- ヴィッセル神戸のセレクションの倍率はどのくらい?
- 2027年のU-12セレクションはいつ、何年生が受けられて、費用はいくら?
- U-12に落ちたら、ヴィッセル神戸でプロを目指す道はもうないの?
ヴィッセル神戸のセレクションの倍率は、クラブから公表されていません。受験者数も合格者数も発表されていないため、正しい倍率は計算できません。この記事では、2026年8月7日発表の「2027年ヴィッセル神戸U-12セレクション」の要項から日程・対象・費用を整理します。あわせて、トップ昇格した26人がどのカテゴリーからアカデミーに入ったかを、クラブ公式の発表から数えました。
ヴィッセル神戸のセレクション倍率は公表されていない
ヴィッセル神戸のU-12セレクションの要項には、受験者数・合格者数・倍率のどれも書かれていません。選考結果の理由にも答えないと明記されています。ネット上の「◯倍」という書き込みは、公式の数字ではありません。
手がかりは、過去の要項にあった人数の目安です。2022年9月発表の「2023年度」の要項では、1次選考の参加を「先着順 計200名様」を目安にしていました。これは4学年を合わせた参加の目安で、合格者の数ではありません。2024年以降の要項には、この記載もありません。
つまり、倍率は「分からない」が正確な答えです。要項から確かめられるのは、1次に合格した人だけが2次に進む2段階の選考だということです。
2027年ヴィッセル神戸U-12セレクションの日程・対象・費用
2027年のU-12セレクションは、2026年10月に第1次実技選考会が行われます。エントリーは2026年9月18日で締め切られているため、これから受けたい人は2027年夏ごろに出る次の募集を待つことになります。募集の発表は2024年が8月19日、2025年が8月15日、2026年が8月7日でした。
| 項目 | 2027年U-12セレクションの内容 |
|---|---|
| 対象 | 2026年時点で小学2〜5年生の男子(フィールドプレーヤー・GK) |
| 第1次選考 | 2026年10月3日・4日・12日・17日のどれか1回(日はクラブが決める)。18:30開始予定・雨天決行 |
| 2次選考 | 1次の合格者だけ、後日 |
| 会場 | いぶきの森球技場 人工芝グラウンド(神戸市西区) |
| 参加料 | 4,000円(税込)+決済手数料 |
| 入団後の費用 | 年会費・月会費・チーム活動費は無償(日常の交通費は対象外) |
| 入団時期 | 2027年1月の予定 |
※ヴィッセル神戸公式「2027年ヴィッセル神戸U-12セレクション」のお知らせ(2026年8月7日)をもとに作成。
費用で見落としやすいのが、入団後の活動費です。ヴィッセル神戸は2019年度から、U-12の全学年・全選手の年会費・月会費・チーム活動費を無償にしています。受験に必要なのは参加料4,000円と決済手数料です。
現在2年生で受ける場合は、注意点があります。2年生の合格者は、2年間活動したあと5年生に上がるときに、もう一度セレクションを受けます。3〜5年生で合格した人には、進級時のセレクションはありません。
ヴィッセル神戸アカデミーの仕組みと入口
ヴィッセル神戸のアカデミーは、U-18・U-15・伊丹U-15・U-12の4チームです。トップチームは2023年と2024年にJ1で優勝し、2026/27シーズンもJ1の首位にいます(2026年9月20日更新の公式順位表で勝ち点19)。
アカデミーとは別に、サッカースクールにも選抜のクラスがあります。今のチームに在籍したまま通えるのが特徴です。
U-15とU-18の一般セレクションはある?
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中学生のU-15について、クラブ公式サイトのニュースで一般のセレクションの告知が確認できるのは、2021年6月の「2022年度 ヴィッセル神戸U-15・伊丹U-15合同セレクション」が最後です。このときの対象は小学6年生の男子で、1次選考は「先着順計250名様」が目安でした。2023年度以降の入団分について、同じ形の告知は2026年9月28日時点で見当たりません。なお、2022年までは提携チーム「ヴィッセル播磨U-15」の募集もクラブ公式サイトで告知されていましたが、こちらはアカデミーとは別のチームです。
U-15は2025年8月、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で16年ぶり2度目の優勝を果たしました。U-18の一般セレクションの告知も、クラブ公式サイトのニュースでは確認できませんでした。
JFATV「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 ファイナル」ハイライト(2025年12月公開)。神戸U-18はPK戦の末に準優勝しました
U-18は2025年、高円宮杯U-18プレミアリーグWESTで8年ぶり3度目の優勝を果たしました。12月21日のファイナルでは鹿島アントラーズユースと1-1で、PK戦2-3で敗れて準優勝でした。
データで見る:トップ昇格した26人はどこからアカデミーに入った?
フットボール戦士がクラブ公式サイトのニュースを数えたところ、U-18の選手のトップチーム昇格を知らせた発表は、2010年9月から2026年9月28日までに17件ありました(U-18在籍中のプロ契約の発表1件を含む)。昇格した選手は26人です。発表に載っているチーム歴で、それぞれが最初にヴィッセル神戸のアカデミーに入ったカテゴリーを調べると、U-12からが2人、U-15からが17人、U-18からが7人でした。
| 発表の時期 | 昇格した人数 | U-12から | U-15から | U-18から |
|---|---|---|---|---|
| 2010〜2014年 | 7人 | 0人 | 5人 | 2人 |
| 2015〜2019年 | 8人 | 2人 | 3人 | 3人 |
| 2020〜2025年 | 11人 | 0人 | 9人 | 2人 |
| 合計 | 26人 | 2人 | 17人 | 7人 |
※「U-18よりトップチーム昇格(昇格内定)」の発表に、U-18在籍中にプロ契約を結んだ岩波拓也選手(2012年6月)を加えて集計。大学を経て加入した選手は含みません。
26人のうち24人は、U-12を経ずにアカデミーに入っていました。U-12から上がり続けたのは、藤谷壮選手(2015年10月発表)と小林友希選手(2019年1月発表)の2人です。公式サイトで確認できる最初の昇格発表だった小川慶治朗選手(2010年9月)は、ジュニアユース(U-15)からの加入でした。
高校生のU-18から入った7人には、島根県浜田市出身の佐々木大樹選手(2017年9月発表)のように、県外出身の選手もいます。U-12の活動の歴史にも左右されるため、この数字だけで「どの年代から入るのが有利か」は言えません。言えるのは、U-12を経ていない選手からも多くのプロが出ている、ということです。
U-12に落ちたら終わり?スクールの選抜クラスという道
U-12のセレクションに落ちても、ヴィッセル神戸でプロを目指す道はなくなりません。フットボール戦士の記事がGoogleの検索結果に表示された回数を見ると、過去16か月で「ヴィッセル神戸 u12 セレクション 落ちた」という検索で214回表示されていました。
次の選択肢になるのが、サッカースクールの選抜クラスです。中でもスーパークラスは、ヴィッセル神戸U-15・伊丹U-15への加入を目指すクラスだとクラブが説明しています。上の図のとおり、2024年度の卒業生からは18人がU-15・伊丹U-15に入りました。クラブの発表では、スーパークラス出身のトップチーム昇格者は延べ8人です。
| クラス(2026年度) | 対象 | 募集人数 | 月会費 |
|---|---|---|---|
| エリートチャレンジ(川西・学園) | 新小2〜3年生 | 川西10〜15名・学園24〜30名程度 | 8,800円 |
| エリートセレクト(神戸中央・伊丹) | 新小3〜4年生 | 各10名程度 | 10,000円 |
| コンペティション(神戸北・南・中央) | 新小4〜6年生 | 各10名程度 | 10,000円 |
| スーパークラス(神戸・宝塚 U-11) | 応募時に小3〜4年生 | 若干名 | 10,000円 |
※ヴィッセル神戸公式の各クラスの募集のお知らせ(2025年11月〜2026年1月)をもとに作成。月会費は税込。ほかに入会金12,000円(スクール在校生は不要)など。選考の参加費は2,000〜3,000円。
選考の時期は1月から3月に集中しています。2026年度分では、スーパークラスの一次選考が1月、コンペティションクラスが2月、エリートセレクトクラスとエリートチャレンジクラスが3月でした。
セレクションで見られることと受験前の準備
ゲキサカ「ヴィッセル神戸U-18のトレーニングに密着」(2024年5月公開)。アカデミーの練習の様子が分かります
U-12セレクションの選考基準は、要項に書かれていません。参考になるのは、スクールの選抜クラスの要項です。どのクラスも、ゲーム形式を中心に、技術・向上心・コミュニケーションスキル・メンタリティなどを総合的に判断するとしています。
U-12の募集対象には、技術の条件ではなく「将来プロサッカー選手になりたいという強い意志」と「継続して努力する意思」が書かれています。選手と保護者の両方がクラブの方針を理解し、合格したらU-12で活動できることも条件です。
申し込みで気をつけたい点
エントリーはクラブのチケットサイトのフォームから行い、楽天IDが必要です。チームに所属している子は、代表者の署名・捺印が入った「所属チーム承諾書」を普通郵便で送ります。未提出だと受験資格がなくなり、参加料も払い戻されません。
受験日はクラブが決めます。都合の悪い日を考慮してもらえるのは、所属チームの公式戦・トレセン活動・学校行事だけです。セレクションに関わる撮影とSNSへの投稿は禁止されており、エントリー時にその約束を求められます。
セレクションの結果は、その時点の評価にすぎません。成長の早さには個人差があり、あとから伸びる子もいます。その考え方は下の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
A. 公表されていません。受験者数も合格者数も発表されていないため、計算できません。2023年度の要項にあった「先着200名」は参加の目安で、合格者数ではありません。
A. U-12セレクションは小学2〜5年生の男子が対象です。スクールの選抜クラスなら、エリートチャレンジクラスが新小学2〜3年生から受けられます(2026年度)。
A. U-12は年会費・月会費・チーム活動費が無償です(日常の交通費は自己負担)。受験の参加料は4,000円と決済手数料です。スクールの選抜クラスは月会費8,800〜10,000円です。
A. U-12セレクションの対象は男子だけです。スクールの選抜クラスの2026年度の要項には、男子に限るという記載はありません。受ける前にスクール事務局に確かめると確実です。
A. 要項に住む場所の条件はありません。ただし、合格したらU-12で活動できることが条件です。2026年度の活動は神戸市内の小野浜公園球技場などで、平日は17時以降、学年ごとに週5日と祝日でした。通える距離かを先に考えておきましょう。
まとめ:倍率は非公表、入口はU-12だけではない
- ヴィッセル神戸のセレクション倍率・受験者数・合格者数は公表されていない
- 2027年U-12セレクションは小2〜小5の男子が対象で、1次選考は2026年10月。エントリーは9月18日に締め切り済み
- 参加料は4,000円。U-12に入れば年会費・月会費・活動費は無償
- トップ昇格した26人のうち、U-12から入ったのは2人。17人はU-15、7人はU-18から入った
- U-12に落ちても、スクールの選抜クラスからU-15を目指す道がある
倍率の噂に振り回されるより、要項と日程を早めに押さえることが大切です。次のU-12の募集は、例年どおりなら2027年8月ごろに発表されます。うまくいかなかったときに親ができることは、こちらの記事でまとめています。
※この記事の情報は2026年9月28日時点のものです。出典:ヴィッセル神戸公式サイトのU-12・U-15セレクション、スクール選抜クラス募集、トップチーム昇格、アカデミーの大会結果の各お知らせ(2010年9月〜2026年8月)、Jリーグ公式順位表(2026年9月20日更新)。
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