- W杯に一番多く選手を出したクラブはどこ?2026年大会では?
- 歴代(通算)で一番W杯に選手を送り出したクラブは?
- W杯の選手はどこの国のリーグにいる?日本代表の選手はどのクラブが多い?
2026年W杯に一番多く選手を出したクラブは、マンチェスター・シティの19人です。1930年の第1回から2026年までの通算(延べ人数)では、バルセロナの157人が最多でした。
フットボール戦士では、男子W杯の全23大会の登録メンバー延べ12,213人の所属クラブを数え直しました。通算の順位、所属クラブの国(リーグ)、優勝国や日本代表の選手が多かったクラブも図にまとめます。
W杯に一番選手を出したクラブは?2026年はマンチェスター・シティの19人
48か国・1,248人が登録された2026年大会で、一番多く選手を出したのはマンチェスター・シティの19人でした。2位はバイエルンの17人、3位はパリ・サンジェルマンの16人、4位はアーセナルの15人、5位はバルセロナの14人です。
シティの19人は12か国の代表に分かれていて、イングランド代表はストーンズら4人だけです。ほかにポルトガル代表が3人(ベルナルド・シウバら)、ノルウェーのハーランド、スペインのロドリなどがいました。バイエルンの17人も10か国にまたがり、イングランドのケイン、ドイツのムシアラのほか、日本の伊藤洋輝も含まれます。
選手のいたクラブは全部で451あり、12人以上を出した9クラブの合計は129人、全体の10.3%です。サウジアラビアのアル・ヒラル(12人)も6位タイに入りました。
※報道によっては「バイエルン18人・アーセナル16人・バルセロナ15人」など、2位以下が1〜2人ずれています。メンバー発表の時点の違いや、けがによる入れ替え、移籍した選手の扱いの差によるものです。シティの19人はどの集計でも同じです。
1つのクラブから19人は、W杯の歴代最多
1つのクラブから1大会に19人が出たのは、1930年以降の23大会で一番多い数です。それまでの最多は2022年のバルセロナの17人で、2018年にはシティが16人を出していました。
1998年以降の大会ごとの1位は、バルセロナが3回、シティが2回です。2026年は出場国が48か国に、1チームの登録が26人に増えたので、1つのクラブから選ばれる人数も増えやすくなっています。
通算ではバルセロナの157人が最多(1930〜2026年)
1930年の第1回から2026年までの23大会を合わせると、W杯に一番多く選手を出したクラブはバルセロナの延べ157人です。2位はユベントスの143人、3位はレアル・マドリードの140人、4位はバイエルンの138人、5位はインテルの134人でした。
ここでの人数は延べ人数で、同じ選手が3大会に出れば3人と数えています。バルセロナは2026年大会の14人を足す前、2022年までの合計(143人)でもすでに1位でした。
出た大会の数では、ユベントスとインテルが23大会のうち22大会に選手を送っています。イングランドのクラブではマンチェスター・ユナイテッドの124人が最多です。2026年に1位だったシティは通算87人で、上位10クラブには入っていません。初めて選手を出したのが1970年大会と遅く、87人のうち51人が2018〜2026年の3大会に集まっています。
※インテル(1930年代のアンブロジアーナ・インテルを含む)など、名前が変わったクラブや表記の違うクラブは1つにまとめて数えています。
所属クラブの国は?2026年はイングランドのクラブが199人(15.9%)
クラブ単位ではなく国(リーグ)単位で見ると、2026年大会の1,248人のうち199人、15.9%がイングランドのクラブの選手でした。2位はドイツの110人(8.8%)、3位はスペインの85人(6.8%)で、フランス・イタリアを合わせた欧州の5か国が上位を占めています。
イングランドのクラブの199人は43か国の代表に分かれていて、イングランド代表の選手は21人だけです。オランダ代表が15人、スコットランド代表が12人、スウェーデン代表が10人と、国外の代表の選手が大半を占めました。
6位にはサウジアラビアのクラブの50人が入りました。半分の25人はサウジアラビア代表で、残りの25人はアル・ヒラルやアル・ナスルなどでプレーするほかの国の代表選手です。
欧州5か国のクラブへの集中は1990年代から進んだ
イングランド・ドイツ・スペイン・フランス・イタリアの5か国のクラブにいた選手の割合は、1990年大会の35.1%から、1998年大会で42.1%、2010年大会で52.0%と上がり、2022年大会の54.3%が一番高くなりました。2022年はイングランドのクラブだけで159人、19.1%です。
5か国以外の代表で5か国のクラブにいる選手も、1990年の101人から2022年には347人まで増えました。
2026年大会は44.0%に下がりましたが、人数は549人で過去最多です。出場国が48か国に増えて登録メンバーが2022年の1.5倍になり、5か国以外のクラブの選手も大きく増えたため、割合としては下がりました。
優勝国の選手はどのクラブにいた?2026年のスペインはバルセロナが8人
2026年大会で優勝したのはスペインです。決勝でアルゼンチンに延長戦の末1-0で勝ち、2010年大会以来2回目の優勝を果たしました。決勝点を決めたフェラン・トーレスもバルセロナの選手です。
スペインの26人のうち8人がバルセロナの所属で、ヤマル、ペドリ、ガビ、ダニ・オルモ、クバルシらが入っていました。アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオ、アーセナルが3人ずつで続きます。一方でレアル・マドリードの選手は1人もいませんでした。W杯のスペイン代表にレアル・マドリードの選手がいないのは、出場した17大会で初めてです。
1930年からの優勝国23チームの登録メンバーを合わせると、優勝メンバーを一番多く出したクラブはユベントスの延べ27人(7大会)です。2位はバイエルンの24人、3位はインテルの21人、4位はバルセロナの19人でした。
優勝国の選手が国外のクラブにいる数は時代で変わり、2006年のイタリアは23人全員が国内のクラブ、2022年のアルゼンチンは26人中25人が国外のクラブの選手でした。
日本代表の選手が多かったクラブは?通算は鹿島アントラーズの16人
1998年の初出場から2026年までの8大会で、W杯の日本代表は延べ189人です。一番多く選手を出したクラブは鹿島アントラーズの延べ16人(実人数13人)で、2002年大会には秋田豊、柳沢敦、小笠原満男ら6人が選ばれました。
2位はジュビロ磐田の11人、3位は浦和レッズの10人で、上位10クラブはすべてJリーグのクラブです。海外のクラブで一番多いのは延べ3人で、マインツ、セルティック、フランクフルト、フェイエノールト、デュッセルドルフ、シント=トロイデン、シュツットガルトの7クラブが並びます。
2026年の26人は23クラブに分かれた
JFATV「【LIVE】SAMURAI BLUE メンバー発表会見」(2026年5月公開)。森保一監督がW杯の日本代表26人を発表した会見。
2026年大会の日本代表26人は、23のクラブに分かれていました。2人ずつ選ばれたのはシント=トロイデン(谷口彰悟・後藤啓介)、アヤックス(板倉滉・冨安健洋)、フェイエノールト(渡辺剛・上田綺世)の3クラブで、残りは1クラブ1人です。国内のクラブは、FC東京の長友佑都、サンフレッチェ広島の大迫敬介、鹿島アントラーズの早川友基の3人でした。
この記事の集計で、2026年大会に10人以上を出した上位のクラブにいた日本人は、バイエルンの伊藤洋輝とクリスタル・パレスの鎌田大地の2人です。なお、5月の発表で選ばれた遠藤航(リバプール)はけがで大会前に離脱し、町野修斗(ボルシアMG)が追加で招集されました。この記事の数字は、入れ替えのあとの26人で数えています。
データについて
この記事は、Fjelstul World Cup Database(CC BY-SA 4.0・男子は2022年大会まで)と英語版Wikipediaの各大会の登録メンバーをもとに、フットボール戦士が集計しました。所属クラブは、大会時点の登録メンバー表に書かれたクラブです。期限付き移籍の選手は、表の書き方によって保有元のクラブになっていることがあります。
国は、リーグではなくクラブがある国で数えています。そのため、イングランドのリーグでプレーするウェールズのクラブの選手はウェールズに入ります。名前が変わったクラブや表記の違うクラブは、英語版Wikipediaの記事の転送をたどって1つにまとめました。大会ごと・国ごとの数字はW杯データベースでも見られます。
よくある質問
A. マンチェスター・シティの19人です。12か国の代表に分かれていて、1つのクラブから1大会に出た人数としては1930年以降で最多です。
A. 1930〜2026年の延べ人数では、バルセロナの157人が最多です。ユベントス143人、レアル・マドリード140人が続きます。
A. 2026年大会はイングランドのクラブの199人(15.9%)が最多です。2位はドイツの110人でした。
A. バルセロナの8人が最多です。レアル・マドリードの選手は0人で、W杯のスペイン代表では初めてでした。
A. 1998〜2026年の通算では鹿島アントラーズの延べ16人です。2026年大会はシント=トロイデン、アヤックス、フェイエノールトの2人ずつが最多でした。
まとめ:W杯の選手が一番多いクラブは2026年がマンチェスター・シティ、通算はバルセロナ
- 2026年W杯に一番多く選手を出したのはマンチェスター・シティの19人(12か国)で、1大会としては歴代最多
- 1930〜2026年の通算(延べ)ではバルセロナの157人が1位、ユベントス143人、レアル・マドリード140人が続く
- 所属クラブの国は2026年がイングランドの199人(15.9%)で最多。欧州5か国のクラブの割合は2022年の54.3%が最高
- 優勝したスペインはバルセロナが8人、レアル・マドリードは0人。歴代の優勝メンバーはユベントスが延べ27人で最多
- 日本代表は通算で鹿島アントラーズの16人が最多。2026年の26人は23クラブに分かれた
W杯の選手の所属を見ると、イングランドを中心とした欧州のビッグクラブに選手が集まる流れがよく分かります。次の大会の登録メンバーが発表されたら、どのクラブが何人送り出すかにも注目してみてください。
※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。Fjelstul World Cup Database(CC BY-SA 4.0・男子は2022年大会まで)と英語版Wikipediaの各大会の登録メンバーをもとにフットボール戦士が集計しました。
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