横浜Fマリノスに新ホームスタジアムができる? 三ツ沢新球技場の計画とは?

こんな疑問を持つ方へ

  • 「マリノスに新スタジアムができるって本当?どこに建設されるの?」
  • 「三ツ沢の新スタジアム計画って今どうなってるの?」
  • 「日産スタジアムはなぜ見にくいと言われるの?専用スタジアムはできないの?」
  • 「マリノスが日産スタジアムから引っ越す可能性はある?」
  • 「新スタジアムができたらどんな環境で観戦できるようになるの?」

「マリノスに新スタジアムができるかもしれない」——そんな話が横浜のサッカーファンの間で広がっています。横浜F・マリノスの現ホームスタジアム・日産スタジアムは収容72,327人を誇る日本最大クラスの施設ですが、長年「ピッチが遠い」「臨場感がない」と言われ続けてきました。そして2025年、横浜市が三ツ沢公園に新しいサッカースタジアムを建設する方針を正式に決定したことで、マリノスのスタジアム問題が再び注目を集めています。この記事では、現状の日産スタジアムが抱える問題から、三ツ沢の新スタジアム計画の最新情報、そしてマリノスが本当に移転する可能性があるのかまで、詳細に解説します。


マリノスの現ホームスタジアム——日産スタジアムの概要

まず、マリノスが現在使用している日産スタジアムの基本情報を整理しておきましょう。

日産スタジアム(横浜国際総合競技場)基本情報

正式名称 横浜国際総合競技場(命名権:日産スタジアム)
所在地 神奈川県横浜市港北区小机町3300
開場 1998年3月1日
収容人数 72,327人(国内最大級)
スタジアム種別 多目的競技場(サッカー・ラグビー・陸上競技の兼用)
建設費 総工費約600億円
主なイベント実績 2002年W杯決勝・2019年ラグビーW杯決勝・東京五輪サッカー決勝
アクセス JR新横浜駅から徒歩約15分、JR小机駅から徒歩約5分

日産スタジアムは、2002年W杯決勝をはじめ数々の歴史的な試合が行われた日本を代表するスタジアムです。新横浜駅から徒歩15分というアクセスの良さも魅力です。しかし、サッカー観戦という観点から見ると、長年にわたって問題視されている点があります。


日産スタジアムが抱える「見にくさ」の問題——なぜ専用スタジアムが望まれるのか

「マリノス 新スタジアム」と検索する人の多くが気になっているのは、日産スタジアムへの不満からきているかもしれません。日産スタジアムには構造上の問題があり、サッカー観戦には不向きな部分があることが知られています。

日産スタジアムで「見にくい」と言われる主な理由

①陸上競技用トラック(9レーン・400m)があるため、ピッチとスタンドの距離が非常に遠い。②陸上競技場としての構造上、低層スタンドの傾斜が緩いため俯瞰視点が確保しにくい。③ピッチ外周にはトラックだけでなく、水壕障害や跳躍用走路のスペースもあり、さらにピッチが遠くなる。④これらの要因により、ウィキペディアでも「試合観戦環境が良くなく臨場感に欠ける」と指摘されている。

主要スタジアムとの比較——日産スタジアムの「遠さ」

スタジアム 種別 収容人数 サッカー観戦環境
日産スタジアム 多目的(陸上兼用) 72,327人 △ ピッチが遠い
埼玉スタジアム2002 球技専用 63,700人 ◎ 臨場感が高い
エディオンピースウイング広島 球技専用 28,520人 ◎ ピッチ至近
豊田スタジアム 球技専用 45,000人 ◎ 傾斜で臨場感◎

※各スタジアムの概要情報をもとに作成

埼玉スタジアムや豊田スタジアム、そして2024年に開業した広島のエディオンピースウイングなど、球技専用スタジアムへの移行が全国的に進む中、マリノスが使い続ける日産スタジアムの「遠さ」は、サポーターの悩みの種でした。日本代表の公式戦ですら、収容人数では日産スタジアムに劣る埼玉スタジアムが多用されているという事実が、スタジアムとしての実力差を物語っています。


【最新情報2025】横浜市が三ツ沢に新スタジアム建設を正式決定

そして2025年、マリノスサポーターが長年待ち望んでいた「新スタジアム」の話が、にわかに現実味を帯びてきました。横浜市が三ツ沢公園に新しいサッカースタジアムを建設する方針を正式決定したのです。

三ツ沢公園 新スタジアム構想の経緯

2022年6月
横浜市が三ツ沢公園球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)を公表。三ツ沢公園内に新スタジアムを整備する方針を示す。当初案は桜山・野外活動センター等の位置での建設を想定
2022年10月
横浜FCの筆頭株主・ONODARAグループが新スタジアムを建設し横浜市に寄贈する提案を発表(→翌2023年6月に撤回)
2025年6月2日
横浜市が方針を見直し。三ツ沢公園内の陸上競技場を泉区・深谷通信所跡地に移転し、その跡地に新スタジアムを建設する方針を市議会常任委員会で報告・公表。高低差の造成工事が不要となりコスト削減に。朝日新聞・産経新聞・日本経済新聞が一斉報道
2025年8月
横浜市がこの方針を正式決定。陸上競技場を移転し、跡地に新球技場を建設する計画が確定した

三ツ沢の新スタジアム——どんな施設になるの?

横浜市が計画する三ツ沢公園の新スタジアムとはどのような施設なのでしょうか。報道・横浜市の公表情報をもとに整理します。

三ツ沢公園 新スタジアム 計画概要(2025年8月時点)

建設場所 三ツ沢公園内(現・陸上競技場の跡地)、神奈川区
収容規模 約2万人規模(現在の1万5千人以上を収容)
スタジアム種別 球技専用スタジアム(Jリーグ基準を満たす施設)
屋根 全席屋根付き(Jリーグスタジアム基準に対応)
建設費の見込み 約300億円(産経新聞報道)
整備方式 PFI方式(民間の資金・ノウハウを活用)を基本に検討。寄付も募る意向
陸上競技場の移転先 泉区・深谷通信所跡地(元米軍施設、2014年返還)
既存球技場の扱い ニッパツ三ツ沢球技場を修繕しつつ残存。市民利用を拡大
利用クラブ 横浜FC・横浜F・マリノスを含む6クラブ(サッカー・ラグビー)

※横浜市公表情報・各種報道(朝日新聞・産経新聞・日本経済新聞2025年6月報道)をもとに作成。詳細な規模・スケジュール等は今後の基本計画策定で確定予定

新スタジアムの最大のポイントは「全席屋根付きの球技専用スタジアム」であることです。現在のニッパツ三ツ沢球技場(1955年建設・築70年超)は屋根がなくJリーグのスタジアム基準を満たしていません。新スタジアムはJリーグ基準に準拠した近代的な球技場として生まれ変わる計画です。

ニッパツ三ツ沢球技場の現状課題

1955年建設(東京五輪のサッカー会場)で築70年超。老朽化が著しく進んでいる。観客席に屋根がなく雨天時の観戦環境が劣悪。バリアフリー化が不十分。年間稼働日数は国内の球技場の中でも突出して高く、横浜FC・マリノス・なでしこリーグ2クラブ・ラグビー横浜キヤノンイーグルスなど6クラブが利用する多忙な施設だが、その施設水準はJリーグ基準を下回っている。


マリノスは三ツ沢の新スタジアムに移転するの?——最大の疑問に答える

「マリノス 新スタジアム」で検索している多くの方が気になっているのが、この疑問でしょう。マリノスは日産スタジアムから三ツ沢の新スタジアムに移転するのでしょうか。現状の情報を整理します。

マリノスの日産スタジアム vs 三ツ沢新スタジアム——比較表

項目 日産スタジアム(現在) 三ツ沢 新スタジアム(計画)
収容人数 72,327人(国内最大) 約2万人(予定)
種別 多目的(陸上兼用) 球技専用
屋根 部分屋根 全席屋根付き
ピッチへの距離 遠い(トラックあり) 近い(球技専用)
臨場感 低い傾向 高くなる可能性
アクセス 新横浜駅徒歩15分 横浜駅から北西2km
Jリーグ基準 充足(大容量) 充足(全席屋根など)

現時点(2025年)での状況を整理すると、三ツ沢の新スタジアムは「マリノスのホームスタジアム」として建設されるものではなく、横浜市の施設として複数のクラブが使用する球技場として計画されています。マリノスの現在のメインホームはあくまで日産スタジアムです。

ただし、X(旧Twitter)上では次のような注目の声が上がっています。

X(旧Twitter)での注目投稿(2025年5月)

「この話、仮にマリノスがメインスタジアムを横国から移すなら、かなり現実味が出てきそう。『新スタジアムは観客席すべてが屋根で覆われるJリーグ基準を満たす施設を想定し、建設費は約300億円を見込む。整備、運営にはPFI(民間資金による整備)方式を検討するとともに寄付も募りたい意向という。』」

— @J_football_xxx(FC公園)

つまり、マリノスが三ツ沢の新スタジアムをメインホームとして移転する可能性も議論されているのです。約2万人規模の球技専用スタジアムが完成すれば、日産スタジアムでの「遠さ」という課題を解決できる一方、現在の7万人超の収容力は失われます。マリノスにとってどちらがベターかは、今後の議論次第です。


日産スタジアムの命名権問題——「日産スタジアム」という名前がなくなる可能性

マリノスの新スタジアム問題を語る上で、もう一つ見逃せない動きがあります。それが日産スタジアムの命名権(ネーミングライツ)問題です。

日産スタジアム 命名権問題の背景

2026年2月、日産スタジアムの命名権契約が満了を迎えた。日産自動車は財務状況の悪化を背景に、現行の半額以下となる年間5,000万円での更新を横浜市に申し入れたと報じられた。「日産」という名前がスタジアムから消える可能性が浮上し、新たなネーミングライツスポンサーが登場するかどうかが注目されている。これは間接的に、マリノスとスタジアムの関係性にも影響を与える問題だ。


Xの声——サポーターが語る「マリノス 新スタジアム」への本音

X(旧Twitter)で見られる「マリノス 新スタジアム」への声(テーマ別)

日産スタジアムの「遠さ」への不満

「日産スタジアムは国内最大の収容人数でも一番フットボール観戦に不向きなスタジアム。選手が豆粒。2度のW杯決勝をここでやらなければならなかった日本のスタジアム事情が悲しい」「陸上トラックがある分だけピッチが遠い。サッカー専用の新しいスタジアムが欲しいとずっと思ってた」

日産スタジアムを誇りに思う声

「私は日産スタジアムがホームであることを誇りに思ってる。7万人以上の収容、新幹線駅で徒歩15分、最高の音響、トラックがあるからこその演出、座席の通路の広さ、観やすさだって申し分ない。マリノスのこと土地の問題、スタジアムを立てる苦労、何も知らないのにケチ付けるだけ付けて言うのが腹立たしい」

三ツ沢の新スタジアム計画への期待

「三ツ沢に2万人規模の全席屋根付き球技専用スタジアムができるなら、ぜひマリノスにも使ってほしい。広島のエディオンピースウイングみたいな環境で試合が見られたら最高」「横浜市が三ツ沢に新スタジアムを作るって本当なら、マリノスが移れば解決じゃないか。日産の遠さを解消できる」

収容人数の問題への懸念

「2万人規模じゃマリノスには小さすぎる気がする。2019年の優勝試合の時は6万人以上入ってたんだから、大事なタイトル決定戦や注目カードには対応できない」「三ツ沢が完成しても日産との使い分けが現実的じゃないか。普段の試合は三ツ沢、大型試合は日産みたいな」

新スタジアムに期待すること

「完全屋根付きって最高。雨の日の日産は辛かった。一部屋根があっても1階前方は結局びしょ濡れ」「球技専用なら傾斜も急になってピッチも近い。広島みたいな雰囲気でマリノスの試合が観たい。早く実現してほしい」

※X上のサポーター・ファンの声を参考に代表的な意見をテーマ別にまとめたものです


全国の新スタジアム建設トレンド——横浜は遅れている?

三ツ沢の新スタジアム計画は、全国的なサッカー専用スタジアム建設ブームの中に位置づけられます。首都圏の強豪クラブはこうした動きに乗り遅れており、横浜の状況は全国的な課題でもあります。

近年の主な新スタジアム完成・計画事例

スタジアム 完成・予定 収容規模 特徴・備考
エディオンピースウイング広島 2024年2月 28,520人 市街地中心部。全席屋根。ピッチ至近の臨場感
金沢ゴーゴーカレースタジアム 2024年7月 約2万人 コンパクトで機能的な球技専用スタジアム
等々力陸上競技場(川崎) 2029年度予定 35,000人 球技専用スタジアムへ建て替え計画中(川崎F)
三ツ沢公園新球技場(横浜) 未定(検討中) 約2万人 2025年8月方針決定。基本計画策定中。横浜FC・マリノスほか6クラブ使用予定

※各スタジアムの公表情報をもとに作成

川崎フロンターレは2029年度に球技専用スタジアムへの建て替えを目指しており、マリノスのライバルも「専用スタジアム」を手に入れようとしています。横浜の新スタジアム計画の進捗が、今後のJリーグの勢力図にも影響を与えることになりそうです。


まとめ——マリノス 新スタジアム問題の全体像

マリノス 新スタジアム 情報まとめ(2025年時点)

現ホームスタジアム 日産スタジアム(72,327人・陸上兼用・1998年開場)
日産スタジアムの問題 陸上トラックによりピッチが遠い・傾斜緩め・臨場感に欠ける
三ツ沢の新スタジアム 2025年8月に方針決定。三ツ沢公園の陸上競技場跡地に約2万人規模の全席屋根付き球技専用スタジアムを建設。建設費約300億円
マリノスの移転可能性 現時点では未決定。三ツ沢新スタジアムは横浜FC・マリノスを含む複数クラブが使用予定。メインホームの移転については今後の議論次第
日産スタジアム命名権 2026年2月に契約満了。新たなスポンサーの動向が注目される
今後の注目ポイント 三ツ沢新スタジアムの基本計画策定・完成スケジュール・マリノスの移転検討・日産スタジアムの命名権行方

「マリノスの新スタジアム」問題は、日産スタジアムの構造的な課題と、横浜市による三ツ沢公園の再整備計画という2つの動きが絡み合った複雑な問題です。2025年8月、横浜市が三ツ沢に全席屋根付きの球技専用スタジアムを建設する方針を正式決定したことで、「マリノスの新スタジアム」への道は確実に近づいてきました。ただし、移転するかどうか、いつできるのかはまだ確定していません。今後の横浜市の基本計画策定と、マリノスクラブ側の動向に注目が集まります。日産スタジアムで磨かれた「7万人の熱狂」と、三ツ沢で生まれるかもしれない「2万人の臨場感」——どちらがトリコロールに相応しいかは、横浜のサッカーファンが語り続けるテーマになりそうです。