守田英正のプレースタイルは?強み・弱点と遠藤航・田中碧との違い

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こんな疑問を持つ方へ
  • 守田英正はどんなタイプのボランチ?強みと弱点を知りたい
  • 遠藤航や田中碧とはプレースタイルがどう違うの?
  • スポルティングやハル・シティ、日本代表ではどんな役割をしているの?

守田英正のプレースタイルをひとことで言うと、相手のパスを先回りして奪い、奪ったボールをすぐ前へつなぐ「万能型のボランチ」です。体の大きさで勝つタイプではなく、読みと判断で中盤を支えます。2026年7月にはポルトガルのスポルティングからイングランドのハル・シティへ移り、31歳でプレミアリーグに挑戦しています。この記事では、クラブの公式プロフィールや監督・本人の言葉をもとに、強み・弱点・ほかのボランチとの違いを整理します。

守田英正のプレースタイルは「奪って、つなぐ」万能型ボランチ

① 読む パスの行き先を先回りして予測する ② 奪う パスカットとこぼれ球の回収 ③ つなぐ・出ていく 縦パスで前へ。ときにゴール前まで
守田英正のプレーの流れ(川崎フロンターレの公式プロフィール、監督・本人のコメントをもとにフットボール戦士が作図)

守田英正は、守備だけ、攻撃だけの選手ではありません。守備で相手の攻撃を止め、そのまま攻撃の起点になる「つなぎ役」です。川崎フロンターレの2020年の公式プロフィールも、対人戦の強さとルーズボールへの反応を生かしたボール奪取を武器に挙げ、長短のパスでゲームをコントロールするMFと紹介していました。

強みと弱点を先にまとめると、次のとおりです。

項目内容
タイプボランチ(守備的MF)。守備と攻撃をつなぐ万能型
一番の強み読みで先回りする守備と、奪ったあとの素早い前へのパス
もう一つの強み相方や相手に合わせて役割を変えられる判断力
弱点・課題強いプレスを1人ではがす力、リスクを取ったときのボールロスト、コンディション
主な役割2ボランチの一角、4-3-3のインサイドハーフ

※強み・弱点は、クラブの公式プロフィール、監督・本人のコメント、国内外メディアの分析をもとに整理しています。

強み①:読みで先回りしてボールを奪う守備

02041160〜161cm: 1人160cm162〜163cm: 2人164〜165cm: 6人166〜167cm: 7人168〜169cm: 17人170〜171cm: 19人170cm172〜173cm: 32人174〜175cm: 41人176〜177cm: 27人守田英正178〜179cm: 19人180〜181cm: 18人180cm182〜183cm: 14人184〜185cm: 3人186〜187cm: 1人

守田英正の身長と、日本代表MF経験者207人の身長の分布(オレンジがその選手の位置。身長はWikidataの記載値。出典: フットボール戦士「サッカー日本代表 選手データベース」)

守田英正の守備は、相手に強くぶつかるだけのものではありません。パスがどこへ出るかを先に読み、出てきたところで奪います。2024年に守田を分析した海外の戦術サイト「Breaking The Lines」も、頭を使った守備で、前でも後ろでもボールを奪えると評価していました。

体格は、日本代表のMFの中では平均よりやや大きい程度です。身長はクラブの公式発表で177cm。フットボール戦士の集計(Wikidataの記載をもとにした数字)では、MFの日本代表経験者207人の平均は174.6cmで、守田は高いほうから56番目でした。体の大きさだけで勝つのではなく、先回りする読みがあるから奪えるタイプだと言えます。

流通経済大学時代の監督、中野雄二さんは、守田を「ボールを奪う守備」と「ゴールを守る守備」の選び分けがうまい選手だと話しています(REAL SPORTS、2022年11月)。大学時代はトップ下から始まり、2年生のころにサイドバックやセンターバック、ボランチへ移りました。いろいろな位置を経験したことが、守備の判断に生きています。

強み②:奪ったあとの縦パスとゴール前への飛び出し

DAZN Japan公式チャンネル「これが守田英正の攻撃センス!」(2024年9月公開)。W杯アジア最終予選のバーレーン戦で、上田綺世のポストプレーに合わせてゴール前へ飛び出した場面です。

守田英正のもう一つの強みは、奪ったあとです。奪って終わりではなく、すぐに前へ運び、縦パスで攻撃のスイッチを入れます。中野監督も、奪ったあとに攻撃を組み立てられるところを評価していました。

日本代表が4-3-3で臨んだ2021年10月のオーストラリア戦のあと、守田は相手を見て判断を変えられたことを手応えに挙げ、「後出しじゃんけんのような」判断ができたと話しています(サッカーダイジェスト)。守備から速く攻めるのか、無理をせずにゆっくり攻めるのか。その場で選べるのが守田の持ち味です。

スポルティングに移ってからは、ゴール前へ出ていく場面も増えました。2022年のカタールW杯の直前には、クラブでより攻撃的な役割を任されていると話しています(Number Web)。スポルティングでの4年間は166試合で11得点16アシスト。2024年9月のバーレーン戦では、上の動画の場面を含めて2ゴールを決めました。

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上は、2026年4月19日のベンフィカとのリスボン・ダービーで、守田英正が今季初ゴールを決めたときの本人の投稿です。右からのクロスにファーサイドへ走り込み、相手DFに競り勝ってヘディングで決めました(サッカーキング)。チームは終了間際に失点して1-2で敗れましたが、ゴール前へ飛び出す持ち味がよく出た場面です。

守田英正の弱点・課題は?プレスへの対応とコンディション

① 強いプレスへの対応 密集を1人ではがす力は突出していない ② リスクとボールロスト 攻撃的な役割ではロストも増える(本人) ③ コンディション ケガや体調不良で離れた時期がある
守田英正の弱点・課題(本人のコメント、海外メディアの分析、日本代表監督の会見をもとにフットボール戦士が作図)

弱点としてよく挙がるのは、相手に囲まれたときの対応です。先ほどの「Breaking The Lines」は、守田は強いプレッシャーを受けるとパスが乱れることがあり、特に逆足の左足でその傾向があると指摘しました。スピードやドリブルで相手をはがすより、パスで逃げるタイプだという見方です。

2つ目は、攻撃でリスクを取ったときのボールロストです。これは本人も認めています。カタールW杯の前に、スポルティングではボールを失う回数がそれなりに多いと話し、それでもリスクの先に得点のチャンスがあると語っていました(Number Web、2022年11月)。

3つ目はコンディションです。2025年3月を最後に日本代表から遠ざかり、森保一監督は2025年10月の会見で、招集しない理由を「コンディション」と説明していました(Number Web)。ハル・シティ加入時にも、ふくらはぎの軽いケガで約1週間離脱すると報じられています。どれも能力の問題というより、「いつも計算できる状態でいられるか」という課題です。

クラブでの役割:川崎フロンターレからスポルティング、ハル・シティへ

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守田英正のプレースタイルは、クラブを移るたびに少しずつ幅が広がってきました。上は、スポルティングを離れるときに本人が投稿した感謝のメッセージです。ハル・シティの公式発表をもとに、所属クラブごとの記録をまとめます。

クラブ期間試合数主なタイトル・役割
川崎フロンターレ2018〜2020年108J1優勝2回。2020年Jリーグベストイレブン。ボランチのほかサイドバックも
サンタ・クララ(ポルトガル)2021年1月〜2022年59デビュー戦で決勝ゴール。欧州での土台づくり
スポルティング(ポルトガル)2022〜2026年166リーグ優勝2回、ポルトガル杯1回。11得点16アシスト
ハル・シティ(イングランド)2026年7月〜-2年契約(1年延長オプション付き)。背番号5

※試合数は公式戦の合計。ハル・シティの公式サイトの発表(2026年7月)にもとづきます。

川崎では、ボール奪取と配球でリーグ優勝に貢献しました。スポルティングでは、2ボランチの一角として守備の軸を担いながら、ゴール前にも顔を出す役割を任されます。先ほどの「Breaking The Lines」は、守備的な6番の性格を持ちつつ、攻撃的な8番の仕事もこなす選手と表現していました。下は、スポルティングでの公式戦150試合出場を祝って、クラブが本人と共同で投稿した動画です。

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2022年当時の監督ルベン・アモリム(のちにマンチェスター・ユナイテッド監督)は、どのポジションでもプレーでき、学ぶ意欲が高い選手だと守田をほめています(Number Web、2022年9月)。2025-26シーズンは公式戦50試合に出場し、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8まで勝ち進みました。準々決勝のアーセナル戦には2試合とも先発しています。

日本代表での役割と、遠藤航・田中碧との違い

遠藤航|デュエル型 相手に寄せて奪い切る。ブンデスリーガで デュエル勝利数1位(2021-22シーズン) 守田英正|万能型 先回りして奪い、前へつなぐ。 相方に合わせて攻守の比重を変える 田中碧|攻撃型 立ち位置で受けて少ないタッチで捌く。 カタールW杯スペイン戦で決勝ゴール
日本代表のボランチ3人の違い(ブンデスリーガ公式の記録、各メディアの報道をもとにフットボール戦士が作図)

日本代表での守田英正は、2018年9月にデビューし、2025年3月までに40試合6得点を記録しています。カタールW杯ではコスタリカ戦、スペイン戦、クロアチア戦の3試合に出場しました。2024年2月のアジアカップ準々決勝イラン戦ではゴールを決め、同年10月のオーストラリア戦ではキャプテンマークを巻いています。下は、アジアカップの公式アカウントが投稿したイラン戦の場面です。

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遠藤航・田中碧との違いがはっきり見えたのが、2021年10月のオーストラリア戦です。アンカーに遠藤、右のインサイドハーフに田中、左のインサイドハーフに守田が入りました。遠藤は相手に強く寄せて奪い切る役で、2021-22シーズンにはブンデスリーガでデュエル(1対1の競り合い)の勝利数1位になった選手です。田中は、元川崎の中村憲剛さんが、相手の間に立ってボールを引き出し、ワンタッチ、ツータッチで捌く選手と評したように、立ち位置で勝負するタイプで、カタールW杯のスペイン戦では決勝ゴールを決めました。

守田はその間に立つ選手です。本人も、組む相方によってプレースタイルを変えるつもりだと話しています(Number Web、2022年11月)。遠藤と組めば前に出て攻撃に関わり、遠藤がいなければ守備的に振る舞う。この合わせる力が、代表で長く重宝された理由です。

戦術を考える力も、守田の特徴です。2024年2月のアジアカップ敗退後には、チームとしてどう戦うかを「もっといろいろ提示してほしい」と話し、議論になりました(ゲキサカ)。のちに本人は、この発言に後悔はないとSNSで説明しています。

2026年はW杯選外、ハル・シティでプレミアリーグに挑戦中

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2026年5月15日に発表された北中米W杯の日本代表26人に、守田英正は入りませんでした。ボランチには遠藤航、鎌田大地、田中碧、佐野海舟が選ばれています。森保監督はメンバー発表の会見で、鎌田・佐野・田中について、所属クラブでしっかりプレーできていて計算ができると話しました(サッカーダイジェストWeb)。

その後、守田はスポルティングとの契約を満了し、2026年7月にハル・シティへ加入しました。ハルは2026-27シーズンにプレミアリーグへ復帰したクラブです。8月25日のカラバオ・カップ2回戦ストーク戦で途中出場してデビューし、8月29日の第2節コヴェントリー戦でプレミアリーグ初出場を果たしました。

コヴェントリー戦は前半だけで交代しました。セルゲイ・ヤキロビッチ監督は、3か月試合に出ていなかったため45分で代える予定だったと説明しています。地元紙ヨークシャー・ポストは、高い位置で奪ってチームの最初のチャンスを作った一方、それ以外は効果的ではなかったと採点しました。ボールを受けるために3バックの位置まで下がる動きもあったそうで、新しいチームでの役割はまだ固まっていない段階です。

フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。

フットボール戦士の集計では、守田英正の日本語版Wikipediaの閲覧数は、2026年9月時点で1日あたり約419回です。これまでで最も見られたのは、W杯メンバーが発表された2026年5月15日で、1日に21,428回でした。選外のニュースが、それだけ多くの人の関心を集めたことがわかります。

よくある質問

Q1. 守田英正のポジションはどこですか?

A. ボランチ(守備的MF)です。2ボランチの一角が中心で、4-3-3ではインサイドハーフも務めます。川崎フロンターレ時代はサイドバックでプレーしたこともあります。

Q2. 守田英正の一番の強みは何ですか?

A. 相手のパスを先回りして奪う守備と、奪ったボールをすぐ前へつなぐ判断です。守備と攻撃の「つなぎ役」として評価されています。

Q3. 遠藤航との違いは?

A. 遠藤航は相手に寄せて1対1で奪い切るデュエル型です。守田は読みで先回りして奪い、攻撃にも関わる万能型です。代表では2人がボランチを組むことが多くありました。

Q4. 守田英正の今の所属クラブは?

A. 2026年9月時点で、イングランド・プレミアリーグのハル・シティです。2026年7月に、スポルティングとの契約満了後に加入しました。背番号は5です。

Q5. 守田英正はなぜW杯メンバーに入らなかったのですか?

A. 森保監督は落選の理由をはっきりとは語っていません。2025年3月を最後に代表から遠ざかっており、招集しなかった時期には理由を「コンディション」と説明していました。

まとめ:守田英正は「読み」と「つなぎ」で中盤を支えるボランチ

  • プレースタイルは、先回りして奪い、すぐ前へつなぐ万能型のボランチ
  • 体の大きさではなく、読みと判断で奪うタイプ
  • 弱点は、強いプレスへの対応、リスクを取ったときのボールロスト、コンディション
  • 遠藤航はデュエル型、田中碧は攻撃型。守田は相方に合わせて役割を変えられる
  • 2026年はW杯選外。7月にハル・シティへ移り、プレミアリーグに挑戦中

派手なドリブルやゴールで目立つ選手ではありません。それでも、守田英正がいると中盤の守備と攻撃がつながります。31歳で初めてのプレミアリーグで、そのプレースタイルがどこまで通用するのかに注目です。

※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。記録はハル・シティ、ブンデスリーガなどの公式発表、コメントは各メディアの報道にもとづきます。