サッカー日本代表の入場曲は?今の曲名と試合ごとの違い・歴史【2026年】

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こんな疑問を持つ方へ
  • サッカー日本代表の選手入場で流れる曲の名前は?
  • キリンチャレンジカップとワールドカップで曲が違うのはなぜ?
  • 昔よく聞いた「FIFAアンセム」はどうなったの?

サッカー日本代表の入場曲は、試合の種類によって違います。キリンチャレンジカップなどの親善試合で使われてきたのは、FIFAのテーマ曲「Living Football」です。2026年のワールドカップ本大会では、1戦目が「Sirius(シリウス)」、2戦目からは大会公式ソングの「Dai Dai」でした。

入場曲は日本代表が自分で選ぶものではなく、試合を主催する団体が決めます。この記事では、2026年9月時点の情報で、試合の種類ごとの入場曲、懐かしのFIFAアンセムからの移り変わり、天皇杯で流れる「日本サッカーの歌」までを整理します。

サッカー日本代表の入場曲は試合の種類で4つに分かれる

W杯本大会FIFA主催 「Sirius」→「Dai Dai」2026年大会。2戦目から公式ソングに 親善試合キリンチャレンジカップ 「Living Football」ハンス・ジマーとローン・バルフ作曲 アジアカップAFC主催 「AFCアンセム」イ・ドンジュン作曲。2015年から 国内大会天皇杯などJFA主催 「日本サッカーの歌」坂本龍一作曲。1994年にJFAが依頼
試合の種類ごとの選手入場の曲。いちばん下は日本代表ではなく国内大会の曲(FIFA、AFC、JFAの公式発表と報道をもとにフットボール戦士が作図)

入場曲が1つに決まらないのは、試合ごとに主催する団体が違うからです。ワールドカップ本大会はFIFA、アジアカップはアジアサッカー連盟(AFC)が主催し、それぞれの団体が決めた曲が流れます。キリンチャレンジカップは日本サッカー協会(JFA)が主催する親善試合です。

親善試合で「Living Football」が流れるのは、FIFAが2020年に各国の協会へ使うよう求めたためです。天皇杯の「日本サッカーの歌」は、日本代表の試合ではなく国内の大会の入場曲です。ただ、テレビで耳にする機会が多いので、日本代表の曲と覚えている人もいるかもしれません。

2026年W杯の入場曲は「Sirius」と「Dai Dai」

FIFA公式チャンネル(2026年6月公開)。入場曲が「Sirius」だった1戦目、オランダ戦(2対2)のハイライトです

2026年の北中米ワールドカップでは、グループステージ1戦目の選手入場に「Sirius」が使われました。イギリスのバンド、アラン・パーソンズ・プロジェクトが1982年に出した歌のない曲です。アメリカでは、NBAのシカゴ・ブルズが1984年から選手紹介に使ってきた曲として知られています。

FIFAは2戦目から、入場曲を大会公式ソングの「Dai Dai」に替えました。シャキーラとバーナ・ボーイが歌う曲です。日本代表でいえば、6月14日(現地)のオランダ戦が「Sirius」、6月20日のチュニジア戦からが「Dai Dai」の時期にあたります。

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上は日本サッカー協会(JFA)公式のInstagramで、入場曲が「Dai Dai」に替わった2戦目のチュニジア戦で、上田綺世が先制点を決めたことを伝えた投稿です。

2026年大会は入場のしかたも変わりました。先発の11人だけでなく、各チームの26人全員がピッチに入ります。インファンティーノ会長は、国歌のあいだ選手と審判がセンターサークルで向かい合う形にすることで、一体感を生みたいと説明しています。

なお、FIFAは2025年6月に新しい公式アンセム「Desire」を発表しました。ロビー・ウィリアムズの曲で、2026年大会を含むFIFAの大会で使うとしています。W杯本大会の入場曲は、大会ごとに新しい曲が選ばれる流れになっています。

キリンチャレンジカップの入場曲は「Living Football」

JFATV(日本サッカー協会の公式チャンネル、2026年9月公開)。キリンチャレンジカップ2026、ウルグアイ戦のハイライトです

キリンチャレンジカップなどの親善試合で使われてきた入場曲は「Living Football」です。映画音楽で知られるハンス・ジマーとローン・バルフが、2018年ロシア大会のために作ったFIFAのテーマ曲です。ロシア大会では、テレビ中継のオープニング映像の曲として話題になりました。

FIFAは2020年1月23日付の通達で、この曲を使うよう加盟協会に勧めました。ウガンダサッカー協会が公開した通達の内容では、使ってよい場面として「国際親善試合」「W杯などの予選のホーム戦」「選手がピッチに入るとき」などが挙がっています。長く親しまれたFIFAアンセムが代表戦で聞かれなくなったのは、この切り替えのためです。

JFAも2023年3月のキリンチャレンジカップで、「Living Footballフラッグ」を持って選手入場のセレモニーに参加する人を募集していました。2026年9月24日には、宮城でウルグアイ代表に3対1で勝っています。ただ、この試合で流れた曲名を書いた公式の発表は見つかりませんでした。FIFAの新アンセム「Desire」の登場で、親善試合の曲が今後変わる可能性もあります。

入場曲の歴史:FIFAアンセムから今の曲まで

1994 W杯で「FIFAアンセム」が始まる同じ年、JFAが「日本サッカーの歌」を作る 2002 日韓W杯はヴァンゲリス「Anthem」この大会のための特別な曲 2015 アジアカップで「AFCアンセム」AFC主催の大会の入場曲に 2018 W杯は「Seven Nation Army」FIFAの新テーマ「Living Football」も誕生 2020 FIFAが「Living Football」へ親善試合などの入場曲を切り替え 2022 W杯は「Arhbo」カタール大会の入場用の曲 2025 FIFAの新アンセム「Desire」ロビー・ウィリアムズの曲 2026 W杯は「Sirius」→「Dai Dai」2戦目から大会公式ソングに
選手入場の曲の移り変わり。紺はW杯本大会(FIFA、AFC、JFAの公式発表と報道をもとにフットボール戦士が作図)

多くの人が「サッカーの入場曲」と聞いて思い浮かべるのは、FIFAアンセムでしょう。ドイツの音楽家フランツ・ランベルトが作った歌のない行進曲で、1994年のアメリカW杯で初めて使われました。その後は日本人ドラマーの屋敷豪太さんが編曲し直した版が使われ、2014年ブラジル大会まで、W杯の入場といえばこの曲でした。

2002年の日韓大会だけは例外で、ヴァンゲリスの「Anthem」が大会の曲として使われました。2018年ロシア大会では、選手入場の曲がロックバンド、ザ・ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」に替わりました。アメリカの公共放送NPRは、この大会の全試合で選手がこの曲とともにピッチへ入ったと伝えています。

「Seven Nation Army」はその後も使われ続けたわけではありません。2022年カタール大会の入場曲は「Arhbo(FIFA Walkout Anthem)」で、2026年大会は前の章のとおり「Sirius」と「Dai Dai」です。W杯の入場曲は、2018年から大会ごとに入れ替わるようになりました。

ヨーロッパのクラブ大会にも、同じように決まった曲があります。UEFAチャンピオンズリーグの入場で流れる曲は、下の記事で紹介しています。

天皇杯で流れる「日本サッカーの歌」とアジアカップの「AFCアンセム」

吹奏楽版を編曲した伊藤康英さんの公式チャンネル(2014年9月公開)。「日本サッカーの歌」の吹奏楽版の演奏です

「日本サッカーの歌」は、坂本龍一さんが作った歌のない曲です。JFAの資料によると、1994年に2002年W杯の日本招致と日本サッカーの発展を願って坂本さんに依頼しました。天皇杯決勝の表彰などで演奏され、サポーターにもなじみのある曲になりました。

天皇杯では選手入場の曲としても使われています。たとえば第97回天皇杯(2017年度)の会場イベントの案内には、「選手入場時の『日本サッカーの歌』」を埼玉県警察音楽隊が演奏すると書かれていました。2006年にはドイツW杯出場を記念して歌詞つきの版もCDになり、JFAが推薦しています。

日本代表がアジアカップに出るときは、アジアサッカー連盟の「AFCアンセム」が流れます。韓国の作曲家イ・ドンジュンの曲で、2015年のアジアカップ開幕戦で初めて使われました。AFCの大会運営の手引きでも、AFCアンセムに続いてチームが入場する流れが決められています。

入場曲とは別に、試合中にサポーターが歌う応援歌もあります。日本代表の応援の中身は、下の記事で紹介しています。

データで見る:入場曲はどんな言葉で調べられている?

検索語ごとの表示回数(過去16か月) サッカー日本代表 入場曲 775回 日本代表 入場曲 330回 サッカー日本代表入場曲 321回 曲名を含む検索語は上位1,000語に0語
フットボール戦士の記事がGoogleの検索結果に表示された回数(Googleサーチコンソールの上位1,000語をフットボール戦士が集計)

この記事がGoogleの検索結果に表示された回数は、過去16か月で8,552回でした。そのうち「サッカー日本代表 入場曲」など3つの言葉で1,426回(16.7%)、クリック261回のうち80回(30.7%)を占めます。サイト全体の上位1,000語の中に、「FIFAアンセム」や「Seven Nation Army」のような曲名を含む言葉は1つもありませんでした。

入場曲を調べる人の多くは、曲名を知らないまま「入場曲」で探していると考えられます。この記事の1文目で曲名を答えているのは、そのためです。

一方、日本語版Wikipediaの「FIFA Anthem」は、W杯の入場で流れなくなった後も大会のたびに読まれています。フットボール戦士の集計では、2026年W杯の期間中は1日平均136回で、大会前90日(20回)の6.7倍でした。2018年大会は9.5倍、2022年大会は11.4倍です。

よくある質問

Q1. サッカー日本代表の今の入場曲は何ですか?

A. 試合によって違います。キリンチャレンジカップなどの親善試合では「Living Football」が使われてきました。2026年W杯では「Sirius」と「Dai Dai」、アジアカップでは「AFCアンセム」が流れます。

Q2. FIFAアンセムはもう流れないのですか?

A. FIFAは2020年に「Living Football」への切り替えを加盟協会に通達しました。W杯本大会の入場でも、2018年大会からは別の曲が使われています。

Q3. 2026年W杯の入場曲はなぜ途中で変わったのですか?

A. FIFAはグループステージ2戦目から、大会公式ソングの「Dai Dai」に替えました。報道では、入場の場面を大会の公式ソングとそろえるためと伝えられています。

Q4. 「Living Football」は誰が作った曲ですか?

A. 映画音楽で知られるハンス・ジマーとローン・バルフです。2018年ロシアW杯のためにFIFAが依頼しました。

Q5. 天皇杯の入場曲は何ですか?

A. 坂本龍一さんが作った「日本サッカーの歌」です。JFAが1994年に依頼した曲で、天皇杯では選手入場や表彰の場面で流れます。

まとめ:サッカー日本代表の入場曲は主催者ごとに違う

  • キリンチャレンジカップなどの親善試合は「Living Football」
  • 2026年W杯は1戦目が「Sirius」、2戦目から「Dai Dai」
  • アジアカップなどAFC主催の大会は「AFCアンセム」
  • FIFAアンセムは1994年から長く使われ、2020年に切り替えの通達が出た
  • 天皇杯の入場曲は坂本龍一さんの「日本サッカーの歌」

入場曲は、日本代表ではなく試合を主催する団体が決めています。FIFAは2025年に新しいアンセム「Desire」も作ったので、親善試合やW杯予選の曲が変わる可能性があります。次の代表戦では、入場の数十秒の音楽にも耳を傾けてみてください。

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。出典:FIFA公式(2025年6月14日・7月)、FourFourTwo(2026年6月15日)、Bolavip(2026年7月19日更新)、Far Out Magazine(2026年7月4日)、NPR(2018年7月11日)、theWORLD(2025年11月12日)、ウガンダサッカー協会(2021年9月3日、FIFA通達1707号の紹介)、JFA公式(2006年4月13日理事会報告、第97回天皇杯の案内、2023年3月3日、キリンチャレンジカップ2026)、AFC公式(2015年1月・大会運営マニュアル2023年版)、Wikipedia英語版・日本語版。