Jリーグのシャーレとは?直径55cm・6kg、最多は鹿島9回【2026/27】

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こんな疑問を持つ方へ
  • Jリーグのシャーレとは何?大きさや重さは?
  • 2026年の百年構想リーグで、優勝した神戸はシャーレをもらったの?
  • 2026/27シーズンのJ1王者には何が渡される?最多獲得クラブはどこ?

Jリーグのシャーレとは、J1の優勝クラブに贈られる銀色の皿の形をしたトロフィー「Jリーグ杯(優勝銀皿)」のことです。大きさは直径約55cm、重さは約6kgです。シャーレはドイツ語で「皿」を意味します。

2026年2〜6月の特別大会「百年構想リーグ」で優勝したヴィッセル神戸が掲げたのは、Jリーグ杯とは別に作られた「Jリーグ百年構想リーグ杯」でした。この記事では、公式発表をもとにシャーレの基本、2026/27シーズンの授与、歴代の獲得回数(フットボール戦士の集計)をまとめます。

Jリーグのシャーレとは?正式名は「Jリーグ杯(優勝銀皿)」

直径約55cm 重さ約6kg 授与されるクラブJ1の優勝クラブ 持っていられる期間1年間 1993年のJリーグ創設からJ1王者に贈られている
Jリーグ杯(優勝銀皿)の基本データ(JFA・日本サッカーミュージアムの展示解説とJリーグ公式発表をもとにフットボール戦士が作図)

シャーレの正式名は「Jリーグ杯(優勝銀皿)」です。JFAの展示解説では、J1の優勝チームに王者の証しとして贈られる、直径約55cm・重さ約6kgのシャーレと紹介されています。優勝チームが1年間持ち、次の王者へ引き継ぎます。

使われ始めたのは1993年のJリーグ創設のときです。Jリーグも2026年5月の発表で「Jリーグ創設よりリーグチャンピオンに贈られている」と書いています。素材や製作会社は、公式の公開資料では確認できませんでした。

縁の月桂樹は勝利の象徴です。円の中には「スポーツマンシップ」や「タックル」「パス」などをイメージした絵が描かれています。レプリカを展示していた日本サッカーミュージアム(東京・本郷)は、2023年2月26日を最後に休館しました。

2026年の百年構想リーグでシャーレは授与された?

ヴィッセル神戸公式チャンネル(2026年6月6日公開)。百年構想リーグの優勝が決まった日の「シャーレアップ」の場面です

神戸が掲げたのは、この大会のために作られた「Jリーグ百年構想リーグ杯」です。Jリーグ杯のシャーレをかたどった形で、神戸の公式動画でも「シャーレアップ」と紹介されています。

百年構想リーグは、秋春制へ移る間の2026年2月7日〜6月7日に行われた特別大会です。J1の20クラブがEASTとWESTに分かれ、最後は同じ順位どうしのプレーオフで順位を決めました。

1位決定戦では、神戸がホームの第1戦を5-0で勝ちました。6月6日に鹿島のメルカリスタジアムで行われた第2戦は0-2で敗れましたが、2試合合計5-2で優勝が決まりました。

百年構想リーグ杯とJリーグ杯の違い

Jリーグは2026年5月21日、百年構想リーグの優勝チームには「Jリーグ百年構想リーグ杯」と、タイトルパートナーの明治安田から「明治安田杯」を贈ると発表しました。Jリーグ杯(優勝銀皿)は授与品に入っていません。

項目Jリーグ杯(優勝銀皿)Jリーグ百年構想リーグ杯
贈られる大会J1リーグ(毎シーズン)2026年の百年構想リーグだけ
大きさ直径約55cm直径45cm
重さ約6kg約4kg
デザイン月桂樹とプレーの絵中心から広がる回転模様と大会のマーク

※Jリーグ公式「明治安田Jリーグ百年構想リーグ 優勝記念品について」(2026年5月21日)、JFA展示解説をもとに作成。百年構想リーグ杯は日本製で、J2・J3の大会にも別のものが用意されました。

このため、フットボール戦士の集計では、百年構想リーグの優勝をJ1の優勝回数(シャーレの獲得回数)に入れていません。

2026/27シーズンのJ1王者に渡されるものは?

2025年12月 鹿島がJ1優勝(9回目) 2026年2〜6月 特別大会「百年構想リーグ」 神戸が百年構想リーグ杯を獲得 2026年8月7日 2026/27シーズンのJ1が開幕 2027年6月6日 大会日程の最終日(予定) シーズン終了 J1王者に Jリーグ杯(優勝銀皿)
J1のシャーレと百年構想リーグ杯の流れ(Jリーグ公式の発表・大会概要をもとにフットボール戦士が作図)

2026/27シーズンのJ1優勝クラブには、これまでどおりJリーグ杯(優勝銀皿)が贈られます。Jリーグ公式の大会概要では、優勝の表彰を「賞金3億円/Jリーグ杯(優勝銀皿)、日本サッカー協会会長杯、メダル、チャンピオンフラッグ」としています。

順位賞金トロフィーなど
優勝3億円Jリーグ杯(優勝銀皿)、日本サッカー協会会長杯、メダル、チャンピオンフラッグ
2位1億2,000万円Jリーグ杯(準優勝銀皿)
3位6,000万円―

※Jリーグ公式「明治安田J1リーグ 大会概要」(2026/27シーズン)をもとに作成。

2026/27シーズンは2026年8月7日に開幕し、全38節を戦います。日程は2027年6月6日までで、J1のシャーレが渡されるのは2025年12月の鹿島以来、約1年半ぶりになる見込みです。

横浜F・マリノス公式によると、2022年の優勝時にはJリーグ杯とは別に、タイトルパートナーの明治安田から「明治安田生命杯」も贈られました。「純金で覆われたトロフィー」と紹介されています。2026/27シーズンの大会概要の表彰欄には、この杯の記載はありません。

Jリーグ公式の順位表(2026年9月20日更新)では、第8節を終えて首位はヴィッセル神戸(勝ち点19)、2位は柏レイソル(勝ち点18)です。2025年王者の鹿島は勝ち点13で8位です。

歴代J1優勝クラブとシャーレの獲得回数【フットボール戦士の集計】

Jリーグ公式チャンネル(2025年12月6日公開)。鹿島が9年ぶり9度目のJ1優勝を決めた日の映像です

シャーレを最も多く手にしたクラブは、鹿島アントラーズの9回です。フットボール戦士が1993〜2025年の33シーズンを集計したところ、J1で優勝したクラブは11クラブでした。

9回目は2025年12月6日の最終節です。鹿島はホームのメルカリスタジアムで横浜F・マリノスに2-1で勝ち、2位の柏を勝ち点1差で振り切りました。

優勝回数 2位の回数 鹿島横浜FM川崎磐田広島東京VG大阪神戸浦和名古屋柏 95433222111 35433130521
J1の優勝回数と2位の回数(1993〜2025年の33シーズン。2026年の百年構想リーグは含まない)。英語版Wikipediaの各シーズンの表をもとにフットボール戦士が集計・作図

上位3クラブ(鹿島・横浜FM・川崎)で33回のうち18回を占めます。浦和は優勝1回に対して2位が5回です。神戸は2位を一度も経験しないまま、2023・2024年に連覇しました。

クラブ優勝優勝した年J1在籍
鹿島アントラーズ9回1996・98・2000・01・07・08・09・16・2533シーズン
横浜F・マリノス5回1995・2003・04・19・2233シーズン
川崎フロンターレ4回2017・18・20・2122シーズン
ジュビロ磐田3回1997・99・200226シーズン
サンフレッチェ広島3回2012・13・1531シーズン
東京ヴェルディ2回1993・94(ヴェルディ川崎)16シーズン
ガンバ大阪2回2005・1432シーズン
ヴィッセル神戸2回2023・2427シーズン
浦和レッズ1回200632シーズン
名古屋グランパス1回201032シーズン
柏レイソル1回201128シーズン

※J1在籍は1993〜2025年のうちJ1にいたシーズン数。フットボール戦士のJリーグデータベース(各シーズンの表から集計・2026年9月30日更新)より。2015・2016年はチャンピオンシップの勝者を優勝としています。

連覇したクラブは6クラブ(延べ9回)で、3連覇は鹿島の2007〜2009年だけです。J1にいたシーズン数に対する優勝の割合では、鹿島(33シーズンで9回)に次いで、川崎(22シーズンで4回)が高くなっています。

なぜ「皿」?名前の由来とブンデスリーガのマイスターシャーレ

Jリーグ杯 (優勝銀皿) 直径 約55cm 重さ 約6kg 1993年から J1王者が1年保持 マイスター シャーレ(ドイツ) 直径 約56cm 重さ 11kg超 1949年から 歴代王者の名を刻む
Jリーグのシャーレとドイツのマイスターシャーレの基本データ(JFA展示解説、Jリーグ公式、DFL・ブンデスリーガ公式をもとにフットボール戦士が作図)

「シャーレ(Schale)」はドイツ語で皿のことです。ドイツの優勝皿「マイスターシャーレ」は、直訳すると「王者の皿」です。Jリーグの優勝銀皿も同じ皿の形で、日本では「シャーレ」の呼び名が定着しました。

Jリーグのシャーレの製作の発注を任されたのは、Jリーグ創設に関わった久米一正さんです。2018年12月、初代チェアマンの川淵三郎さんが久米さんの告別式でこの逸話を明かしました(日刊スポーツ)。

ネットでは「ウィンブルドンの銀皿から着想した」「マイスターシャーレを手本にした」という説明も見かけます。ただ、Jリーグや当事者の発言として確かめられる資料は見つかりませんでした。

ドイツのマイスターシャーレは1949年から使われ、美術教授エリーザベト・トレスコウが作りました。1903年以降の全王者の名前が刻まれ、刻む場所が足りなくなるたびに外側の銀の輪が広げられてきました。2026年4月の改修で重さは11kgを超えています。

※DFL公式「Bundesliga Meisterschale」、ブンデスリーガ公式(2026年4月15日)より。同記事は直径を本文で56cm、写真の説明で59cmとしています。

シャーレにまつわる出来事:2017年の風呂桶と1994年の割れたカップ

Jリーグ公式チャンネル(2017年12月2日公開)。川崎フロンターレが初優勝を決めた最終節の映像です

2017年の最終節は、首位の鹿島を2位の川崎が勝ち点差2で追う形で始まりました。鹿島はヤマハスタジアムで磐田と0-0で引き分け、川崎は等々力で大宮に5-0で勝ちました。両クラブは勝ち点72で並び、得失点差で川崎の初優勝が決まりました。

Jリーグ公式の記事によると、等々力の優勝セレモニーでは2人のキャプテンがシャーレを掲げました。そのあとに「フロ(風呂)ンターレ」にかけた風呂桶が登場し、川崎ならではの場面として話題になりました。

最終節にシャーレはどこに置かれる?

最終節に複数のクラブに優勝の可能性があるとき、本物のシャーレをどの会場に置くかは、Jリーグの公開資料では確認できませんでした。2017年の等々力のシャーレが本物だったかも、公式の記事には書かれていません。

最後までもつれる年は珍しくありません。フットボール戦士が2005年以降の1ステージ制の19シーズン(2005〜2014年・2017〜2025年)を集計すると、優勝クラブと2位の勝ち点差が2点以内で終わったのは9シーズンでした。1点差以内も6シーズンあり、2025年の鹿島と柏も1点差です。

1994年に割れたのはシャーレではなく「チェアマン杯」

1994年6月11日、サンフレッチェ広島は磐田スタジアムでサントリーシリーズ(第1ステージ)の優勝を決めました。このとき受け取ったガラス製の「チェアマン杯」が、サポーターに見せようとした際に落ちて粉々になりました。

日刊スポーツは、初めて手にしたカップが「わずか15分ほどで」割れたと伝えています。割れたのはステージ優勝のカップで、J1王者のシャーレではありません。

よくある質問

Q1. Jリーグのシャーレの大きさと重さは?

A. 直径約55cm、重さ約6kgです。JFAの展示解説と横浜F・マリノス公式で同じ数字が使われています。

Q2. 百年構想リーグで優勝した神戸はシャーレをもらいましたか?

A. 神戸が受け取ったのは、シャーレの形をした「Jリーグ百年構想リーグ杯」(直径45cm・約4kg)と「明治安田杯」です。J1王者のJリーグ杯とは別の物です。

Q3. 次にJリーグ杯(優勝銀皿)が渡されるのはいつですか?

A. 2026/27シーズンのJ1が終わったときです。日程は2027年6月6日までの予定です。

Q4. シャーレを最も多く獲得したクラブは?

A. 鹿島アントラーズの9回です。次いで横浜F・マリノス5回、川崎フロンターレ4回です(1993〜2025年)。

まとめ:シャーレは1993年から続くJ1王者の証し

  • シャーレの正式名は「Jリーグ杯(優勝銀皿)」で、直径約55cm・重さ約6kg
  • 1993年のJリーグ創設からJ1王者に贈られ、優勝クラブが1年間持つ
  • 2026年の百年構想リーグで神戸が掲げたのは、別に作られた「百年構想リーグ杯」
  • 2026/27シーズンのJ1王者には、Jリーグ杯(優勝銀皿)と賞金3億円などが贈られる
  • 獲得回数は鹿島の9回が最多で、33シーズンで11クラブが手にした

秋春制への移行で、J1のシャーレは2027年まで次の持ち主を待ちます。2026年9月時点で首位の神戸がJ1で3回目を手にするのか、注目です。

※この記事の情報は2026年10月1日時点のものです。出典:Jリーグ公式(優勝記念品の発表・大会概要・順位表・「Jリーグの楽しみ方」)、JFA展示解説、横浜F・マリノス公式、ヴィッセル神戸公式、日刊スポーツ、DFL・ブンデスリーガ公式。歴代の優勝回数はフットボール戦士の集計です。