- サッカー好きの女性には、どんな特徴があるの?
- スタジアムに女性はどれくらいいる?女性ファンは増えている?
- サッカー好きを公言している女性芸能人は誰?
Jリーグのスタジアムに来る人の、およそ3人に1人は女性です。2025シーズンの観戦者調査では、女性の割合はJ1で30.1%、J2で35.8%、J3で32.8%でした。
「サッカー好き女子は〇〇な性格」といった特徴は、調査では確かめられません。そこでこの記事では、Jリーグの公式調査の数字から女性ファンの姿を読み解きます。あわせて、サッカー好きを公の場で語っている女性芸能人と、観戦デビューのコツも紹介します。
サッカー好き女子の特徴は?データでわかる4つのこと
Jリーグは毎シーズン、ホームゲームに来た人にアンケートを行っています。2025シーズンの分はKPMGコンサルティングが分析し、2026年7月31日にレポートが公開されました。答えたのは、のべ191,686人です。この調査と、2019年までの調査から読み取れる女性ファンの特徴は次の4つです。
| 特徴 | 調査の数字 | 調査の年 |
|---|---|---|
| ① 観客の約3人に1人が女性 | J1 30.1%、J2 35.8%、J3 32.8% | 2025年 |
| ② 年代は男性と同じく40〜50代が中心 | 性別による年齢構成比に大きな違いはない | 2019年 |
| ③ 家族と来る人が多い | 女性の67.3%が家族と来場(男性は46.5%) | 2019年 |
| ④ 一人で来る人もいる | 女性の7.2%がひとりで来場 | 2019年 |
※2025年はKPMGコンサルティングのレポート(J1〜J3の60クラブ)、2019年はJリーグ「スタジアム観戦者調査2019 サマリーレポート」(J1・J2の観戦者)より。
この調査でわかるのは、女性ファンが少数派ではないことと、年代の広がりが男性と変わらないことです。「若い女性がブームで来ているだけ」というイメージとは違います。2025年の回答者は、男女あわせて40代・50代・60代で全体の7割ほどでした。
クラブによる差もあります。2019年の調査で女性の割合が高かったのは、長崎(51.3%)と新潟(48.3%)です。J3では八戸と長野がともに47.0%でした。一方で、性格や好みといった「内面の特徴」は、どの調査にも出てきません。サッカーの楽しみ方は人それぞれで、男女でひとくくりにはできないと考えるのが自然です。
女性ファンは増えている?2001〜2019年の女性比率を並べてみた
フットボール戦士が、Jリーグが公開している観戦者調査のレポートから2001〜2019年の女性比率を拾って並べると、4割前後でほぼ横ばいでした。19回の平均は38.9%です。
最も高かったのは2004年の42.3%で、2003〜2007年は40%を超えていました。最も低いのは2012年の37.2%です。2014年以降は37〜38%台が続き、2019年は37.6%でした。「女性ファンが急増している」と言われることがありますが、スタジアムの調査の数字は、少なくとも2019年までは急増を示していません。
2023年からは、JリーグIDを持つ来場者などに答えてもらうオンライン調査に変わりました。2025年の女性比率(J1 30.1%、J2 35.8%)は2019年より低く見えます。ただ、2025年の回答者の88%は、2024・2025年に合わせて4回以上スタジアムへ来た熱心な層です。調べ方も違うため、単純には比べられません。なお、どちらの調査もスタジアムに来た人が対象です。テレビや配信で応援する女性ファンは、この数字に入っていません。
誰と観戦に来る?女性は「家族」、男性は「ひとり」が多い
2019年の調査では、女性の67.3%が家族と一緒にスタジアムへ来ていました。男性は46.5%です。反対に、ひとりで来る人は男性23.3%に対し、女性は7.2%でした。年代で見ると、30代以上は家族と、29歳以下は友人と来る割合が高い傾向もあります。
2025年の調査でも、同伴者は「夫婦」「1人」「子ども」が多いとまとめられています。また、スタジアムに来る回数が少ないライト層は、誘いや招待、イベントが来場のきっかけになりやすいと分析されています。はじめの一歩は、家族や友人に誘われることが多いと言えます。
女性の一人観戦は少数派ですが、珍しいわけではありません。ひとりで行くときの席の選び方や過ごし方は、次の記事にまとめています。
サッカー好きを公言している女性芸能人
ENCOUNT(2026年5月公開)。DAZNの「FIFAワールドカップ2026」アンバサダーとして会見に出た桐谷美玲さんと成田凌さん
ここでは、公式の番組や会見、本人の公式SNSでサッカー好きを語っている女性芸能人を5人紹介します。うわさや、本人が語っていない話は入れていません。
| 名前 | 公の場でのサッカーとの関わり | 応援するチーム・活動 |
|---|---|---|
| 桐谷美玲 | 2026年4月、DAZNの「FIFAワールドカップ2026」アンバサダーに就任 | ジェフユナイテッド市原・千葉 |
| 影山優佳 | DAZN「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演。2022年W杯はABEMA・テレビ朝日の中継に20試合以上出演 | サンフレッチェ広島 |
| 小柳ルミ子 | 公式Instagramのプロフィールに「年間2000試合観戦」と記載(2023年時点) | アビスパ福岡、メッシ |
| 佐藤美希 | 2015〜2017年にJリーグ女子マネージャー、2018年に名誉マネージャー | 3年でJリーグ全54クラブのホームスタジアムを訪問 |
| 足立梨花 | 2010年から3シーズン、Jリーグ女子マネージャー | (Jリーグ全体のPR役) |
※DAZN・Jリーグの公式発表、本人のインタビュー記事をもとに作成(出典は記事末)。
桐谷美玲さんは、DAZNの発表で「サッカー観戦が趣味」と紹介され、ジェフ千葉のサポーターとしても知られています。本人は、地元のJクラブを家族で応援しに行っていたと話しています。2026年5月11日の会見では、子どもがサッカーを始めたことにふれ、自分の「推し選手」を見つけて楽しむのもいい、と語りました。
影山優佳さんは、ワールドカップの中継やサッカー番組の常連です。2026年のW杯でも、DAZNが日本代表のオランダ戦の配信にゲストとして出ると発表しました。好きなJクラブはサンフレッチェ広島で、2017年のサッカーダイジェストのインタビューでは独自の「歴代ベスト11」を語っています。
小柳ルミ子さんは、地元・福岡のアビスパ福岡を応援しています。2023年のFOOTBALL ZONEのインタビューでは、試合は必ずライブで見て、ハイライトは見ないと話していました。
佐藤美希さんは、名誉マネージャー就任のコメントで、最初は何人でプレーするかから覚えたと振り返っています。はじめから詳しくなくても、スタジアムに通ううちにファンになる。そんな例と言えます。
女子のサッカー観戦デビューのコツ【公式の案内から】
Jリーグ公式チャンネル「Jリーグはじめての友達を、スタジアムに連れて行った日」(2025年9月公開)。Jリーグを初めて見る友達をスタジアムに誘った日の物語です
初めての観戦で迷いやすいのは、服装・席・行く試合の選び方です。Jリーグ公式サイトの初心者向けページと、クラブの案内から要点をまとめます。
| ポイント | 公式の案内 |
|---|---|
| 雨・日差し | 試合中は傘をさせない。雨はポンチョ、日差しは帽子で対策する |
| 靴 | スタジアムは広く段差も多いので、ヒールの高い靴は避ける |
| 服の色 | ゴール裏やその近くでは、相手クラブの色の服を着ない |
| 席 | クラブが初めての人向けにすすめる席を選ぶ(例:モンテディオ山形はメインスタンド席) |
| 試合選び | 女性向けイベントの日を選ぶと、配布品や企画も楽しめる |
※Jリーグ公式サイト「はじめてのJ.LEAGUE」、モンテディオ山形公式サイトより。
女性向けの企画を行うクラブもあります。たとえばモンテディオ山形は、2026年9月26日のサガン鳥栖戦を「GIRLS DAY」とし、女性先着7,000名にベースボールシャツを配る企画を行いました。グループに女性が1人以上いると割安になるチケットも用意していました。4月19日のヴァンラーレ八戸戦でも、女性先着5,000名にキャップを配る「レディースデー」を開いています。
こうした企画は、クラブや年によって中身が変わります。行きたいクラブの公式サイトで「イベント」や「初めての方へ」のページを確かめてみてください。服装や持ち物をもっと詳しく知りたい方は、次の記事が参考になります。
よくある質問
A. Jリーグのスタジアムでは、およそ3人に1人が女性です。2025シーズンの観戦者調査では、J1で30.1%、J2で35.8%、J3で32.8%でした。
A. スタジアムの調査を見る限り、急増はしていません。2001〜2019年の女性比率は4割前後でほぼ横ばいで、平均は38.9%でした。
A. 調査では性格までは分かりません。分かるのは、年代が男性と同じく40〜50代中心で、家族と来る人が多いといった観戦の仕方の傾向です。
A. DAZNのW杯アンバサダーを務めた桐谷美玲さん、W杯中継の常連の影山優佳さん、年間2000試合を見る小柳ルミ子さんなどです。
A. 大丈夫です。2019年の調査では、女性の7.2%がひとりで来場していました。初めてなら、クラブが初心者向けにすすめる席を選ぶと安心です。
まとめ:サッカー好き女子の特徴は「データで見る」と分かりやすい
- Jリーグのスタジアムでは、観客の約3人に1人が女性(2025年)
- 2001〜2019年の女性比率は4割前後で横ばい。平均は38.9%
- 年代は男性と同じく40〜50代が中心で、女性は家族と来る人が多い
- 桐谷美玲さん・影山優佳さん・小柳ルミ子さんらが、公の場でサッカー好きを語っている
- 観戦デビューは、傘の代わりにポンチョ、歩きやすい靴、女性向けイベントの日がおすすめ
サッカー好きの女性は、特別な性格の人ではありません。家族や友人に誘われてスタジアムへ行き、そのまま通うようになった人が多くいます。気になるクラブがあれば、まずは1試合、女性向けイベントの日から足を運んでみてください。
※この記事の情報は2026年9月27日時点のものです。出典:KPMGコンサルティング「Jリーグが提供する2025シーズン観戦者調査レポート」(2026年7月公開)、Jリーグ「スタジアム観戦者調査 サマリーレポート」2014〜2019年版、Jリーグ公式サイト「はじめてのJ.LEAGUE」、DAZN「FIFAワールドカップ2026」アンバサダー就任の発表(2026年4月)と出演者の発表(2026年6月)、Jリーグ公式サイト「2015Jリーグ女子マネージャーに佐藤美希さんを任命」(2015年2月19日)・「佐藤美希さんがJリーグ名誉マネージャーに就任」(2018年1月30日)、モンテディオ山形公式サイト「GIRLS DAY 2026」「LADIES DAY 2026」、WEBザテレビジョン(2026年5月11日)、FOOTBALL ZONE(2023年9月16日)、サッカーダイジェストWeb(2017年2月16日)。
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