- アジアカップとはどんな大会?何年に一回あるの?
- 次のアジアカップはいつ?日本の初戦はどこと?
- 賞金はいくら?優勝したらW杯に出られるの?アジア大会とは何が違う?
アジアカップとは、アジアサッカー連盟(AFC)が4年に1回開く、アジアの男子A代表No.1を決める大会です。次の大会は2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開かれ、日本代表の初戦は1月11日のインドネシア戦です。
前回2023年大会の優勝賞金は500万ドル(約8億円)でした。ただし、優勝してもW杯の出場権は付きません。この記事では、まず早見表で答えをまとめ、そのあと開催の間隔、2027年大会の日本戦、賞金、優勝の特典、W杯・アジア大会・キリンカップとの違い、年齢制限を、AFCの大会規則など公式の資料をもとに説明します。
アジアカップとは?4年に1回のアジア王者決定戦【早見表】
アジアカップは、AFCが主催する男子A代表の大陸選手権です。ヨーロッパのEURO、南米のコパ・アメリカにあたる大会で、第1回は1956年に香港で開かれました。AFCは「大陸選手権の中で2番目に古い大会」と紹介しています(最も古いのはコパ・アメリカ)。
第1回の出場は4チームだけでしたが、AFCの加盟協会が増えるにつれて大きくなり、2004年に16チーム、2019年から24チームになりました。AFCの加盟協会は47で、日本もその1つです。
本大会は4チームずつ6組に分かれてグループステージを戦い、各組の1位・2位と、3位のうち成績のよい4チームがラウンド16に進みます。そこから準々決勝、準決勝、決勝と勝ち上がり、3位決定戦はありません。優勝までは最大7試合です。
最多優勝は日本の4回(1992年・2000年・2004年・2011年)で、前回2019年・2023年大会はカタールが連覇しました。歴代の優勝国はアジアカップ歴代優勝国一覧、日本の全大会の成績は日本代表のアジアカップ成績一覧にまとめています。
アジアカップは何年に一回?4年に1回、2027年の次は2032年の予定
アジアカップは4年に1回開かれます。AFCの大会規則にも「4年に1回開催する」と書かれています。ただし、これまでに例外が2回ありました。
- 2004年→2007年:3年の間隔で開催。2007年大会から、W杯の翌年に開く形に変わった
- 2023年大会:もとは中国で2023年夏に開く予定だったが、中国が開催を返上。カタールで2024年1〜2月に開かれた(大会名は「2023」のまま)
2027年大会のあとは、また開催年が変わります。AFCは2026年3月20日、2031年と2035年の大会の招致を打ち切り、アジアカップを偶数年の開催に戻す方針に合わせると発表しました。続けて2026年8月には「AFCアジアカップ2032」の招致規則を公表し、開催国は2028年に決める予定としています。2027年大会の次は、5年後の2032年になる見込みです。
次のアジアカップはいつ?2027年1月7日開幕、日本の初戦は1月11日
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上は2027年大会の組み合わせを発表したAFC公式の投稿です。次のアジアカップは、2027年1月7日(木)から2月5日(金)まで、サウジアラビアのリヤド・ジェッダ・アルコバールの3都市で開かれます。日本はF組で、カタール・タイ・インドネシアと同じ組に入りました。
| 日付(現地) | 対戦相手 | 都市 | 通算成績 |
|---|---|---|---|
| 1月11日(月) | インドネシア | ジェッダ | 11勝2分6敗 |
| 1月16日(土) | タイ | リヤド | 17勝4分2敗 |
| 1月20日(水) | カタール | リヤド | 2勝4分2敗 |
※日程はJFA公式。通算成績は国際Aマッチの公開データをもとにしたフットボール戦士の集計(2026年10月5日まで・PK戦は引き分け)。
キックオフ時刻は、2026年10月15日時点でまだ発表されていません。サウジアラビアは日本より6時間遅いので、現地の夜の試合は日本では翌日の未明になります。初戦のインドネシアには2024年のアジアカップから3連勝中で、3戦目のカタールは2019年・2023年大会を連覇した前回王者です。
日本での放映権はDAZNが持っています。地上波の放送は2026年10月15日時点で発表されていません。会場や決勝トーナメントの道筋、放送の詳しい情報は、次の記事にまとめています。
アジアカップの賞金はいくら?優勝は500万ドル(約8億円)
2023年大会の賞金は、優勝が500万ドル、準優勝が300万ドル、準決勝で敗れた2チームが100万ドルずつで、出場した24チームすべてに20万ドルが支払われました。総額は1480万ドル(約23.5億円)で、2019年大会と同じです。2026年10月15日の為替(1ドル=約159円)で計算すると、優勝賞金は約8億円です。
アジアカップで賞金が本格的に出るようになったのは、2019年大会からです。AFCは2019年大会で賞金を導入した「史上最も豪華な大会」と発表しました。2015年大会で優勝したオーストラリアには、AFCからの賞金は出なかったと報じられています。
2027年大会の賞金額は、2026年10月15日時点で発表されていません。大会規則では、優勝と準優勝の賞金の5%を、AFCの社会貢献活動の基金に回すと決められています。なお、2026年W杯の優勝賞金は5000万ドル(約79.5億円)で、アジアカップの10倍です。
アジアカップで優勝したらどうなる?W杯の出場権はない
アジアカップで優勝すると、トロフィー、賞金、そして「アジア王者」の称号が手に入ります。ただし、W杯の出場権は付きません。W杯に出るには、別に行われるW杯アジア予選を勝ち抜く必要があります(予選の1次・2次はアジアカップの予選を兼ねています)。
かつては、アジアカップの優勝国に「FIFAコンフェデレーションズカップ」の出場権がありました。各大陸の王者が集まる大会でしたが、2017年大会が最後で、FIFAは2019年3月にその日程を新しいクラブW杯に回すと決めました。
いま一番大きな実利は、FIFAランキングのポイントです。アジアカップの試合の重みは、準々決勝より前が35、準々決勝からが40です。親善試合の10と比べると3.5〜4倍で、同じ強さの相手に勝てば1試合で17.5〜20点が加わります。さらに、大陸選手権やW杯のノックアウトでは、負けても点数が減りません。
トロフィーは高さ78cm・重さ15kg、本物はAFCに返す
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いまのトロフィーは2代目で、2019年大会から使われています。高さ78cm・幅42cmで、純度92.5%のスターリングシルバー15kgでできています。ロンドンの銀細工の工房トーマス・ライトが作り、AFCの5つの地域が絡み合う姿をデザインしています。
本物のトロフィーは、表彰式のあとにAFCへ返す決まりです。優勝国には後日、永久に持っておけるレプリカが贈られます。メダルは優勝チームと準優勝チームに56個ずつ用意されます。
アジアカップとW杯・アジア大会・キリンカップの違い
名前が似ている大会と並べると、アジアカップの位置づけがよく分かります。
| アジアカップ | W杯 | アジア大会 | キリンカップ | |
|---|---|---|---|---|
| 主催 | AFC | FIFA | アジア・オリンピック評議会 | JFA |
| 出る選手 | A代表 | A代表 | 23歳以下+3人まで | A代表 |
| 開催 | 4年に1回 | 4年に1回 | 4年に1回 | 不定期 |
| 出場 | 24チーム | 48チーム(2026年) | 総合大会の1競技 | 日本+招待国 |
| 優勝賞金 | 500万ドル | 5000万ドル | ― | 3000万円(2026年) |
※賞金はアジアカップが2023年大会、W杯が2026年大会、キリンカップが2026年大会。アジア大会は男子サッカーの場合。
W杯との違い:W杯は世界一を決めるFIFAの大会で、アジアカップはアジアの大会です。どちらも公式戦ですが、FIFAランキングの重みはW杯本大会のほうが大きくなっています。
アジア大会との違い:アジア大会は陸上や水泳などと一緒に行われる総合スポーツ大会で、サッカーはその1競技です。男子は23歳以下の選手が中心なので、A代表が出るアジアカップとは別の大会です。2026年は9月19日から10月4日まで、愛知・名古屋で開かれました。
キリンカップとの違い:キリンカップは日本サッカー協会が主催し、海外の代表チームを日本に招いて行う親善大会です。2026年10月には日本・エクアドル・ニュージーランド・パナマの4か国で開かれ、日本が決勝でニュージーランドに2-1で勝って、2011年以来15年ぶりに優勝しました。アジアカップとは関係のない大会です。
フットボール戦士の集計では、日本代表のアジアカップ本大会の成績は53試合33勝12分8敗で、勝率は62.3%です。W杯予選(62.1%)とほぼ同じで、キリンカップ(47.3%)や親善試合(47.1%)より高く、W杯本大会(27.6%)の倍以上でした。日本にとってアジアカップは「勝って当たり前」と見られやすい大会だということが、数字からも分かります。
アジアカップに年齢制限はある?A代表の大会なのでない
アジアカップに年齢制限はありません。AFCの大会規則で選手に求められているのは、その国の国籍を持っていること、AFCに登録されていること、FIFAの規則でその国の代表になれることの3つです。メンバーは18〜26人で、大会の初戦の10日前までに登録します。
「アジアカップ 年齢制限」と調べると、アジア大会やU-23アジアカップの話が多く出てきます。アジア大会の男子は23歳以下の選手に、年齢制限のない選手を3人まで加えられるルールです。U-23アジアカップはその名のとおり23歳以下の大会で、オリンピックの予選を兼ねる年もあります。
よくある質問
A. 4年に1回です。ただし2004年→2007年は3年の間隔で、2023年大会は2024年1〜2月に開かれました。次は2027年1〜2月のサウジアラビア大会で、その次は偶数年に戻して2032年になる予定です。
A. 2027年1月11日(現地)、ジェッダでのインドネシア戦です。続いて16日にタイ、20日にカタールと対戦します。キックオフ時刻は2026年10月15日時点で未発表です。
A. 2019年・2023年大会は500万ドルでした。1ドル=約159円で約8億円です。2027年大会の賞金は未発表です。
A. 出られません。W杯はアジア予選を別に勝ち抜く必要があります。優勝で得られるのはトロフィー、賞金、FIFAランキングのポイントなどです。
A. 男子サッカーでは、A代表が出るアジアカップのほうが上の大会です。アジア大会の男子は23歳以下が中心の大会です。
まとめ:アジアカップとは4年に1回のアジア王者決定戦
- アジアカップはAFCが主催する男子A代表の大会。1956年に始まり、2019年から24チーム
- 開催は4年に1回。次は2027年1月7日〜2月5日のサウジアラビア大会で、その次は2032年の予定
- 日本はF組。初戦は1月11日のインドネシア戦、続いてタイ、カタール
- 賞金は優勝500万ドル(約8億円・2023年大会)。W杯の出場権は付かない
- 年齢制限はなし。アジア大会(23歳以下中心)やキリンカップとは別の大会
アジアカップは、日本にとってW杯と並ぶ大きな公式戦の1つです。日本代表は2027年大会で、2011年以来5回目の優勝を目指します。
※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。大会の仕組みはAFCの2027年大会規則、開催年はAFCの発表(2026年3月20日)と「AFCアジアカップ2032」招致規則、日本戦の日程はJFA公式、賞金とトロフィーはAFC公式の発表、FIFAランキングの重みはFIFA公式の計算方法で確認しました。日本代表の大会別・対戦国別の成績は、国際Aマッチの公開データをもとにフットボール戦士が集計しました。
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