Jリーグの永久欠番一覧【2026/27】確認できる4つとマリノス3番・鳥栖17番の由来

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こんな疑問を持つ方へ
  • Jリーグに永久欠番はある?どのクラブの何番?
  • 横浜F・マリノスの3番やサガン鳥栖の17番には、どんな理由がある?
  • 多くのクラブで12番がいないのは永久欠番だから?

Jリーグの永久欠番として、クラブの発表や大手メディアの報道で確かめられるのは、横浜F・マリノスの3番、サガン鳥栖の17番、ザスパ群馬の31番、FC岐阜の13番の4つです。4つとも、2026/27シーズンの登録選手には1人も付けていません。一方、多くのクラブで12番の選手がいないのは、サポーターの番号として空けているためで、永久欠番とは別の扱いです。この記事では、4つの番号の由来と、12番のデータ、解除された永久欠番まで紹介します。

Jリーグの永久欠番一覧【2026/27】

3173113 横浜F・マリノスサガン鳥栖ザスパ群馬FC岐阜 松田直樹さん坂田道孝さん奥野僚右さん桐山周也さん 4つとも2026/27シーズンの登録選手はいない
Jリーグの永久欠番(クラブ発表・報道で確認できたもの。登録選手はJリーグデータサイトの2026年9月25日時点の一覧でフットボール戦士が確認・作図)

4つのうち3つは、クラブで活躍した選手や、クラブをつくった人をたたえる番号です。残る岐阜の13番は、アカデミーの選手の事故をきっかけに、同じことを繰り返さない誓いとして決められました。

ザスパ群馬の31番は、選手兼監督としてクラブを率いた奥野僚右さんの番号です。奥野さんは2002年、群馬県リーグ1部から出発した当時の「ザスパ草津」に加わり、JFL昇格まで導きました。フットボールゾーンの2020年の記事でも、31番が永久欠番であることが紹介されています。

FC岐阜の13番は、ジュニアユース(中学生年代)に所属していた桐山周也さんの番号です。2010年8月、遠征の帰りに立ち寄った海で事故に遭い、亡くなりました。岐阜はトップチームからジュニアユースまで、すべてのカテゴリーで13番を永久欠番にしています。

横浜F・マリノスの3番:松田直樹さん

横浜F・マリノス公式チャンネル(2020年8月4日公開)。松田直樹さんが亡くなった日に合わせて公開された映像です

横浜F・マリノスの3番は、元日本代表DFの松田直樹さんの番号です。松田さんはマリノスで12シーズンにわたって3番を付け、2010年限りで退団したあと、当時JFLの松本山雅FCでプレーしていました。2011年8月、練習中に倒れ、8月4日に34歳で亡くなりました。

マリノスは同じ月に3番を永久欠番にすると発表しました。J1のクラブが永久欠番を決めたのは、これが初めてです。クラブは、マリノスや日本代表への貢献への敬意と、追悼の気持ちを理由に挙げています。

フットボール戦士が毎日集計している「サッカー選手 日本での注目度ランキング」のデータです(日本語版Wikipediaの閲覧数)。

フットボール戦士の集計では、松田直樹さんの日本語版Wikipediaが最も見られたのは2020年8月4日で、1日に81,306回でした。2番目も2019年8月4日の43,360回で、どちらも命日です。亡くなってから年月がたっても、命日に多くの人が松田さんを思い出していることが、数字からもわかります。

この投稿をInstagramで見る

上は、横浜F・マリノス公式のInstagramが2020年8月4日に、マリノスで松田直樹さんと共にプレーした人たちが松田さんについて語るスペシャルムービーを紹介した投稿です。

サガン鳥栖の17番:クラブの恩人とサポーターの番号

命日1月7日 → 17 永久欠番今はサポーターの番号 坂田道孝さん(元佐賀県サッカー協会理事長)
サガン鳥栖の17番の由来(佐賀新聞・Number Webの記事をもとにフットボール戦士が作図)

サガン鳥栖の17番は、クラブ誕生の恩人である坂田道孝さんの命日、1月7日にちなんだ番号です。1997年に前身の鳥栖フューチャーズの運営会社が解散したあと、当時の佐賀県サッカー協会理事長だった坂田さんが中心になり、新しいチーム「サガン鳥栖」が発足しました。坂田さんはその3年後に亡くなっています。

佐賀新聞によると、17番は永久欠番になり、今はサポーターが付ける番号です。多くのクラブが12番をサポーターの番号にしている中、鳥栖は17番がその役目を担っています。応援歌にも「17の誇りを胸に」という言葉があります。2023年には、GKの朴一圭選手が背番号を71に変え、この言葉を逆にした「71の覚悟」を背負うことを選んだと、Number Webが伝えています。

12番はサポーターの番号:永久欠番とは別の扱い

背番号12の選手がいるか(60クラブ) いない:58クラブ いる:2クラブ 浦和レッズ(瀬古樹)、サガン鳥栖(松原颯汰) 鳥栖はサポーターの番号が12ではなく17
2026/27シーズンのJ1・J2・J3の60クラブの登録選手(Jリーグデータサイトの登録選手一覧をもとにフットボール戦士が集計・作図。2026年9月25日時点)

Jリーグデータサイトの登録選手一覧を60クラブ分集計すると、2026/27シーズンに12番の選手がいるのは、浦和レッズとサガン鳥栖の2クラブだけでした。残る58クラブは12番を空けています。サッカーは11人で戦うため、サポーターを「12番目の選手」と考え、12番をサポーターの番号にしているクラブが多いからです。

ただし、これはクラブごとの考え方で、Jリーグの決まりとしての「永久欠番」ではありません。浦和と鳥栖は以前から12番を選手が付けてきたクラブで、2022年のJ1でも、12番の選手はこの2クラブだけでした。Jリーグは2023年から、12〜99番をポジションに関係なく自由に選べるようにしています。

解除された永久欠番と、この記事に載せなかった番号

藤枝MYFCの2番 2019年まで2020年2026/27 永久欠番(斉藤俊秀さん)選手が付ける番号に戻す松田佳大選手が着用
藤枝MYFCの2番の移り変わり(藤枝MYFC公式の発表とJリーグデータサイトの登録選手一覧をもとにフットボール戦士が作図)

永久欠番は、クラブの判断で解除されることもあります。藤枝MYFCは、静岡県1部リーグの頃から選手として、その後は監督としてチームを率いた斉藤俊秀さんの2番を永久欠番にしていました。しかし2020年3月、J3優勝とJ2昇格をめざす新しい決意として、2番を再び選手が付ける番号に戻すと発表しました。

一方、ガイナーレ鳥取の5番を永久欠番とする資料もありますが、クラブの発表や大手メディアの報道で確かめられなかったため、この記事の一覧には入れていません。2026/27シーズンの鳥取の登録選手に5番はいませんが、空き番号というだけでは永久欠番とは言えないからです。

海外では、ナポリがマラドーナの10番を永久欠番にしている例が有名です。背番号にまつわる選手ごとの話は、下の記事でも紹介しています。

よくある質問

Q1. Jリーグの永久欠番はいくつありますか?

A. クラブの発表や大手メディアの報道で確かめられるのは、横浜FMの3番、鳥栖の17番、群馬の31番、岐阜の13番の4つです。

Q2. J1で初めての永久欠番はどれですか?

A. 横浜F・マリノスの3番です。2011年8月、松田直樹さんが亡くなった同じ月に決まりました。

Q3. 12番はJリーグの永久欠番ですか?

A. 違います。多くのクラブがサポーターの番号として12番を空けていますが、クラブごとの扱いです。2026/27シーズンは浦和と鳥栖に12番の選手がいます。

Q4. サガン鳥栖の17番はなぜ特別なのですか?

A. クラブ誕生に力を尽くした坂田道孝さんの命日、1月7日にちなんだ永久欠番だからです。今はサポーターの番号にもなっています。

Q5. 永久欠番が解除されることはありますか?

A. あります。藤枝MYFCは永久欠番にしていた2番を、2020年に再び選手の番号に戻しました。

まとめ:Jリーグの永久欠番は確認できるもので4つ

  • 確認できる永久欠番は、横浜FMの3番、鳥栖の17番、群馬の31番、岐阜の13番
  • 4つとも、2026/27シーズンの登録選手は付けていない
  • 横浜FMの3番はJ1のクラブで初めての永久欠番
  • 鳥栖の17番は、命日にちなむ永久欠番でサポーターの番号
  • 12番がいないのは58クラブで、サポーターの番号としての扱い
  • 藤枝の2番のように、永久欠番が解除された例もある

Jリーグの永久欠番は数が少ないぶん、1つ1つにクラブの歴史が詰まっています。スタジアムで空いている番号を見つけたら、その理由を調べてみると、クラブへの見方が少し変わるかもしれません。

※この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。出典:Jリーグデータサイト「登録選手一覧」、webスポルティーバ「サッカー界にもある『永久欠番』」(2020年11月16日)、佐賀新聞「有明抄 背番号17の存在」(2021年1月6日)、Number Web(2023年7月18日)、フットボールゾーン(2020年2月22日)、ジュニアサッカーを応援しよう!「FC岐阜の永久欠番」(2016年9月9日)、藤枝MYFC公式「永久欠番としていた『背番号2番』について」(2020年3月6日)、SPAIA(2022年6月17日)、ゲキサカ(背番号規定の改定)。