- 日本とブラジルはどっちが強い?FIFAランキングや実力差はどれくらい?
- 市場価値・年俸・平均身長で比べるとどうなる?
- ブラジルは弱くなった?11月14日の再戦で日本は勝てる?
日本とブラジルを比べると、2026年10月時点ではブラジルのほうが強いと言えます。FIFAランキングはブラジル6位・日本17位、選手の市場価値はブラジルが日本の約3倍で、通算の対戦成績も日本の1勝2分12敗です。
ただし、差は以前より小さくなっています。フットボール戦士が全国際Aマッチの結果から計算しているレーティングでは、両国の差は2010年代の300点前後から、2023年以降は100点前後まで縮まりました。この記事では、ランキング・レーティング・市場価値・年俸・身長・勝率の6つの物差しで、日本とブラジルの実力差を数字で比べます。11月14日にシンガポールで行われる再戦の見通しも、事実と予想を分けてまとめます。
日本とブラジルはどっちが強い?6つの物差しで比べるとブラジルが上
6つの物差しのうち、5つでブラジルが日本を上回ります。差がないのは平均身長だけで、体の大きさではほとんど変わりません。
| 物差し | 日本 | ブラジル |
|---|---|---|
| FIFAランキング(2026年10月7日発表) | 17位 | 6位 |
| フットボール戦士レーティング | 12位(1990) | 6位(2092) |
| 市場価値の合計(Transfermarkt) | 約2億9800万ユーロ | 約9億500万ユーロ |
| W杯2026の成績 | ラウンド32で敗退 | ラウンド16で敗退 |
| 平均身長(10月の招集メンバー) | 181.1cm | 181.4cm |
| 通算対戦成績 | 日本の1勝2分12敗(15試合) | |
※レーティングはフットボール戦士の独自の指標で、FIFAランキングとは別物です(2026年10月6日までの試合で計算)。市場価値と身長はTransfermarktの代表ページ(2026年10月9日閲覧)の数字、対戦成績はフットボール戦士の集計です。
W杯2026でも、日本はラウンド32(決勝トーナメント1回戦)でブラジルに1-2で負けました。2025年10月には親善試合で初めて勝っていますが、通算ではまだ大きく負け越しています。「どっちが強いか」の答えはブラジルで、日本は「勝つこともある挑戦者」という位置づけです。
FIFAランキングは日本17位・ブラジル6位(2026年10月7日発表)
JFATV「【ハイライト】日本代表vsニュージーランド代表|2026.10.5 国立競技場|SAMURAI BLUE|キリンカップサッカー 2026」(2026年10月公開)。日本はこの試合を含む9〜10月の4試合で負けませんでしたが、FIFAランキングは17位のままでした。
FIFAが2026年10月7日に発表した最新のFIFAランキングで、ブラジルは6位、日本は17位です。日本はアジアの国で最上位で、アジアの2番手はイランの23位です(サッカーキング・ESPN)。
ブラジルは7月の5位から1つ下がり、ポルトガルに抜かれました。上位は1位スペイン、2位アルゼンチン、3位フランス、4位イングランド、5位ポルトガルで、ブラジルは南米ではアルゼンチンに次ぐ2番手です。
日本は9月から10月にかけて、ウルグアイに3-1、ベネズエラに2-1、キリンカップでエクアドルと0-0(PK戦で勝ち)、ニュージーランドに2-1と、4試合負けなしでした。それでも順位は17位で変わっていません。FIFAランキングは相手の強さや試合の重要度で増えるポイントが変わるため、親善試合で勝っても大きくは上がらない仕組みです。
次のFIFAランキングの発表は2026年11月18日の予定です。11月14日のブラジル戦の結果は、この回に反映されます。格上のブラジルに勝てば、日本はふだんの親善試合より多くのポイントを得られます。
レーティングの実力差は102点、日本が勝つ見込みは約36%
FIFAランキングとは別の物差しとして、フットボール戦士レーティングでも比べました。全国際Aマッチ約5万試合の結果からElo方式(勝てば相手の強さに応じて点が増え、負ければ減る計算)で出している独自の指標です。2026年10月6日までの試合で計算すると、ブラジルは211チーム中6位の2092、日本は12位の1990で、差は102点です。
この差を、レーティングの計算式に当てはめると、中立地で戦ったときの日本の「勝つ見込み」は約36%になります。引き分けを半分の勝ちとして数えた期待値なので、「3回に1回勝てる」という意味ではありませんが、「10回やって1回勝てるかどうか」という差ではないことは分かります。W杯のラウンド32の試合前も、同じ計算で日本の見込みは36%でした。
実力差は2023年から一気に縮まった
年末ごとの差を見ると、2006年は322点、2018年は351点、2020年は354点で、10年以上300点前後の大きな差がありました。差が縮まったのは2022年からで、2023年は81点、2024年は77点まで近づいています。
縮まった理由は両方にあります。日本は2022年のW杯でドイツとスペインに勝ってから点を伸ばし、2026年6月20日には歴代最高の2019を記録しました。ブラジルは2022年11月28日の2259が歴代最高で、そこから2025年末の2060まで下がりました。日本が強くなったことと、ブラジルが以前ほど勝てなくなったことが重なっています。
市場価値は約3倍、年俸は推定でも大きな差
選手の市場価値(移籍金の相場の目安)で比べると、差はさらにはっきりします。移籍情報サイトのTransfermarktの代表ページ(2026年10月9日閲覧)では、日本の28人の合計は約2億9800万ユーロ、ブラジルの26人の合計は約9億500万ユーロで、ブラジルは日本の約3倍です。
選手ごとに見ると、日本で最も高いのは佐野海舟の4000万ユーロで、鈴木彩艶の3000万ユーロ、鈴木唯人の2800万ユーロが続きます。ブラジルはヴィニシウス・ジュニオールの1億3000万ユーロが最も高く、エステヴァン(8000万ユーロ)、ガブリエウとブルーノ・ギマランイス(各7500万ユーロ)など、日本の1位より高い選手が何人もいます。
※市場価値はTransfermarktが編集部とユーザーの情報をもとに出している推定値で、公式の値段ではありません。表示されるメンバーは最新の招集に合わせて入れ替わるため、時点によって合計も変わります。
年俸は公表されていない(推定での比べ方)
「日本とブラジルの年俸」を調べる人も多いですが、代表チームとして選手に年俸を払っているわけではありません。選手の給料は所属クラブが払っていて、多くは公表されていません。比べるなら、海外のデータサイトなどの推定値を使うことになります。
分かりやすいのは監督の年俸です。サッカーダイジェストWebが英国のデータサイト「SalaryLeaks」をもとに報じたW杯2026の監督の推定年俸では、ブラジルのアンチェロッティ監督が950万ユーロで1位、日本の森保一監督は86万5000ユーロで29位でした。約11倍の差です(ボーナスなどは含まない推定基本年俸)。選手の年俸も、2022年の推定の比較記事(ABEMA TIMES掲載)では、ブラジルの合計が日本の8倍以上とされていました。お金の面では、市場価値以上に差が大きいと考えてよさそうです。
平均身長はほぼ同じ、海外組は日本のほうが多い
体の大きさでは、日本とブラジルにほとんど差がありません。Transfermarktに登録された身長で10月の招集メンバーの平均を計算すると、日本は181.1cm、ブラジルは181.4cmでした。W杯2026の登録メンバーでも、Qolyの報道ではブラジル182.77cm・日本181.35cmで、差は1cm台です。W杯2026の日本のメンバーで一番高かったのは後藤啓介の191cmです(時事通信)。
違いが出るのは年齢と所属です。フットボール戦士のW杯データベースの集計では、W杯2026の登録26人の平均年齢は日本27.5歳・ブラジル29.4歳で、日本のほうが2歳ほど若いチームでした。海外のクラブに所属する選手は日本が23人、ブラジルが19人で、割合では日本のほうが多くなっています。ブラジルは国内リーグのクラブにいる選手も代表に選ばれています。
対戦成績と勝率は15試合1勝、勝率6.7%
JFATV「Team Cam vol.03|サッカー王国撃破 ブラジル戦の舞台裏|KIRIN CHALLENGE CUP 2025」(2025年10月公開)。日本がブラジルに初めて勝った試合の舞台裏です。
フットボール戦士の集計では、日本代表とブラジルの通算成績は15試合で1勝2分12敗、得点9・失点39です(JFAの発表の数字とも一致します)。勝率は15試合で1勝の6.7%で、引き分けを入れても負けなかったのは3試合だけです。
唯一の勝ちは、2025年10月14日の親善試合(キリンチャレンジカップ・日本のホーム)でした。2点を先に取られてから、南野拓実、中村敬斗、上田綺世のゴールで3-2と逆転し、14試合目で初めてブラジルに勝ちました。
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引き分けは2001年のコンフェデレーションズカップ(0-0)と2005年の同大会(2-2)の2回です。森保一監督になってからは3試合で1勝2敗で、2022年6月は0-1、2026年6月のW杯ラウンド32は1-2でした。W杯の試合の流れや敗因は、ここでは結果だけにとどめます。
ブラジルは弱くなった?W杯はベスト16敗退、南米予選は5位
DAZN Japan「【FIFAワールドカップ2026】ブラジル vs ノルウェー : ラウンド16 │ MATCH RECAP」(2026年7月公開)。ブラジルがW杯で敗退した試合です。
「ブラジルは弱くなった」という声には、根拠になる事実があります。W杯2026で、ブラジルはグループCを2勝1分で首位通過し、ラウンド32で日本に2-1で勝ちましたが、ラウンド16(現地時間7月5日)でノルウェーに1-2で負けました。ハーランドに2点を決められ、終了間際のネイマールのPKだけに終わっています。ブラジルがベスト16で姿を消すのは1990年大会以来で、beIN SPORTSは歴史的な打撃と伝えています。
W杯の前の南米予選も苦しみました。18試合で8勝4分6敗の勝ち点28で、上位6チームが出場権を得る予選を10チーム中5位で通過しました。1位のアルゼンチン(勝ち点38)とは10点差で、最終節もボリビアに0-1で負けています(GOAL)。
一方で、「弱いチーム」になったわけではありません。FIFAランキングは6位、フットボール戦士レーティングも6位で、どちらも世界のトップ10に入っています。ブラジルサッカー連盟はW杯のあともアンチェロッティ監督の続投を決め、2030年のW杯に向けて立て直しを進めています。10月3日(日本時間4日)のインドとの親善試合は4-0で勝ちました。
逆に、日本が弱いのかというと、そうでもありません。日本はアジア最終予選をグループ首位(7勝2分1敗)で突破し、W杯2026ではグループステージでオランダと2-2、チュニジアに4-0、スウェーデンと1-1で負けずに勝ち上がりました。FIFAランキングはアジア1位の17位です。
11月14日の再戦、日本はブラジルに勝てる?予想の材料
日本とブラジルは、2026年11月14日(土)の日本時間19時15分から、シンガポールのナショナルスタジアムで対戦します。4か国が出る大会「MIZUHO BLUE CHALLENGE」の1試合で、どちらのホームでもない中立地の試合です。
ここからは事実をもとにした見方です。まず数字では、ブラジルが有利です。レーティングから計算した日本の勝つ見込みは約36%で、中立地でのブラジル戦はこれまで7試合で0勝1分6敗、唯一の勝ちは日本のホームの試合でした。同じ計算でも、日本のホームなら見込みは約50%に上がるので、場所の差は小さくありません。
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一方で、日本に追い風の材料もあります。W杯ではラウンド32で先制し、90+5分に勝ち越されるまで1-1で粘りました。9〜10月の4試合も負けなしで、10月5日のキリンカップ決勝ではニュージーランドに2-1で勝って優勝しています。2026年10月9日時点で、11月の両国のメンバーはまだ発表されていません。ブラジルが主力をどれだけ連れてくるかでも、試合の見通しは変わります。
まとめると、「どちらが勝ってもおかしくない」とまでは言えないものの、2025年のように日本が勝つ可能性は十分にある、というのが数字から見える答えです。試合の時間や放送は、別の記事にまとめています。
よくある質問
A. 2026年10月7日発表のFIFAランキングで、ブラジルは6位、日本は17位です。日本はアジアの国で最上位です。次の発表は11月18日の予定です。
A. フットボール戦士レーティングでは102点差で、中立地での日本の勝つ見込みは約36%です。2010年代は300点前後の差があり、2023年からは100点前後まで縮まっています。
A. 15試合で1勝2分12敗、勝率は6.7%です(フットボール戦士の集計)。唯一の勝ちは2025年10月14日の親善試合(3-2)です。
A. ほとんど同じです。10月の招集メンバー(Transfermarktの登録値)では日本181.1cm、ブラジル181.4cm、W杯2026の登録メンバーでも差は1cm台でした。
A. 以前と比べると勝てなくなっています。W杯2026はベスト16で敗退し(1990年大会以来)、南米予選は5位でした。ただしFIFAランキングは6位で、今も世界のトップクラスです。
まとめ:日本とブラジルはブラジルが格上、ただし差は縮まっている
- FIFAランキング(2026年10月7日)はブラジル6位・日本17位
- フットボール戦士レーティングの差は102点。中立地での日本の勝つ見込みは約36%
- 市場価値はブラジルが約3倍。年俸は非公表で、監督の推定年俸は約11倍の差
- 平均身長はほぼ同じ。W杯2026のメンバーは日本のほうが若く、海外組も多い
- 対戦成績は15試合1勝2分12敗(勝率6.7%)。ブラジルはW杯ベスト16敗退・南米予選5位で、以前ほどの強さではない
身長を除くどの物差しでもブラジルが上ですが、2010年代のような「勝てる気がしない相手」ではなくなりました。11月14日のシンガポールでの再戦は、その差がどこまで縮まったかを確かめる試合になります。
※この記事の情報は2026年10月9日時点のものです。FIFAランキング・市場価値・レーティングは試合や更新によって変わります。
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