- 高校サッカー選手権の歴代得点王を一覧で見たい。1大会や通算の最多得点は誰?
- 最多得点差の試合や、決勝の「6万人」など大会記録を知りたい
- 名勝負・番狂わせと言われる試合や、大会優秀選手の選ばれ方は?
高校サッカー選手権で1大会に最も多く点を取った得点王は、第87回(2008年度)の大迫勇也(鹿児島城西)の10点です。3大会の通算では、平山相太(国見)の17点が最多です。
この記事では、記録がそろう第55回(1976年度)から前回の第104回(2025年度)までの得点王を一覧にしました。あわせて、フットボール戦士が全2,257試合を集計した最多得点差の試合、決勝の観客数の推移、名勝負と番狂わせ、大会優秀選手の選ばれ方もまとめます。
高校サッカー選手権の歴代得点王一覧(第55回〜第104回)
首都圏で開かれるようになった第55回以降の50大会で、得点王の得点は平均6.0点でした。一番多いのは5点で、18大会あります。
得点王が1人に決まらない大会も14回ありました。第93回(2014年度)は3点で7人、第101回(2022年度)は3点で5人が並んでいます。
下の表は新しい順です。★はのちに日本代表として国際Aマッチに出場した選手です。
| 回(年度) | 得点王(高校) | 得点 |
|---|---|---|
| 第104回(2025) | 日高元(神村学園) | 7 |
| 第103回(2024) | 三鴨奏太(堀越) | 5 |
| 第102回(2023) | 米谷壮史(青森山田) 郡司璃来(市立船橋) | 5 |
| 第101回(2022) | 山本颯太(前橋育英) 森重陽介(日大藤沢) 真田蓮司(東山) 今井拓人(岡山学芸館) 福田師王(神村学園) | 3 |
| 第100回(2021) | 鈴木章斗(阪南大高) | 7 |
| 第99回(2020) | 安斎颯馬(青森山田) | 5 |
| 第98回(2019) | 岩本悠輝(静岡学園) 森夢真(四日市中央工) | 5 |
| 第97回(2018) | 染野唯月(尚志) 藤井奨也(立正大淞南) 大竹悠聖(大津) | 5 |
| 第96回(2017) | 飯島陸(前橋育英) | 7 |
| 第95回(2016) | 鳴海彰人(青森山田) | 6 |
| 第94回(2015) | 村上光樹(帝京第三) | 5 |
| 第93回(2014) | 大田賢生(星稜)ほか6人 | 3 |
| 第92回(2013) | 渡辺仁史朗(富山第一) 長谷川覚之(神戸弘陵) | 4 |
| 第91回(2012) | 小屋松知哉(京都橘) 仙頭啓矢(京都橘) | 5 |
| 第90回(2011) | ★浅野拓磨(四日市中央工) | 7 |
| 第89回(2010) | 樋口寛規(滝川第二) | 8 |
| 第88回(2009) | 山本大貴(ルーテル学院) | 5 |
| 第87回(2008) | ★大迫勇也(鹿児島城西) | 10 |
| 第86回(2007) | 大前元紀(流通経済大柏) | 7 |
| 第85回(2006) | 小室俊之(作陽) | 4 |
| 第84回(2005) | 迫田亮介(鹿児島実) | 5 |
| 第83回(2004) | 福士徳文(盛岡商) 糠谷祐真(前橋商) 山下真太郎(鹿児島実) | 4 |
| 第82回(2003) | ★平山相太(国見) | 9 |
| 第81回(2002) | ★平山相太(国見) | 7 |
| 第80回(2001) | 片桐淳至(岐阜工) 柴崎晃誠(国見) | 6 |
| 第79回(2000) | ★大久保嘉人(国見) | 8 |
| 第78回(1999) | 石黒智久(富山第一) | 9 |
| 第77回(1998) | 林丈統(滝川第二) | 8 |
| 第76回(1997) | 河村優(藤枝東) 金古聖司(東福岡) | 5 |
| 第75回(1996) | ★北嶋秀朗(市立船橋) 日下亮(市立船橋) | 6 |
| 第74回(1995) | ★吉原宏太(初芝橋本) | 7※ |
| 第73回(1994) | 森崎嘉之(市立船橋) | 8 |
| 第72回(1993) | 野見山秀樹(鹿児島実) | 5 |
| 第71回(1992) | 江原淳史(武南) | 8 |
| 第70回(1991) | 松波正信(帝京) | 7 |
| 第69回(1990) | 中園忠和(武南) 濱田祥祐(東海大第五)※ | 5 |
| 第68回(1989) | 西田吉洋(南宇和) | 6 |
| 第67回(1988) | 中村聖之・桑原賢次※ | 4 |
| 第66回(1987) | 平沢政輝(東海大第一) | 7 |
| 第65回(1986) | アデミール・サントス(東海大第一) | 5 |
| 第64回(1985) | ★黒崎久志(宇都宮学園) | 5 |
| 第63回(1984) | 松山博明(山城) | 5 |
| 第62回(1983) | ★武田修宏(清水東) | 5 |
| 第61回(1982) | 青島秀幸(清水東) | 8 |
| 第60回(1981) | ★谷中治(帝京) | 5 |
| 第59回(1980) | 大野克人(古河第一) 安藤達矢(浦和南) 湊邦三(御影工) | 4 |
| 第58回(1979) | 川添孝一(帝京) | 5 |
| 第57回(1978) | 高田敏(八千代) | 4 |
| 第56回(1977) | ★伊藤直司(四日市中央工) | 7 |
| 第55回(1976) | 有ヶ谷二郎(静岡学園) | 8 |
※第93回のほかの6人は、高澤優也(流通経済大柏)、田場ディエゴ・中村恒貴(日大藤沢)、君垣隆義(米子北)、河野翔太(日章学園)、坂本和雅(聖和学園)。第74回の吉原宏太は7点とする資料と8点とする資料があります。第69回の濱田祥祐は「浜田祥裕」と書く資料があり、第67回の2人は資料によって所属校(前橋商・市立船橋)の書き方が入れ替わっているため、ここでは学校名を省きました。
優勝校から得点王が出たのは、50大会のうち23大会でした。最近では第104回の日高元(神村学園)が7点を挙げ、チームも初優勝しています。
1大会の最多得点は大迫勇也の10点
全国高校サッカー選手権の番組公式チャンネル「【大迫歴代最多G】鹿児島城西・大迫勇也、1大会最多の10得点!…第87回決勝 鹿児島城西×広島皆実(平成20年度)」(2021年12月公開)。第87回の決勝の映像です
1大会の最多得点は、第87回(2008年度)の大迫勇也(鹿児島城西)が挙げた10点です。初戦から4試合続けて2点ずつ取り、準決勝と決勝でも1点ずつ決めました。決勝は広島皆実に2-3で敗れ、準優勝でした。
それまでの記録は、第78回(1999年度)の石黒智久(富山第一)と、第82回(2003年度)の平山相太(国見)の9点です。8点は有ヶ谷二郎(静岡学園)、青島秀幸(清水東)、江原淳史(武南)、森崎嘉之(市立船橋)、林丈統(滝川第二)、大久保嘉人(国見)、樋口寛規(滝川第二)の7人が続きます。
フットボール戦士の集計では、大迫のいた鹿児島城西は第87回の6試合で29点を挙げました。第55回以降、1大会でチームが取った点としてはこれが最多です。
のちに日本代表になった得点王は10人
| 得点王(回) | 日本代表の出場期間 |
|---|---|
| 伊藤直司(第56回) | 1981年 |
| 谷中治(第60回) | 1984〜1986年 |
| 武田修宏(第62回) | 1987〜1994年 |
| 黒崎久志(第64回) | 1989〜1997年 |
| 吉原宏太(第74回) | 1999年 |
| 北嶋秀朗(第75回) | 2000年 |
| 大久保嘉人(第79回) | 2003〜2014年 |
| 平山相太(第81・82回) | 2010年 |
| 大迫勇也(第87回) | 2013〜2022年 |
| 浅野拓磨(第90回) | 2015〜2024年 |
※国際Aマッチに出場した年。英語版・日本語版Wikipediaの選手の記事をもとにしたフットボール戦士の集計(2026年10月時点)。
第55回以降に得点王になった74人のうち、のちに日本代表として国際Aマッチに出場したのは10人です。このうち大久保嘉人・大迫勇也・浅野拓磨の3人は、W杯にも出場しました。
通算得点ランキングは?最多は平山相太の17点
全国高校サッカー選手権の番組公式チャンネル「【怪物平山】2年連続得点王&3年間で歴代最多17得点のエース平山相太擁する国見が6回目V 第82回決勝 筑陽学園×国見(平成15年度)」(2021年11月公開)
選手権の通算得点の最多は、国見の平山相太の17点です。第80回(2001年度)から3大会続けて出場し、1年生で1点、2年生で7点、3年生で9点を挙げました。2年生と3年生で2年連続の得点王になっており、第55回以降で得点王に2回なったのは平山だけです。
| 順位 | 選手(高校) | 通算得点 |
|---|---|---|
| 1位 | 平山相太(国見) | 17点 |
| 2位 | 北嶋秀朗(市立船橋) | 16点 |
※サッカーキング「【歴代得点記録】高校サッカー選手権の最多得点記録は?」(2025年1月)による。3位以下は確かな一覧を確かめられなかったため載せていません。
平山の前に通算記録を持っていたのは、市立船橋の北嶋秀朗の16点です。平山は3年間で優勝2回・準優勝1回を経験し、その記録を1点上回りました。
1試合の個人最多は、第100回(2021年度)の鈴木章斗(阪南大高)の5点です。2回戦の奈良育英戦(8-0)で記録し、その大会の得点王(7点)にもなりました。第96回の飯島陸(前橋育英)、第103回の三鴨奏太(堀越)、第104回の倉中悠駕(神村学園)は、1試合4点を記録しています。
最多得点差は10点!大差の試合と大会記録
選手権の最多得点差は10点で、第90回(2011年度)の1回戦で大分(大分)が北陸(福井)に10-0で勝った試合です。大会本部によると、首都圏で開かれるようになった第55回以降で最も大きな得点差でした。大分はこの勢いで勝ち進み、大分県勢で初めてベスト4に入っています。
フットボール戦士が第55回以降の全2,257試合を集計すると、7点差以上がついた試合は29試合ありました。得点差が大きい試合は次のとおりです。
| 得点差 | 回・試合 | スコア |
|---|---|---|
| 10点 | 第90回 1回戦 | 大分 10-0 北陸 |
| 9点 | 第60回 1回戦 | 帝京 9-0 高松南 |
| 9点 | 第62回 準々決勝 | 清水東 9-0 浦和市立 |
| 9点 | 第104回 2回戦 | 堀越 9-0 宇治山田商 |
| 8点 | 第88回 2回戦 | 神村学園 10-2 中京大中京 |
| 8点 | 第72回 準決勝 | 国見 8-0 東福岡 |
※8点差はこのほか9試合(すべて8-0)。第55回〜第104回の試合結果(Wikipedia日本語版の各大会の記事)からフットボール戦士が集計。
両チームの合計で一番点が入ったのは、第88回(2009年度)の神村学園10-2中京大中京の12点です。1チームが10点を取った試合は、この試合と大分の試合の2つだけでした。
第55回以降の決勝で最も大きな得点差は、第82回(2003年度)に国見が筑陽学園に勝った6-0です。大会全体では第74回(1995年度)が最も点の多い大会で、47試合で176点(1試合平均3.74点)が入りました。
決勝の観客数は?「6万人」は第104回の6万142人
選手権の決勝で「6万人」が入ったのは、2026年1月12日の第104回の決勝です。MUFGスタジアム(国立競技場)で行われた神村学園と鹿島学園の試合に6万142人が入り、前回の5万8347人を上回って2大会続けて最多を更新しました。
チケットは準決勝が行われていた試合の2日前の時点で、予定の枚数が売り切れていました。大会全体の入場者数も38万7252人で、前回の35万7484人を超えて最多になっています。
スポーツ報知によると、両校の応援団の間に空けていた座席を小学生の招待席にあてるなどして、座席を増やしたことも記録の更新につながりました。
昭和の旧国立にも「6万人」の決勝があった
報道で比べられている「歴代最多」は、決勝が成人の日に固定された第81回(2002年度)以降の数字です。それより前の第62回(1983年度)の決勝、帝京対清水東も、旧国立競技場に6万人を超える観客が入ったと伝えられています。
ただし数字は資料によって違い、スポーツナビは「発表された観客数は6万2000人」、東京スポーツは「立ち見も含めて約6万5000人」と書いています。清水東の武田修宏の人気で女性ファンが押し寄せた試合として知られています。
高校サッカー選手権の名勝負・番狂わせ
全国高校サッカー選手権の番組公式チャンネル「【雪の決勝】本山雅志(東福岡)と中田浩二(帝京)…後の同僚が対決!伝説名勝負! 第76回決勝 帝京×東福岡(平成9年度)」(2021年11月公開)
名勝負としてよく挙がるのは、雪の中で行われた第76回(1997年度)の決勝、東福岡2-1帝京です。スポーツナビが2020年に行ったファン投票「名勝負ランキング」の20世紀編で1位に選ばれました。上位の試合は次のとおりです。
| 順位 | 20世紀編 | 21世紀編 |
|---|---|---|
| 1位 | 第76回 決勝 東福岡 2-1 帝京 | 第84回 決勝 野洲 2-1 鹿児島実(延長) |
| 2位 | 第70回 決勝 帝京 2-2 四日市中央工(両校優勝) | 第98回 決勝 静岡学園 3-2 青森山田 |
| 3位 | 第72回 準決勝 清水市商 2-2 鹿児島実(PK5-4) | 第92回 決勝 富山第一 3-2 星稜(延長) |
※スポーツナビ「ファンが選ぶ!高校サッカー選手権『名勝負ランキング』」(2020年12月)のユーザー投票による。
21世紀編の1位は、「セクシーフットボール」と呼ばれた野洲が前回王者の鹿児島実を延長で破った第84回の決勝です。2位の第98回の決勝は、静岡学園が青森山田に2点を先に取られてから3点を返して逆転しました。
番狂わせ:前回王者が次の大会で優勝したのは52校中3校
選手権は一発勝負のトーナメントなので、強いチームでも勝ち続けるのは簡単ではありません。フットボール戦士の集計では、第56回以降の前回王者のべ52校のうち、次の大会でも優勝したのは3校(第63回の帝京〈両校優勝〉、第77回の東福岡、第80回の国見)だけでした。15校は県大会で敗れ、全国大会に出られませんでした。
全国大会の初戦で前回王者が敗れたのは4回です。第73回(1994年度)は清水市商が奈良育英に0-1、第100回(2021年度)は山梨学院が佐賀東に0-2で敗れました。第103回(2024年度)は青森山田が高川学園に、第104回(2025年度)は前橋育英が神戸弘陵学園に、どちらも1-2で敗れ、2大会続けて前回王者が初戦で姿を消しています。
大会優秀選手とは?誰がどう選ぶ?
大会優秀選手は、大会でよい活躍をした選手として、全国高体連サッカー部技術委員会が決勝の後に発表する選手です。GK・DF・MF・FWのポジションごとに選ばれ、人数は大会によって違います。第100回は37人、第104回は36人でした。
勝ち進んだ学校ほど多く選ばれる傾向があり、第104回は優勝した神村学園から得点王の日高元を含む最多の8人、準優勝の鹿島学園から7人が選ばれました。3年生だけでなく、2年生も5人入っています。
大会の後には、JFAが日本高校サッカー選抜の選考合宿に呼ぶ候補を別に発表します。2026年1月22日に発表された候補36人のうち、大会優秀選手は20人でした。優秀選手に選ばれることと、高校選抜に入ることは同じではありません。
よくある質問
A. 第87回(2008年度)に鹿児島城西の大迫勇也が挙げた10点です。次が石黒智久(富山第一)と平山相太(国見)の9点です。
A. 国見の平山相太の17点です。3大会で1点・7点・9点を挙げ、それまでの北嶋秀朗(市立船橋)の16点を上回りました。
A. 第90回(2011年度)の1回戦、大分10-0北陸の10点差です。首都圏開催の第55回以降で最も大きな差です。
A. 第104回(2026年1月12日)の6万142人で、第81回以降の最多です。昭和の第62回の決勝にも6万人を超える観客が入ったと伝えられています。
A. 全国高体連サッカー部技術委員会です。決勝の後にポジションごとに発表され、第104回は36人でした。
まとめ:高校サッカー選手権の歴代得点王と大会記録
- 1大会の最多得点は大迫勇也(鹿児島城西)の10点。得点王の平均は6.0点
- 通算の最多は平山相太(国見)の17点。2年連続の得点王も平山だけ
- 最多得点差は第90回の大分10-0北陸。7点差以上は2,257試合中29試合
- 決勝の入場者数の最多は第104回の6万142人。2大会続けて記録を更新
- 前回王者が次の大会でも優勝したのは52校中3校。2大会続けて前回王者が初戦で敗退
得点王の表を見ると、のちに日本代表になった選手もいれば、選手権が一番輝いた舞台だった選手もいます。第105回(2026年度)はどんな記録が生まれるのか、日程とあわせてチェックしてみてください。
※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。出典:サッカーキング「【歴代得点記録】高校サッカー選手権の最多得点記録は?」(2025年1月14日)、同「高校サッカー選手権決勝の入場者数は歴代最多の6万142人!」(2026年1月12日)、ゲキサカ(第104回の決勝の入場者数・大会優秀選手)、スポーツ報知(2026年1月12日)、日本経済新聞(2011年12月31日)、日本テレビ(第100回大会の大分代表の記事)、スポーツナビ「名勝負ランキング」(2020年12月)、東京スポーツ、JFA(日本高校サッカー選抜候補・2026年1月22日)、Wikipedia日本語版「全国高等学校サッカー選手権大会における記録」と各大会の記事。得点差・1大会のチーム得点・前回王者の成績は、各大会の記事(CC BY-SA)をもとにしたフットボール戦士の集計です。
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