こんな疑問を持つ方へ
- 前田大然選手って、実際は何歳なの?
- どうして「老け顔」と言われるようになったの?
- 「ブラジル人を騙すな」って何の話?
- 見た目の話だけでなく、選手としての実力も知りたい
前田大然選手といえば「老け顔」というワードがセットで語られるほど、実年齢と見た目のギャップが有名な選手です。しかしその素顔を知ると、単なるネタでは終わらない魅力に気づくはずです。この記事では、老け顔と言われる理由、話題になったエピソード、そして見た目とは正反対の驚異的なプレーまで、まとめて解説します。
前田大然が「老け顔」と話題になるのはなぜ?
まず大前提として、前田大然選手の「老け顔」は、悪口として広まった言葉ではありません。むしろサッカーファンの間では、親しみを込めた「持ちネタ」のような扱いで定着しています。なぜここまで見た目と年齢のギャップが語られるのか、基本情報から順に見ていきましょう。
実年齢とプロフィール
前田大然(まえだ だいぜん)選手は1997年10月20日生まれ、大阪府出身のプロサッカー選手です。堺市で生まれ、南河内郡太子町で育ちました。2026年のワールドカップに出場した時点で28歳。れっきとした20代です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 前田 大然(まえだ だいぜん) |
| 生年月日 | 1997年10月20日 |
| 出身地 | 大阪府(堺市生まれ・太子町育ち) |
| 身長/体重 | 173cm/67kg |
| ポジション | FW(ウイング、センターフォワード)/MF |
| 所属クラブ | セルティックFC(スコットランド)※2025-26シーズン時点 |
| 背番号 | クラブ38番/2026年W杯の日本代表では11番 |
身長173cmと、日本代表の中では小柄な部類に入ります。それでも「大きく、年上に見える」と言われ続けてきたのは、体格ではなく顔立ちと雰囲気によるものです。
老け顔に見えると言われる3つの要素
前田選手が実年齢より上に見られてきた理由は、大きく3つに整理できます。
| 要素 | 解説 |
|---|---|
| 坊主頭・スキンヘッド | プロ入り当初から長らくトレードマーク。髪型による年齢の判断材料がなく、実際より年上に見られやすい。 |
| 髭と太い眉 | 2018年頃から口髭とあご髭を蓄えるようになり、年々濃くなったと話題に。彫りの深い顔立ちと相まって貫禄が増した。 |
| 落ち着いた佇まい | ピッチ外では物静かで飄々とした雰囲気。若手らしい「初々しさ」が表に出にくく、ベテランのような風格を感じさせる。 |
興味深いのは、Jリーグ公式が過去に歴代プロフィール写真をまとめた際、「ルーキー時代からぱっと見の印象がほとんど変わっていない」とファンの間で話題になったことです。つまり「老けた」のではなく、「若い頃から完成されていた」というのが正確なところです。10代の頃からすでに貫禄があったため、20代前半の時点で30代に見られるという現象が起きていました。
年齢を疑われた伝説のエピソード集
前田選手の老け顔ネタが全国区になったのには、いくつかの決定的な出来事があります。時系列で振り返ってみましょう。
「ブラジル人を騙すな!」チアゴ・マルチンスとの名場面(2020年)
最も有名なのが、横浜F・マリノス時代の2020年に公式YouTubeチャンネルで公開された密着動画でのやり取りです。
加入したばかりの前田選手に、ブラジル人DFのチアゴ・マルチンス選手が「大然は何歳?」と質問。前田選手が正直に「22歳」と答えると、当時スキンヘッドで貫禄たっぷりだった風貌を見たチアゴ選手は、冗談交じりに「ウソをつくな!」とツッコミ。さらに同じくブラジル人のエリキ選手も「ブラジル人をだますな!」と便乗し、前田選手が「ホントホントホント」と必死に弁明する、という流れです。
本当のことを言っているのに信じてもらえないという構図が絶妙で、この動画は公開当時から大きな反響を呼びました。今なお「前田大然のエピソードで一番好き」と語るファンが多い、伝説の場面です。
東京五輪で「年齢詐称疑惑」がトレンド入り(2021年)
2021年の東京オリンピックでは、U-24日本代表として出場した前田選手の風貌が再び注目を集めました。24歳以下の大会に出場しているにもかかわらず、その貫禄から「オーバーエイジ枠では?」「本当にU-24?」といった冗談がSNS上で相次ぎ、「年齢詐称疑惑」というワードがトレンド入りする事態に。もちろん実際にはオーバーエイジ枠ではなく、東京五輪世代の正規メンバーでした。同世代の他の選手と並んだ写真を見て、「同じ年齢とは思えない」と驚く声が多く見られました。
2026年ワールドカップで再び話題に
2026年の北中米ワールドカップでは、日本代表がグループステージを突破し、決勝トーナメントでブラジルと対戦することが決定。すると、あの「ブラジル人を騙すな」動画がX(旧Twitter)上で再び拡散され、「懐かしい」「これホント好き」といった声とともに話題が再燃しました。5年以上前の動画が大会のたびに掘り起こされるあたりに、このエピソードの愛されぶりがうかがえます。
なお前田選手自身は、この大会のスウェーデン戦で先制ゴールを決め、2022年カタール大会に続く2大会連続のワールドカップ得点を記録。ネタだけでなく、結果でもしっかり存在感を示しました。
「老け顔」込みで愛される理由|あだ名とファンの反応
前田選手の見た目イジリは、本人の人柄とプレーぶりもあって、独特のあだ名文化にまで発展しています。
「爆速プレッシング老け顔アンパンマン」という異名
ファンの間で広まっているあだ名のひとつが「爆速プレッシング老け顔アンパンマン」。サッカー解説系の動画チャンネル発祥とされるこの呼び名は、前田選手の特徴を全部盛りにしたものです。
- 爆速:世界トップクラスと評されるスプリント能力
- プレッシング:前線から相手を追い回す献身的な守備
- 老け顔:言わずと知れた実年齢とのギャップ
- アンパンマン:ゴール後に見せるアンパンマンのパフォーマンス
一見ふざけたあだ名に見えて、実は選手としての長所とチャームポイントが的確に凝縮されています。ネガティブな要素であるはずの「老け顔」が、称賛の言葉と並列で語られているのがポイントです。
セルティックでは「足の速いクリリン」
所属するセルティックのサポーターの間では、漫画「ドラゴンボール」のキャラクターにちなんで「足の速いクリリン」と呼ばれていることも知られています。スキンヘッド時代の風貌からついた愛称ですが、これも現地ファンからの親しみの表れです。国境を越えて見た目がネタにされ、そして愛されている選手は、なかなかいません。
なぜ悪口にならないのか
SNS上の反応を見ると、前田選手の老け顔ネタには「かっこいい」「渋い」「頼りになる見た目」といった好意的な文脈が伴うことがほとんどです。その背景には、次のような要因があると考えられます。
- 誰よりも走り、チームのために体を張るプレースタイルへの敬意が前提にある
- 本人が動画内でも笑いながら応じるなど、深刻な雰囲気にならない
- 「見た目は大ベテラン、走りはチーム一若々しい」というギャップ自体が魅力になっている
つまり「老け顔」は、前田大然という選手を語るうえでの入口にすぎず、その先にある実力と人柄が、このネタを愛されキャラの証明に変えているのです。
見た目は貫禄、中身は誰よりも若い|驚異の身体能力と実績
ここからは、老け顔という言葉と最も対照的な部分、つまり前田選手の「若さの塊」のようなプレーと実績を紹介します。
50m5.8秒、1試合64回スプリントの怪物
前田選手の代名詞はスピードです。手動計測ながら50m走5.8秒という記録を持ち、加速力は世界でもトップクラスと評されます。さらに特筆すべきは、そのスピードを試合中に何度も繰り返せるスタミナです。
2021年のJ1リーグでは、1試合64回のスプリント(時速24km以上での走行)を記録。これはJリーグの計測開始以来の最多記録として知られています。一般的なフィールドプレーヤーの平均を大きく上回る回数を毎試合のように叩き出し、攻撃だけでなく守備でも相手ディフェンスラインを追い回し続けます。2022年カタールW杯のスペイン戦では62回、クロアチア戦では68回のスプリントを記録し、世界の舞台でもその走力は際立ちました。見た目の落ち着きとは裏腹に、ピッチ上では誰よりもフレッシュに走り回る。このギャップこそが前田大然の真骨頂です。
セルティックでの飛躍|個人賞を総なめにしたシーズン
2022年1月に横浜F・マリノスからセルティックへ移籍した前田選手は、年々評価を高め、ついに大爆発のシーズンを迎えます。
| シーズン | 主な成績・出来事 |
|---|---|
| 2024-25 | 公式戦51試合33ゴール12アシスト。リーグ年間MVP、セルティック年間MVP、スコットランドプロサッカー選手協会(SPFA)年間最優秀選手賞を受賞し、個人賞を総なめ。 |
| 2025-26 | シーズン終盤に得点を量産し、最終節ハーツ戦の87分に決勝点。土壇場でのリーグ逆転優勝(5連覇)とスコティッシュカップ制覇の立役者に。 |
特に2025-26シーズンの幕切れは劇的でした。首位ハーツとの最終節、勝利しか逆転優勝の道がない状況で、1-1の87分に前田選手がゴール。チームをリーグ5連覇に導きました。老け顔と笑われていた選手は、いつしかスコットランドの至宝と呼ばれる存在になっていたのです。
日本代表でもW杯2大会連続ゴール
日本代表では、2022年カタールW杯のクロアチア戦(決勝トーナメント1回戦)で先制ゴールを記録。前線からの猛烈なプレスでもチームを牽引し、BBCのユーザー投票による大会ベストイレブンに選出されました。そして2026年北中米W杯でもスウェーデン戦で先制点を挙げ、2大会連続のW杯得点を達成。走力で守備のスイッチを入れる役割と、大舞台での勝負強さを兼ね備えた、代表に欠かせない選手となっています。
老け顔の裏にある意外な素顔
見た目の貫禄に説得力を与えているのが、実は私生活の「大人ぶり」です。ここを知ると、前田選手がもっと好きになるはずです。
20歳で結婚、背番号38は奥さんの名前
前田選手は20歳という若さで結婚しています。お相手は4歳年上の女性で、報道によれば、交際を申し込んだ際には年齢差を理由に一度断られたこともあったのだとか。そして、セルティックなどで背負ってきた背番号「38」は、奥さんの名前の語呂合わせに由来すると報じられています。ピッチで走り続ける原動力に家族への想いがあると考えると、背番号の見え方も変わってきます。
アンパンマンパフォーマンスは娘さんとの約束
ゴール後に見せるアンパンマンのパフォーマンスは、娘さんとの約束であると本人が公言しているものです。横浜F・マリノス時代に披露して話題となり、海外移籍後も継続。屈強な相手ディフェンダーを追い回した直後に、あの顔つきでアンパンマンをやるのですから、ギャップの破壊力は抜群です。
髪を伸ばしたきっかけも家族
長年スキンヘッドがトレードマークだった前田選手ですが、娘さんに嫌がられたことをきっかけに髪を伸ばす決意をしたことが知られています。以降は短髪スタイルに。老け顔イメージの一因だったスキンヘッドを卒業した理由まで家族由来という、なんとも微笑ましいエピソードです。
ここまでのポイント
前田大然選手の「老け顔」は、坊主頭・髭・貫禄ある佇まいが生んだ実年齢とのギャップネタ。その裏には、世界屈指の走力、スコットランドでの個人賞総なめ、W杯2大会連続ゴールという実績と、家族思いの素顔があります。見た目イジリが愛情表現として成立している、稀有な選手です。
よくある質問
1997年10月20日生まれです。2026年のワールドカップ出場時点で28歳でした。20代前半の頃から30代に間違われることが多く、実年齢を知って驚く人が少なくありません。
決定的だったのは、2020年に横浜F・マリノス公式YouTubeで公開された動画で、チアゴ・マルチンス選手に年齢を信じてもらえなかった場面です。その後、2021年の東京五輪で「年齢詐称疑惑」がSNSのトレンド入りし、ネタとして完全に定着しました。
本人の内心を断定することはできませんが、公開された動画では笑いながら「ホントホント」と応じており、深刻な話題というよりユーモラスなやり取りとして扱われています。ファンの間でも敬意と親しみを込めたネタという位置づけです。
2025-26シーズン終了時点ではスコットランドの名門セルティックに所属しています。同シーズンでリーグ5連覇に貢献した一方、2026年夏の時点では契約最終年を迎え、イングランドやドイツのクラブが関心を寄せていると報じられていました。最新の去就は公式発表をご確認ください。
はい、と言ってよさそうです。Jリーグ公式が歴代プロフィール写真をまとめた際、「ルーキー時代から印象が変わらない」と話題になりました。2018年頃から髭を蓄えて貫禄がさらに増しましたが、若い頃から完成された顔立ちだったというのが実態です。
まとめ|「老け顔」は前田大然の魅力の入口
最後に、この記事の要点を整理します。
- 前田大然選手は1997年10月20日生まれ。実年齢は見た目の印象よりずっと若い
- 老け顔に見える要因は、坊主頭・髭・太い眉と、落ち着いた佇まいによる貫禄
- 「ブラジル人を騙すな」動画(2020年)と東京五輪のトレンド入り(2021年)でネタが全国区に
- 「爆速プレッシング老け顔アンパンマン」「足の速いクリリン」など、愛あるあだ名が国内外に存在
- プレーは正反対で、50m5.8秒の快足と1試合64回のスプリント記録を持つ「誰よりも若々しい」選手
- セルティックで個人賞を総なめにし、W杯では2大会連続ゴール。実力は世界レベル
- 背番号38は奥さんの名前、アンパンマンは娘さんとの約束。貫禄の裏は家族思いの素顔
「老け顔」という言葉から前田選手を知った方も、そのギャップの先にあるひたむきな走りと人柄を知れば、きっと応援したくなるはずです。次に代表戦やセルティックの試合を観るときは、あの貫禄ある顔で誰よりも走り回る姿に注目してみてください。
フットボール戦士 