- サッカーのニュージーランド代表って、どんなチーム?強いの?
- ニュージーランドのFIFAランキングは何位?日本との差は?
- 10月5日のキリンカップ決勝・日本×ニュージーランドの結果と、日本との対戦成績や注目選手を知りたい
サッカーのニュージーランド代表は、オセアニアでは飛び抜けて強いものの、世界では中位にあたるチームです。FIFAランキングは86位(2026年7月20日)で、17位の日本とは大きな差があります。それでもW杯には3回出ていて、2010年大会では3試合とも引き分けて、1試合も負けませんでした。
2026年10月5日(月)19時30分、国立競技場で行われた「キリンカップサッカー2026」の決勝で、日本の相手はこのニュージーランドでした。試合は日本が2-1で勝って優勝し、ニュージーランドは準優勝でした。ニュージーランドの1点は、32分にベン・オールドが決めています。この記事では、チームの特徴、強さの目安、日本との対戦成績、来日メンバー、決勝の結果を、公式発表とフットボール戦士の集計でまとめます。
ニュージーランド代表はどんなチーム?愛称・連盟・W杯出場歴
ニュージーランド代表は、ニュージーランドフットボール(New Zealand Football)が運営する男子のフル代表です。所属はオセアニアサッカー連盟(OFC)で、日本が入っているアジアサッカー連盟(AFC)とは別の地域です。
W杯には1982年スペイン大会、2010年南アフリカ大会、2026年北中米大会の3回出ています。ただし、W杯で勝ったことはまだありません。JFAによると、通算9試合で勝利がない状態です。
愛称「オールホワイツ」の由来
愛称は「オールホワイツ(All Whites)」です。英語版Wikipediaによると、1982年W杯の予選中だった1981年に、初めて上下とも白のユニフォームで試合をしたことがきっかけです。
ニュージーランドではラグビー代表の「オールブラックス」が有名で、その名前にかけた呼び名だとされています。「ニュージーランド代表」で検索するとラグビーの話題も多く出てきますが、サッカーの代表は白、ラグビーの代表は黒、と覚えると区別しやすいです。
オセアニアでは「1強」
オセアニアの大会「OFCネーションズカップ」では、最多の6回優勝しています(1973・1998・2002・2008・2016・2024年)。かつてはオーストラリアと優勝を争っていましたが、オーストラリアが2006年にアジアサッカー連盟へ移ってからは、オセアニアで抜けた存在になりました。
FIFAランキング(2026年7月20日)で見ると、OFCの11か国のうちニュージーランドが86位で1位です。2番目のニューカレドニアは151位で、65も離れています。W杯2026のオセアニア予選は、JFAによると5戦全勝、29得点1失点でした。
ニュージーランド代表の強さは?W杯2026の結果とFIFAランキング
FIFA公式チャンネル「Elijah Just Goal | IR Iran 2-2 New Zealand」(2026年6月公開)。W杯2026の初戦、イラン戦でイライジャ・ジャストが決めたゴールです。
強さを一言でいうと、「W杯に出られる力はあるが、W杯ではまだ勝てていない」チームです。W杯2026では、初戦でイランと2-2で引き分けました。イライジャ・ジャストが2ゴールを決め、キャプテンのクリス・ウッドが2点ともアシストしています(英語版Wikipediaの試合記録)。
しかし続くエジプト戦は1-3、ベルギー戦は1-5で敗れ、グループGの最下位で大会を終えました。3試合で4得点、10失点です。
| 大会 | 成績 | 主な結果 |
|---|---|---|
| 1982年 スペイン | 3敗(2得点12失点) | ブラジル、スコットランド、ソ連と同組 |
| 2010年 南アフリカ | 3分(2得点2失点) | 前回王者イタリアと1-1、スロバキアと1-1、パラグアイと0-0 |
| 2026年 北中米 | 1分2敗(4得点10失点) | イランと2-2、エジプトに1-3、ベルギーに1-5 |
※JFAの対戦チーム情報と英語版Wikipediaの試合記録をもとにフットボール戦士が作成。いずれもグループステージ敗退。
目を引くのは2010年大会です。グループ3位で敗退したものの、この大会で1試合も負けなかったチームは、出場32チームの中でニュージーランドだけでした。最終的に優勝したスペインも、初戦でスイスに敗れています。
FIFAランキングは86位、W杯出場48チームで最下位だった
FIFAランキングは、最新の2026年7月20日の発表で86位(1269.80ポイント)です。W杯直前の6月11日の発表は85位で、出場48チームの中で最も低い順位でした。フットボール戦士がFIFA公式の数字と出場国を突き合わせて確かめています。
2024年からの2年間は、82位から95位のあいだで推移しています。英語版Wikipediaによると、これまでの最高は2002年8月の47位、最低は2016年の161位です。2016年の161位は、試合数が少なかった時期のものです。
ちなみに、10月1日のキリンカップ1回戦で戦ったパナマは44位、日本と戦ったエクアドルは25位です(いずれも2026年7月20日)。ニュージーランドは、格上のパナマにPK戦で勝って決勝に進んだことになります。
データで見る:フットボール戦士レーティングでは210チーム中66位
FIFAランキングとは別の物差しとして、フットボール戦士レーティングでも見てみます。これは、全国際Aマッチの結果からElo方式で計算した独自の指標で、FIFAランキングとは計算の仕方が違います。
2026年8月26日の試合までで計算すると、ニュージーランドは210チーム中66位で、レーティングは1686です。1年前は1769でした。歴代最高は2025年6月7日の1824で、W杯予選を勝ち抜いた後の時期にあたります。
日本は同じ時点で15位(1973)です。差は287あり、2000年以降、ニュージーランドが日本を上回った年末は一度もありません。FIFAランキングでは86位ですが、レーティングでは66位と、少し高めに出ています。
日本との対戦成績は?過去6試合で日本の4勝2敗
JFATV「【ハイライト】日本代表vsニュージーランド代表|キリンチャレンジカップ 2014 03 05 国立競技場」(2014年3月の試合)。日本が4-2で勝った試合です。
JFAの記録(2017年までの5試合で日本の3勝2敗・10得点7失点)に2026年10月5日の決勝を足すと、日本とニュージーランドは6回戦い、日本の4勝2敗(12得点8失点)です。負けた2試合は1983年のロサンゼルス五輪予選で、2003年以降は日本が4連勝しています。
| 日付 | 日本の結果 | 大会 |
|---|---|---|
| 1983年9月25日 | ●1-3 | ロサンゼルス五輪予選 |
| 1983年10月7日 | ●0-1 | ロサンゼルス五輪予選 |
| 2003年6月18日 | ○3-0 | コンフェデ杯(フランス) |
| 2014年3月5日 | ○4-2 | キリンチャレンジカップ(国立) |
| 2017年10月6日 | ○2-1 | キリンチャレンジカップ(豊田) |
| 2026年10月5日 | ○2-1 | キリンカップサッカー決勝(国立) |
※JFA公式「キリンカップサッカー2026 対戦チーム情報」の対戦成績(2017年まで)に、2026年10月5日の決勝の結果(JFA公式の試合ページ)を加えてフットボール戦士が作成。1983年の2試合はロサンゼルス五輪のアジア・オセアニア地区予選。
2014年3月の試合は、改修前の国立競技場で行われた最後の代表戦でした。岡崎慎司の2ゴールなどで日本が勝ちましたが、ニュージーランドのクリス・ウッドに2点を決められています(JFA)。
2017年10月は、大迫勇也のPKで先制したあと、59分にウッドに追いつかれました。87分に途中出場の倉田秋が代表初ゴールを決め、2-1で競り勝っています(Jリーグ公式サイト)。ウッドは2014年と2017年の2試合で、日本から3点を取っていることになります。
そして2026年10月5日のキリンカップ決勝も、日本が2-1で競り勝ちました。試合の流れは、下の「10月5日のキリンカップ決勝」の節にまとめています。
フットボール戦士の集計では「5試合4勝1敗」になる理由
フットボール戦士が国際試合の公開データで集計すると、2017年までの日本対ニュージーランドは4試合3勝0分1敗(9得点4失点)でした。2026年10月5日の決勝を足すと、5試合4勝0分1敗(11得点5失点)です。JFAの記録と数が合わないのは、数える試合が違うためです。
公開データには、1983年の五輪予選2試合が入っていません。その代わりに、1981年9月にマレーシアで開かれたムルデカ大会での0-1の負けが入っています。どちらにしても、2003年以降の4試合はすべて日本の勝ちです。
注目選手は?キャプテンのクリス・ウッドと来日メンバー24人
一番の注目は、キャプテンでエースのクリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト/イングランド)です。ニュージーランドフットボールの9月15日の発表では、代表93試合で45得点です。英語版Wikipediaの記録では、出場数・得点ともにニュージーランド代表の歴代最多です。
JFAは2017年の対戦前に、ウッドを17歳で代表に入った同国史上最高のストライカーとして紹介していました。日本戦で3点を取っている選手なので、10月5日の決勝でも、日本にとって一番警戒したい相手でした。
ほかに名前を覚えておきたいのは、W杯2026のイラン戦で2点を取ったイライジャ・ジャストと、10月1日のパナマ戦で先制点を決めたマルコ・スタメニッチです。2人ともスウォンジー・シティでプレーしています。10月5日の決勝では、DFのベン・オールド(ASサンテティエンヌ/フランス)が32分に同点ゴールを決めました。
来日メンバー24人のうち、ニュージーランドのクラブの選手は7人です。オークランドFCとウェリントン・フェニックスFCで、どちらもオーストラリアのAリーグで戦っているクラブです。残りの17人は、イングランドやスコットランドなど海外のクラブに所属しています。
監督はダレン・ベイズリーで、W杯2026でもチームを率いました。来日メンバーは次のとおりです(所属はJFAの発表のまま)。
| 番号 | 選手 | 所属 |
|---|---|---|
| 1 GK | アレックス・ポールセン | マザーウェルFC/スコットランド |
| 12 GK | マイケル・ウッド | オークランドFC |
| 22 GK | ヘンリー・グレイ | ウェリントン・フェニックスFC |
| 2 DF | カラン・エリオット | オークランドFC |
| 3 DF | サム・サットン | パース・グローリー/オーストラリア |
| 4 DF | タイラー・ビンドン | チャールトン・アスレチック/イングランド |
| 5 DF | マイケル・ボクソール | ミネソタ・ユナイテッド/アメリカ |
| 13 DF | ダルトン・ウィルキンス | スナユスケ・フッボルト/デンマーク |
| 15 DF | ビル・トゥイロマ | ウェリントン・フェニックスFC |
| 16 DF | ジョージ・スタンガー | キルマーノックFC/スコットランド |
| 19 DF | ベン・オールド | ASサンテティエンヌ/フランス |
| 6 MF | ラクラン・ベイリス | オークランドFC |
| 8 MF | マルコ・スタメニッチ | スウォンジー・シティ/イングランド |
| 11 MF | イライジャ・ジャスト | スウォンジー・シティ/イングランド |
| 14 MF | アレックス・ルファー | ウェリントン・フェニックスFC |
| 23 MF | オーウェン・パーカープライス | オルグリーテIS/スウェーデン |
| 7 FW | ローガン・ロジャーソン | オークランドFC |
| 9 FW | クリス・ウッド | ノッティンガム・フォレスト/イングランド |
| 10 FW | スタイプ・ユキッチ | NKイストラ1961/クロアチア |
| 17 FW | デーン・インガム | サバFC/マレーシア |
| 18 FW | ベン・ウェーン | ポート・ベイルFC/イングランド |
| 20 FW | カラム・マコワット | AGFオーフス/デンマーク |
| 21 FW | ジェシー・ランドール | ダンディー・ユナイテッド/スコットランド |
| 24 FW | モーゼス・ダイアー | プノンペン・クラウン/カンボジア |
※JFA「ニュージーランド代表 来日メンバー」(2026年9月29日)より。背番号順に並べ替え。スウォンジー・シティはウェールズのクラブですが、JFAの表記どおり「イングランド」としています。
GKのマイケル・ウッドは、キャプテンのクリス・ウッドとは別の選手です。中継で「ウッド」と聞こえたときは、背番号9のFWか、背番号12のGKかで見分けてください。
10月5日のキリンカップ決勝・日本×ニュージーランドの結果
TBSスポーツ公式チャンネル「【LIVE】キリンカップサッカー パナマ vs ニュージーランド」(2026年10月1日のライブ配信)。ニュージーランドが決勝進出を決めた試合です。
ニュージーランドは10月1日、横浜国際総合競技場でパナマと1-1で引き分け、PK戦を5-3で制して決勝に進みました。13分にスタメニッチが先制し、前半アディショナルタイムに追いつかれた試合です。同じ日、日本もエクアドルと0-0で引き分け、PK戦を5-4で勝っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年10月5日(月)19時30分キックオフ |
| 会場 | 国立競技場(東京) |
| 放送・配信 | テレビ朝日系、TVer、ABEMA、DAZN |
| チケット | 完売(入場者数61,812人) |
| 結果 | 日本 2-1 ニュージーランド(前半1-1、後半1-0) |
| 得点 | 28分 上田綺世(日本)、32分 ベン・オールド(ニュージーランド)、71分 堂安律(日本) |
| 賞金 | 優勝の日本が3000万円、準優勝のニュージーランドが1500万円 |
※JFA公式の試合ページ・公式記録と報道をもとにフットボール戦士が作成(2026年10月5日時点)。
決勝は日本が2-1で勝ち、ニュージーランドは準優勝でした。28分に上田綺世のゴールで日本が先制しましたが、ニュージーランドは4分後の32分、DFのベン・オールドが決めてすぐに追いつきました。前半は1-1で折り返しています。
後半71分、途中出場の中村敬斗が左から仕掛けて折り返し、堂安律が決めて日本が勝ち越しました。試合は90分で決着し、PK戦にはなっていません。ニュージーランドの準優勝の賞金は1500万円です。日本は2011年以来15年ぶりのキリンカップ優勝で、大会MVPには上田綺世が選ばれました(サッカーキング)。
JFAは2017年の対戦について、ニュージーランドが持ち味のフィジカルやデュエルの強さを生かして食い下がったと振り返っています。日本は2003年以降4連勝となりましたが、2014年は2失点、2017年と2026年は1点差と、楽な試合ばかりではありませんでした。
キリンカップ2026は、90分で同点なら延長戦をせず、すぐにPK戦になる規定でした。ニュージーランドは10月1日のパナマ戦をPK戦で勝ち抜きましたが、決勝は日本が71分に勝ち越し、PK戦の前に決着しています。
FIFAランキングの面では、格下のニュージーランドとの試合は日本にとって増えにくい試合でした。FIFAの計算式では、PK戦で勝っていたら日本のポイントは約0.75点減る計算で、90分で勝った今回も増えるのは約1.75点の計算です。反映されるのは、次の発表(日本時間10月7日の予定)です。
よくある質問
A. オセアニアでは1強ですが、世界では中位です。FIFAランキングは86位(2026年7月20日)で、W杯には3回出たものの、まだ勝ったことがありません。ただし2010年大会は3引き分けで、負けなしで大会を終えました。
A. 2026年7月20日の発表で86位です。W杯直前の6月11日は85位で、出場48チームで最も低い順位でした。英語版Wikipediaによると、最高は2002年8月の47位です。次の発表は日本時間10月7日の予定です。
A. 「オールホワイツ(All Whites)」です。白いユニフォームから付いた名前で、ラグビー代表の「オールブラックス」にかけています。
A. あります。JFAの記録に2026年10月5日の決勝を足すと、6試合で日本の4勝2敗です。負けた2試合は1983年の五輪予選で、2003年以降は4連勝しています。直近は2026年10月5日のキリンカップ決勝で、日本が2-1で勝ちました。
A. キャプテンのクリス・ウッド(ノッティンガム・フォレスト)です。2026年9月15日の発表時点で代表93試合45得点で、日本戦でも2014年に2点、2017年に1点を決めています。
A. 2026年10月5日に国立競技場で行われ、日本が2-1で勝って優勝しました。得点は28分に上田綺世、32分にニュージーランドのベン・オールド、71分に堂安律です。ニュージーランドは準優勝で、賞金は1500万円でした。
まとめ:ニュージーランド代表はオセアニアの王者、世界では中位
- 愛称はオールホワイツ。所属はオセアニアサッカー連盟(OFC)で、OFCネーションズカップ最多6回優勝
- W杯は1982・2010・2026年の3回出場。通算9試合で未勝利だが、2010年は3引き分けで負けなし
- FIFAランキングは86位(2026年7月20日)。フットボール戦士レーティングでは210チーム中66位
- 日本との対戦はJFAの記録に10月5日の決勝を足して日本の4勝2敗。2003年以降は日本が4連勝
- キャプテンのクリス・ウッドは日本戦で通算3ゴール
- 2026年10月5日のキリンカップ決勝は日本が2-1で勝利。ニュージーランドはベン・オールドが1点を返したが準優勝(賞金1500万円)
数字の上では日本が大きく上回る相手でしたが、ニュージーランドはパナマ戦でPK戦を勝ち抜いて決勝に進み、国立競技場でも32分に一度は追いつきました。日本は71分の堂安律のゴールで競り勝ち、ニュージーランドは準優勝で大会を終えています。
※この記事の情報は2026年10月5日時点のものです。FIFAランキングは2026年7月20日の発表、フットボール戦士レーティングは2026年8月26日の試合までの計算です。決勝の結果はJFA公式の試合ページ・公式記録、大会MVPはサッカーキングによります。
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