで、FC東京が2-1で勝った試合です
2つのクラブのホーム試合は、同じ日に味スタで重ならないように組まれています。フットボール戦士がJリーグデータサイトで2024年から2026年6月までのリーグ戦(百年構想リーグを含む)を調べたところ、両クラブのホーム試合が同じ日になったのは4回で、4回とも片方の試合は国立で行われていました。結果として、国立は日程の重なりを避ける場にもなっています。
2クラブが対戦する東京ダービーでは、ホーム扱いのクラブが試合を主催します。2026年前半の百年構想リーグでは、3月22日のヴェルディのホーム試合が0-0からPK戦でヴェルディの勝ち、5月10日のFC東京のホーム試合はFC東京が2-1で勝ちました。入場者数は29,777人と37,538人です。2026/27シーズンは、10月17日にヴェルディのホーム、2027年5月9日(日時は未確定)にFC東京のホームで対戦する予定で、どちらも味スタです。
この投稿をInstagramで見る
上は東京都のスポーツ公式(sports_tokyo_official)のInstagramで、2026年2月21日に、3月22日に味の素スタジアムで行われる東京ヴェルディのホーム試合(相手はFC東京)への観戦招待を案内した投稿です。
課題は平日の集客です。ヴェルディが9月2日の水曜日に神戸と戦った試合は9,087人でした。約4.8万人入るスタジアムでは、空席が目立ちやすくなります。
データで見る:味スタでの両クラブの平均入場者数
Jリーグデータサイトの試合ごとの入場者数から、味スタで行ったリーグ戦のホーム試合だけを取り出して平均しました。FC東京は2025年が29,104人、ヴェルディは19,376人で、差は1万人ほどです。ヴェルディはJ2だった2023年の7,982人から、J1に上がった2024年は19,196人と約2.4倍に増えました。
国立で開いた試合は、どちらのクラブも4万〜5万人台です。2025年の国立の平均は、ヴェルディが52,541人(1試合)、FC東京が44,846人(3試合)でした。2026/27シーズンは味スタで開いた試合がまだ少ないため、図には入れていません。
フットボール戦士の集計では、東京ヴェルディの日本語版Wikipediaが最も見られたのは2023年12月2日で、1日に42,379回でした。この日は、ヴェルディがJ1昇格プレーオフ決勝を国立で戦い、53,264人の前でJ1復帰を決めた日です。
新スタジアムの構想は?確かめられた動き
2026年9月時点で、ヴェルディとFC東京のどちらにも、公式に決まった新しいホームスタジアムの計画はありません。ヴェルディの新スタジアムについては、候補地の名前を挙げる記事もありますが、クラブの発表や大手メディアの報道で確かめられる具体的な計画は見つかりませんでした。
FC東京は、スタジアムではなく練習場を味スタのそばに移す計画を進めています。2025年8月10日に調布市と包括連携協定を結び、味スタの南東にある国有地に新しい練習場をつくり、2028年度の早い時期に使い始めることをめざすと発表しました。今の小平市の練習場から移れば、試合も練習も調布でそろうことになります。
この投稿をInstagramで見る
上はFC東京の公式Instagramの1つ(fctokyo)で、2025年8月10日に、調布市との包括連携協定と練習場の移転プロジェクトを伝えた投稿です。
東京23区の動きもあります。スポーティングニュース日本版(2026年7月3日)によると、23区でJ1の基準を満たすスタジアムは国立だけで、Jリーグは「23区スタジアム推進準備室」をつくる方針です。築地市場の跡地には約5万人の屋内スタジアムの計画があり、まちびらきは2030年代前半の予定です。ただし、どのクラブが使うかは決まっていません。
よくある質問
A. 東京都調布市の味の素スタジアムです。最寄りは京王線の飛田給駅で、徒歩約5分です。2026/27シーズンは一部のホーム試合を国立競技場でも開きます。
A. 2024年から2026年6月までのリーグ戦では、同じ日になった4回とも片方が国立でした。味スタで2試合が重ならないように組まれています。
A. 2026年9月25日時点の日程で、ヴェルディが3試合、FC東京が4試合です。
A. ホーム扱いのクラブが試合を主催し、相手はアウェイとして同じ味スタに来ます。2026/27シーズンは10月17日と2027年5月9日(日時は未確定)の予定です。
A. 2026年9月時点で、両クラブとも公式に決まった計画はありません。FC東京は、2028年度に味スタの近くへ練習場を移す計画を進めています。
まとめ:東京の2クラブは味スタを共用、国立も活用
- 東京ヴェルディとFC東京のホームスタジアムは、どちらも調布市の味スタ
- 2026/27シーズンのJ1ホームは、ヴェルディが味スタ16・国立3、FC東京が味スタ15・国立4
- 2つのクラブのホーム試合が同じ日になるときは、片方が国立で開いている
- 味スタの平均入場者数は、2025年でFC東京が約2万9,000人、ヴェルディが約1万9,000人
- 新しいホームスタジアムの公式な計画は、両クラブともまだない
味スタは、2つのクラブが四半世紀にわたって分け合ってきた、首都のサッカーの拠点です。観戦に行くときは、試合ごとに会場が味スタか国立かを、クラブの公式サイトで確かめてから出かけましょう。
※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。出典:Jリーグデータサイト(日程・結果・入場者数)、東京ヴェルディ公式サイト「クラブ概要」「スタジアム」、味の素スタジアム公式サイト(施設ガイド、ネーミングライツ契約更新のお知らせ・2024年1月16日)、FC東京公式「調布市との包括連携協定締結および練習場移転プロジェクトについてのお知らせ」(2025年8月10日)、スポーティングニュース日本版(2026年7月3日)、Wikipedia英語版「Ajinomoto Stadium」「Tokyo Verdy」。
フットボール戦士 
