メッシがよく飲むマテ茶の正体とは?銘柄・効果・日本での買い方まで徹底解説

メッシがマテ茶を手にスタジアム入りする姿は、試合中継や写真で何度も話題になってきました。丸い壺に金属のストローを差した、日本ではあまり見かけないあの飲み物。「一体何を飲んでいるの?」と気になった方に向けて、マテ茶の正体から効果、日本での楽しみ方までまとめました。

こんな疑問を持つ方へ

  • メッシがいつも持っている壺のような飲み物が何か知りたい
  • マテ茶にどんな効果があるのか気になる
  • 自分も飲んでみたいけれど、どこで買えるのかわからない
  • 味やカフェイン、飲み過ぎのリスクが心配

メッシとマテ茶の深い関係

リオネル・メッシは、アルゼンチン出身の元FIFA最優秀選手で、2022年カタールワールドカップではアルゼンチン代表を優勝に導きました。2023年からはアメリカのMLS・インテル・マイアミに所属し、2025年10月には2028年までの契約延長が発表されています。

そのメッシが練習場やスタジアムへの到着時、遠征の移動中、家族との時間など、あらゆる場面で手にしているのがマテ茶です。専用の壺(マテ壺)に茶葉を入れ、ボンビージャと呼ばれる金属製のストローで飲むのが伝統的なスタイルで、魔法瓶のお湯を継ぎ足しながら少しずつ味わいます。

ワールドカップでも注目された「メッシの壺」

2022年のワールドカップ優勝後には、メッシがトロフィーとともにマテ茶を手にした写真がSNSで広く拡散され、世界中で「あの飲み物は何だ」と注目が集まりました。2026年のワールドカップでも、アメリカに滞在するアルゼンチン代表を出迎えるファンがマテ壺とボンビージャを手に集まる様子が報じられており、マテ茶はアルゼンチンサッカーの象徴的な存在になっています。

日本でも影響は大きく、メッシの愛飲がテレビやネットで取り上げられたことをきっかけに、日本マテ茶協会への問い合わせが増えたと報じられています。

メッシだけではない、南米選手の定番

マテ茶を愛飲するのはメッシだけではありません。ウルグアイ出身のルイス・スアレスをはじめ、アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ出身の選手の多くが日常的に飲んでおり、チームバスから降りる選手がマテ壺を抱えている光景は南米では日常です。さらに、南米出身の選手とプレーしたフランス代表のアントワーヌ・グリーズマンのように、南米以外の選手へも習慣が広がっています。

メッシが飲んでいるマテ茶の銘柄と道具

「同じものを飲んでみたい」という方のために、メッシのマテ茶事情をもう少し具体的に見てみましょう。

愛飲銘柄はウルグアイの「カナリアス」と言われている

海外のマテ茶専門メディアやファンによる写真検証では、メッシはウルグアイの定番銘柄「カナリアス(Canarias)」を飲んでいる姿がたびたび確認されています。アルゼンチン出身でありながら、細かく粉砕されたウルグアイスタイルの茶葉を好んでいるとされる点は、マテ茶ファンの間でもよく話題になるポイントです。

また、メッシが使うマテ壺は、ウルグアイの工房が手がけた銀装飾入りの高級品と紹介されることが多く、道具にもこだわりがうかがえます。

缶や粉末ではなく「茶葉そのもの」を飲む

メッシが飲んでいるのは、ペットボトル飲料や粉末タイプではなく、茶葉をそのままマテ壺に詰めた伝統的なスタイルです。茶葉を壺の6〜7分目まで入れ、お湯を注いではボンビージャで吸い、また注ぐ、を繰り返します。1回の茶葉で何杯も飲めるため、長時間の移動やリラックスタイムにぴったりの飲み方といえます。

マテ茶とは?「飲むサラダ」と呼ばれる理由

マテ茶は、南米原産のモチノキ科の植物「イェルバ・マテ」の葉や枝を乾燥させて作るお茶です。アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部を中心に日常的に飲まれており、コーヒー・紅茶と並んで「世界三大飲料」に数えられることもあります。

ミネラルとビタミンが豊富

マテ茶が「飲むサラダ」と呼ばれる最大の理由は、その栄養バランスにあります。カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛といった現代人に不足しがちなミネラルに加え、ビタミン類や食物繊維も含まれるとされています。野菜の栽培が難しく肉食中心だった南米の地域で、野菜の代わりに栄養を補う存在として何百年も飲み継がれてきました。

ポリフェノールは緑茶を上回るという報告も

マテ茶には、クロロゲン酸をはじめとするポリフェノールが豊富に含まれます。100mlあたりのポリフェノール量は約90mgと、緑茶(約70mg)や紅茶(約50mg)を上回るとする分析もあり、抗酸化作用への期待から健康や美容の分野でも注目されています。

カフェインはコーヒーの4分の1程度

マテ茶にはカフェインが含まれますが、その量は淹れ方にもよるものの、コーヒーの4分の1程度とされています。適度な覚醒作用がありながらコーヒーほど強くないため、「穏やかに集中したいとき」に向いた飲み物といえます。

項目 マテ茶 コーヒー 緑茶
カフェイン 少なめ(コーヒーの約1/4とされる) 多い 中程度
ポリフェノール(100mlあたり) 約90mgとする報告あり 豊富(クロロゲン酸中心) 約70mgとする報告あり
ミネラル・ビタミン 豊富(飲むサラダと呼ばれる) 少ない 少なめ
味の傾向 草のような香ばしさとほろ苦さ 苦味・コク 渋み・うまみ

数値は茶葉の種類や淹れ方によって変わるため、あくまで目安として捉えてください。

なぜサッカー選手はマテ茶を飲むのか

栄養面だけでは、選手たちがあれほどマテ茶を手放さない理由は説明しきれません。背景には大きく3つの理由があります。

理由1:穏やかな覚醒とリラックスの両立

マテ茶のカフェインは穏やかに作用するとされ、試合前の集中力づくりや、移動中の気分転換に向いています。お湯を注いで少しずつ飲むという行為そのものにも、心を落ち着かせるルーティンとしての効果があり、「リラックスして心を整えるために飲む」と語る指導者や選手もいます。緊張と弛緩のコントロールが求められるアスリートにとって、都合のよい飲み物なのです。

理由2:仲間との絆を深める「回し飲み」文化

南米では、ひとつのマテ壺を仲間と回し飲みするのが伝統的な作法です。淹れる係(セバドール)がお湯を注いで順番に手渡し、受け取った人は飲み干して返す。この共有の儀式が、チームメイトとの一体感を生みます。ロッカールームでマテ茶を囲む時間は、南米出身選手にとって故郷とチームをつなぐ大切なコミュニケーションの場になっています。

理由3:故郷とのつながり

幼い頃から家庭で親しんできたマテ茶は、海外でプレーする南米選手にとって故郷そのものです。メッシは13歳でスペインに渡って以来、キャリアの大半を母国の外で過ごしてきました。どこにいてもマテ茶を欠かさない姿は、単なる健康習慣ではなく、アルゼンチン人としてのアイデンティティの表れと見ることもできます。

マテ茶の飲み方|伝統スタイルから手軽な方法まで

実際に飲んでみたい方のために、代表的な3つの飲み方を紹介します。

伝統スタイル:マテ壺とボンビージャで飲む

メッシと同じ飲み方です。手順は次のとおりです。

まず、マテ壺に茶葉を6分目ほど入れ、壺を軽く振って粉を落ち着かせます。次に、少量のぬるま湯で茶葉を湿らせてからボンビージャを差し込み、70〜80度程度のお湯を静かに注ぎます。ボンビージャの先端には濾し器の役割をする細かい穴が開いているため、茶葉を吸い込まずにお茶だけを飲めます。お湯は何度も継ぎ足せるので、1回の茶葉で長く楽しめます。沸騰したての熱湯は茶葉の風味を損ない、やけどのリスクもあるため避けましょう。

手軽なスタイル:ティーバッグ・急須

道具をそろえるのはハードルが高いという方は、ティーバッグタイプが手軽です。麦茶やほうじ茶と同じ感覚で淹れられ、味も日本人になじみやすい焙煎タイプ(ロースト)が主流です。急須や紅茶用ポットで茶葉から淹れる方法もあります。

夏におすすめ:水出しの「テレレ」

パラグアイやアルゼンチンの暑い地域では、冷水で淹れる「テレレ」という飲み方が親しまれています。水出しにするとカフェインの抽出が穏やかになり、すっきりした味わいになります。レモンやハーブを加えるアレンジも現地では定番で、日本の夏の水分補給にもよく合います。

日本でマテ茶を買う方法と選び方

マテ茶は日本でも入手しやすくなっています。

どこで買える?

実店舗では、輸入食品を扱うカルディコーヒーファームが定番で、ティーバッグタイプのマテ茶を取り扱っています。成城石井などの高級スーパーや、大型スーパーの健康茶コーナーで見つかることもあります。品ぞろえの豊富さではネット通販が最も確実で、南米から輸入された本格的な茶葉やマテ壺・ボンビージャのセットも購入できます。

なお、かつてコンビニや自動販売機で見かけた「太陽のマテ茶」(コカ・コーラシステム)は、2018年ごろに販売終了したとされており、店頭ではほぼ見かけなくなりました。あの味をきっかけにマテ茶を知った方は、茶葉やティーバッグで再会するのがおすすめです。

グリーンとロースト、どちらを選ぶ?

種類 特徴 おすすめの人
グリーンマテ茶 茶葉を乾燥させたもの。草のような香りとしっかりした苦味があり、現地の味に近い 本場の味を体験したい人、メッシと同じスタイルを試したい人
ローストマテ茶 茶葉を焙煎したもの。ほうじ茶や麦茶に近い香ばしさで飲みやすい 初めてマテ茶を飲む人、苦味が苦手な人

初めての方はローストから入り、慣れてきたらグリーン、さらにマテ壺とボンビージャへ進むのが失敗しにくいステップです。

マテ茶を飲むときの注意点

体によいとされるマテ茶ですが、いくつか知っておきたい注意点があります。

第一に、カフェインを含むため、就寝前の飲用は睡眠の質を下げる可能性があります。夜に飲みたい場合は水出しにするか、量を控えめにしましょう。第二に、妊娠中・授乳中の方はカフェイン摂取に配慮が必要です。飲んでよいかどうかは自己判断せず、かかりつけ医に相談してください。第三に、非常に熱い状態のマテ茶を1日1リットル以上、長期間飲み続ける習慣は、食道などのがんリスク上昇と関連する可能性が指摘されています。これは主に飲み物の「温度」が要因と考えられており、熱すぎない温度で適量を楽しむことが大切です。

ポイントは「熱すぎない温度で、1日数杯まで」。伝統的な作法でも、沸騰したての熱湯は使いません。適温で楽しむことが、美味しさと健康の両面で理にかなっています。

よくある質問

Q. メッシが飲んでいるマテ茶の銘柄は何ですか?

ファンやマテ茶専門メディアの写真検証では、ウルグアイの銘柄「カナリアス」を飲む姿が繰り返し確認されています。日本でも輸入食品店やネット通販で入手できる場合があります。

Q. マテ茶はどんな味がしますか?

グリーンタイプは草のような香りとほろ苦さがあり、緑茶を野性的にしたような味わいです。ローストタイプは焙煎の香ばしさが加わり、ほうじ茶や麦茶に近い感覚で飲めます。初心者にはローストが飲みやすいでしょう。

Q. マテ茶にカフェインは入っていますか?

入っています。ただし量はコーヒーの4分の1程度とされ、比較的穏やかです。カフェインに敏感な方や夜に飲む場合は、水出し(テレレ)にするなど工夫すると安心です。

Q. 太陽のマテ茶はもう買えませんか?

コカ・コーラシステムの「太陽のマテ茶」は2018年ごろに販売終了したとされています。現在マテ茶を楽しむなら、カルディなどの輸入食品店やネット通販でティーバッグ・茶葉タイプを購入するのが現実的です。

Q. 回し飲みにはどんな意味があるのですか?

南米では、ひとつのマテ壺を仲間と共有すること自体が友情や信頼の証とされています。淹れる係が順番にお湯を注いで手渡す作法があり、サッカーチームのロッカールームでも選手同士の絆を深める習慣として根づいています。

まとめ|メッシのマテ茶は健康習慣であり文化でもある

この記事の要点を整理します。

メッシが持ち歩いているのは南米の伝統茶「マテ茶」で、マテ壺とボンビージャで飲むのが伝統スタイルです。銘柄はウルグアイの「カナリアス」を愛飲しているとされています。マテ茶はミネラルやポリフェノールが豊富で「飲むサラダ」と呼ばれ、カフェインはコーヒーの4分の1程度。選手たちが飲むのは、集中とリラックス、仲間との絆、故郷とのつながりという3つの理由からです。日本ではカルディやネット通販で購入でき、初心者にはローストタイプがおすすめ。熱すぎない温度で適量を楽しむことが大切です。

メッシにとってマテ茶は、栄養ドリンクでもサプリメントでもなく、生活そのものに溶け込んだ習慣です。世界最高の選手が毎日続けてきた一杯を、あなたの日常にも取り入れてみてはいかがでしょうか。まずはティーバッグ1箱から、南米の味を試してみてください。