メッシの愛犬ハルクの犬種と現在とは?オスカーの名犬まで

こんな疑問を持つ方へ

  • メッシが飼っている大きな犬は何という犬種なのか知りたい
  • あの愛犬は、メッシのマイアミ移籍のときどうなったのか気になる
  • アカデミー賞の授賞式に出席していた「犬のメッシ」の正体を知りたい
  • 同じ犬種を日本で飼えるのかも、ついでに知っておきたい

メッシと犬にまつわる話題には、実は「二つの主役」がいます。一頭は、リオネル・メッシ選手が家族として迎えた超大型犬ハルク。もう一頭は、メッシ選手の名前を授かり、映画『落下の解剖学』でアカデミー賞授賞式にまで出席した俳優犬メッシです。この記事では、両方の物語を事実ベースで一気に整理します。

メッシの犬「ハルク」とは?犬種はドゴ・ド・ボルドー

リオネル・メッシ選手の愛犬として世界的に知られているのが、ハルクという名前のオス犬です。犬種はドゴ・ド・ボルドー。フランス原産のマスティフ系大型犬で、ボルドー・マスティフやフレンチ・マスティフとも呼ばれます。アメコミのヒーロー「超人ハルク」を思わせる名前のとおり、成犬になると体重50キログラム前後に達することもある、迫力満点の犬です。

2016年、妻アントネラからの贈り物として家族に

ハルクがメッシ家に迎えられたのは2016年のことです。妻のアントネラ・ロクソさんからメッシ選手への贈り物で、メッシ選手自身がインスタグラムに子犬時代のハルクを抱いた写真を投稿し、「家族の新しいメンバー。素敵な贈り物をありがとう」という趣旨のメッセージを添えて紹介しました。当時メッシ選手はFCバルセロナに所属しており、ハルクはバルセロナ近郊の自宅で、3人の息子たち(チアゴ、マテオ、チロ)とともに育っていきます。

迎えられた当初は両手に収まるほどの子犬だったハルクが、わずか1年ほどでメッシ選手の腰の高さに届くほどの巨体に成長していく様子は、夫妻のSNS投稿を通じて世界中のファンに親しまれました。特に、メッシ選手が庭でハルクを相手にボールキープの技術を披露する映像は大きな話題となり、「世界最高の選手からボールを奪えないのは人間だけではない」と各国メディアで面白おかしく取り上げられています。

ドゴ・ド・ボルドーはどんな犬種か

ドゴ・ド・ボルドーは、フランスで古くから番犬や護衛犬として活躍してきた歴史ある犬種です。見た目の迫力とは裏腹に、家族に対しては愛情深く穏やかな性格の個体が多いとされます。一方で、超大型犬ゆえの飼育難易度の高さも知られています。

項目 ドゴ・ド・ボルドーの特徴
原産国 フランス
タイプ マスティフ系の超大型犬
体格 成犬で体重50キログラム前後に達する個体もいる
性格の傾向 家族には愛情深く忠実。番犬としての警戒心も持つ
平均寿命 一般に5〜8年ほどとされ、大型犬の中でも短命な傾向
飼育の注意点 広い飼育スペース、十分な運動量、暑さ対策、医療費・食費の負担が大きい

この「平均寿命の短さ」は、後述するハルクの物語を理解するうえで重要なポイントになります。大型犬は一般に小型犬より寿命が短い傾向がありますが、ドゴ・ド・ボルドーはその中でも特に短命とされる犬種なのです。

愛犬ハルクの現在:マイアミ移籍とともに訪れた別れ

「ハルクは今どうしているのか」。これは、メッシ選手の犬について検索する人が最も知りたいことの一つでしょう。結論からいうと、ハルクはメッシ一家とともに海を渡ることはなく、スペインの自宅に残るという選択がなされました。

バルセロナの自宅に残ったハルク

メッシ選手は2021年夏にFCバルセロナを離れてパリ・サンジェルマンへ移籍し、2023年にはアメリカのインテル・マイアミへと活躍の場を移しました。この間、ハルクはバルセロナ近郊カステルデフェルスにあるメッシ家の自宅に残り、スタッフの世話を受けながら暮らしていると報じられています。カステルデフェルスは、メッシ選手がバルセロナ時代に長く生活拠点としていた海沿いの街です。

パリとバルセロナの間であれば飛行機で短時間の距離ですが、マイアミからバルセロナまでは7,000キロメートル以上。移籍によって、家族がハルクに会いに行くことは物理的に格段に難しくなりました。

なぜマイアミに連れて行かなかったのか

メッシ選手はマイアミ移籍後のインタビューで、この件について自ら言及しています。ハルクがすでにかなり高齢であることを理由に挙げ、「バルセロナにある家に残さなければならなかった」と語りました。前述のとおりドゴ・ド・ボルドーの寿命は5〜8年ほどとされており、2016年生まれのハルクは移籍の時点で犬種の平均寿命に達する年齢でした。老齢の超大型犬にとって、大西洋を越える長距離輸送は体への負担が極めて大きく、住み慣れた家で穏やかに過ごさせるという判断は、獣医学的に見ても合理的な選択といえます。

ポイント:ハルクが残されたのは「手放した」からではなく、高齢の超大型犬を長距離移動させるリスクを避けるためでした。住み慣れた環境で世話を受け続けられるようにした、家族としての決断だったと報じられています。

この告白が報じられた際、SNS上では「切ないけれど犬のことを考えた正しい判断」「大型犬の寿命の短さを知ると胸が痛む」といった、決断に理解を示す声が多く見られました。なお、その後のハルクの状況について公式な発表は確認されておらず、詳細は明らかにされていません。

マイアミでの新たな家族「アブ」

一方、マイアミのメッシ家には小さな新しい家族がいます。2020年に迎えられた茶色の小型犬アブです。犬種はトイプードルと報じられており、超大型犬のハルクとは正反対の存在。アントネラさんのインスタグラムには、蝶ネクタイ姿でおめかししたアブや、ソファでメッシ選手に寄り添うアブの姿がたびたび登場し、ファンの間で人気を集めています。ハルクのように一緒にボールを追いかける相棒ではありませんが、一家の日常に欠かせない存在になっているようです。

もう一頭の「メッシ」:アカデミー賞に出席した俳優犬

ボーダーコリーメッシ

「メッシ 犬」という言葉で近年世界的に話題をさらったのは、実はメッシ選手の愛犬だけではありません。メッシ選手の名前をもらったボーダーコリーの俳優犬「メッシ」が、映画界で歴史的な活躍を見せたのです。

映画『落下の解剖学』での名演技

俳優犬メッシは2016年4月4日生まれ、フランス出身のボーダーコリーです。飼い主でトレーナーのローラ・マルタン・コンティーニさんに育てられ、名前はアルゼンチンの英雄リオネル・メッシ選手にちなんで付けられました。

彼の名を世界に知らしめたのが、ジュスティーヌ・トリエ監督の映画『落下の解剖学』(日本公開2024年2月23日)です。夫の転落死をめぐる法廷ミステリーであるこの作品で、メッシは主人公一家の盲導犬スヌープ役を熱演。物語の鍵を握る重要な場面での演技は「本当に犬なのか」と驚かれるレベルで、批評家からも絶賛されました。作品自体も2023年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得し、第96回アカデミー賞では5部門にノミネートのうえ脚本賞を受賞しています。

パルム・ドッグ賞と「拍手する犬」の真相

カンヌ国際映画祭には、映画に出演した犬の名演技を称える「パルム・ドッグ賞」というユニークな賞があります。メッシは2023年、激戦といわれたこの年のパルム・ドッグ賞を受賞しました。

さらに2024年3月の第96回アカデミー賞授賞式では、専用の席を用意されて会場に出席。客席で前脚をパチパチと打ち合わせて「拍手」する姿が中継に映り、世界中のSNSで爆発的に拡散されました。ただし後日、この拍手シーンは事前収録されたもので、椅子の下に隠れた男性スタッフが作り物の犬の前脚を動かしていたことが、番組プロデューサーの説明とトレーナーの投稿によって明かされています。リハーサルでメッシが吠えてしまったための演出変更だったそうですが、種明かし後もSNSでは「その仕事に就きたい」「メッシこそ真の主役」といった好意的な反応が目立ちました。

その後も広がる俳優犬メッシの活躍

アカデミー賞での話題を受けて、メッシの活動はさらに広がっています。2024年のカンヌ国際映画祭ではレッドカーペットで俳優たちに「インタビュー」するリポーター役に起用されたほか、フランスのドラマ作品への出演も続いています。犬の俳優がここまで国際的なセレブリティになった例はほとんどなく、「メッシ」という名前の持つ星のめぐりを感じさせます。

ひと目でわかる:3頭の「メッシの犬」比較表

ここまで登場した3頭を整理しておきましょう。ニュースやSNSで「メッシの犬」という言葉を見かけたとき、どの犬の話題なのかがすぐに判別できるはずです。

項目 ハルク アブ 俳優犬メッシ
立場 メッシ選手の愛犬 メッシ家の愛犬 メッシ選手の名を持つ俳優犬
犬種 ドゴ・ド・ボルドー トイプードルと報道 ボーダーコリー
迎えられた年・生年 2016年に家族入り 2020年に家族入り 2016年4月4日生まれ
暮らしている場所 バルセロナ近郊の自宅と報道 メッシ一家とともに生活 フランス(トレーナー宅)
代表的な話題 メッシ選手とのボール遊び動画 蝶ネクタイ姿のSNS投稿 『落下の解剖学』とアカデミー賞出席

メッシと犬をめぐる出来事の時系列

最後に、この記事で扱った出来事を時系列で振り返ります。メッシ選手のキャリアの節目と、犬たちの物語が重なり合っていることがわかります。

出来事
2016年 アントネラさんの贈り物としてハルクがメッシ家へ。同年、フランスでは後の俳優犬メッシが誕生
2020年 小型犬アブがメッシ家に加わる
2021年 メッシ選手がバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍。ハルクはバルセロナの自宅に残る
2023年 メッシ選手がインテル・マイアミへ移籍。俳優犬メッシが『落下の解剖学』でパルム・ドッグ賞を受賞
2024年 俳優犬メッシが第96回アカデミー賞授賞式に出席し「拍手」が話題に。メッシ選手が高齢のハルクを残した理由をインタビューで告白
2025年 メッシ選手がインテル・マイアミとの契約を2028年まで延長すると発表(2025年10月)

よくある質問

Q1. メッシの愛犬の犬種は何ですか?

ハルクの犬種はドゴ・ド・ボルドーです。フランス原産のマスティフ系超大型犬で、ボルドー・マスティフとも呼ばれます。成犬になると体重50キログラム前後に達することもあります。

Q2. ハルクは今どこにいるのですか?

メッシ選手のインタビューや各種報道によると、ハルクは高齢のため長距離移動を避け、バルセロナ近郊カステルデフェルスにあるメッシ家の自宅に残り、スタッフの世話を受けていると伝えられています。その後の状況についての公式な発表は確認されていません。

Q3. アカデミー賞に出た「犬のメッシ」はメッシ選手の犬ですか?

別の犬です。映画『落下の解剖学』に出演したフランス出身のボーダーコリーで、名前はリオネル・メッシ選手にちなんで名付けられました。飼い主はトレーナーのローラ・マルタン・コンティーニさんです。

Q4. アカデミー賞授賞式での「犬の拍手」は本物だったのですか?

拍手のシーンは事前収録された演出で、座席の下に隠れたスタッフが作り物の前脚を動かしていたことが、番組プロデューサーとトレーナーによって明かされています。リハーサルで吠えてしまったための対応だったと説明されています。

Q5. ドゴ・ド・ボルドーは日本でも飼えますか?

飼育自体は可能ですが、超大型犬のため広い飼育環境と十分な運動量、高額になりがちな食費・医療費への備えが必要です。また平均寿命が5〜8年ほどと短い傾向があることも理解したうえで、覚悟を持って迎える必要がある犬種です。飼育を検討する場合は、犬種の飼育経験が豊富なブリーダーや獣医師に相談することをおすすめします。

まとめ

メッシと犬をめぐる話題を整理すると、次のようになります。メッシ選手の愛犬ハルクはドゴ・ド・ボルドーという超大型犬で、2016年に妻アントネラさんからの贈り物として家族に加わりました。2023年のインテル・マイアミ移籍の際には、高齢のハルクの体を考えてバルセロナの自宅に残すという苦渋の決断がなされ、現地でケアを受けていると報じられています。マイアミの一家のそばには、2020年に迎えられた小型犬アブがいます。

そしてもう一頭、メッシ選手の名前を受け継いだボーダーコリーの俳優犬メッシは、映画『落下の解剖学』の名演でパルム・ドッグ賞を受賞し、アカデミー賞授賞式にまで出席する世界的スターになりました。ピッチの王様の名前が、思いがけない形で映画界の歴史にも刻まれたことになります。サッカーの話題でも映画の話題でも、「メッシの犬」の名前を見かけたら、この記事の内容を思い出してみてください。