- 久保建英の年俸はいくら?日本円で何億円?これまでどう増えてきた?
- 「95億円」「100億円」と聞くけど、それは年俸?移籍金?市場価値はいくら?
- なぜビッグクラブに移籍しないの?契約はいつまで?スポンサーや代理人は?
久保建英選手の年俸は、推定で約521万ユーロ(約9.2億円)です。これは選手の年俸を推定しているCapologyの2025-26シーズンの数字(固定給・税引前)で、クラブは公表していません。推定する会社によって250万〜650万ユーロ(約4.4億〜11.5億円)と幅があります。
この記事では、出どころごとの推定年俸、2019年からの年俸推移と生涯年俸、移籍金と「95億円」の正体、市場価値の推移、そして2024〜2026年の夏になぜ移籍しなかったのかを、2026年10月3日時点の情報で整理します。円は1ユーロ=約177円(2026年10月2日の欧州中央銀行の参照レート)で計算しています。
久保建英の年俸は推定約9.2億円!出どころで4億〜11億円の幅
久保選手の年俸は、所属するレアル・ソシエダも本人も公表していません。ネットで見る金額は、どれも選手の給与を推定している会社や報道の数字です。
国内の記事でよく使われているのは、Capologyの521万ユーロ(約9.2億円)です。フットボールチャンネルは2025年10月、この数字をもとに「欧州5大リーグでプレーする日本人の中で3位」と紹介しました(1位は鎌田大地選手の633.2万ユーロ)。ボーナスを含めた総額では650万ユーロ(約11.5億円)という数字もあります。
なぜ出どころで2倍以上も違う?
違いが出る理由は主に2つです。1つは、固定給だけか、ボーナスも含めるかの違いです。もう1つは、推定を更新した時期の違いです。
Capologyは、2025年4月の時点では久保選手の年俸を250万ユーロ(2024-25シーズン)としていました。それが2025年秋には521万ユーロ(2025-26シーズン)に変わっています。フットボールチャンネルも、2025年9月の記事では250万ユーロ、10月の記事では520万ユーロと書き換えました。契約に段階的な昇給があったのか、Capologyが推定を見直したのかは、公表されていません。
手取りとソシエダ内の順位は?
スペインでは高い所得に高い税率がかかります。Capologyの推定では、2024-25シーズンの額面250万ユーロに対して手取りは120万ユーロほどで、額面の半分くらいでした。
ソシエダの中での順位も、出どころで違います。ボーナス込みの数字ではオヤルサバル選手に次ぐ2位、SalaryLeaksの2026-27シーズンの推定ではチーム7位です。どちらにしても、チームで最も高い年俸の選手たちの1人であることは変わりません。
年俸推移:レンタル時代の60万ユーロから521万ユーロへ
FC東京時代(2017〜2019年)の年俸は公表されていません。2019年6月にレアル・マドリードと5年契約を結んだときは、スペイン紙マルカが年俸100万ユーロと伝え、国内では「年俸2億円超」(200万ユーロ)とする報道もありました。数字は報道によって分かれています。
レアル・マドリード時代は、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカと、毎年のように期限付きで移籍しました。このころは、移籍先のクラブが給料を負担する形でした。例えば2020年のビジャレアルへの移籍では、年俸約200万ユーロをビジャレアルが払うとスペイン紙ASが報じています。
2022年7月にソシエダへ完全移籍すると、年俸はおよそ200万ユーロになり、2024年2月の契約延長で250万ユーロに上がったと報じられました(スペイン紙クロニカ・バスカ)。そして2025-26シーズンのCapologyの推定は521万ユーロです。レアル・マドリードからソシエダへの移籍の流れは、久保建英の経歴の記事で詳しく書いています。
生涯年俸はいくら?
Capologyの推定を1シーズンずつ足すと、2025-26シーズンまでの年俸の合計はおよそ1,500万ユーロ(約26億円)です。契約が終わる2029年6月まで今の521万ユーロが続くと、さらに約1,560万ユーロが加わり、合計で3,000万ユーロ強(約53億円)になる計算です。
ただし、これは推定を足したもので、FC東京時代の給料とスポンサー収入は入っていません。税金を引く前の額面でもあります。
移籍金と契約解除金:「95億円」は年俸ではない
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知恵袋などで「久保建英の年俸は95億円」という話を見かけますが、これは年俸ではありません。ソシエダとの契約に書かれている契約解除金(ほかのクラブがこの額を払えば、ソシエダの同意がなくても移籍できる金額)の6000万ユーロを、円に直した数字です。
6000万ユーロは今のレートで約106億円です。2023〜24年ごろの1ユーロ=約158円で計算すると約95億円になります。報道によって95億・99億・110億円と金額がばらばらなのは、円に直したときのレートが違うためです。
実際に払われた移籍金は、次のとおりです。
| 時期 | 移籍 | 移籍金(報道) |
|---|---|---|
| 2019年6月 | FC東京→レアル・マドリード | なし(契約満了)/200万ユーロ(マルカ) |
| 2020年8月 | ビジャレアルへ期限付き | レンタル料125万ユーロ(Transfermarkt) |
| 2021年1月 | ヘタフェへ期限付き | レンタル料125万ユーロ(Transfermarkt) |
| 2022年7月 | レアル・マドリード→ソシエダ | 600万ユーロ(AS)/650万ユーロ(Transfermarkt) |
※クラブは移籍金を公表していないため、報道の数字です。報道によって金額が違うものは両方を書いています。
レアル・マドリードが持つ「50%」とは?
ソシエダへの移籍のとき、レアル・マドリードは「将来久保選手が売られたら、その利益の50%を受け取る」権利を残しました。Transfermarktやスペイン紙ASは、買い戻しのオプションはなく、選手の保有権は100%ソシエダにあると伝えています。他のクラブと同じ条件なら優先して獲得できる権利がある、という報道もあります。
「利益の50%」なら、6000万ユーロからソシエダが払った移籍金を引いた残りの半分、約2,675万ユーロがレアル・マドリードに入ります。ソシエダに残るのは約3,325万ユーロです。英語圏には「売却額の50%」(3000万ユーロずつ)と書くメディアもあり、ここは報道が分かれています。どちらの計算でも、ソシエダは解除金より安く売ると手元に残るお金が大きく減ります。
市場価値の推移:最高6000万ユーロから2000万ユーロへ
市場価値は、移籍情報サイトのTransfermarktが付けている「選手の相場の目安」で、実際の移籍金とは違います。久保選手の市場価値が一番高かったのは2023年12月の6000万ユーロ(約106億円)で、当時の日本人選手で最も高い額でした。
その後は下がり続け、2026年6月には2000万ユーロ(約35億円)になりました。2023年夏以来の低さです。2024-25シーズン以降に得点が減ったことと、2026年1月に左太もも裏の肉離れで約3か月離脱したことが重なりました。
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市場価値の2000万ユーロは、解除金の6000万ユーロの3分の1です。「解除金が高すぎて買い手がつきにくい」という状況が、数字の上でも大きくなっています。プレーの評価については、久保建英の凄さと過大評価の声の記事でまとめています。
なぜ移籍しない?2024・2025・2026年夏の去就
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久保選手には毎年のように移籍の噂が出ますが、2026年の夏もソシエダに残りました。ただ、残った理由は年によって違います。
2024年夏は、リヴァプールが解除金6000万ユーロの支払いで交渉していると報じられ、トッテナムの名前も出ました。ただ、具体的な進展は伝えられないまま、移籍は実現しませんでした。トッテナムが解除金より低い額を示してソシエダが断った、という報道もあります。同じ夏には、サウジアラビアのクラブから4年総額1億6000万ユーロのオファーがあったと報じられましたが、本人はフランスの雑誌のインタビューで「今はお金の魅力しかない」という趣旨の話をして断っています。
2025年夏は、5月に代理人を替えたと報じられ、トッテナムやエヴァートンなどが関心を持ったと伝えられました。それでも解除金の6000万ユーロがネックになり、移籍期限までに話はまとまりませんでした。スペイン紙ASの副編集長は、前のシーズンのリーグ戦が5得点だったことを挙げ、「6000万ユーロに見合う安定感がない」と分析しています。
2026年夏は、それまでと違って具体的なオファー自体がほとんどなかったと、スペインの地元紙ディアリオ・バスコやマルカが伝えています。W杯の初戦オランダ戦で左ひざを痛め、残りの試合に出られなかったことも重なりました。「リヴァプールが代理人に接触した」と伝えた英国のメディアもありましたが、主なスペインの新聞は「静かな夏だった」で一致しています。
本人は残留をどう話している?
久保選手は2025年12月、ディアリオ・バスコのインタビューで「夏には他のチームに行く機会もあったが、ここに残った」「長い契約なので、クラブが望むならここにいるのが普通」という趣旨の話をしています。
2026年9月のクラブのインタビュー(デイリースポーツが紹介)では、毎年のようにクラブが変わっていた自分が「ようやく1つのチームに何年もいる選手になれた」と話し、目標にヨーロッパリーグ優勝を挙げました。2026年4月にはコパ・デル・レイ(国王杯)で優勝し、プロになって初めてのタイトルを取っています。
契約は2029年6月まで
レアル・ソシエダ公式チャンネル(Real Sociedad TV)の契約延長の動画(2024年2月)。延長の発表はアニメ動画で行われた
久保選手とソシエダの契約は2029年6月30日までです。2022年に結んだ最初の契約は2027年6月まででしたが、2024年2月12日に2年延ばしました。解除金の6000万ユーロは、延長のときも変わっていません。本人は延長のとき、選手や監督、スタッフ、サポーターとの関係が「すごく良かった」ことを理由に挙げていました。
2026-27シーズンの今(2026年10月)
2026-27シーズンの久保選手は、ベンチから出る試合が増えています。スペイン紙ASは9月下旬、「4試合続けてベンチスタート」と厳しく評価しました。次に移籍が動くとすれば2027年1月の冬の移籍市場ですが、2026年10月時点で確かな報道はありません。
年収とスポンサー:アディダスと主なCM
KONAMI公式のeFootballチャンネル「eFootball 新CM久保建英編メイキング/スペシャルインタビュー」(2026年6月公開)
年俸のほかに、久保選手にはスポンサーやCMの収入があります。金額は公表されていないので、ネットで見る「年収◯億円」に確かな根拠はありません。
スパイクなどの用具はアディダスと契約していて、2024年にはメッシ選手らと並んでアディダスの世界向けキャンペーンに起用されました。ほかに、森永製菓「inゼリー」、寝具の西川、コナミの「eFootball」などのCMや広告に出ています。みずほ銀行のように、日本代表のスポンサー企業の広告に出ているものもあり、すべてが本人の個人契約とは限りません。
代理人は誰?
2019年にレアル・マドリードと契約したころは、長友佑都選手の代理人としても知られる佃ロベルト氏が交渉にあたっていました。2025年5月には、ドイツの代理人事務所Sport360に替えたと、移籍情報で知られるファブリツィオ・ロマーノ記者が伝えています。
データで見る:移籍の噂は日本より海外で調べられた
フットボール戦士の集計では、リヴァプールが解除金の支払いで交渉していると報じられた2024年7月22日、久保選手の英語版Wikipediaは1日2万5,443回見られました。その前の20日間の平均(約910回)の約28倍で、英語版では過去6番目に多い日です。同じ日の日本語版は4,385回で、ふだんの約2.4倍でした。
一方、日本語版が一番見られたのは移籍や契約のニュースではなく試合の日です。2026年W杯のオランダ戦で負傷した2026年6月15日(日本時間)は4万7,617回で、記録のある2015年7月以降で8番目に多い日でした。2024年2月に契約を2029年まで延ばした日は4,142回にとどまっています。お金や移籍の話は、日本より海外でよく調べられていることが分かります。
フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。
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よくある質問
A. 推定で約9.2億円です(Capologyの2025-26シーズンの推定521万ユーロを、1ユーロ=約177円で計算)。推定する会社によって約4.4億〜11.5億円と幅があり、クラブは公表していません。
A. フットボールチャンネルが2025年10月にCapologyの数字で比べたランキングでは、欧州5大リーグでプレーする日本人の中で3位でした。1位は鎌田大地選手の633.2万ユーロです。他の代表選手の年俸は鈴木彩艶の年俸の記事でも紹介しています。
A. 2029年6月30日までです。2024年2月に2年延長しました。
A. 6000万ユーロ(2026年10月のレートで約106億円)です。2022年の加入時から変わっていません。
A. レアル・マドリードは将来の売却で得る利益の50%を持っていますが、買い戻しのオプションはないと報じられています。他のクラブと同じ条件なら優先して獲得できる権利がある、という報道もあります。2026年10月時点で、復帰の具体的な報道はありません。
まとめ:年俸は推定約9.2億円、移籍しない理由は解除金と得点の減少
- 久保建英選手の年俸は推定約521万ユーロ(約9.2億円)。出どころによって約4.4億〜11.5億円と幅がある
- 年俸はレンタル時代の60万ユーロから、ソシエダ加入で200万、延長で250万、2025-26は521万ユーロに
- 「95億円」は年俸ではなく契約解除金6000万ユーロ。今のレートでは約106億円
- 市場価値は2023年12月の6000万ユーロが最高で、2026年6月は2000万ユーロ
- 契約は2029年6月まで。2026年夏は具体的なオファーがほとんどなく残留した
久保選手の年俸は、ソシエダの中では最も高い選手の1人ですが、ビッグクラブの主力と比べると高くありません。それでも移籍しないのは、解除金の高さとレアル・マドリードの取り分、そして得点の減少が重なっているからです。2026-27シーズンにどれだけ結果を出せるかが、次の移籍市場を左右しそうです。
※この記事の情報は2026年10月3日時点のものです。年俸・移籍金・市場価値は推定や報道の数字で、クラブは公表していません。円は1ユーロ=約177円(2026年10月2日の欧州中央銀行の参照レート)で計算しています。
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