プレミアリーグを代表するミッドフィールダー、ケビン・デ・ブライネ。2024年時点における彼の推定年俸は2,470万ユーロ(約39.4億円)とされており、欧州選手の年俸ランキングで5位に位置するとも報じられました。週給に換算すると約40万ポンド(約5,600万円)という驚異的な数字です。
ただし、年俸の数字は情報源や為替レート、推計方法によって若干の差があります。一部報道では週給40万ポンドをベースに年間2,080万ポンド(約36億円)と試算しているケースもあり、本記事ではそれらの情報を総合的に整理してお伝えします。
1991年6月28日にベルギー・ヘントで生まれたデ・ブライネは、身長181cm・体重68kgのミッドフィールダー。ベルギー代表のキャプテンとして国際舞台でも活躍を続け、2025年にはマンチェスター・シティを退団してセリエAのSSCナポリへ移籍することが決定しました。
デ・ブライネのマンチェスター・シティとの契約は、単なる年俸以外にも注目すべき点が多くあります。特に話題を集めたのは、契約延長交渉の手法です。
異例の自己交渉スタイル
一般的なトップ選手の契約交渉といえば、代理人が全面に立って進めるものですが、デ・ブライネは代理人を通さず、自身でブリュッセルの法律事務所やデータアナリストチームを活用して交渉を行ったことで知られています。これは欧州サッカー界でも非常に珍しいケースとして注目を集めました。
この交渉の結果、週給は約40万ポンド(一部報道では約6,040万円相当)、年俸にして2,080万ポンド(約31億円)にアップした条件で契約延長が成立したとされています。データに基づいた論理的な交渉スタイルは、デ・ブライネのピッチ外での知性も象徴するエピソードとして広く語られています。
サウジアラビアからの超高額オファー
2024年夏には、サウジアラビアのクラブから年俸7,000万ユーロ(約117億8,000万円)という破格のオファーが提示されたと報じられました。これはマンチェスター・シティでの年俸の約3倍に相当する金額です。デ・ブライネ本人もこのオファーについて言及しましたが、即決はせず、最終的にはナポリ移籍という選択をしています。
サウジアラビアリーグへの移籍を選ばなかった理由として、競技レベルの維持やチャンピオンズリーグ出場の機会を重視したとみられており、33歳を超えてもなお高い競技意欲を持ち続けていることが伺えます。
デ・ブライネの年俸は、キャリアのステップアップとともに大きく変化してきました。ここでは主な移籍・契約の節目に沿って、その推移を振り返ります。
ユース〜プロデビュー期(2008〜2012年)
2003年にKAAヘントのユースでキャリアをスタートさせたデ・ブライネは、2005年にKRCヘンクのユースへ移籍。2008年にトップチームへ昇格し、2009年5月9日にプロデビューを果たしました。この時期の報酬はまだ若手選手レベルであり、年俸情報も公開されていませんが、トップリーグに昇格するにつれて着実に上昇していったと考えられます。
チェルシー〜ヴォルフスブルク時代(2012〜2015年)
2012年1月、デ・ブライネは670万ポンドでチェルシーFCに移籍しますが、出場機会に恵まれず、ブレーメンへのレンタル移籍を経験。ブレーメンでは公式戦34試合で10得点10アシストという結果を残し、その実力を証明しました。
その後移籍したヴォルフスブルクでは、2014-15シーズンにブンデスリーガ全34試合出場・10得点20アシストという圧巻の数字をたたき出し、ブンデスリーガ年間最優秀選手賞を受賞。この活躍がマンチェスター・シティの目に留まることになります。
マンチェスター・シティ加入(2015〜2025年)
2015年8月、デ・ブライネはマンチェスター・シティへ5,500万ポンド(約100億円)という当時としては大型の移籍金で加入しました。以降10年にわたってシティの中心選手として君臨し、その年俸も段階的に引き上げられてきました。
特に契約延長のタイミングごとに報酬は上昇し、最終的には先述のとおり週給40万ポンド前後という水準に達しています。マンチェスター・シティでのキャリアを通じて公式戦413試合出場・106ゴール174アシストという輝かしい成績を残しました。
ナポリ移籍後(2025年〜)
2025年6月にマンチェスター・シティを退団し、フリートランスファーでSSCナポリに加入したデ・ブライネ。ナポリでの年俸は420万ポンド(約8億2,000万円)程度と報じられており、シティ時代と比べると大幅に低下しています。契約は2年+1年延長オプション付きとされており、30代中盤に差し掛かった年齢を踏まえた現実的な条件といえるでしょう。
ただし、ナポリ移籍後の年俸については現時点では推定ベースの報道が中心であり、正確な数字は今後の公式発表を待つ必要があります。
デ・ブライネの2024年時点の推定年俸2,470万ユーロ(約39.4億円)は、欧州サッカー界において非常に高い水準に位置します。欧州選手年俸ランキングで5位に入るとされるこの数字は、彼がいかに市場価値の高い選手であるかを物語っています。
ポジション別に見た市場価値の高さ
一般的に、欧州トップクラブにおいてFW(フォワード)選手が最も高い年俸を受け取るケースが多い中、MF(ミッドフィールダー)でありながら世界トップ5の年俸水準を維持しているデ・ブライネの存在は特筆に値します。これはピッチ上でのパフォーマンスだけでなく、チームへの貢献度やリーダーシップ、そしてブランド価値が総合的に評価された結果といえます。
バロンドール3位が示すワールドクラスの評価
2022年のバロンドールで3位にランクインしたデ・ブライネは、世界最高峰の選手のひとりとして認められています。また、プレミアリーグでは2019-20シーズンと2021-22シーズンに2度のシーズンMVPを受賞しており、これは史上4人目となる偉業です。こうした個人成績の積み重ねが、高い年俸水準を長期間にわたって維持している理由のひとつといえるでしょう。
デ・ブライネのキャリアを振り返ると、移籍・契約更新のたびに年俸が大きく変動してきたことがわかります。
チェルシーからヴォルフスブルクへの移籍がターニングポイント
チェルシー時代に出場機会を得られなかったデ・ブライネにとって、ヴォルフスブルクへの移籍はキャリアを大きく変えるターニングポイントとなりました。ブンデスリーガでの圧倒的な活躍がプレミアリーグのビッグクラブの関心を集め、マンチェスター・シティへの高額移籍につながりました。この時期に年俸が大幅に上昇したと考えられます。
マンチェスター・シティでの実績が年俸を押し上げた
シティ加入後はペップ・グアルディオラ監督のもとで欧州屈指のMFとして評価が確立し、複数回の契約更新を経るたびに報酬が上昇しました。特に2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝や、クラブ史上初のトレブル(リーグ・FAカップ・CLの三冠)達成への貢献は、その市場価値をさらに高める結果となりました。また、プレミアリーグでは前人未到の4連覇(2023-24シーズン)にも貢献しています。
ナポリ移籍で年俸は減少も競技水準は維持
2025年のナポリ移籍では年俸が大幅に下がったとみられますが、これはフリートランスファーという条件や年齢的なキャリアの段階を考慮した結果です。それでも約8億円超とされる年俸は依然として高水準であり、デ・ブライネの選手としての価値を示しています。
2023-24シーズンはハムストリングのけがにより開幕戦から約5ヶ月間の離脱を余儀なくされましたが、2024年1月7日のFAカップ3回戦で復帰し、リーグ戦わずか17試合ながら4ゴール10アシストという成績を残しました。33歳を超えてもなお高いクオリティを維持するデ・ブライネについて、「年齢はただの数字」と評されるほど、その実力は衰えを見せていません。
デ・ブライネの2024年時点における推定年俸は2,470万ユーロ(約39.4億円)であり、欧州トップクラスの水準を誇ります。週給40万ポンド(約5,600万円)という数字は、MFというポジションでこれだけの報酬を得る選手が世界でもいかに少ないかを示しています。
サウジアラビアからの約117億円超のオファーを断り、セリエAのナポリを選んだ背景には、競技レベルへのこだわりとヨーロッパのサッカーへの情熱があったと考えられます。ナポリでの年俸は約8億2,000万円程度と報じられており、シティ時代からは大幅に減少しましたが、それでも世界的に見れば高い報酬水準です。
KAAヘントのユースから始まり、チェルシー、ヴォルフスブルク、マンチェスター・シティ、そしてナポリへと続くキャリアの中で、デ・ブライネは常にピッチ上のパフォーマンスで自身の価値を証明してきました。今後もセリエAという新天地でどのような活躍を見せてくれるのか、サッカーファンとして注目が集まります。
※本記事に記載の年俸・移籍金などの金額は、各種報道・推計をもとにしたものです。情報源や為替レート・推計方法の違いにより数字に差が生じる場合があります。正確な数値については公式発表をご確認ください。
フットボール戦士 
