鎌田大地は何がすごい?プレースタイルと評価、「下手」と言われる理由

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こんな疑問を持つ方へ
  • 鎌田大地はどんな選手?何がすごいのか、プレースタイルや評価を知りたい
  • ポジションはどこ?ボランチはいつから始めたの?
  • なぜ「下手」と言われることがあるの?成績や背番号も知りたい

鎌田大地のすごさは、相手が嫌がる場所に立ち、ボールを失わずに試合を組み立てる「頭の良さ」と、大きな試合で結果を出す勝負強さです。もとはトップ下の選手でしたが、2022-23シーズンにボランチを始め、今は日本代表とクリスタル・パレスの中盤の中心です。

一方で、代表から外れた時期や、パレスでヤジを浴びた時期もありました。この記事では、ポジションと強み、「下手」と言われた理由、成績と背番号を、報道で確かめられる事実から整理します。

鎌田大地は何がすごい?評価をひと言で

DAZN Japan「鎌田大地 フランクフルト UEL優勝|BE TRUE」(2024年9月公開)。2022年のヨーロッパリーグ優勝を本人が振り返っています。

鎌田大地をひと言でいうと、「ゲームを読んで、チームを動かせるMF」です。評価のポイントは次の3つです。

  • 強み:相手の間でボールを受ける位置取り、ボールを失わない落ち着き、チャンスを作るパス、守備での読み
  • 実績:ヨーロッパリーグ(EL)、FAカップ、カンファレンスリーグ(ECL)で優勝。どれも決勝に先発
  • 批判された時期:2022年の代表メンバー外、ラツィオでの出番減、パレス1年目のミスと退場

派手なドリブルで抜くタイプではないため、テレビでは良さが見えにくいかもしれません。そのぶん、一緒に戦う監督や現地の記者からの評価が高い選手です。フランクフルトとパレスで指導したグラスナー監督は、2025年11月に「私たちは常にダイチがプレミアリーグで圧倒的な選手になれる素質を持っていると知っていたし、信じてきた」と話しました(サッカーキング)。

日本での注目度も、数字に出ています。フットボール戦士の集計では、鎌田大地の日本語版Wikipediaの閲覧数は2026年10月5日までの30日間で1日あたり約1,166回で、集計している839人の中で27位でした。これまでで一番見られたのは、W杯チュニジア戦(日本時間2026年6月21日)の日で、1日に94,390回でした。

フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。

プロフィール:年齢・身長・出身・所属

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名前(読み方)鎌田大地(かまだ だいち)
生年月日1996年8月5日(2026年10月時点で30歳)
出身愛媛県伊予市
身長・体重180cm・72kg
ポジションMF(ボランチ・トップ下・シャドー)
所属クリスタル・パレス(イングランド)背番号18
契約2027年6月30日まで(2026年7月8日に1年延長)
日本代表の背番号15(2022年・2026年のW杯)

※身長・体重はゲキサカの選手名鑑。契約はサッカーキング(2026年7月8日)。

ガンバ大阪のジュニアユース、京都の東山高校を経てサガン鳥栖でプロになりました。2026-27シーズンは、グラスナー監督に代わったピエール・サージュ監督のもとでプレーしています。

経歴:鳥栖からフランクフルト、ラツィオ、パレスへ

鎌田大地の経歴2015年サガン鳥栖でプロにJ1でプロデビュー2017年フランクフルトへドイツ1部に移籍2018年シント=トロイデンへベルギーに期限付き移籍2019年日本代表デビュー3月22日コロンビア戦2022年EL優勝・W杯に出場ELは全13試合で5点2023年ラツィオへイタリアで1シーズン2024年クリスタル・パレスへグラスナー監督と再会2025年FA杯で優勝クラブ史上初の主要タイトル2026年ECL優勝・W杯で2点7月に2027年6月まで契約延長クラブ公式とサッカーキング・ゲキサカの報道から作図(橙はタイトル)
鎌田大地の経歴(クラブ公式とサッカーキング・ゲキサカの報道をもとにフットボール戦士が作図)

2015年にサガン鳥栖でプロになり、2017年夏にドイツのフランクフルトへ移りました。ベルギーのシント=トロイデンへの期限付き移籍(2018-19シーズン)で得点を重ね、フランクフルトに戻って主力になりました。

2023年夏にイタリアのラツィオへ移り、1シーズンで離れて2024年夏にグラスナー監督のいるクリスタル・パレスに加わりました。移籍の詳しい事情や年俸は別の記事で扱います。

ポジションはどこ?ボランチはいつから?

鎌田大地のポジションの移り変わり〜2022年主にトップ下・2列目鳥栖・フランクフルト・代表2022-23季クラブでボランチを始めるフランクフルトのグラスナー監督のもと2023年3月代表で初めてボランチコロンビア戦の前半、守田英正と2024-25季パレスでもボランチグラスナー監督と再会2025年9月代表でもボランチで70分メキシコ戦。W杯予選はシャドー2026年6月W杯はボランチで出場背番号152026-27季シャドーとボランチを兼ねるパレスの新監督サージュのもと2列目ボランチ両方サッカーキング・ゲキサカ・Number・フットボールチャンネルの記事から作図
鎌田大地のポジションの移り変わり(サッカーキング・ゲキサカ・Number・フットボールチャンネルの記事をもとにフットボール戦士が作図)

鎌田大地のポジションは、今はボランチ(中盤の底)が中心です。ただ、もとはトップ下や2列目の選手で、得点に絡む位置でプレーしてきました。

クラブでは2022-23シーズンから

クラブでボランチを始めたのは、フランクフルト時代の2022-23シーズン、グラスナー監督のもとでした(Number、2025年9月9日)。当時のドイツでの反応を、本人は「『6番なんかできるわけがない』みたいな感じでした」と振り返っています。6番はボランチの位置を指す呼び方です。

本人は「18の時からずっと言っている」と、自分に合うのはボランチだと話してきました(スポーツナビ、2026年4月)。2025年9月には「パレスでは基本的にボランチをやっているので、いまはトップ下よりボランチをやっている時間のほうが長い」と話しました(ゲキサカ)。

日本代表では2023年3月が最初

日本代表で初めてボランチに入ったのは、2023年3月28日のコロンビア戦です。守田英正と組んで前半を戦い、試合後に「4バックのボランチをやって、自分に対しての発見もあった」と話しました(サッカーキング)。

その後、W杯予選では主に3-4-2-1のシャドー(2列目)でした。代表でボランチとしてしっかり時間を得たのは、2025年9月6日のメキシコ戦(0-0)で、70分プレーしています。2026年のW杯では、背番号15のボランチとして戦いました。

2026-27シーズンのパレスでは、シャドーとボランチの両方を任され、公式戦7試合で1ゴール3アシストです(Number、2026年10月2日)。

プレースタイルと強み:何がすごい?

クリスタル・パレス公式チャンネル「THE BEST OF DAICHI KAMADA」(2026年7月公開)。2025-26シーズンのパス・ゴール・アシスト集

相手の間で受けて、攻撃を動かす

鎌田の一番の強みは、相手が捕まえにくい場所でボールを受け、前に運ぶことです。本人は2021年に「チャンスメイクの方が自分には合っている」「僕は良い意味で、自分自身のプレースタイルにプライドがないんです。人に合わせられるし」と話していました(Number、2021年6月8日)。周りの選手に合わせて役割を変えられることが、トップ下からボランチまでこなせる理由です。

ドイツの記者が見た「冷静な狡猾さ」

フランクフルター・アルゲマイネ紙で65年記者を続けるシェルツァー氏は、2023年4月に「彼は中盤の戦略家だ。オフェンシブな選手だが、守備における取り組みもしっかりと頭の中に持っている」と評価しました(Number、2023年4月9日)。同じ記事では、フランクフルトのファンが相手チームのサポーターに「カマダを知っているか? 彼はすごいぞ」と自慢する場面も紹介されています。

大きな試合に強い

決勝の舞台で結果を残してきたことも、評価が高い理由です。2022年のEL決勝では120分間プレーし、PK戦では3人目のキッカーとして決めました。2025年のFAカップ決勝では、倒れながらつないだパスが決勝点につながる流れを作りました(サッカーキング)。グラスナー監督は2026年5月のECL決勝の前、鎌田は大きな試合ほど良いプレーをすることが多い、という趣旨の話をしています。

守備と走る量の変化

もとは攻撃の選手ですが、ボランチになってからは守備の役目も大きくなりました。2026-27シーズンは走る量も増え、90分あたりのスプリントは前のシーズンの7.03回から8.94回に増えたと報じられています(Number、2026年10月2日)。

なぜ「下手」と言われる?批判された時期と中身

評価が上がった時期と、批判された時期2022年3月日本代表のメンバー外クラブではELを勝ち上がり中2022年5月ELで優勝大会13試合5点でチームトップ2023年4月ドイツで「中盤の戦略家」地元紙の記者が高く評価2023-24季ラツィオで出番が減るアジアカップもメンバー外2024年秋パスミスと一発退場パレスのサポーターからヤジ2025年5月FA杯で優勝決勝で先発2025年9月クラブの月間最優秀選手監督「圧倒的な選手になれる」2026年ECL優勝・W杯で2点代表ではボランチの中心に評価が上がった批判・メンバー外Goal・Number・REAL SPORTS・サッカーキングの記事から作図
鎌田大地の評価が上がった時期と、批判された時期(Goal・Number・REAL SPORTS・サッカーキングの記事をもとにフットボール戦士が作図)

鎌田大地が批判された時期は、大きく分けて3つあります。代表で外された時期、ラツィオで出番が減った時期、パレス1年目にミスが目立った時期です。

2022年:好調でも代表のメンバー外に

2022年3月、W杯最終予選のオーストラリア戦・ベトナム戦のメンバーから鎌田は外れました。所属のフランクフルトではELを勝ち上がっていた時期です。森保一監督は、ピッチ外の発言や態度が理由ではないとしたうえで、「あくまでもオーストラリア戦、ベトナム戦に向けて、勝つために選手を選んでいる」と話しました(Goal、2022年3月16日)。

本人は2026年10月、後輩の鈴木唯人について話した中で「僕自身もフランクフルトで優勝しても代表に選ばれなかったりした」「日本のファンから認められるには、代表で活躍するしかない」と振り返っています(サッカーキング)。クラブでの評価と、日本での評価にずれがあったことが分かります。

2023-24シーズン:ラツィオで出番が減る

ラツィオではサッリ監督のもとで先発が減り、2023年大会のアジアカップ(2024年1〜2月開催)のメンバーにも入りませんでした。ただ、2024年3月にトゥドール監督に代わると先発に戻り、トゥドール監督は「彼は重要な才能を持っているし、完成された選手だ」と話しています(Goal)。

2024年秋:パレス1年目のミスと退場

日テレスポーツ【公式】「鎌田大地 ロンドン密着で明かした”苦悩”と掴んだファンの信頼」(2026年4月公開)

パレスに加わった2024-25シーズンの前半は、苦しい時期でした。2024年9月28日のエバートン戦(1-2)では自陣でのパスミスから失点し、11月9日のフラム戦(0-2)では76分に足の裏が相手に入るタックルで一発退場になりました(REAL SPORTS、サッカーキング)。サポーターからはヤジを浴びました。

本人は2026年5月、「去年まで一生ブーイングされてたので、人種差別もされて…。もうなんかほんまにピッチに入りたくないくらいの感じの時もあった」と明かしています(Qoly)。

その後:批判から「一番人気」へ

評価が変わったのは、2024-25シーズンの後半です。2025年5月にはFAカップの優勝メンバーになりました。本人はこのとき「最後の最後で這い上がってこれるのは、自分が他の人と違うところだと思う」と話しています(REAL SPORTS、2025年5月19日)。2025年9月にはクラブの月間最優秀選手に選ばれ、2026年5月にはECLでも優勝しました。

なお、2025年10月の代表練習で鎌田が同学年の相馬勇紀に「黙れお前下手くそ」と言い返した場面も報じられましたが、これは仲の良い選手同士の冗談です(Football Tribe)。

主な成績とタイトル

鎌田大地が獲得した主なタイトルヨーロッパリーグ2021-22季|フランクフルト全13試合5点、決勝のPK戦で成功FAカップ2024-25季|クリスタル・パレス決勝のマンチェスター・C戦で先発コミュニティ・シールド2025年|クリスタル・パレス先発。PKにつながるパスを出すカンファレンスリーグ2025-26季|クリスタル・パレス決勝でフル出場DFBポカール2017-18季|フランクフルトドイツ移籍1年目サッカーキングの記事とWikipediaから作図
鎌田大地が獲得した主なタイトル(サッカーキングの記事とWikipediaをもとにフットボール戦士が作図)

鎌田大地は欧州のカップ戦で2回優勝しています。2021-22シーズンのELでは全13試合に出て5点を決め、チームで一番の得点でした(サッカーキング)。このときは長谷部誠も優勝メンバーで、日本人選手がUEFAカップ(今のEL)で優勝したのは、2001-02シーズンの小野伸二(フェイエノールト)以来でした。

パレスでは、2024-25シーズンのFAカップがクラブ史上初の主要タイトルになりました。翌シーズンは、2025年8月のコミュニティ・シールドと、2026年5月27日のECL決勝(ラージョ・バジェカーノに1-0)に勝っています。加入から2シーズンの成績は、公式戦89試合3ゴール8アシストです(サッカーキング、2026年7月8日)。

日本代表での成績と背番号

DAZN Japan「鎌田大地 試合後インタビュー」(2025年3月公開)。W杯アジア最終予選のバーレーン戦で先制点を決め、W杯出場を決めた試合

日本代表デビューは2019年3月22日のコロンビア戦です。初ゴールは同じ年の10月10日、W杯アジア2次予選のモンゴル戦(6-0)でした。2025年3月20日のバーレーン戦(2-0)では先制点を決め、日本の2026年W杯出場が決まりました。

フットボール戦士の集計(英語版Wikipediaの選手欄・2026年10月6日時点)では、鎌田大地の日本代表での成績は56試合14点です。日本代表の経験者672人の中で、出場数は57位、得点は23位にあたります。

W杯には2022年のカタール大会と2026年の北中米大会に出ました。2026年大会ではオランダ戦とチュニジア戦で2試合続けて得点しています。

背番号は15番

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日本代表の背番号は、2022年W杯(2022年11月3日発表)と2026年W杯の両方で15番でした。クラブでは、クリスタル・パレスで18番をつけています。

よくある質問

Q1. 鎌田大地は何がすごいのですか?

A. 相手の間でボールを受ける位置取り、ボールを失わない落ち着き、組み立てのパス、大きな試合での勝負強さです。

Q2. 鎌田大地のポジションはどこですか?

A. 今はボランチが中心で、トップ下やシャドーもこなします。

Q3. 鎌田大地はいつからボランチをしていますか?

A. クラブではフランクフルト時代の2022-23シーズンからです。日本代表では2023年3月28日のコロンビア戦が最初で、2026年W杯ではボランチで出場しました。

Q4. なぜ「下手」と言われることがあるのですか?

A. 2022年の代表メンバー外、ラツィオでの出番減、パレス1年目のパスミスや退場が重なったためです。

Q5. 鎌田大地の背番号は何番ですか?

A. 日本代表では2022年と2026年のW杯で15番、クリスタル・パレスでは18番です。

まとめ:鎌田大地はどんな選手?

  • 1996年8月5日生まれ、愛媛県伊予市出身のMF。180cm、クリスタル・パレスの18番
  • 強みは位置取り、ボールを失わない落ち着き、組み立てのパス、大きな試合での勝負強さ
  • ボランチはクラブで2022-23シーズン、代表で2023年3月から。今は中盤の中心
  • 2022年の代表メンバー外、ラツィオでの出番減、パレス1年目のミスで批判された
  • EL・FAカップ・ECLなどに優勝。代表は56試合14点(フットボール戦士の集計)

鎌田大地は、日本で批判された時期がある一方、ドイツとイングランドでは監督や記者から高く評価されてきた選手です。ゴールの数より、ボールを持ったときの判断と大舞台での強さに、すごさが表れるMFといえます。

※この記事の情報は2026年10月7日時点のものです。所属や出場記録は今後変わることがあります。