ワールドカップに5回、6回出場した選手はいる?

「ワールドカップに6回も出場した選手って誰?」「5回出場した選手は史上何人いるの?」——そんな疑問を持ったことはありませんか?

4年に1度開催されるワールドカップに5回出場するだけで、最低でも20年以上にわたってA代表でトップレベルを維持し続ける必要があります。ケガ・コンディション・監督の選択・チームの予選突破——すべての条件をクリアし続けなければならない、まさに奇跡の記録です。

そして2026年北中米ワールドカップでは、史上初の「6回出場」という新記録が誕生しようとしています。

この記事では、ワールドカップ6回・5回出場選手を完全網羅。それぞれの選手の出場大会・記録・エピソードを一覧表と詳細解説で徹底整理します。


【完全版】ワールドカップ5回出場選手 全一覧(2022年大会時点)

まず現時点(2022年カタール大会まで)でワールドカップに5回出場した選手を確認しましょう。5回出場は、フィールドプレーヤーとしては史上4人、GKを含めても非常に少数です。

選手名 国籍 ポジション 出場大会(5回分) 最初の出場時の年齢 最後の出場時の年齢
アントニオ・カルバハル メキシコ GK 1950・1954・1958・1962・1966年 22歳 38歳
ローター・マテウス 西ドイツ/ドイツ MF/DF 1982・1986・1990・1994・1998年 21歳 37歳
ラファエル・マルケス メキシコ DF/MF 2002・2006・2010・2014・2018年 23歳 39歳
リオネル・メッシ アルゼンチン FW 2006・2010・2014・2018・2022年 18歳 35歳
クリスティアーノ・ロナウド ポルトガル FW 2006・2010・2014・2018・2022年 21歳 37歳

※Wikipedia(ローター・マテウス・ラファエル・マルケス・リオネル・メッシ・クリスティアーノ・ロナウド各項目)・フットボールチャンネル・サッカーキング等に基づく。

ジャンルイジ・ブッフォンについての注記

イタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォンは1998・2002・2006・2010・2014年と5大会連続でメンバー入りしましたが、初出場の1998年フランス大会ではピッチに立てませんでした。そのため「メンバー入り5大会・実際のプレー4大会」という位置づけです。もし2018年大会にもイタリア代表として出場できていれば(イタリアは予選敗退)、6大会連続メンバー入り・5大会連続プレーという偉業になっていたと指摘されています。


【速報】2026年大会で「6回出場」の新記録誕生へ——メッシ・ロナウドの偉業

これが本記事最大の注目ポイントです。2026年北中米ワールドカップで、サッカー史上初の「6回出場」という前人未到の記録が生まれようとしています。

Goal.com(2025年11月報道)

「クリスティアーノ・ロナウドはポルトガル代表主将として再びピッチに立つことで、メッシと並ぶ史上2人目の6大会出場選手となる」(ポルトガルは2026年大会の出場権を確保済み)

選手名 2026年大会での年齢 これまでの出場大会 6回目の可否
リオネル・メッシ
アルゼンチン / FW
38〜39歳 2006・2010・2014・2018・2022年 アルゼンチン出場確定・前回王者として主力継続
クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガル / FW
40〜41歳 2006・2010・2014・2018・2022年 ポルトガル出場確定・代表監督が絶大な信頼を置く

2026年大会にメッシとロナウドが出場すれば、2人同時に史上初の6大会出場を達成するという、サッカー史上類を見ない光景が実現します。

2026年北中米大会についての詳細情報はこちらもどうぞ。
2026年ワールドカップ北中米は日本時間何時キックオフ?日本との時差は?|フットボール戦士


アントニオ・カルバハル——「5回出場」の記録を最初に打ち立てた伝説の守護神

ワールドカップ5回出場という偉業を最初に達成した選手は、メキシコ代表のGKアントニオ・カルバハル(1929〜)です。

大会 開催年 開催国 当時の年齢
1回目1950年ブラジル22歳
2回目1954年スイス26歳
3回目1958年スウェーデン30歳
4回目1962年チリ34歳
5回目1966年イングランド38歳

カルバハルが最初にW杯に出場したのは22歳のとき、最後の出場は38歳でした。GKという長くキャリアを維持しやすいポジションとはいえ、1950年〜1966年の16年間にわたってメキシコ代表の正GKであり続けたことは驚異的です。

カルバハルの時代、メキシコは5大会すべてでグループステージ敗退でした。それでも「出場し続けること」自体がひとつの偉業として後世に語り継がれています。


ローター・マテウス——「フィールドプレーヤー初」の5回出場、25試合最多記録

フィールドプレーヤーとして初めて5回のW杯出場を達成したのが、ドイツ代表のローター・マテウスです。W杯出場25試合という記録は2022年大会でメッシに更新されるまで史上最多でした。

大会 開催年 主な成績・記録 当時の年齢
1回目1982年スペイン大会 準優勝21歳
2回目1986年メキシコ大会 準優勝(マラドーナのマークを担当)25歳
3回目1990年イタリア大会 優勝(西ドイツ主将・MVP)29歳
4回目1994年アメリカ大会 ベスト833歳
5回目1998年フランス大会 ベスト8(当時37歳でのW杯は当時の最年長クラス)37歳

W杯出場大会数

5回

(1982〜1998年)

W杯通算出場試合数

25試合

(2022年メッシが更新まで最多)

最大の偉業

1990年W杯優勝

大会MVP受賞(西ドイツ主将)

マテウスの特筆すべき点は、5回出場のうち1990年大会での優勝・主将・MVPという最高の形での達成があることです。また1998年大会(最終出場時)の37歳という年齢も、当時としては驚異的なものでした。


ラファエル・マルケス——「メキシコの皇帝」史上3人目の偉業を39歳で

2018年ロシア大会でW杯5大会連続出場という偉業を達成したのが、メキシコ代表DFラファエル・マルケス(1979〜)です。フットボールチャンネルの報道によれば、2018年時点でこの記録を達成したのは「史上3人目」とされています(カルバハル、マテウスに次ぐ)。

大会 開催年 主な活躍 当時の年齢
1回目2002年23歳でキャプテン就任。アメリカ戦で退場(ベスト16)23歳
2回目2006年アルゼンチン戦で得点(ベスト16)27歳
3回目2010年南アフリカ戦・フランス戦でゴール・アシスト(ベスト16)31歳
4回目2014年クロアチア戦で得点・アシスト、マンオブザマッチ受賞(ベスト16)35歳
5回目2018年ドイツ戦に途中出場。この大会後に引退表明(ベスト16)39歳

マルケスはバルセロナでCL2回・リーガ4回を制覇した世界クラスのCBであり、「メキシコの皇帝」と称されました。2002年から2018年の16年間、5大会にわたって常にメキシコ代表のキャプテンを務めたこともFIFAから特別表彰されています。


リオネル・メッシ——「W杯5回出場」からの2022年悲願達成、そして史上初の6回へ

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、18歳でW杯デビューしてから2022年カタール大会まで5大会に出場。カタール大会では悲願のW杯優勝と大会MVPを同時に達成しました。

大会 開催年 結果 主な記録・エピソード
1回目2006年ベスト818歳でデビュー。途中出場が中心
2回目2010年ベスト8グループステージ4ゴールも準々決勝でドイツに敗退
3回目2014年準優勝(大会MVP)4ゴール1アシスト。決勝でドイツに延長0-1で敗退
4回目2018年ベスト16グループステージ1ゴール。フランスに3-4で敗退
5回目2022年優勝(大会MVP)7ゴール3アシスト。W杯通算13ゴール。W杯最多出場26試合

メッシのW杯記録(2022年時点)

記録項目 メッシの記録 備考
W杯通算出場試合数26試合史上最多(2022年大会でマテウスを抜く)
W杯通算得点13ゴール歴代最多はクローゼの16ゴール
大会MVP受賞2回(2014・2022年)史上最多タイ
2026年大会の可能性38〜39歳で6回目を狙うアルゼンチン出場確定。前回王者で主力継続

クリスティアーノ・ロナウド——「W杯5大会5連続得点」の記録を持つ悲願なき英雄

ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、メッシと同じ2006年〜2022年の5大会に出場。5大会連続でゴールを決めた史上初の選手という金字塔を打ち立てています。

大会 開催年 結果 主な記録・エピソード
1回目2006年ベスト421歳。W杯初ゴールでポルトガル史上最年少得点記録
2回目2010年ベスト161ゴール。スペインに0-1で敗退
3回目2014年グループ敗退1ゴール。直前に負傷を抱え本調子でなかった
4回目2018年ベスト164ゴール(スペイン戦で史上最年長ハットトリック)。ウルグアイに1-2で敗退
5回目2022年ベスト81ゴール(5大会連続得点、史上初)。モロッコに0-1で敗退。試合後に涙

ロナウドのW杯記録(2022年時点)

記録項目 ロナウドの記録 備考
W杯通算得点8ゴール5大会すべてで得点(史上初)
W杯通算出場試合数22試合歴代上位の記録
代表通算ゴール数133ゴール以上男子代表歴代最多(2024年時点)
W杯優勝なし2026年が最後の挑戦と見られる

ロナウドの唯一の「欠けたピース」はW杯優勝です。2026年大会(40〜41歳)が最後の機会となる見通しで、Goal.comも「メッシと並ぶ史上2人目の6大会出場選手となる」と報じています。

バロンドールやCLとW杯の関係についてはこちらの記事もご覧ください。
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メッシ vs ロナウド——「5回出場」を同時達成した2人の比較

メッシとロナウドは全く同じ5つの大会(2006・2010・2014・2018・2022)に出場しています。ライバル関係にある2人のW杯における記録を徹底比較します。

比較項目 メッシ(アルゼンチン) ロナウド(ポルトガル)
W杯デビュー時の年齢 18歳(史上最年少クラス) 21歳
W杯通算ゴール数 13ゴール 8ゴール
W杯通算出場試合数 26試合(史上最多) 22試合
W杯大会MVP 2回(2014・2022年) 0回
W杯優勝 1回(2022年) 0回
5大会全大会での得点 2006年は無得点 全5大会で得点(史上初)
2026年大会時の年齢 38〜39歳 40〜41歳
2026年大会での可能性 アルゼンチン出場確定・代表の柱として継続 ポルトガル出場確定・代表監督が絶大な信頼

統計的にはメッシが上回りますが、ロナウドの「5大会全大会得点」という記録も唯一無二のものです。2026年大会で両者が対戦すれば、それはサッカー史上初の「W杯での公式戦直接対決」となります(これまでW杯での公式戦では一度も対戦していません)。


「5回出場」がなぜそこまで難しいのか

多くのサイトが5回出場の選手リストを掲載するだけにとどまっていますが、「なぜ5回出場がそれほど希少なのか」を深掘りします。

5回出場に必要な「20年間の壁」

4年に1度のW杯に5回出場するには、20年にわたって代表に選ばれ続ける必要があります。現役トップ選手の一般的なキャリアピークは22〜30歳の約8〜10年。その間に「体力・パフォーマンス・監督の信頼・代表チームの予選突破」という全条件を5サイクルにわたってクリアし続けるのは、数学的にも確率的にも極めて低い達成率です。

5回出場の「壁」を乗り越えるための条件

20年以上にわたるフィジカル・スキルの維持
5つのW杯サイクルすべてで代表の主力またはメンバー入り
所属国が5大会すべて予選を突破すること(これだけで1/3〜1/2の国は脱落)
5つのW杯サイクル中に重大な負傷・コンディション問題がないこと
世代交代のタイミングで若手に主力の座を奪われないこと

「4回出場」は複数いても「5回」は別格

W杯4回出場の選手は比較的多くいます(パオロ・マルディーニ、ミロスラフ・クローゼ、ウーベ・ゼーラー、ペレなど)。しかし4回から5回への壁は非常に高く、カルバハルが1966年に達成してからマテウスが2018年に並ぶまで32年もかかりました。マテウスから次のマルケスまでも同じ2018年で、しかし「フィールドプレーヤー」に限ると長年マテウスのみの孤高の記録でした。


よくある質問(Q&A)

Q. ワールドカップに6回出場した選手はいますか?

A. 2022年大会時点では存在しません。2026年北中米大会にリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが出場すれば、史上初の「6回出場」となります。Goal.com(2025年11月)は「ロナウドがメッシと並ぶ史上2人目の6大会出場選手となる」と報じています。

Q. ワールドカップに5回出場した選手は何人いますか?

A. 実際にピッチに立った(プレーした)選手としては、アントニオ・カルバハル(メキシコ/GK)、ローター・マテウス(西ドイツ・ドイツ/MF)、ラファエル・マルケス(メキシコ/DF)、リオネル・メッシ(アルゼンチン/FW)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/FW)の5選手です。ジャンルイジ・ブッフォンは5大会にメンバー入りしましたが、初の1998年大会ではプレーしておらず「4大会出場・5大会メンバー」となります。

Q. 最初にW杯5回出場を達成した選手は誰ですか?

A. 1966年イングランド大会でメキシコ代表GKとして出場したアントニオ・カルバハルが史上初の5回出場達成者です。1950年の初出場から1966年の最終出場まで16年間、5大会連続でメキシコ代表の守護神を務めました。

Q. W杯最多出場試合数の記録は誰が持っていますか?

A. 2022年時点でリオネル・メッシが26試合(2022年大会でマテウスの25試合を更新)で史上最多記録を保持しています。2026年大会に出場すれば、さらに記録を伸ばす可能性があります。

Q. W杯5回出場選手でW杯優勝を経験しているのは誰ですか?

A. 5回出場選手のうちW杯優勝を経験しているのはローター・マテウス(1990年西ドイツ)とリオネル・メッシ(2022年アルゼンチン)の2人です。アントニオ・カルバハル、ラファエル・マルケスは5大会すべてベスト16止まり、クリスティアーノ・ロナウドは未だ優勝未達成(2026年が最後のチャンス)です。


まとめ——W杯「6回・5回出場選手」完全整理

この記事のまとめ

  • W杯5回出場(実際にプレー)は史上5人——カルバハル・マテウス・マルケス・メッシ・ロナウド
  • 最初の達成者は1966年のメキシコGKアントニオ・カルバハル
  • フィールドプレーヤー初の5回出場はローター・マテウス(1982〜1998年)。W杯最多出場25試合も記録
  • メキシコの「皇帝」ラファエル・マルケスは39歳で2018年に史上3人目の偉業
  • メッシとロナウドは全く同じ5大会(2006〜2022)で記録を並べている
  • メッシはW杯通算26試合(史上最多)、13ゴール、2022年優勝とMVPを達成
  • ロナウドは5大会連続得点(史上初)、通算8ゴール。W杯優勝はまだない
  • 2026年北中米大会で両者が出場すれば、史上初の「6回出場」が誕生する(Goal.com 2025年報道)
  • 「5回出場の壁」は20年以上の代表継続、5大会の予選突破、重大負傷回避など複数の困難な条件が重なる

2026年大会は、サッカー史上初めて「6回出場」という前人未到の記録が生まれる可能性を秘えた大会です。メッシとロナウドがともに出場し、さらに対戦が実現するとすれば——それはサッカーファンとして絶対に見逃せない瞬間になるでしょう。

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