- ワールドカップに出場したアジアの国は、歴代でどこ?全部で何カ国?
- 一番多く出場しているアジアの国は?日本は何回目?
- 2026年大会に出たアジアの9カ国は、どこまで勝ち進んだ?
ワールドカップに最も多く出場したアジアの国は韓国で、2026年大会までに12回出場しています。2位は日本の8回、3位はイランとサウジアラビアの7回です。大会の時点でAFC(アジアサッカー連盟)に加盟していた出場国・地域は、1938年のオランダ領東インドから2026年初出場のヨルダン・ウズベキスタンまで、全部で15あります。
この記事では、アジア勢の本大会172試合をフットボール戦士が公開データで数え直し、出場回数と2026年大会の成績をまとめます。
ワールドカップのアジア出場国を出場回数ランキングで見る
1位の韓国は1954年に初出場し、1986年大会から11大会連続で出場しています。日本は1998年の初出場から8大会連続です。
| 順位 | 国 | 回数 | 最高成績 | 通算成績 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 韓国 | 12回 | 4位(2002年) | 8勝10分23敗 |
| 2 | 日本 | 8回 | ベスト16(4回) | 8勝8分13敗 |
| 3 | イラン | 7回 | GL敗退 | 3勝7分11敗 |
| 3 | サウジアラビア | 7回 | ベスト16(1994年) | 4勝4分14敗 |
| 5 | オーストラリア | 6回 | ベスト16(2006・2022年) | 5勝5分11敗 |
| 6 | 北朝鮮 | 2回 | ベスト8(1966年) | 1勝1分5敗 |
| 6 | イラク | 2回 | GL敗退 | 0勝0分6敗 |
| 6 | カタール | 2回 | GL敗退 | 0勝1分5敗 |
※大会の時点でAFCに加盟していた出場だけを数えています。勝ち・引き分け・負けは延長戦までの結果で、PK戦は引き分け扱いです(FIFAの記録と同じ数え方)。GLはグループリーグ。
オーストラリアは2006年1月1日にOFC(オセアニアサッカー連盟)からAFCへ移りました。2006年大会の予選はOFC所属で戦い、アジア予選を勝ち抜いたのは2010年大会からです。OFC時代の1974年大会を含めると通算7回です。
ほかに中国・UAE・クウェート・ヨルダン・ウズベキスタンが1回ずつです。1938年のオランダ領東インド(現在のインドネシア)と、1970年当時AFC加盟のイスラエル(現在はUEFA)を加えると15になります。
フットボール戦士の集計では、アジア勢の本大会の成績は1938年から2026年までの172試合で29勝39分104敗でした。グループリーグを突破した回数は日本の5回が最多で、韓国とオーストラリアの3回が続きます。イランは7回出場していますが、まだ一度も突破していません。
2026年北中米大会のアジア勢9カ国の成績
FIFA公式チャンネル「Highlights | Brazil 2-1 Japan」(2026年6月30日公開)。日本代表の最後の試合となったラウンド32のハイライトです
2026年大会には、アジアから過去最多の9カ国が出場しました。グループリーグを突破したのは日本とオーストラリアの2カ国だけで、2カ国ともラウンド32(決勝トーナメント1回戦)で敗れました。
アジアの枠は、ストレートインの8枠と大陸間プレーオフの1枠でした。プレーオフ枠からはイラクが勝ち上がりました。
| 国 | 組・順位 | 成績 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 日本 | F組2位 | 1勝2分1敗 | ラウンド32で敗退 |
| オーストラリア | D組2位 | 1勝2分1敗 | ラウンド32で敗退 |
| イラン | G組3位 | 0勝3分0敗 | GL敗退 |
| 韓国 | A組3位 | 1勝0分2敗 | GL敗退 |
| サウジアラビア | H組4位 | 0勝2分1敗 | GL敗退 |
| カタール | B組4位 | 0勝1分2敗 | GL敗退 |
| ヨルダン | J組4位 | 0勝0分3敗 | GL敗退(初出場) |
| ウズベキスタン | K組4位 | 0勝0分3敗 | GL敗退(初出場) |
| イラク | I組4位 | 0勝0分3敗 | GL敗退 |
※成績はラウンド32を含む全試合。オーストラリアのラウンド32はPK戦負けのため引き分けに数えています。出典:FIFA公式の試合記録、Wikipedia英語版「2026 FIFA World Cup」。
日本はF組2位で突破し、ラウンド32でブラジルに敗れる
日本は2025年3月20日、開催国の3カ国を除いて世界で最初に出場を決めました。本大会のグループFでは、オランダと2-2、チュニジアに4-0、スウェーデンと1-1で、2位で突破しました。
ラウンド32のブラジル戦は、29分に佐野海舟のゴールで先制しました。しかし56分に追いつかれ、後半アディショナルタイムに勝ち越されて1-2で敗れました。JFAも2026年9月28日の記事で「ラウンド32に進出」と書いています。
オーストラリアはPK戦で、イランと韓国は「3位抜け」に届かず
オーストラリアはD組でトルコに2-0で勝ち、2位で突破しました。ラウンド32のエジプト戦は延長でも1-1のまま決着がつかず、PK戦を2-4で落としています。
2026年大会は、各組3位のうち成績の良い8チームも決勝トーナメントに進めました。イランは3試合すべて引き分けて勝ち点3でしたが、3位12チームの中で9位にとどまり、得失点差で突破を逃しました。韓国も初戦でチェコに2-1で勝ったあと2連敗し、3位の中で10位でした。
イラクは大陸間プレーオフから40年ぶりの出場
イラクはアジア予選を5次予選まで戦い、大陸間プレーオフに回りました。2026年3月31日、メキシコで行われたプレーオフの決勝でボリビアに2-1で勝ち、出場権をつかみました。1986年大会以来、40年ぶり2回目の出場です。
FIFA公式チャンネル「HIGHLIGHTS: Iraq vs Bolivia」(2026年3月31日公開)。イラクが出場権をつかんだプレーオフ決勝です
本大会のイラクは3連敗で、1得点12失点でした。初出場のヨルダンとウズベキスタンも3戦全敗、カタールは2022年大会に続いて初勝利をあげられませんでした。
アジアの出場国は何カ国に増えた?大会ごとの推移
アジアの出場国は、本大会の出場国数が増えるたびに増えてきました。出場国が24カ国以下だった1990年大会までは、アジアからの出場は各大会0〜2カ国です。32カ国制の1998〜2022年大会は4〜6カ国で、48カ国制の2026年大会で一気に9カ国になりました。
ただ、数が増えても勝てたわけではありません。フットボール戦士の集計では、2026年大会のアジア勢は29試合で3勝10分16敗、1試合あたりの勝ち点は0.66でした。歴代最多の7勝をあげた2022年大会の1.10を大きく下回っています。
2030年大会について、FIFAは2023年10月に、開催国のスペイン・ポルトガル・モロッコは「現行の出場枠の配分」から自動出場すると発表しました。アジア枠の数は、2026年10月1日時点で発表されていません。
大会別の一覧:1938年〜2022年のアジア出場国と成績
FIFA公式チャンネル「Germany v Japan highlights」(2022年11月24日公開)。アジア勢が歴代最多の7勝をあげた2022年大会の、日本の初戦です
2026年より前の大会で、アジアの国がどこまで勝ち進んだかの一覧です。1930・1934・1950・1958・1962・1974年の大会には、アジアからの出場がありませんでした。
| 大会 | アジアの出場国と成績 | 勝ち数 |
|---|---|---|
| 1938年 | オランダ領東インド 1回戦敗退 | 0 |
| 1954年 | 韓国 GL敗退 | 0 |
| 1966年 | 北朝鮮 ベスト8 | 1 |
| 1970年 | イスラエル GL敗退 | 0 |
| 1978年 | イラン GL敗退 | 0 |
| 1982年 | クウェート GL敗退 | 0 |
| 1986年 | 韓国・イラク GL敗退 | 0 |
| 1990年 | 韓国・UAE GL敗退 | 0 |
| 1994年 | サウジアラビア ベスト16、韓国 GL敗退 | 2 |
| 1998年 | イラン・日本・サウジアラビア・韓国 GL敗退 | 1 |
| 2002年 | 韓国 4位、日本 ベスト16、中国・サウジアラビア GL敗退 | 5 |
| 2006年 | オーストラリア ベスト16、韓国・日本・イラン・サウジアラビア GL敗退 | 2 |
| 2010年 | 日本・韓国 ベスト16、オーストラリア・北朝鮮 GL敗退 | 4 |
| 2014年 | 日本・韓国・イラン・オーストラリア GL敗退 | 0 |
| 2018年 | 日本 ベスト16、イラン・韓国・サウジアラビア・オーストラリア GL敗退 | 4 |
| 2022年 | 日本・オーストラリア・韓国 ベスト16、サウジアラビア・イラン・カタール GL敗退 | 7 |
※勝ち数はその大会のアジア勢の合計。国際試合の公開データ(martj42/international_results)からフットボール戦士が集計しました。
アジア勢で初めてグループリーグを突破したのは、1966年の北朝鮮です。イタリアに1-0で勝ってベスト8に進み、準々決勝のポルトガル戦でも25分までに3-0とリードしました。しかしエウゼビオに4点を奪われ、3-5で逆転負けしています。
次の突破は28年後、1994年のサウジアラビアでした。アジア勢の最高成績は、2002年に開催国の韓国が残した4位です。イタリアとスペインを破って準決勝に進み、ドイツに0-1、3位決定戦でトルコに2-3で敗れました。
2018年には韓国が前回王者のドイツに2-0で勝ちました。2022年は日本がドイツとスペインをともに2-1で破り、サウジアラビアも後に優勝するアルゼンチンに2-1で勝っています。
アジアの国がワールドカップに初出場した年
アジアの初出場国は、1938年のオランダ領東インドから2026年のヨルダン・ウズベキスタンまで、14の大会で新しい国が加わってきました。日本の初出場は1998年で、アジアでは10番目です。
2026年大会で初出場した2カ国は、どちらも2025年6月5日に3次予選で出場を決めました。ウズベキスタンは1991年まではソ連の一部でした。カタールは2022年が開催国枠だったため、予選を勝ち抜いたのは2026年が初めてです。
よくある質問
A. 韓国です。2026年大会で12回目の出場となり、1986年大会から11大会連続で出場しています。2位は日本の8回です。
A. 1998年から8大会連続で8回です。最高成績はベスト16(4回)で、2026年大会はラウンド32でブラジルに敗れました。
A. 日本・イラン・ウズベキスタン・韓国・ヨルダン・オーストラリア・カタール・サウジアラビア・イラクの9カ国です。最後のイラクは大陸間プレーオフで出場権を得ました。
A. 2002年日韓大会の韓国の4位です。ベスト8以上は、ほかに1966年の北朝鮮だけです。
A. 2006年1月1日にOFCからAFCに移ったためです。アジア予選を勝ち抜いての出場は2010年大会から5大会続いています。
まとめ:ワールドカップのアジア出場国は歴代15、最多は韓国の12回
- 大会時点でAFCに加盟していた出場国・地域は、2026年大会までで15
- 出場回数は韓国12回、日本8回、イラン・サウジアラビア7回、オーストラリア6回の順
- 2026年大会はアジアから過去最多の9カ国が出場し、ヨルダンとウズベキスタンが初出場
- 2026年大会のグループリーグ突破は日本とオーストラリアだけで、ともにラウンド32で敗退
- アジア勢の最高成績は2002年の韓国の4位。グループリーグ突破は日本の5回が最多
アジアの出場国は48カ国制で9カ国まで増えましたが、2026年大会の勝ちは3つにとどまりました。2030年大会のアジア枠が発表されたら、この記事も更新します。
※この記事の情報は2026年10月1日時点のものです。出典:FIFA、JFA(2026年9月28日の対戦チーム情報)、Wikipedia英語版「2026 FIFA World Cup」ほか。出場回数・通算成績は国際試合の公開データ(martj42/international_results・CC0)をもとにフットボール戦士が集計。
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