- ハーランドは何人?国籍はどこ?
- イングランドのリーズ生まれなのに、なぜノルウェー代表なの?
- 二重国籍?今からイングランド代表に変えられる?
ハーランドの国籍はノルウェーで、ノルウェー人です。生まれたのはイングランドのリーズですが、これは父アルフ=インゲ・ハーランドがリーズ・ユナイテッドでプレーしていたためです。3歳で両親の故郷であるノルウェーのブリーネへ移り、そこで育ちました。この記事では、2026年9月時点の情報で、ノルウェー代表を選んだ理由、二重国籍や代表変更のルール、2026年W杯での「生まれた国」イングランドとの対戦までを整理します。
ハーランドは何人?国籍はノルウェー、生まれはイングランド
アーリング・ハーランドは、2000年7月21日にイングランド北部のリーズで生まれました。両親はどちらもノルウェーの出身で、本人の国籍はノルウェーです。「何人か」と聞かれれば、答えは「ノルウェー人」になります。
ややこしく感じるのは、生まれた国と国籍が違うからです。父がイングランドのクラブでプレーしていた時期に生まれたため、出生地だけがイングランドになりました。育った町も、最初に入ったクラブも、代表もすべてノルウェーです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland) |
| 国籍 | ノルウェー |
| 生年月日 | 2000年7月21日(26歳) |
| 生まれた場所 | イングランド・リーズ |
| 育った町 | ノルウェー・ブリーネ(3歳から) |
| 所属クラブ | マンチェスター・シティ(背番号9) |
| 代表 | ノルウェー代表(56試合64得点) |
※年齢と代表の数字は2026年9月25日時点(代表の数字は英語版Wikipediaの記載で、2026年9月24日のデンマーク戦まで)。
なぜイングランド生まれ?父アルフ=インゲがリーズの選手だった
マンチェスター・シティ公式チャンネル(2022年6月16日公開)。ハーランドと父アルフ=インゲが、父の現役時代の映像を一緒に見る動画です
リーズで生まれた理由は、父アルフ=インゲ・ハーランドの仕事です。父もプロのサッカー選手で、ノルウェーのブリーネから1993年にイングランドのノッティンガム・フォレストへ移りました。1997年からはリーズ・ユナイテッドでプレーしています。
アーリングが生まれた2000年の夏、父はリーズからマンチェスター・シティへ移籍しました。つまり、父がリーズの選手だった時期の終わりに、一家が暮らすリーズで生まれたことになります。英語版Wikipediaによると、アーリングはこの縁でリーズ・ユナイテッドのファンとして育ちました。
父はノルウェー代表でも34試合に出場し、1994年のW杯ではメキシコ戦とイタリア戦に出ています。シティでは膝のけがに苦しみ、2003年7月にいったん現役を退きました。母のグリ・マリータ・ブラウトも陸上の七種競技で1990年代にノルウェー王者になった選手です。両親ともノルウェー人で、ハーランドのルーツはノルウェーにあります。
なぜノルウェー代表を選んだ?3歳からブリーネで育ったから
ハーランドがノルウェー代表を選んだ一番の理由は、ノルウェーで育ったことです。一家は2004年、ハーランドが3歳のときに、両親の故郷ブリーネへ引っ越しました。ブリーネはノルウェー南西部の小さな町で、5歳で地元クラブのブリーネFKに入っています。
本人はこの選択について、ESPNが2026年7月に紹介したインタビューで次のように話しています。イングランドに住んだのは3年半か4年で、ノルウェーにはずっと長く住んでいたので、ノルウェーを選ぶのは自然なことだった。父がもっと長くイングランドでプレーしていたら、イングランド人になっていたかもしれない。それでも「自分はノルウェー人で、それを誇りに思っている」という内容です。
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上はハーランド本人のInstagramで、W杯の期間中の2026年6月24日(日本時間)に「WE ARE NORWAY!(僕らはノルウェーだ)」と投稿したものです。
サッカーの道のりも、最初からノルウェーの中にありました。15歳だった2016年5月にブリーネのトップチームでデビューし、翌2017年にはオーレ・グンナー・スールシャール監督のモルデへ移っています。代表では2015年のU-15から、U-21までの年代別ノルウェー代表でプレーしました。
イングランド側も、ハーランドに声をかける余地はほとんどありませんでした。当時のイングランド代表監督ガレス・サウスゲートは2020年に、「トップチームで頭角を現したころには、もうノルウェーの年代別代表に入っていた」という趣旨の話をしています。イングランド代表の資格はあっても、本人はノルウェーでのプレーだけを望んでいたということです。
ハーランドは二重国籍?今から代表や国籍を変えられる?
ハーランドがノルウェー代表からイングランド代表に変わることは、もうできません。FIFAは2020年に、代表を一度だけ変えられる条件を定めました。21歳になる前のA代表の公式戦が3試合以内であること、W杯や大陸大会の本大会に出ていないこと、最後の出場から3年以上たっていることなどです。
ハーランドは2019年9月のEURO予選マルタ戦でA代表デビューし、2020年にはネーションズリーグでオーストリア、北アイルランド、ルーマニアと戦っています。21歳になる前の公式戦は3試合を超えていて、2026年にはW杯の本大会にも出場しました。どの条件にも当てはまらないので、ノルウェー代表で固定です。
二重国籍かどうかは、はっきりしない部分があります。ESPNは2026年7月の記事で「二重国籍を持つ」と書いています。一方でYahoo Sportsは、イングランド代表でプレーするには英国のパスポートが必要で、本人はそれを取っていないと認めている、と伝えています。本人や家族が英国籍について詳しく説明した記録は見つかりませんでした。確かなのは、国籍も代表もノルウェーとしてプレーしていることです。
2026年W杯では「生まれた国」イングランドと準々決勝で対戦
FIFA公式チャンネル(2026年7月12日公開)。準々決勝ノルウェー対イングランドのハイライトです
ノルウェーは2026年W杯の欧州予選を8戦全勝で突破し、1998年以来28年ぶりにW杯へ出場しました。ハーランドは予選の8試合すべてで得点し、合計16得点を挙げています。本大会では出場した5試合で7得点を記録しました。
| 日付(現地) | 試合 | 結果 | ハーランド |
|---|---|---|---|
| 6月16日 | グループ:イラク戦 | 4-1 勝ち | 2得点 |
| 6月22日 | グループ:セネガル戦 | 3-2 勝ち | 2得点 |
| 6月30日 | ラウンド32:コートジボワール戦 | 2-1 勝ち | 1得点(決勝点) |
| 7月5日 | ラウンド16:ブラジル戦 | 2-1 勝ち | 2得点 |
| 7月11日 | 準々決勝:イングランド戦 | 1-2 負け(延長) | 得点なし |
※英語版Wikipediaの各試合の記録をもとに作成。
ラウンド16では、ハーランドの2得点でブラジルに2-1で勝ちました。ノルウェーにとって初めてのW杯ベスト8です。準々決勝の相手は、ハーランドが生まれた国イングランドでした。ノルウェーは36分にアンドレアス・スヘルデルップのゴールで先制しましたが、ジュード・ベリンガムに2点を返され、延長戦の末に1-2で敗れました。ハーランドは延長戦の最後の15分を前に交代しています。
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上はクウェートの英字紙Kuwait Timesの公式Instagramで、2026年7月12日(日本時間)の投稿です。イングランドに延長戦の末1-2で敗れたあと、ハーランドがこの大会で「ノルウェーを世界の地図に載せた」と話し、チームの活躍が次の世代の励みになってほしいと語ったことを伝えています。
大会の得点王は10得点のキリアン・エムバペでした。ハーランドの7得点は、得点ランキング3位(ブロンズブーツ)のベリンガムと同じ数です。
フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。
フットボール戦士の集計では、ハーランドの日本語版Wikipediaが最も見られたのは2026年7月6日で、1日に254,535回でした。この日は日本時間の早朝に、ノルウェーがブラジルに勝った試合がありました。2026年9月時点でも1日あたり約1,185回見られていて、集計している839人の中で18位です。
今はマンチェスター・シティ。父と同じクラブで2034年まで契約
マンチェスター・シティ公式チャンネル(2025年1月17日公開)。2034年までの契約延長を発表した日の動画です
代表はノルウェーを選んだハーランドですが、クラブではイングランドで活躍しています。ブリーネ、モルデ、ザルツブルク、ドルトムントを経て、2022年にマンチェスター・シティへ加入しました。父アルフ=インゲも2000年から2003年までプレーしたクラブです。
加入1年目の2022-23シーズンには、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグの3冠を達成しました。2025年1月17日には2034年までの契約延長にサインしています。2025年12月には、プレミアリーグ通算100得点を111試合で達成し、アラン・シアラーの124試合という記録を更新しました。
2026-27シーズンのシティは、エンツォ・マレスカ監督のもとで戦っています。ハーランドは2026年8月23日のボーンマス戦でシティ通算200試合に到達し、8月28日のクリスタル・パレス戦でシーズン初ゴールを含む2得点を挙げました。ノルウェー代表でも、2026年9月24日のネーションズリーグ、デンマーク戦で2得点しています。
よくある質問
A. ノルウェー人です。国籍はノルウェーで、ノルウェー代表としてプレーしています。生まれた場所だけがイングランドのリーズです。
A. ESPNは「二重国籍を持つ」と報じていますが、英国のパスポートは取っていないとも伝えられています。本人が英国籍について詳しく語った記録は見つかりません。代表はノルウェーだけです。
A. できません。21歳になる前に公式戦へ3試合を超えて出場し、2026年W杯の本大会にも出ているため、FIFAの代表変更の条件に当てはまりません。
A. 「ブラウト」は母グリ・マリータ・ブラウトの姓です。ノルウェーでは両親の姓を両方入れることがよくあり、代表のユニフォームでは母の姓も入れています。なお、名字のつづりは2019年に「Håland」から「Haaland」に変えています。
A. 父アルフ=インゲ・ハーランドは元ノルウェー代表で、34試合に出場し、1994年のW杯にも出ています。イングランドではノッティンガム・フォレスト、リーズ・ユナイテッド、マンチェスター・シティでプレーしました。
まとめ:ハーランドはリーズ生まれ・ブリーネ育ちのノルウェー人
- ハーランドの国籍はノルウェーで、ノルウェー人。2000年7月21日にイングランドのリーズで生まれた
- リーズ生まれなのは、父アルフ=インゲがリーズ・ユナイテッドの選手だったから
- 3歳で両親の故郷ブリーネへ移り、本人は「ノルウェーを選ぶのは自然なことだった」と話している
- FIFAの条件に当てはまらず、今からイングランド代表に変わることはできない
- 2026年W杯では7得点でノルウェー初のベスト8に導き、準々決勝で「生まれた国」イングランドに延長で敗れた
ハーランドにとって、イングランドは「生まれた国」であり、今プレーしている国です。それでも代表のユニフォームは、育ったノルウェーのものを選びました。2026年9月時点では、シティとノルウェー代表の両方でゴールを重ねています。
※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。出典:英語版Wikipedia(Erling Haaland、Alf-Inge Haaland、2026 FIFA World Cup knockout stage、FIFA eligibility rules ほか)、ESPN(2026年7月10日)、Yahoo Sports(2026年7月10日)、FIFA、マンチェスター・シティ公式。
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