メッシのポジションはどこ?右ウイング→偽9番→トップ下の変遷【2026年】

記事内に広告を含む場合がございます

こんな疑問を持つ方へ
  • メッシのポジションはどこ?今はどこでプレーしている?
  • 右ウイング、偽9番、トップ下はそれぞれいつの話?
  • PSG、インテル・マイアミ、アルゼンチン代表での役割は?

メッシのポジションは、時期によって「右ウイング→偽9番→トップ下・セカンドトップ」と変わってきました。2026年9月時点では、インテル・マイアミで背番号10をつけ、少し下がった位置から攻撃を組み立てるセカンドトップを務めています。この記事では、監督ごとの起用の変化と、そのたびにゴール数がどう動いたかを、年表とピッチ図で整理します。

メッシのポジションは時期で変わる:右ウイング→偽9番→トップ下

メッシのクラブでのポジション年表 2004〜09 右ウイング バルセロナ ライカールト〜ペップ1年目 2009〜14 偽9番 バルセロナ グアルディオラ監督ほか 2014〜17 右ウイング バルセロナ L・エンリケ監督(MSN) 2017〜21 中央・トップ下寄り バルセロナ バルベルデ監督ほか 2021〜23 右ウイング→中央 PSG ポチェッティーノ監督ほか 2023〜 セカンドトップ インテル・マイアミ 背番号10・主将 どの時期も、試合の中では自由に動く役割です
メッシのクラブでの主なポジションの移り変わり(Wikipedia英語版「Lionel Messi」「Career of Lionel Messi」、UEFA、Sports Illustratedをもとにフットボール戦士が作図)

メッシはもともと、2人のFWの後ろで攻撃を組み立てる「エンガンチェ」(アルゼンチンでいうトップ下)が好きな位置でした。ところがバルセロナのトップチームでは、まず右ウイングで使われます。2009年からはグアルディオラ監督のもとで中央の「偽9番」になり、世界最高の選手へと駆け上がりました。

2014年にスアレスが加わると右ウイングに戻り、キャリアの後半は中盤寄りの中央でゲームを作る役割が増えました。インテル・マイアミでは、FWの少し後ろに入るセカンドトップ、いわゆる10番の位置です。ポジションの名前は変わっても、ボールを受ける場所を自分で選び、得点とアシストの両方を担う点は一貫しています。

バルサでの出発点は右ウイング:左利きが右から中へ

相手ゴール 1 2 3 1 右ウイング:2004〜09年、2014〜17年 2 偽9番:2009〜14年(下がって受ける) 3 トップ下・セカンドトップ:2017年ごろ〜
メッシがプレーした主な位置(Wikipedia英語版「Lionel Messi」のTactical positioningの記述をもとにフットボール戦士が作図)

メッシは17歳だった2004年10月16日にラ・リーガでデビューしました。スペインに来てからの下部組織では、左ウイングか左寄りのFWでプレーしていました。しかしトップチームの左ウイングにはロナウジーニョ、中央にはエトーがいたため、ライカールト監督はメッシを右ウイングに置きます。

右サイドに左利きを置くと、タッチライン沿いにクロスを上げるより、中へ切れ込んで左足でシュートを打ちやすくなります。いわゆる「逆足ウイング」です。2006-07シーズンには公式戦36試合で17ゴールを挙げ、ラ・リーガの14ゴールのうち11ゴールはシーズン最後の13試合で決めました。

偽9番の始まりは2009年5月2日のクラシコ

FCバルセロナ公式チャンネル(2019年5月2日公開)。メッシが初めて偽9番で起用された、2009年5月2日のレアル・マドリード戦(2-6)のハイライトです

グアルディオラ監督の1年目、2008-09シーズンのメッシは、主に右ウイングでプレーしていました。転機は2009年5月2日、敵地でのレアル・マドリード戦です。メッシは初めて偽9番に入り、2ゴールを決めてバルセロナの6-2の勝利に貢献しました。同じ月のCL決勝(マンチェスター・ユナイテッド戦)でも偽9番で出場し、2点目を決めています。

偽9番とは、形の上ではセンターフォワードなのに、最前線にとどまらず中盤まで下がってボールを受ける役割です。相手のセンターバックがついてくれば背後にスペースが空き、ついてこなければメッシが前を向いてドリブルできます。メッシは右ウイングでの起用に満足しておらず、2010年の初めから偽9番に定着しました。

ここからゴール数は一気に増えます。2011-12シーズンは公式戦で73ゴール、ラ・リーガだけで50ゴールを記録しました。2012年には、バルセロナとアルゼンチン代表を合わせて1年で91ゴールを決めています。チームの得点に占めるメッシの割合は、2008-09シーズンの24%から、2012-13シーズンには40%を超えました。

MSN時代に右へ戻り、バルサ後期は中盤寄りの中央へ

バルセロナ時代のシーズン別ゴール数(公式戦) 2004-0512005-0682006-07172007-08162008-09382009-10472010-11532011-12732012-13602013-14412014-15582015-16412016-17542017-18452018-19512019-20312020-2138 右ウイング 偽9番 中央・トップ下寄り
メッシのバルセロナでのシーズン別ゴール数。色は主なポジション(Wikipedia英語版「Lionel Messi」の成績表をもとにフットボール戦士が作図)

2014年、ルイス・エンリケ監督の就任と同時にスアレスが加入しました。スアレスが中央、ネイマールが左、メッシが右に並ぶ3トップは、3人の頭文字から「MSN」と呼ばれます。メッシは右ウイングに戻りましたが、役割は攻撃の組み立ての中心でした。MSNは2014-15シーズンに公式戦で計122ゴール、2015-16シーズンに計131ゴールを挙げています。

シーズンが進むにつれ、メッシは下がった位置で自由にゲームを作る時間が増えました。2017年にネイマールがPSGへ移ると、バルベルデ監督はメッシを右ウイング、偽9番、4-2-3-1の中央と使い分けます。フットボール戦士が上の成績表から計算すると、公式戦の1シーズン平均は偽9番の5季が約55ゴール、MSNの3季が51ゴール、2017-18以降の4季が約41ゴールでした。

PSGとインテル・マイアミ:10番の位置に戻ったキャリア後半

MLS公式チャンネル(2026年1月26日公開)。2年連続のMVPとMLSカップ初優勝を果たした、2025年のメッシのプレー集です

2021年8月10日、メッシはバルセロナを離れてPSGに加入しました。1年目のポチェッティーノ監督は、主にメッシを右寄りのFWとして使ったと報じられています。この年はリーグ・アンで6ゴールにとどまりました。2年目のガルティエ監督のもとでは、メッシとエムバペが2トップを組み、その後ろにネイマールが入る形も使われました。この年はリーグ・アンで16ゴール16アシストを記録しています(アシストはリーグ最多)。

2023年7月15日にはアメリカのインテル・マイアミ入りが発表されました。チームではFWの少し後ろに入り、攻撃を組み立てるセカンドトップが定位置です。2026年2月のSports Illustratedによる布陣予想でも、メッシは「伝統的な10番の役割」に入ると書かれています。

数字も落ちていません。2024年はMLSで19試合20ゴール16アシスト、2025年は28試合29ゴール19アシストで得点王になり、MLS史上初の2年連続MVPに選ばれました。2025年12月にはMLSカップを制し、決勝で2アシストを記録しています。2026年も9月20日の試合までにMLSで20ゴール13アシストを挙げ、得点とアシストの両方でリーグトップです。

アルゼンチン代表ではトップ下から自由な役割へ

FIFA公式チャンネル(2026年7月16日公開)。メッシが2アシストで逆転勝ちを演出した、2026年W杯準決勝イングランド戦のハイライトです

代表では、クラブと違う起用が続いた時期がありました。2010年W杯の前には、マラドーナ監督がバルセロナまでメッシを訪ねて意見を求めています。メッシが示したのは、自分が2トップの後ろに入る4-3-1-2でした。子どものころから好きだったエンガンチェ、つまりトップ下の位置です。

スカローニ監督のもとで優勝した2022年W杯では、前線3人の右にメッシ、中央にフリアン・アルバレスが入る形がベースでした。ただし試合の中では、決まった位置にとどまらずに動いてボールに関わりました。大会では7ゴール3アシストを挙げ、2度目のゴールデンボール(大会最優秀選手)に選ばれました。

2026年W杯では8ゴール4アシストを記録し、W杯通算21得点としました。準決勝のイングランド戦では、85分のエンソ・フェルナンデスの同点ゴールと、後半アディショナルタイムのラウタロ・マルティネスの決勝ゴールをアシストしています。決勝はスペインに延長戦で0-1で敗れ、アルゼンチンは準優勝でした。

メッシは2026年8月31日に代表引退を発表しました。10月6日、ブエノスアイレスのエスタディオ・モヌメンタルで行うベナン戦が最後の代表戦になる予定です。代表の通算得点は125で、アルゼンチン歴代最多です。

データで見る:メッシは日本でいつ調べられている?

012,50025,00037,50050,0002016年1月 1日平均2,373回20162016年2月 1日平均1,707回2016年3月 1日平均1,325回2016年4月 1日平均1,139回2016年5月 1日平均1,343回2016年6月 1日平均3,177回2016年7月 1日平均1,473回2016年8月 1日平均1,207回2016年9月 1日平均1,129回2016年10月 1日平均1,008回2016年11月 1日平均1,242回2016年12月 1日平均2,530回2017年1月 1日平均1,290回20172017年2月 1日平均1,019回2017年3月 1日平均1,010回2017年4月 1日平均1,242回2017年5月 1日平均1,501回2017年6月 1日平均1,533回2017年7月 1日平均1,675回2017年8月 1日平均1,585回2017年9月 1日平均1,436回2017年10月 1日平均1,665回2017年11月 1日平均1,193回2017年12月 1日平均1,562回2018年1月 1日平均1,592回20182018年2月 1日平均1,135回2018年3月 1日平均1,459回2018年4月 1日平均1,236回2018年5月 1日平均2,672回2018年6月 1日平均11,739回2018年7月 1日平均4,755回2018年8月 1日平均1,288回2018年9月 1日平均1,196回2018年10月 1日平均1,209回2018年11月 1日平均1,237回2018年12月 1日平均1,521回2019年1月 1日平均1,441回20192019年2月 1日平均2,221回2019年3月 1日平均1,947回2019年4月 1日平均1,607回2019年5月 1日平均1,979回2019年6月 1日平均2,406回2019年7月 1日平均1,922回2019年8月 1日平均1,494回2019年9月 1日平均1,546回2019年10月 1日平均1,386回2019年11月 1日平均1,319回2019年12月 1日平均2,214回2020年1月 1日平均1,613回20202020年2月 1日平均1,448回2020年3月 1日平均1,287回2020年4月 1日平均1,576回2020年5月 1日平均1,633回2020年6月 1日平均1,565回2020年7月 1日平均1,921回2020年8月 1日平均3,105回2020年9月 1日平均1,796回2020年10月 1日平均1,200回2020年11月 1日平均1,388回2020年12月 1日平均1,257回2021年1月 1日平均1,237回20212021年2月 1日平均1,586回2021年3月 1日平均1,351回2021年4月 1日平均1,138回2021年5月 1日平均1,553回2021年6月 1日平均1,892回2021年7月 1日平均3,205回2021年8月 1日平均8,403回2021年9月 1日平均1,927回2021年10月 1日平均1,429回2021年11月 1日平均1,582回2021年12月 1日平均1,545回2022年1月 1日平均1,296回20222022年2月 1日平均1,680回2022年3月 1日平均1,434回2022年4月 1日平均1,264回2022年5月 1日平均1,496回2022年6月 1日平均2,071回2022年7月 1日平均2,421回2022年8月 1日平均1,329回2022年9月 1日平均1,146回2022年10月 1日平均1,587回2022年11月 1日平均5,285回2022年12月 1日平均27,895回2023年1月 1日平均2,645回20232023年2月 1日平均2,114回2023年3月 1日平均1,674回2023年4月 1日平均1,432回2023年5月 1日平均1,866回2023年6月 1日平均3,352回2023年7月 1日平均2,578回2023年8月 1日平均2,269回2023年9月 1日平均1,806回2023年10月 1日平均2,146回2023年11月 1日平均1,979回2023年12月 1日平均1,687回2024年1月 1日平均1,832回20242024年2月 1日平均2,938回2024年3月 1日平均1,532回2024年4月 1日平均1,526回2024年5月 1日平均1,766回2024年6月 1日平均2,213回2024年7月 1日平均2,433回2024年8月 1日平均1,380回2024年9月 1日平均1,657回2024年10月 1日平均1,775回2024年11月 1日平均1,644回2024年12月 1日平均1,616回2025年1月 1日平均1,729回20252025年2月 1日平均1,809回2025年3月 1日平均1,623回2025年4月 1日平均1,514回2025年5月 1日平均1,803回2025年6月 1日平均2,296回2025年7月 1日平均1,509回2025年8月 1日平均1,279回2025年9月 1日平均1,515回2025年10月 1日平均1,562回2025年11月 1日平均1,541回2025年12月 1日平均1,556回2026年1月 1日平均1,374回20262026年2月 1日平均1,226回2026年3月 1日平均1,298回2026年4月 1日平均1,440回2026年5月 1日平均2,509回2026年6月 1日平均16,463回2026年7月 1日平均19,584回2026年8月 1日平均1,957回

「リオネル・メッシ」が日本で調べられた量の推移(日本語版Wikipediaの閲覧数・1日平均を月ごとに集計。出典: Wikimedia Pageviews API/フットボール戦士が集計)

フットボール戦士の集計では、日本語版Wikipediaの「リオネル・メッシ」は、2026年北中米W杯の期間中に1日平均24,336回見られました。大会前90日の1日平均1,933回の12.6倍です。2022年カタール大会は15.0倍、2018年ロシア大会は6.6倍で、日本ではW杯のたびにメッシへの関心が大きく跳ね上がっています。

また、フットボール戦士の記事がGoogleの検索結果に表示された回数(2026年9月までの16か月)は、「メッシ ポジション」が5,425回、「メッシポジション」が3,709回、「メッシ トップ下」が459回、「メッシ ポジション 歴代」が246回でした。ポジションの中でも「トップ下」を名指しで調べる人が一定数いることがわかります。

よくある質問

Q1. メッシの今のポジションはどこですか?

A. 2026年9月時点では、インテル・マイアミでFWの少し後ろに入るセカンドトップ(10番の位置)です。背番号は10で、主将も務めています。

Q2. メッシの偽9番とは何ですか?

A. 形の上ではセンターフォワードなのに、中盤まで下がってボールを受ける役割です。2009年5月2日のレアル・マドリード戦で初めて起用され、2010年の初めから定着しました。

Q3. メッシはトップ下でプレーしていましたか?

A. はい。バルサ後期の4-2-3-1の中央や、2010年W杯の2トップの後ろ、インテル・マイアミの10番の位置などがトップ下にあたります。子どものころから好きな位置でもありました。

Q4. なぜ若いころは右ウイングだったのですか?

A. 当時のバルセロナは左ウイングにロナウジーニョ、中央にエトーがいたためです。左利きのメッシを右に置くと、中へ切れ込んで左足でシュートを打てる利点もありました。

Q5. メッシの最後の代表戦はいつですか?

A. 2026年10月6日、ブエノスアイレスで行うベナン戦の予定です。メッシは2026年8月31日に代表引退を発表しています。

まとめ:メッシのポジションは右ウイング→偽9番→トップ下・セカンドトップ

  • 2004〜09年はバルセロナの右ウイング。左利きを生かして中へ切れ込んだ
  • 2009年5月2日に偽9番で初起用され、2011-12シーズンは公式戦73ゴール
  • 2014〜17年はMSNの右ウイング。その後は中盤寄りの中央でゲームを作った
  • 2023年からインテル・マイアミのセカンドトップ。2026年もMLSで20ゴール13アシスト(9月20日時点)
  • 代表では2026年W杯準優勝。10月6日のベナン戦が最後の代表戦の予定

メッシのポジションは、監督や周りの選手に合わせて何度も変わりました。それでも、ボールを受ける場所を自分で見つけ、得点とアシストの両方で結果を出す姿は、17歳の右ウイングのころから変わっていません。

※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。出典:Wikipedia英語版(Lionel Messi・Career of Lionel Messi・2026 Inter Miami CF season)、MLS公式サイト(2026年7月15日・9月21日)、ESPN(2022年12月19日)、UEFA(2022年10月29日)、Sports Illustrated(2026年2月17日)、AFP/Al Jazeera(2026年9月16日)、FIFA・FCバルセロナ・MLS公式YouTube。