メッシ「気持ちいい〜」の元ネタ!伝説のCM誕生秘話

こんな疑問を持つ方へ

  • 「メッシ、気持ちいい〜」というフレーズをどこかで聞いた気がするけれど、何のことだったか思い出せない
  • あの泡だらけのCMの正体や、なぜメッシが出演したのかを知りたい
  • セリフの意味や、海外でどう受け止められたのかが気になる
  • CMに出ていた頃のメッシと、その後の歩みをまとめて振り返りたい

メッシの「気持ちいい〜」というセリフは、2012年末に日本で放映されたテレビCMから生まれた、サッカーファンの間で長く語り継がれる名フレーズです。世界最高の選手が泡まみれの顔で日本語を話すという衝撃の映像は、放映から10年以上が経っても話題にのぼり続けています。この記事では、CMの正体と誕生秘話、セリフに隠されたダジャレの意味、海外の反応、そして出演当時と近年のメッシの歩みまでを、一次情報をもとに詳しく解説します。

メッシの「気持ちいい〜」とは?元ネタは日本のテレビCM

結論から言うと、「メッシ、気持ちいい〜」の元ネタは、アンファー株式会社の男性用洗顔料「スカルプD フェイスウォッシュ」のテレビCMです。当時FCバルセロナに所属していたリオネル・メッシ選手が出演し、2012年12月28日から全国で放映が始まりました。

泡の下から現れたのは世界最高の選手だった

CMの構成は非常にシンプルで、それゆえに強烈でした。画面に登場するのは、顔全体をもこもこの泡で覆われた謎の男。その男が洗顔を終えると、泡の下から現れたのは、当時バロンドールを連続受賞していた世界最高のフットボーラー、リオネル・メッシその人でした。そしてメッシは満面の笑みで、たどたどしい日本語でこう言います。「メッシ、気持ちいい〜!」

ピッチの上では冷静沈着で、どちらかといえば寡黙な印象の強いメッシが、日本の洗顔料のCMで屈託なく笑いながら日本語を話す。このギャップこそが、CMが爆発的に話題になった最大の理由です。しかも驚くべきことに、CMの中にサッカーボールは一切登場しません。世界最高のサッカー選手を起用しながら、あえてサッカー要素を排除するという大胆な演出でした。

セリフの正体は「メッシ=めっちゃ」のダジャレ

「メッシ、気持ちいい〜」というセリフは、単なる感想ではなく言葉遊びになっています。関西弁などで使われる「めっちゃ気持ちいい」の「めっちゃ」と、「メッシ」の音を掛けたダジャレです。世界的スーパースターに日本語のダジャレを言わせるという企画の振り切り方も、多くの視聴者の記憶に残った要因といえます。

CMではこのほかに、「メッシもアンファーも25歳」というセリフも披露されました。これは後述する起用理由にも直結する、キャンペーンの核となるメッセージでした。さらに、当時スカルプDのCMキャラクターを務めていた宮迫博之さんの定番ポーズをまねて、両方の人さし指を前に突き出しながら「メ〜ッシ」と決めるカットもあり、日本のお笑い文化まで取り入れた徹底ぶりでした。

CMの基本情報まとめ

項目 内容
商品 アンファー スカルプD フェイスウォッシュ(男性用洗顔料)
出演 リオネル・メッシ(当時FCバルセロナ所属)
放映開始 「登場」編:2012年12月28日/「洗う」編:2013年1月7日
総合演出 テリー伊藤氏
主なセリフ 「メッシ、気持ちいい〜!」「メッシもアンファーも25歳」
特徴 メッシにとって初の日本企業単独CM。サッカーボールは登場しない

なぜメッシが日本の洗顔料CMに?起用の背景と誕生秘話

「なぜ世界最高の選手が、日本のヘアケアブランドの洗顔料CMに?」という疑問は、放映当時から多くの人が抱いたものでした。実はこの起用には、偶然と縁が重なった興味深い背景があります。

「メッシ25歳、アンファー創業25周年」という偶然の一致

アンファーの広報担当者がメディアの取材に語ったところによると、起用の決め手のひとつは、同社が創業25周年を迎えるタイミングと、メッシの年齢である25歳が重なったことでした。「メッシもアンファーも25歳」というCM内のセリフは、この偶然の一致をそのままコピーにしたものです。誰もが知るサッカー界のスーパースターであること、そして社内にサッカー好きの社員が多かったことも後押しになったといいます。

広報担当者は実現の経緯について、さまざまな人との縁とタイミングが重なって実現したと振り返っており、世界的スターの起用が一朝一夕に決まったものではないことがうかがえます。1987年6月24日生まれのメッシが25歳だった、まさにその瞬間にしか成立しなかった企画だったわけです。

仕掛け人は総合演出のテリー伊藤氏

CMの総合演出を手がけたのは、数々の話題番組を生み出してきた演出家のテリー伊藤氏です。「世界最高の選手に、あえてサッカーをさせない」「日本語でダジャレを言わせる」という常識外れの構成は、視聴者の意表を突くことを知り尽くした演出家ならではの発想といえます。

実際、この狙いは的中しました。もしメッシが華麗なドリブルを披露する正統派のCMだったら、ここまで長く記憶に残ることはなかったはずです。「サッカーの神様が泡まみれで日本語のダジャレを言う」という一点突破の企画だったからこそ、放映から10年以上が経過しても語り継がれるコンテンツになりました。

ギャップこそが最大の武器だった

広告の世界では、起用するタレントのパブリックイメージを活かすのが定石です。しかしこのCMは、メッシの「無口な天才」というイメージをあえて裏切ることで、何倍ものインパクトを生み出しました。視聴者が抱く「メッシがそんなことするはずがない」という思い込みと、実際の映像との落差が大きいほど、驚きと笑いも大きくなります。日本のCM史の中でも、ギャップ活用の成功例として語る価値のある一本です。

「メッシ気持ちいい」だけじゃない!スカルプD CMシリーズの歴史

メッシとスカルプDの関係は、2012年の一度きりでは終わりませんでした。その後もメッシはスカルプDシリーズのCMに登場し、そのたびに新しい日本語ダジャレを披露しています。

2012年:伝説の始まり「登場」編・「洗う」編

すべての始まりが、2012年12月28日放映開始の「登場」編です。泡まみれの顔から現れたメッシが「メッシ、気持ちいい〜!」と笑うこのCMは、年末年始のテレビで一気にお茶の間へ浸透しました。続く2013年1月7日からは、バスルームでの洗顔シーンを描いた「洗う」編も放映され、シリーズとしての展開が始まりました。

2017年:「ミライを変えるメッシ」篇で新たなダジャレ

2017年8月9日からは、シャンプーの新シリーズ「スカルプDネクスト」のCMとして、「ミライを変えるメッシ」篇と「メッシはプロテイン」篇の2本が全国でオンエアされました。ここで披露されたのが、「ミライを変えるべし」の「べし」と「メッシ」を掛けた新たな言葉遊びです。総合演出は引き続きテリー伊藤氏が担当し、「メッシ気持ちいい」の精神はしっかり受け継がれました。

撮影裏話:拘束時間はわずか1時間、連発した「一発OK」

2017年のCM撮影はスペインで行われましたが、アンファーの発表によれば、撮影に充てられたメッシの時間はわずか1時間ほどでした。リーグ戦の直後、国王杯決勝を数日後に控えるという超過密日程の合間を縫っての撮影だったためです。それにもかかわらず、現場では「一発OK」が連発し、撮影中にスタッフが転倒するハプニングで場が和むと、メッシの表情もより自然になったと伝えられています。限られた時間で最高のパフォーマンスを出すあたりは、ピッチ上の姿と重なります。

放映時期 CM ダジャレ・見どころ
2012年12月〜 スカルプD フェイスウォッシュ「登場」編 「メッシ、気持ちいい〜!」(メッシ=めっちゃ)
2013年1月〜 同「洗う」編 バスルームでの洗顔シーン。「メッシもアンファーも25歳」
2017年8月〜 スカルプDネクスト「ミライを変えるメッシ」篇/「メッシはプロテイン」篇 「ミライを変えるべし」と「メッシ」を掛けた新作ダジャレ

「メッシ気持ちいい」への反応は?日本と海外の受け止め方

このCMが面白いのは、日本国内だけでなく海外にまで波及した点です。ここでは、確認できる反応の傾向を整理します。

日本での反響:意外性が生んだ大きな話題

日本では、放映直後から「本物のメッシなのか」と疑う声が出るほどの衝撃をもって受け止められました。世界最高の選手が日本語でダジャレを言うという意外性そのものがニュースとなり、サッカー専門メディアだけでなく一般のエンタメメディアでも取り上げられています。放映から年月が経った後も、動画サイトやSNSでは「懐かしいCM」としてたびたび振り返られており、サッカーファン同士の会話で通じる共通言語のような存在になっています。

海外の反応:英メディアも紹介した「陽気なメッシ」

このCMは海外にも知られており、イギリスのメディアが「バルセロナの天才が陽気なテレビCMに登場した」という趣旨で紹介したことが日本でも話題になりました。海外のファンの間では、泡まみれのメッシという普段見られない姿を面白がる声や、日本の広告文化の独特さを好意的に楽しむ声が多く見られた一方、世界的スターの意外な仕事ぶりに驚く反応もあったようです。総じて、批判的というよりは「こんなメッシが見られるのは日本だけ」という好意的な受け止め方が目立ちました。

10年以上たっても擦られ続ける「愛されネタ」

「メッシ気持ちいい」が特別なのは、一過性のバズで終わらなかったことです。メッシが2022年のワールドカップで悲願の優勝を果たし、キャリアの評価が「史上最高の選手」として固まっていく中でも、日本のファンの間ではこのCMを懐かしむ投稿や、「あの伝説のCM」として振り返る動画が繰り返し共有されています。神格化が進むほど、泡まみれで笑うあの映像とのギャップが際立ち、ネタとしての鮮度がむしろ増していくという、珍しい生命力を持ったコンテンツです。

「気持ちいい〜」と言っていた頃のメッシと、その後の歩み

CMを振り返ると、もうひとつ見えてくるものがあります。それは、あの映像が「キャリア絶頂期のメッシ」を切り取った貴重な記録でもあるという事実です。

2012年当時:史上最多の年間91ゴールを叩き出した怪物

CMが放映された2012年は、メッシのキャリアの中でも突出した1年でした。この年、メッシはクラブと代表を合わせて公式戦で年間91ゴールを記録。ゲルト・ミュラーが持っていた年間85ゴールの記録を塗り替え、ギネス世界記録にも認定されました。つまり日本のお茶の間が「泡まみれの陽気な青年」として見ていたのは、人類史上もっともゴールを量産していた瞬間のフットボーラーだったのです。この文脈を知ってからCMを見返すと、面白さに凄みが加わります。

その後の歩み:ワールドカップ優勝、そして8度目のバロンドール

CM出演当時「あと足りないのはワールドカップだけ」と言われていたメッシは、2021年に長年在籍したバルセロナを離れてパリ・サンジェルマンへ移籍。そして2022年12月18日、カタールワールドカップ決勝でアルゼンチン代表はフランス代表をPK戦の末に下し、メッシは悲願の初優勝を成し遂げました。翌2023年には自身8度目のバロンドールを受賞し、受賞回数の記録をさらに更新しています。

2023年以降:活躍の舞台はアメリカ、インテル・マイアミへ

2023年7月、メッシはアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するインテル・マイアミへ加入し、キャリアの新章をスタートさせました。さらに2025年10月には、2028年シーズンまでの契約延長が発表され、30代後半を迎えてもなお第一線で戦い続ける姿勢を示しています。「メッシもアンファーも25歳」と笑っていた青年が、その後もサッカー史を塗り替え続けたと考えると、あのCMは一種のタイムカプセルのような味わいを持っています。

メッシの主な出来事
2012年 年間91ゴールの世界記録。「メッシ、気持ちいい〜」CM放映開始(12月28日〜)
2017年 スカルプDネクストのCMに再登場(8月9日〜)
2021年 バルセロナ退団、パリ・サンジェルマンへ移籍
2022年 カタールワールドカップでアルゼンチン代表が優勝(12月18日決勝)
2023年 8度目のバロンドール受賞。7月にインテル・マイアミ加入
2025年 10月にインテル・マイアミとの契約を2028年まで延長すると発表
ここがポイント
「メッシ気持ちいい」は単なる面白CMではなく、年間91ゴールという人類未踏の記録を打ち立てた「全盛期のメッシ」が、日本のためだけに見せた素顔の記録です。ワールドカップ優勝で伝説が完成した後に見返すと、また違った感慨があります。

よくある質問

Q1. 「メッシ気持ちいい」の元ネタは何ですか?

アンファー株式会社の男性用洗顔料「スカルプD フェイスウォッシュ」のテレビCMです。2012年12月28日から放映された「登場」編で、泡まみれの顔から現れたメッシが日本語で「メッシ、気持ちいい〜!」と話しました。「メッシ」と「めっちゃ」を掛けたダジャレになっています。

Q2. なぜメッシがスカルプDのCMに出演したのですか?

アンファーの創業25周年と、当時のメッシの年齢である25歳が重なったことが起用の決め手のひとつだったと、同社の広報担当者が取材で明かしています。社内にサッカー好きが多かったことや、さまざまな縁とタイミングが重なったことも実現の背景にありました。メッシにとって初の日本企業単独CMでした。

Q3. メッシは日本語が話せるのですか?

メッシの母語はスペイン語で、日本語が話せるわけではありません。CMのセリフは撮影のために覚えて披露したものです。2017年の撮影では、約1時間という限られた拘束時間の中で「一発OK」を連発したと発表されており、プロフェッショナルぶりがうかがえます。

Q4. 「メッシ気持ちいい」のCMは今でも見られますか?

テレビでの放映は終了していますが、動画サイトやSNSではCM映像やその話題が繰り返し共有されており、視聴できる場合があります。「メッシ 気持ちいい CM」などの言葉で動画サイトを検索してみると見つかることが多いようです。

Q5. メッシはほかにも日本のCMに出演していますか?

スカルプDシリーズでは、2017年8月9日から「スカルプDネクスト」のCM2本(「ミライを変えるメッシ」篇・「メッシはプロテイン」篇)に出演し、「ミライを変えるべし」と「メッシ」を掛けた新たなダジャレを披露しました。総合演出は2012年と同じくテリー伊藤氏です。

まとめ:「メッシ気持ちいい」は全盛期の素顔を残した伝説のCM

「メッシ、気持ちいい〜」は、2012年12月28日に放映が始まったアンファー「スカルプD フェイスウォッシュ」のCMで生まれたフレーズです。「メッシ」と「めっちゃ」を掛けたダジャレであり、創業25周年のアンファーと25歳のメッシという偶然の一致から実現した、メッシ初の日本企業単独CMでした。総合演出はテリー伊藤氏で、サッカーボールを一切登場させない大胆な構成が大きな話題を呼び、海外メディアにも取り上げられました。

CMに出演した2012年のメッシは年間91ゴールの世界記録を樹立した絶頂期にあり、その後もワールドカップ優勝、8度目のバロンドール受賞と伝説を積み重ねていきました。だからこそ、泡まみれで無邪気に笑うあの映像は、サッカー史上最高の選手の貴重な素顔として、これからも長く愛され続けていくはずです。ふと思い出したときには、ぜひ当時の映像を探して見返してみてください。「メッシ、気持ちいい〜」の破壊力は、時間がたっても色あせていません。