- 久保建英は何がすごい?素人にも分かるように知りたい
- 「過大評価」「伸び悩み」と言われるのは本当?海外での本当の評価は?
- プレースタイルと強み・弱点、足の速さ、三笘薫とどっちが強いのかも知りたい
久保建英選手の凄さは、自分で点を取る力よりも、ボールを運んでチャンスを作る力にあります。ラ・リーガでの通算29得点は日本人の最多で、2023年9月には日本人で初めてリーグの月間最優秀選手に選ばれました。一方で、リーグ戦の得点は4シーズン続けて減っていて、「過大評価」「伸び悩み」という声が出ているのも事実です。
この記事では、実績と得点の推移、データサイトの数字から見た強みと弱点、足の速さ、三笘薫選手との違いを、2026年10月2日時点の情報で整理します。
久保建英の凄さは?ラ・リーガ日本人最多の29得点と国王杯優勝
ラ・リーガ公式チャンネル「TOP GOLES Take Kubo LaLiga 2022/2023」(2023年8月公開)。日本人のシーズン最多となった9得点のゴール集です。
久保選手は2022年7月にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍し、背番号14で5シーズン目を迎えています。スペインでの主な実績をまとめると、次のとおりです。
| 時期 | 実績 |
|---|---|
| 2022-23 | リーグ戦9得点(日本人のラ・リーガ1シーズン最多)。ソシエダのファンが選ぶシーズン最優秀選手 |
| 2023年9月 | ラ・リーガ月間最優秀選手(日本人で初めて)。9月3日のグラナダ戦で乾貴士選手を抜き、日本人のラ・リーガ通算最多得点に |
| 2024年9月 | 9月29日に通算167試合目に出場し、乾選手の166試合を抜いて日本人の最多出場に |
| 2024年 | JPFAアワード2024(日本プロサッカー選手会)の最優秀選手を初めて受賞 |
| 2026年4月 | コパ・デル・レイ(国王杯)優勝。決勝はアトレティコ・マドリードと2-2、PK戦4-3 |
※ラ・リーガの通算得点は29点(データ会社Optaの集計と英語版Wikipediaのシーズン別成績の合計が一致)。2026年10月2日時点。
2026年4月18日の国王杯決勝では、久保選手は終盤に途中出場し、ソシエダはPK戦で6シーズンぶりに国王杯を勝ち取りました。久保選手にとっては、ソシエダに来て初めてのタイトルです。
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2022-23シーズンには、ソシエダはリーグ4位でチャンピオンズリーグの出場権を取りました。その中心の一人が、加入1年目の久保選手でした。
なぜ「過大評価」「伸び悩み」と言われる?リーグ戦の得点は9→7→5→2
「過大評価」と言われる一番の理由は、得点の少なさです。久保選手のリーグ戦の得点は、2022-23の9点から7点、5点、2点と4シーズン続けて減っています。2024-25はリーグ戦でアシストが1つもありませんでした。
伸び悩みの裏には、ケガと監督交代があります。2026年1月18日のバルセロナ戦で左のハムストリング(太ももの裏)を痛め、約3か月チームを離れました。ソシエダでは2024-25シーズン限りでイマノル・アルグアシル監督が退任し、2025年12月からはペッレグリーノ・マタラッツォ監督が指揮を取っています。
2026年北中米W杯でも、6月15日(日本時間)のオランダ戦に先発しましたが、71分ごろに左ひざを痛めて交代しました。残りのグループリーグ2試合と、ラウンド32のブラジル戦(1-2で敗戦)には出られませんでした。
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2026-27シーズンは、2026年10月2日時点でリーグ戦5試合(先発3試合)・223分に出て、得点とアシストはまだありません。9月3日のセルタ戦では決定機を外し、スペイン紙ASは「ボールを持った際の自信をまだ取り戻せていない」と厳しく評価しました(フットボールチャンネルの報道)。移籍市場で選手の値段の目安になるTransfermarktの市場価値も、2023年12月の6000万ユーロ(当時の日本人の最高額)から、2026年6月には2000万ユーロまで下がっています。
久保建英の本当の評価は?得点以外の数字は同じポジションで上位
得点だけを見ると物足りませんが、データサイトFotMobの数字では、久保選手は「チャンスを作る」項目で同じポジションの選手の上位にいます。ケガで出場が1,508分に限られた2025-26シーズンでも、アシストの期待値(xA)は92%、ドリブル成功は92%、相手からファウルを受けた数は94%の選手より上でした。
ファウルを受けた数が多いのは、ボールを持つと相手が止めきれず、反則で止めるしかない場面が多いということです。2024-25シーズンもドリブル成功75回(同じポジションの93%より上)、ファウルを受けた数73回でした。アシストが0だった年も、xAは3.75あり、味方が決めていればアシストがついていたチャンスを作っていたことになります。
日本国内での評価も高く、日本プロサッカー選手会の「JPFAアワード2024」では最優秀選手を初めて受賞しました。
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スペインでも、マタラッツォ監督は2026年9月に「タケは調子を取り戻そうと懸命にハードワークしている」「すぐに最高の状態に戻れると確信している」と話しています(サッカーキングの報道)。日本代表では2026年10月1日のエクアドル戦で先発し、67分までプレーしました。代表では53試合7得点です。
久保建英のプレースタイルは?強みはドリブルとキープ、弱点は空中戦
ラ・リーガ公式チャンネル「Mejor jugador del mes: Take Kubo」(2023年10月公開)。2023年9月の月間最優秀選手に選ばれたときの映像です。
久保選手のポジションは主に右ウイングで、トップ下や右サイドハーフでも起用されます。左利きの選手が右サイドに立つ「逆足のウイング」で、右から中へ切れ込んで左足でシュートやパスを出すのが得意な形です。
強みは、狭いスペースでもボールを失わない技術と、ドリブルでボールを前へ運ぶ力です。上の数字のとおり、チャンスを作る、ファウルをもらう、1対1で勝つ(デュエル勝率は57.7%で89%の選手より上)という項目が高く出ます。前線からの守備も持ち味で、2022-23シーズンはタックルの数が同じポジションの91%より上でした。
弱点は空中戦です。FotMobの数字では空中戦の勝率は37〜39%前後で、高さで勝負する場面は多くありません。シュートの本数も同じポジションの中では少なめで、「作る」ことに比べて「自分で決める」数字は下位になりがちです。2025-26シーズンは、ボールに触った回数(27%)や守備のアクション(19%)も低く、ケガの影響でボールに関わる場面が減っていました。
久保建英の足の速さは?最高速度の公式な記録は見つからない
ラ・リーガ公式チャンネル「INSANE speed by TAKE KUBO!」(2025年1月公開)。久保選手のスピードを紹介した映像です。
久保選手の足の速さについて、ネットでは「最高速度33.5km/h」「34.2km/h」などの数字が出回っています。しかし、ラ・リーガの公式発表やデータ会社の記録で、久保選手の最高速度を示したものは見つかりませんでした(2026年10月2日時点)。50m走のタイムも、本人の発言や報道では確認できません。
数字ではっきり言えるのは、スピードに乗ったまま長い距離を走れることです。2025年1月13日のビジャレアル戦では、自陣から約80mを独走して決勝点を決めました。2024年12月のレガネス戦でも、約80mを約9秒で駆け上がった場面がABEMAで報じられています。
一方で、短い距離の一瞬の速さで相手を置き去りにするタイプではありません。止まった状態から細かいステップで相手をずらし、ドリブルで前を向くのが久保選手の持ち味です。
久保建英と三笘薫はどっちが強い?数字で比べるとタイプが違う
「久保と三笘はどっちが強いか」は、知恵袋でも何度も聞かれている質問です。数字で比べると、2人はタイプがはっきり違います。久保選手は「チャンスを作る」選手、三笘選手は「自分で仕留める・走る」選手です。
得点の数では、三笘選手が2024-25シーズンにプレミアリーグで10得点を挙げ、日本人で初めて2桁得点を記録しました。同じシーズンの久保選手はリーグ5得点です。日本代表でも、三笘選手は31試合9得点で、久保選手の53試合7得点より1試合あたりの得点が多くなっています。
一方で、ドリブル成功の数は2024-25シーズンで久保選手75回・三笘選手52回、ファウルを受けた数は73回・24回と、ボールを持って相手を引きつける場面は久保選手が多い数字です(FotMob)。欧州1部での通算得点も、久保選手のラ・リーガ29点が三笘選手のプレミア23点を上回ります。三笘選手は2026年5月にハムストリングを痛めてW杯のメンバーから外れ、手術を受けて、9月末時点でまだ試合に戻っていません。
どちらが上かは、チームが何を求めるかで変わります。点を取るウイングなら三笘選手、ボールを持って試合を作るウイングなら久保選手、というのが数字から言える範囲です。
データで見る:久保建英は日本でどれくらい調べられている?
フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。
フットボール戦士の集計では、久保選手の日本語版Wikipediaの閲覧数は、2026年9月時点で1日あたり1,328回です。集計している839人の中で21番目に多く調べられています。2026年は9月30日までで820,105回と、すでに2025年1年間の680,740回を上回りました。W杯があった2026年は、調べる人が前の年より増えています。
これまでで一番調べられたのは2021年7月22日の108,567回です。東京五輪の初戦の南アフリカ戦で、久保選手が決勝点を決めた日でした。閲覧数は注目度の目安で、実力そのものを表す数字ではありませんが、「凄いのかどうか」が気になる人が多い選手であることは間違いありません。
よくある質問
A. ラ・リーガで日本人最多の通算29得点、2023年9月の月間最優秀選手(日本人初)、2026年4月の国王杯優勝などの実績があります。データでは、ドリブルやチャンスを作る数字が同じポジションの上位に入ります。
A. リーグ戦の得点は9→7→5→2と減っていて、そう言われる理由はあります。ただ、ケガで出場時間が減った影響も大きく、チャンスを作る数字は2025-26も上位でした。得点だけで評価が分かれる選手です。
A. 空中戦(勝率37〜39%前後)と、自分でシュートを打つ数の少なさです。2025-26シーズンはボールに触る回数も少なくなっていました。
A. 最高速度の公式な記録は見つかりません。2025年1月のビジャレアル戦で約80mを独走してゴールを決めたように、長い距離をスピードを落とさずに走れるのが特徴です。
A. タイプが違います。得点は三笘選手(2024-25はプレミアで10得点)、ドリブル成功やファウルを受けた数は久保選手が多く、欧州1部の通算得点は久保選手29点・三笘選手23点です。
まとめ:久保建英の凄さは「チャンスを作る力」、得点の減少が課題
- ラ・リーガ日本人最多の29得点・最多出場、2023年9月の月間最優秀選手、2026年4月の国王杯優勝が主な実績
- リーグ戦の得点は9→7→5→2と減り、市場価値も6000万→2000万ユーロに。「過大評価」の声はここから出ている
- ケガで出場時間が減った2025-26も、xA・ドリブル成功・ファウルを受けた数は同じポジションの90%前後より上
- 弱点は空中戦とシュートの少なさ。最高速度の公式な記録は見つからない
- 三笘薫選手は「仕留める・走る」、久保選手は「運ぶ・作る」。どちらが上かはチームの求める役割で変わる
久保選手は25歳で、ソシエダとの契約は2029年6月まで残っています。ケガからの回復が進めば、得点の数字が戻ってくるかどうかが「本当の評価」を決めることになりそうです。
※この記事の情報は2026年10月2日時点のものです。成績・市場価値は英語版Wikipedia、Transfermarkt、FotMob、各報道をもとにしています。
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