キリンチャレンジカップの対戦相手の決め方【2026年】仕組みと出場国一覧

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こんな疑問を持つ方へ
  • キリンチャレンジカップの対戦相手は、誰がどうやって決めているの?
  • 2026年のキリンチャレンジカップとキリンカップの相手と結果を知りたい
  • なぜ欧州の強豪国は日本にあまり来ないの?

キリンチャレンジカップの対戦相手は、予選や抽選ではなく、主催する日本サッカー協会(JFA)が相手国の協会に声をかけ、条件が合った国に決まります。2026年は、試合の日程と会場が先に発表され、相手国は試合のおよそ2か月前に発表されました。10月のキリンカップサッカー2026は、日本が10月5日の決勝でニュージーランドに2-1で勝ち、2011年以来15年ぶりに優勝しています。相手選びを大きく左右するのが、FIFAが決める「国際マッチカレンダー」と、相手国の予定です。この記事では、JFAとFIFAの公式発表で確かめた仕組みと2026年の対戦国、フットボール戦士が集計した「日本に来た相手の地域」の変化をまとめます。

【2026年】キリンチャレンジカップ・キリンカップの対戦国と結果

JFATV「【ハイライト】日本代表vsウルグアイ代表|2026.9.24」(2026年9月25日公開)。W杯のあと最初の国内の代表戦です

2026年に日本で戦った日本代表の試合は、キリンチャレンジカップが3試合、キリンカップサッカーが2試合です。5試合とも負けがなく、キリンカップでは優勝しました。相手は欧州のアイスランドのほかは、南米・北中米カリブ海・オセアニアの国でした。

日付・大会相手(地域)会場結果
5月31日(日)
キリンチャレンジカップ
アイスランド(欧州)
FIFAランク74位
国立競技場1-0で勝ち
9月24日(木)
キリンチャレンジカップ
ウルグアイ(南米)
FIFAランク20位
キューアンドエースタジアムみやぎ3-1で勝ち
9月28日(月)
キリンチャレンジカップ
ベネズエラ(南米)
FIFAランク47位
エディオンピースウイング広島2-1で勝ち
10月1日(木)
キリンカップ 初戦
エクアドル(南米)
FIFAランク25位
横浜国際総合競技場0-0(PK5-4)で勝ち
10月5日(月)
キリンカップ 決勝
ニュージーランド(オセアニア)
FIFAランク86位
国立競技場2-1で勝ち(優勝)

※FIFAランキングはJFAの発表に書かれた順位(アイスランドは2026年1月20日更新、ほかは7月20日更新)。日本は7月20日更新で17位。結果はJFA公式の試合ページより。

5月31日のアイスランド戦は、W杯の前に国内で戦う最後の試合でした。9月24日のウルグアイ戦は、代表に初めて呼ばれた松木玖生選手と塩貝健人選手が代表初ゴールを決め、上田綺世選手も得点しました。9月28日のベネズエラ戦は、上田選手が2点を決めています。

10月のキリンカップは4カ国のノックアウト方式でした。10月1日は、第1試合でニュージーランドがパナマに1-1からPK戦5-3で勝ち、日本もエクアドルと0-0のままPK戦に入り、5-4で勝ちました。10月5日(月)の国立競技場では、15時30分からの3位決定戦でパナマがエクアドルとの1-1からPK戦7-6で勝ち、19時30分からの決勝で日本がニュージーランドに2-1で勝ちました。

順位国(地域)2試合の結果賞金
優勝日本(アジア)エクアドルに0-0(PK5-4)
決勝でNZに2-1
3000万円
準優勝ニュージーランド(オセアニア)パナマに1-1(PK5-3)
決勝で日本に1-2
1500万円
3位パナマ(北中米カリブ海)NZに1-1(PK3-5)
エクアドルに1-1(PK7-6)
500万円
4位エクアドル(南米)日本に0-0(PK4-5)
パナマに1-1(PK6-7)
なし

※キリンカップサッカー2026の最終順位。結果はJFA公式の試合ページ・公式記録、賞金はJFAの大会概要より。

決勝は28分に上田綺世選手が先制し、32分に追いつかれたあと、71分に堂安律選手が決めて勝ち越しました。90分で決着し、PK戦はありませんでした。大会MVPには上田綺世選手が選ばれています(サッカーキング)。

キリンチャレンジカップの対戦相手の決め方|JFAが招待して決まる

2026年の代表戦が決まった順番 2025年12月19日 5・9・10月の日程と会場を発表(相手は調整中) 2026年3月18日 5月31日の相手はアイスランドと発表 2026年6月13日〜21日 9・10月の4試合のチケットを一般販売 7月28日 9月28日の相手はベネズエラと発表 8月5日 9月24日の相手はウルグアイと発表 8月7日 キリンカップの参加3カ国を発表 9月24日〜10月5日 日本代表が国内で4試合
2026年の国内の代表戦が決まるまで。オレンジは相手の発表より前に始まったチケット販売(JFA公式の発表とチケットページをもとにフットボール戦士が作図)

キリンチャレンジカップに予選や抽選はありません。JFAが試合の日と場所を押さえ、相手国の協会に声をかけ、合意できた国が来日します。JFAはキリンカップサッカーを、世界各国で開かれてきた「大会を主催するサッカー協会による招待制大会」の一つと説明しています。キリンチャレンジカップも、主催はJFA、キリンビールとキリンビバレッジは特別協賛です。

2026年は、日程と会場が先に決まりました。2025年12月19日の発表では、対戦カードは「対戦国調整中」でした。9月・10月の4試合は、相手が発表される前の6月にチケットの一般販売が始まっています。相手の発表は試合の50〜74日前で、これが2026年の実際の順番です。

2026年の相手はどう選ばれたか

JFAの宮本恒靖会長は、9月28日の試合のオフィシャルプログラムで相手選びの事情を話しています。欧州では同じ時期にUEFAネーションズリーグがあり、世界のカレンダー上、試合を組める大陸や国は限られる、という内容です。そのうえで、できるだけ強いチームと戦うために早い段階から動き、5カ国を招くことができたと述べています。

宮本会長は、試合数の決め方にも触れています。宮本会長によると、9・10月の期間は最大4試合を組めます。週末に入れて3試合にする考え方もありましたが、山本昌邦技術委員長兼ナショナルチームダイレクターと話し合い、「4試合やれるならやりたい」という現場の考えを尊重したそうです。

相手選びを左右する4つの条件

条件どういうことか2026年の例
FIFAのカレンダー代表戦を組める期間と試合数が決まっている9月21日〜10月6日に最大4試合
相手国の予定同じ期間に公式戦がある国は呼べない欧州はネーションズリーグがある
相手の強さW杯出場国やFIFAランキングを見るキリンカップの3カ国は全てW杯2026出場国
日本の目的大会前の準備、ランキングを上げる、新戦力を試す5月はW杯前の最後の国内戦

※JFAの発表、宮本会長のインタビュー(2026年9月28日 ベネズエラ戦オフィシャルプログラム)、FIFAの国際マッチカレンダーをもとにフットボール戦士が整理。

4つ目の「日本の目的」には、FIFAランキングも入ります。宮本会長は、W杯の組み合わせ抽選で第1ポットに入るためにランキングを上げることが大切で、国際親善試合でも強い相手に勝っておきたいと話しています。

FIFAの国際マッチカレンダー|2026年は9〜10月が16日間・最大4試合

2026年 FIFAの国際マッチカレンダー 日本代表の試合日 W杯の招集期間(5月25日〜) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 3月23日〜31日 最大2試合 欧州へ遠征(2試合) 6月1日〜9日 最大2試合(W杯の準備用) W杯本大会 6月11日〜7月19日 5月31日 アイスランド戦 9月21日〜10月6日 最大4試合 国内で4試合 11月9日〜17日 最大2試合
2026年の男子の国際マッチカレンダーと、日本代表の試合日(FIFA「Men’s International Match Calendar 2023-2030」2026年4月版とJFAの発表をもとにフットボール戦士が作図)

代表戦の日程は、FIFAの国際マッチカレンダーで決まっています。カレンダーの期間の試合なら、クラブは代表に選手を出す決まりです。海外のクラブに選手が多い日本は、基本的にこの期間に合わせて試合を組みます。

2026年の期間は、3月23日〜31日、6月1日〜9日、9月21日〜10月6日、11月9日〜17日です。6月の期間は、W杯に向けた親善試合のためのものです。2025年までは9月と10月に9日間ずつの期間がありましたが、2026年からは1つにまとめられ、16日間で最大4試合になりました。2026年の日本の9・10月の4試合は、この新しい期間を使っています。

5月31日のアイスランド戦は、カレンダーの期間の外でした。FIFAはW杯2026の選手の招集を5月25日からとしており、その中の試合です。2027年の期間は、3月22日〜30日、6月7日〜15日、9月20日〜10月5日、11月8日〜16日と発表されています。

欧州の強豪が日本に来にくい理由|ネーションズリーグと移動

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欧州の代表チームが日本に来にくい一番の理由は、UEFAネーションズリーグです。2018年9月に始まった欧州の代表どうしの大会で、親善試合に使えた期間の多くを公式戦が使うようになりました。2026-27年の大会は、リーグフェーズが2026年9月24日〜11月17日です。日本が国内で4試合を組んだ9・10月の期間も、欧州の多くの国は公式戦を戦っていました。

そのため、欧州の強豪と戦うときは、日本が欧州へ行く形が増えています。2026年3月はスコットランド(グラスゴー)とイングランド(ロンドン)に遠征しました。2023年9月にはドイツとトルコと欧州で戦っています。キリンチャレンジカップという名前のまま海外で開くこともあり、2022年9月のエクアドル戦はドイツで行われました。

一方で、日本に声が掛かる例も増えているようです。宮本会長は、日本代表の実力と人気が上がり、相手から声が掛かるケースが増えたと話しています。2026年11月は、14日にブラジル、17日にパラグアイとシンガポールで戦う予定です。なお、招待にかかる費用や条件は、JFAから公表されていません。

データで見る:日本に来た相手はどの地域?

日本で行った親善試合の相手(地域別) 2001年〜2018年8月(89試合) 2018年9月〜2026年9月(31試合) 南米 22試合 24.7% 16試合 51.6% 欧州 26試合 29.2% 2試合 6.5% 北中米カリブ海 10試合 11.2% 6試合 19.4% アジア 16試合 18.0% 3試合 9.7% アフリカ 12試合 13.5% 4試合 12.9% オセアニア 3試合 3.4% 0試合 0.0%
日本代表が日本国内で戦った親善試合(キリンチャレンジカップ・キリンカップなど)の相手を地域別に数えたもの。公開データ(martj42/international_results)にJFA公式で確かめた2023年10月17日のチュニジア戦を補ってフットボール戦士が集計・作図

フットボール戦士の集計では、日本代表が国内で戦った親善試合の相手は、2018年9月を境に大きく変わりました。2001年〜2018年8月の89試合では、欧州が26試合(29.2%)で一番多い地域でした。2018年9月〜2026年9月の31試合では、欧州は2試合(6.5%)だけです。

代わりに増えたのが南米で、22試合(24.7%)から16試合(51.6%)へ。31試合の半分以上が南米の国です。ウルグアイ、ベネズエラ、パラグアイが3試合ずつで、2026年9月の2試合もこの流れの中にあります。10月のキリンカップで日本と戦った相手も、エクアドル(南米)とニュージーランド(オセアニア)でした。

2018年9月は、ネーションズリーグが始まり、森保一監督が初めて指揮した月です。変化には監督やJFAの方針も関わっていそうですが、欧州勢が日本に来なくなったことは数字からはっきり分かります。同じ時期に海外で戦った親善試合14試合でも、欧州勢との試合は4試合でした。

キリンチャレンジカップとキリンカップの違い

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名前が似ている2つの大会は、試合の形が違います。キリンチャレンジカップは日本と1カ国の1試合ずつの親善試合です。キリンカップサッカーは複数の国を招く大会で、2026年は4カ国のノックアウト方式で優勝を争い、日本が優勝しました。

項目キリンチャレンジカップキリンカップサッカー
形式日本対1カ国の1試合2026年は4カ国のノックアウト方式
2026年の相手アイスランド、ウルグアイ、ベネズエラエクアドル、パナマ、ニュージーランド
同点のとき引き分け2026年は延長なしですぐPK方式
2026年の結果3試合とも勝ち日本が優勝(決勝でニュージーランドに2-1)
歴史日本代表の国内の親善試合に付く名前1978年「ジャパンカップ」で始まり、1985年から今の名前。2026年が34回目

※JFA公式「キリンカップサッカー2026」大会概要と参加国決定の発表(2026年8月7日)より。

キリンカップ2026で優勝した日本には、キリンカップと賞金3000万円が贈られました。準優勝のニュージーランドは1500万円、3位のパナマは500万円で、4位のエクアドルは賞金なしです。キリンカップの開催は2022年以来4年ぶりで、日本は2011年以来15年ぶりに優勝しました。2016年と2022年は決勝で負けて準優勝だったため、ノックアウト方式になってからは初めての優勝です。キリンカップに招いた3カ国は、どれもW杯2026に出場した国です。

よくある質問

Q1. キリンチャレンジカップの出場国は、誰が決めていますか?

A. 主催する日本サッカー協会(JFA)です。予選や抽選はありません。2026年については、できるだけ強いチームと戦うために早い段階から動いたと、宮本恒靖会長がインタビューで話しています。

Q2. スポンサーのキリンが相手を決めているのですか?

A. JFAの発表では、主催はJFA、キリンビールとキリンビバレッジは特別協賛です。キリンが相手を選んでいるという公式の説明はありません。

Q3. 対戦相手はいつ発表されますか?

A. 2026年は、試合のおよそ2か月前(50〜74日前)でした。5月31日のアイスランド戦は3月18日、9月28日のベネズエラ戦は7月28日、9月24日のウルグアイ戦は8月5日、キリンカップの3カ国は8月7日に発表されています。日程と会場は、その前の2025年12月19日に出ていました。

Q4. なぜ南米の国とよく戦うのですか?

A. 欧州の国は同じ時期にネーションズリーグがあり、日本に呼びにくいからです。フットボール戦士の集計では、2018年9月〜2026年9月に日本で戦った親善試合31試合のうち、16試合が南米の国でした。

Q5. 強豪国とは戦えないのですか?

A. 戦えます。2025年10月には国内でブラジルと戦い、2026年3月にはイングランドに遠征しました。欧州の国とは、日本が向こうへ行く形が増えています。

まとめ:対戦国はカレンダーと相手の都合で決まる

  • キリンチャレンジカップの対戦国は、JFAが招待し、相手国が応じて決まる。予選や抽選はない
  • 2026年は日程と会場が先に決まり、相手は試合のおよそ2か月前に発表された
  • 試合を組めるのはFIFAのカレンダーの期間。2026年から9〜10月は16日間で最大4試合
  • 欧州はネーションズリーグがあり、日本に来る試合は2018年9月以降31試合中2試合だけ
  • 2026年に日本へ招いた6カ国のうち5カ国は南米・北中米カリブ海・オセアニア。キリンカップの3カ国はW杯2026出場国
  • キリンカップサッカー2026は、日本が決勝でニュージーランドに2-1で勝ち、15年ぶりに優勝。3位はパナマ、4位はエクアドル

キリンチャレンジカップの相手は、日本が呼びたい国だけでなく、その時期に来られる国の中から選ばれます。次の試合で相手が発表されたら、その国が同じ時期に公式戦を抱えていないか、W杯に出た国か、といった点に注目すると、相手選びの理由が見えてきます。

※この記事の情報は2026年10月5日時点のものです。出典:JFA公式サイト(キリンチャレンジカップ2026の開催決定〈2025年12月19日〉・アイスランド代表/ベネズエラ代表/ウルグアイ代表との対戦決定・各試合のチケットページ・試合結果、キリンカップサッカー2026の大会概要と参加国決定〈2026年8月7日〉、対戦チーム情報、10月1日・5日の試合ページと公式記録)、サッカーキング(2026年10月5日・大会MVP)、SAMURAI BLUEオフィシャルプログラム(2026年9月28日 ベネズエラ戦・宮本恒靖会長インタビュー)、FIFA「Men’s International Match Calendar 2023-2030」(2026年4月版)とFIFA評議会の発表、Wikipedia英語版「2026–27 UEFA Nations League」、公開データ martj42/international_results(フットボール戦士の集計)。