伊東純也の50mは何秒?最高時速と「イナズマ」の由来、前田大然とどっちが速い

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こんな疑問を持つ方へ
  • 伊東純也は50mを何秒で走る?100mは?最高速度は時速何キロ?
  • 前田大然とどっちが速い?日本代表の足の速さランキングは?
  • 「イナズマ純也」の由来は?なぜ「ジョーカー」と呼ばれるの?

伊東純也の50m走のタイムは、本人の発言や公式の計測記録としては公表されていません。メディアでは「5秒8」と紹介されてきましたが、計測の出どころは書かれていません。一方、試合中の最高速度は公式データがあり、2022年W杯のドイツ戦では時速33.9kmで日本の選手で最速でした。

この記事では、ネットに出回る「50m何秒」の出どころを確かめたうえで、FIFAやJリーグの公式データで最高速度を整理し、前田大然とも同じ試合の数字で比べます。「イナズマ純也」「ジョーカー」というあだ名の由来もまとめます。

伊東純也の50mは何秒?公表されたタイムはない

伊東純也の「50m何秒」の出どころ本人の発言や公式の計測記録は見つからない5秒82017年のメディア記事計測の出どころは書かれていない△5秒台後半2017年のメディア記事同上△5秒6知恵袋の回答根拠なし×約50mを6秒2025年の試合の守備の場面50m走の記録ではない-フットボールチャンネル・サッカーキング(2017年)、ABEMA(2025年)などを確認
「50m何秒」でよく出る数字の出どころ(各記事を確認してフットボール戦士が作図)

「伊東純也 50m」で調べると「5秒8」という数字がよく出てきます。たどっていくと、最も古いのは2017年のフットボールチャンネルの記事で、「50メートルを5秒8で走破する」と書かれています。ただ、記事には誰がいつ計ったのかが書かれておらず、本人が話した記録も見つかりませんでした。

知恵袋には「5秒6」という回答もありますが、根拠は示されていません。また、「約50mを6秒」というABEMAの記事(2025年2月)は、リーグ・アンの試合で守備に戻った場面の話で、50m走のタイムではありません。

100mのタイムも、公表されたものは見つかりませんでした。元五輪陸上選手の杉本龍勇さんは、伊東の走りを「技術的にはまだ粗の目立つ走り方」としたうえで、「もともとの素地であれだけのスピードを出せている」と評価しています(Sportiva、2022年11月27日)。

最高速度は時速何キロ?公式データでは33〜35km

伊東純也の試合中の最高速度(時速)色は計測した団体。団体が違う数字の上下は比べられないJ1 2018年(柏)35.1kmJ1で7位タイCL 2019-20(ヘンク)31.1km6試合W杯2022 ドイツ戦33.9km日本で最速W杯2026 オランダ戦33.0km途中出場W杯2026 チュニジア戦33.0kmW杯初ゴールW杯2026 スウェーデン戦33.3km途中出場W杯2026 ブラジル戦31.8kmEL 2025-26(ヘンク)32.53km6試合Jリーグ公式FIFAUEFA公式棒は時速28kmから。Jリーグ公式・FIFA試合レポート・UEFA公式の数字
伊東純也の試合中の最高速度(Jリーグ公式・FIFA試合レポート・UEFA公式をもとにフットボール戦士が作図)

試合中の最高速度は、大会を運営する団体が計測して公表しています。Jリーグ公式のデータでは、柏レイソルにいた2018年に時速35.1kmを記録し、J1の全選手で7位タイでした。

W杯では、FIFAが試合ごとのレポートを出しています。2022年カタール大会のドイツ戦では時速33.9kmで、日本の選手で最も速い数字でした。2026年の北中米大会では4試合すべてに出て、最高はスウェーデン戦の時速33.3kmです。

ただし、Jリーグ・FIFA・UEFAは計測の仕組みが違うので、「Jリーグ時代のほうが速かった」とは言えません。比べるなら同じ団体の数字どうしにする必要があります。

33歳でスピードは落ちた?

同じFIFAの計測で比べると、2022年W杯ドイツ戦(29歳)の33.9kmに対して、2026年W杯(33歳)の最高は33.3kmでした。最高速度は出場時間や試合展開でも変わる数字なので、大きくは落ちていない、と見るのが妥当です。

日テレスポーツ【公式】「スピード違反!?伊東純也の速さにトルコDF追いつけず」(2023年9月12日のトルコ戦)

前田大然とどっちが速い?同じ試合の数字で比べると

伊東純也と前田大然、同じ試合の最高速度伊東前田スプリント回数W杯2022 ドイツ戦33.9km33.5km65回71回W杯2026 オランダ戦伊東は途中出場33.0km33.5km17回66回W杯2026 スウェーデン戦伊東は途中出場33.3km35.0km10回95回W杯2026 ブラジル戦31.8km33.2km38回78回EL 2025-26大会を通しての最高32.53km33.17kmFIFA試合レポート・UEFA公式。スプリントは時速20km以上で走った回数(FIFAの定義)
伊東純也と前田大然の同じ試合の最高速度とスプリント回数(FIFA試合レポート・UEFA公式をもとにフットボール戦士が作図)

同じ試合・同じ大会の公式データだけで比べると、2022年W杯のドイツ戦は伊東(33.9km)が前田(33.5km)を上回りました。一方、2026年W杯のオランダ戦・スウェーデン戦・ブラジル戦と、2025-26シーズンのヨーロッパリーグでは、前田のほうが速い数字でした。差が一番大きかったのはスウェーデン戦で、前田35.0km、伊東33.3kmです。

大きな差があるのは走る回数です。時速20km以上で走った「スプリント」の回数は、どの試合も前田が上で、2026年W杯のスウェーデン戦では前田が95回でした。伊東はこの試合とオランダ戦は途中出場なので回数は少なくなりますが、2人とも先発したブラジル戦でも、伊東38回に対して前田78回でした。

まとめると、「最高速度はほぼ互角で、最近は前田がやや上。何度も全力で走る回数は前田が別格」です。前出の杉本龍勇さんも、100mを走ったら「前田選手がもっとも速いと思います」と話しています。

日本代表の足の速さランキング(2026年W杯)

2026年W杯 日本代表の最高速度トップ10日本の4試合のFIFA試合レポートから集計(GKを除く)1位前田大然35.0kmスウェーデン戦2位鈴木唯人33.6kmチュニジア戦3位伊東純也33.3kmスウェーデン戦3位上田綺世33.3kmブラジル戦5位中村敬斗33.1kmチュニジア戦6位渡辺剛32.9kmオランダ戦6位伊藤洋輝32.9kmスウェーデン戦8位塩貝健人32.8kmオランダ戦9位菅原由勢32.6kmチュニジア戦9位町野修斗32.6kmブラジル戦FIFA Training Centre の試合レポートをもとにフットボール戦士が集計(棒は時速30kmから)
2026年W杯の日本代表の最高速度トップ10(FIFAの試合レポートをもとにフットボール戦士が集計)

2026年W杯の日本の4試合について、FIFAの試合レポートから各選手の最高速度の最大値を集計しました。1位は前田大然の35.0km、2位は鈴木唯人の33.6km、伊東純也は上田綺世と並んで33.3kmの3位タイでした。

33歳で出たW杯でも、日本の選手の中でトップクラスの速さを保っていたことになります。ちなみに、2019年にJリーグ公式YouTubeが行ったファン投票の「俊足選手TOP10」では、伊東は4位でした(1位は前田大然。ゲキサカ、2019年7月22日)。

なぜ速い?地元の坂道ダッシュ

日テレスポーツ【公式】「ファンを魅了するスピード 速さのルーツは地元の…」(2026年6月公開)

速さのルーツについて、本人は2026年7月の「ZIP!」で、子どもから「どうしたら足が速くなりますか?」と聞かれ、「坂道ダッシュ。毎日。上り坂」と答えています。「自分が住んでいるところが坂の上で。よくやってました」とも話しました(デイリースポーツ、2026年7月14日)。

地元の神奈川県横須賀市は坂の多い町で、本人は「ふたりの弟としょっちゅう坂道ダッシュ」をしていたそうです。週末には父と50mのかけっこ勝負もしていました(サカイク、2019年7月10日)。2019年には、走り方のコツをまとめた本『子どもの足がどんどん速くなる』(アスコム)も出しています。

プロ1年目の甲府では、フィジカルコーチが歩幅を広げる走り方を教えようとしましたが、本人は自分の走り方を通しました。今は歩幅が広く、ひざも高く上がる走りになっていて、「走り方だけを見ても進化」していると紹介されています(J.LEAGUE公式)。

「イナズマ純也」の由来は?名付け親は松木安太郎さん

「イナズマ純也」が広まった2022年「伊東純也」が1日に調べられた回数(日本語版Wikipedia)1月23日テレビで命名796回1月27日中国戦でゴール31,017回2月1日サウジ戦でゴール126,108回フットボール戦士が毎日集計しているデータから(日付はUTC)
「イナズマ純也」が広まった2022年の、伊東純也の日本語版Wikipediaの閲覧数(フットボール戦士の独自集計)

「イナズマ純也」の名付け親は、解説者の松木安太郎さんです。2022年1月23日放送のテレビ朝日「サンデーLIVE!!」で伊東と対談した松木さんが、「チーター伊東」「ゴールデンパンサー伊東」「イナズマ純也」の3つを出し、伊東が「イナズマという響きは好きですね」と選びました(日刊スポーツ、2022年2月1日)。

「サウジ戦で考えられた」と書いた記事もありますが、名付けたのはその前の1月23日です。また「金髪だからイナズマ」とも言われますが、対談で金髪を理由に出たのは「ゴールデンパンサー」の案でした。

W杯予選の4試合連続ゴールで定着

名前が広まったのは、その直後の試合です。松木さんは1月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦の中継で「イナズマ」と呼び、伊東はこの2試合でもゴールを決めて、W杯最終予選の4試合連続ゴールとしました。

フットボール戦士の集計でも、この流れは数字に出ています。伊東純也の日本語版Wikipediaの閲覧数は、名付けられた1月23日は796回でしたが、中国戦の日は31,017回、サウジ戦の日は126,108回に増えました。2026年10月時点でも、サウジ戦の日は伊東のページが2番目に多く見られた日です(1番目は、W杯チュニジア戦でW杯初ゴールを決めた2026年6月21日)。

本人は2025年8月、DAZNの番組で「イナズマ純也って知ってますか?」と聞かれ、「松木さんが言ってました」、気に入っているかには「どっちでも…」と苦笑いしています(スポニチ、2025年8月7日)。今もDAZNや日本テレビの動画では「イナズマ」と紹介されています。

「ジョーカー」と呼ばれるのはなぜ?ほかのあだ名も

DAZN Japan「Mission26」(2026年2月公開)。途中出場の役割について本人が話しています

「ジョーカー」は、誰かが名付けたあだ名ではありません。サッカーでは、途中から出て試合の流れを変える「切り札」の選手をジョーカーと呼びます。伊東は2017年、ハリルホジッチ監督のもとで最初の交代カードとして使われ、「ハリルJのジョーカー」と書かれました(フットボールチャンネル、2017年12月11日)。

2026年W杯のアジア最終予選でも、伊東は途中出場が中心で、2025年3月時点で途中出場6試合・先発1試合で1得点6アシストを記録しています(サッカーキング、2025年3月23日)。2026年W杯でも4試合のうち2試合が途中出場で、オランダ戦では途中から出て、小川航基の同点ゴールにつながるコーナーキックを蹴りました。

本人は「途中出場はずっと苦手で嫌だった」と話しつつ、森保監督と話して「スタメンでも後半から出ても結果を出せるように」と考えるようになったといいます(FOOTBALL ZONE、2026年3月3日)。

ほかのあだ名:IJ・青い旋風

柏レイソル時代は、イニシャルから「IJ」と呼ばれていました(J.LEAGUE公式、2018年8月22日)。ベルギーのゲンクに移った直後の2019年4月には、ベルギーの記者が伊東のプレーを「青い旋風が駆け抜けた」と書いています(GOAL)。

よくある質問

Q1. 伊東純也は50mを何秒で走りますか?

A. 本人の発言や公式の計測記録は公表されていません。メディアでは2017年ごろから「5秒8」と紹介されていますが、計測の出どころは不明です。

Q2. 伊東純也の最高速度は時速何キロですか?

A. 公式データでは、J1の2018年に時速35.1km、2022年W杯ドイツ戦で33.9km、2026年W杯で33.3kmです。計測した団体が違うので、数字の上下はそのまま比べられません。

Q3. 伊東純也と前田大然はどっちが速いですか?

A. 同じ試合の最高速度では、2022年W杯ドイツ戦は伊東が上、2026年W杯の3試合は前田が上でした。全力で走る回数は前田が大きく上回っています。

Q4. 「イナズマ純也」は誰が名付けたのですか?

A. 解説者の松木安太郎さんです。2022年1月23日のテレビ番組の対談で3つの候補を出し、伊東が「イナズマという響きは好き」と選びました。

Q5. なぜ「ジョーカー」と呼ばれるのですか?

A. 途中から出て試合の流れを変える「切り札」の役割を任されてきたためです。特定の人が名付けたあだ名ではありません。

まとめ:伊東純也の足の速さとあだ名

  • 50m・100mのタイムは公表されていない。「5秒8」はメディアの紹介で出どころ不明
  • 公式の最高速度は時速33〜35km(J1 2018年35.1km、W杯2022ドイツ戦33.9km、W杯2026は33.3km)
  • 前田大然とは最高速度ほぼ互角で、2026年W杯は前田が上。走る回数は前田が別格
  • 2026年W杯の日本代表の最高速度では3位タイ(33歳)
  • 「イナズマ純也」は2022年1月に松木安太郎さんが命名。「ジョーカー」は途中出場の切り札という役割の呼び名

伊東純也の速さは、50m走のタイムではなく、試合の中の公式データで確かめられます。33歳になった2026年のW杯でも日本代表で3位タイの最高速度を出しており、「イナズマ」の名前どおりのスピードは今も健在です。

※この記事の情報は2026年10月6日時点のものです。最高速度は各大会の公式データ(Jリーグ・FIFA・UEFA)によります。