- アジアカップとはどんな大会?何年に一回あるの?
- 優勝したらどうなる?賞金はいくら?W杯に出られる?
- アジア大会やキリンカップ、W杯とは何が違う?年齢制限はある?
アジアカップとは、アジアサッカー連盟(AFC)が4年に1回開く、アジアの代表チームのNo.1を決める大会です。A代表の大会なので年齢制限はなく、日本は最多の4回優勝しています。次の大会は2027年1月7日から2月5日まで、サウジアラビアで開かれます。
この記事では、アジアカップの基本、開催の間隔、賞金、優勝したら何がもらえるのか、トロフィー、そしてW杯・アジア大会・キリンカップとの違いを、AFCの大会規則など公式の資料をもとにまとめます。
アジアカップとは?アジアの代表No.1を決める大会
アジアカップは、AFCが主催する男子A代表の大陸選手権です。ヨーロッパのEURO、南米のコパ・アメリカにあたる大会で、第1回は1956年に香港で開かれました。AFCは「大陸選手権の中で2番目に古い大会」と紹介しています(最も古いのはコパ・アメリカ)。
第1回の出場は4チームだけでしたが、AFCの加盟協会が増えるにつれて大会も大きくなり、2004年に16チーム、2019年から24チームになりました。2026年10月時点のAFCの加盟協会は47で、日本もその1つです。
本大会は4チームずつ6組に分かれてグループステージを戦い、各組の1位・2位と、3位のうち成績のよい4チームがラウンド16に進みます。そこから準々決勝、準決勝、決勝と勝ち上がり、3位決定戦はありません。
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上は2027年大会の組み合わせを発表したAFC公式の投稿です。日本はF組で、カタール・タイ・インドネシアと同じ組に入りました。
アジアカップは何年に一回?基本は4年に1回
アジアカップは4年に1回開かれます。AFCの大会規則にも「4年に1回開催する」と書かれています。ただし、これまでに例外が2回ありました。
- 2004年→2007年:3年の間隔で開催。2007年大会から、W杯の翌年に開く形に変わった
- 2023年大会:もとは中国で2023年夏に開く予定だったが、中国が開催を返上。カタールで2024年1〜2月に開かれた(大会名は「2023」のまま)
次の2027年大会のあとは、また開催年が変わる見込みです。AFCは2026年3月20日、2031年と2035年の大会の招致を打ち切り、今後のアジアカップを偶数年に開く提案に合わせていくと発表しました。次が何年になるかは、まだ決まっていません。
アジアカップの賞金はいくら?優勝は500万ドル
2023年大会の賞金は、優勝が500万ドル、準優勝が300万ドル、準決勝で敗れた2チームが100万ドルずつで、出場した24チームすべてに20万ドルが支払われました。総額は1480万ドルで、2019年大会と同じです。仮に1ドル=150円で計算すると、優勝賞金は約7億5000万円です。
アジアカップで賞金が本格的に出るようになったのは、2019年大会からです。AFCは2019年大会で賞金を導入した「史上最も豪華な大会」と発表しました。2015年大会で優勝したオーストラリアには、AFCからの賞金は出なかったと報じられています。
2027年大会の賞金額は、2026年10月4日時点で発表されていません。大会規則では、優勝と準優勝の賞金の5%を、AFCの社会貢献活動の基金に回すと決められています。なお、2026年W杯の優勝賞金は5000万ドルで、アジアカップの10倍です。
アジアカップで優勝したらどうなる?W杯の出場権はない
アジアカップで優勝すると、トロフィー、賞金、そして「アジア王者」の称号が手に入ります。ただし、W杯の出場権は付きません。W杯に出るには、別に行われるW杯アジア予選を勝ち抜く必要があります(予選の1次・2次はアジアカップの予選を兼ねています)。
かつては、アジアカップの優勝国に「FIFAコンフェデレーションズカップ」の出場権がありました。各大陸の王者が集まる大会でしたが、2017年大会が最後で、FIFAは2019年3月にその日程を新しいクラブW杯に回すと決めました。フットボール戦士の集計では、日本はコンフェデ杯で16試合を戦っています。
いま一番大きな「ご褒美」は、FIFAランキングのポイントです。FIFAランキングは試合の重みで点数が変わり、アジアカップは準々決勝より前が35、準々決勝からが40です。親善試合(国際Aマッチデー)の10と比べると3.5〜4倍で、同じ強さの相手に勝てば1試合で17.5〜20点が加わります。さらに、大陸選手権やW杯のノックアウトでは負けても点数が減りません。
アジアカップのトロフィーは高さ78cm・重さ15kg
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いまのトロフィーは2代目で、2019年大会から使われています。2018年5月にドバイのブルジュ・ハリファで発表され、最初に掲げたのは2019年大会で優勝したカタールでした。初代のトロフィーは1956年の第1回から2015年大会まで使われていました。
- 大きさ:高さ78cm・幅42cm
- 素材:スターリングシルバー(銀の純度92.5%)15kg
- 作り:ロンドンの銀細工の工房トーマス・ライトが製作。12人の職人が450時間以上をかけた
- デザイン:AFCの5つの地域(東・東南・南・中央・西アジア)が絡み合う姿。台座に歴代の優勝国が刻まれる
本物のトロフィーは、表彰式のあとにAFCへ返す決まりです。優勝国には後日、永久に持っておけるレプリカが贈られます。メダルは優勝チームと準優勝チームに56個ずつ用意されます。
アジアカップとW杯・アジア大会・キリンカップの違い
名前が似ている大会と比べると、アジアカップの位置づけがよく分かります。
| アジアカップ | W杯 | アジア大会 | キリンカップ | |
|---|---|---|---|---|
| 主催 | AFC | FIFA | アジア・オリンピック評議会 | JFA |
| 出る選手 | A代表 | A代表 | 23歳以下+3人まで | A代表 |
| 開催 | 4年に1回 | 4年に1回 | 4年に1回 | 不定期 |
| 出場 | 24チーム | 48チーム(2026年) | 総合大会の1競技 | 日本+招待国 |
| 優勝賞金 | 500万ドル | 5000万ドル | ― | 3000万円(2026年) |
※賞金はアジアカップが2023年大会、W杯が2026年大会、キリンカップが2026年大会。アジア大会は男子サッカーの場合。
W杯との違い:W杯は世界一を決めるFIFAの大会で、アジアカップはアジアの大会です。どちらも公式戦ですが、FIFAランキングの重みはW杯本大会のほうが大きくなっています。
アジア大会との違い:アジア大会は陸上や水泳などと一緒に行われる総合スポーツ大会で、サッカーはその1競技です。男子は23歳以下の選手が中心なので、A代表が出るアジアカップとはまったく別の大会です。2026年は9月19日から10月4日まで、愛知・名古屋で開かれました。
キリンカップとの違い:キリンカップは日本サッカー協会が主催し、海外の代表チームを日本に招いて行う親善大会です。1978年に「ジャパンカップ」として始まり、1992年から国際Aマッチになりました。2026年10月には日本・エクアドル・ニュージーランド・パナマの4か国で開かれ、日本が決勝でニュージーランドに2-1で勝って、2011年以来15年ぶりに優勝しました。
日本代表の成績で比べると、アジアカップ本大会は53試合33勝12分8敗で勝率62.3%です。W杯予選(62.1%)とほぼ同じで、キリンカップ(47.2%)や親善試合(45.4%)より高く、W杯本大会(27.6%)の倍以上でした。アジアカップは、日本が「勝って当たり前」と見られやすい大会だということが数字からも分かります。
アジアカップに年齢制限はある?A代表の大会なのでない
アジアカップに年齢制限はありません。AFCの大会規則で選手に求められているのは、その国の国籍を持っていること、AFCに登録されていること、FIFAの規則でその国の代表になれることの3つで、年齢の条件はありません。メンバーは18〜26人で、大会の初戦の10日前までに登録します。
「アジアカップ 年齢制限」と調べると、アジア大会やU-23アジアカップの話が多く出てきます。アジア大会の男子は23歳以下の選手に、年齢制限のない選手を3人まで加えられるルールで、2026年大会の日本は21歳以下の選手だけで出場しました。U-23アジアカップはその名のとおり23歳以下の大会で、オリンピックの予選を兼ねる年もあります。
よくある質問
A. アジアサッカー連盟(AFC)が主催する、アジアの男子A代表の大陸選手権です。1956年に始まり、日本は最多の4回優勝しています。
A. 4年に1回です。ただし2004年→2007年は3年の間隔で、2023年大会は2024年1〜2月に開かれました。次は2027年1〜2月のサウジアラビア大会です。
A. 2019年・2023年大会は500万ドルでした。仮に1ドル=150円なら約7億5000万円です。2027年大会の賞金は未発表です。
A. 出られません。W杯はアジア予選を別に勝ち抜く必要があります。優勝で得られるのはトロフィー、賞金、FIFAランキングのポイントなどです。
A. 男子サッカーでは、A代表が出るアジアカップのほうが上の大会です。アジア大会の男子は23歳以下が中心の大会です。
まとめ:アジアカップとは4年に1回のアジア王者決定戦
- アジアカップはAFCが主催する男子A代表の大会。1956年に始まり、2019年から24チーム
- 開催は4年に1回。2023年大会は2024年に開かれ、次は2027年1〜2月のサウジアラビア大会
- 賞金は優勝500万ドル(2019・2023年大会)。W杯の出場権は付かない
- トロフィーは高さ78cm・銀15kg。本物はAFCに返し、優勝国はレプリカを受け取る
- 年齢制限はなし。アジア大会(23歳以下中心)とは別の大会
アジアカップは、日本にとってW杯と並ぶ大きな公式戦の1つです。日本代表は2027年大会で、2011年以来5回目の優勝を目指します。
※この記事の情報は2026年10月4日時点のものです(キリンカップの結果のみ2026年10月5日に追記)。大会の仕組みはAFCの2027年大会規則、賞金とトロフィーはAFC公式の発表、FIFAランキングの重みはFIFA公式の計算方法で確認しました。日本代表の大会別の成績は、国際Aマッチの公開データをもとにフットボール戦士が集計しました。
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