横浜Fマリノスのゴール裏にいる団体とは?団体名や応援ルールなど

こんな疑問を持つ方へ

  • 「マリノスのゴール裏には団体があるって聞いたけど、何という名前?いくつあるの?」
  • 「2025年に4団体が活動禁止になったって本当?何があったの?」
  • 「ゴール裏の応援団体って、メンバーに入らないと参加できないの?」
  • 「マリノスのゴール裏は怖い?初心者でも楽しめる?」
  • 「今の応援ルールってどうなってるの?旗や太鼓は持ち込める?」

「マリノス ゴール裏 団体」——この言葉でたどり着いた方は、横浜F・マリノスの応援文化に興味を持ち始めた方か、2025年の大きな騒動を知ってその背景を調べている方ではないでしょうか。マリノスのゴール裏はJリーグでも長い歴史を誇り、「マリーシア」をはじめとする複数のサポーター団体が、30年以上にわたって熱い応援を作り上げてきました。しかし2025年、ダービー試合での禁止行為をきっかけに4つの団体が無期限活動禁止処分を受け、ゴール裏文化は大きな転換点を迎えています。本記事ではその歴史・構造・事件の全容・現状・そして初心者向けのガイドまで、一気に解説します。


マリノスのゴール裏はどこ?スタジアム別エリアを整理

マリノスは日産スタジアム(横浜国際総合競技場)をメインホームに、ニッパツ三ツ沢球技場をサブホームとして使用しています。それぞれでゴール裏の場所と特性が異なります。

スタジアム ゴール裏(ホーム)の場所 特徴・補足
日産スタジアム 北ゴール裏(サポーターズシート) 南ゲート側。1階席は立ち見容認エリア。唯一立ちながら応援できる席種。コアサポーターが集結。2階指定席なら着席しつつ応援可
日産スタジアム バックスタンド全体 マリノスの応援席(ビジター応援不可)。マリーシアなど一部団体のメンバーはバックスタンド2階中央に集まる
ニッパツ三ツ沢 バックスタンド側全体(ホームゴール裏含む) ピッチが近くコンパクトな構造。臨場感が高い。2025年7月の発煙筒事件が起きた会場
日産スタジアム 南ゴール裏(ビジターサポーターズシート) 対戦相手サポーター専用。マリノス応援不可

日産スタジアムでのマリノスゴール裏は「北ゴール裏(サポーターズシート)」が中心です。コールリーダーと呼ばれる応援の統率役が最前列に立ち、チャントの種類とタイミングを指示してスタジアム全体の応援を引っ張ります。バックスタンドもマリノスの応援エリアで、多様な楽しみ方をしながら応援するファンが多くいます。


マリノスのゴール裏団体——その歴史と役割

Jリーグ各クラブのゴール裏には、応援を主導するサポーター団体が存在します。チャントのリード・横断幕の管理・コレオグラフィーの企画など、スタジアムの「熱量」を生み出す存在です。マリノスには複数の団体があり、その中でも最も長い歴史を持つのが「マリーシア(malicia)」です。

マリノス ゴール裏 主要団体の系譜(確認されている情報)

団体名 発足・時期 特徴・備考
マリーシア(malicia) 1992年1月1日(元旦) Jリーグ全体でも最古の部類。公式サイト・Xアカウントを持ち継続的に活動。中心メンバーは日産スタジアムのバックスタンド2階中央に集まる。「サッカーの本質の近く」をモットーに掲げる知的なスタンス
コアゾーンの複数グループ 1990年代〜2000年代 ゴール裏1階コアエリアで活動する複数のウルトラス系グループ。Xアカウント「横浜ゴール裏」を中心にチャント案内・応援統率を担っていた(2025年7月に同アカウント削除)
2025年処分対象4団体 〜2025年7月 7月5日の横浜FCダービー禁止行為を受けクラブが「無期限活動禁止」処分。団体としての活動を想起させるすべての行為が禁止された(団体名はクラブ非公表)

※確認できる公開情報をもとに整理。各団体の詳細構成はクラブも非公表

マリノスのゴール裏文化の特徴として、欧州・南米の名門クラブのチャントを原曲とした情熱的な応援歌が多いことが挙げられます。ボカジュニアーズ、リベルプレート(アルゼンチン)、アヤックス(オランダ)を原曲とするチャントが定番で、横浜という港町のイメージと重なる「錨を上げろ」「バモバモバモマリノス」「イダレオー イダレ横浜」といった楽曲が知られています。


ゴール裏の応援の仕組み——チャント・コールリーダー・コレオ

マリノスのゴール裏がどのように機能しているのか、応援の仕組みを理解することで「自分が参加できるかどうか」も判断しやすくなります。

コールリーダー(CL)

ゴール裏最前列に立ち、メガホンや身振りでチャントの種類・開始タイミング・テンポを全体に伝える「応援の指揮者」。試合展開に合わせてリアルタイムで判断を下し、スタジアム全体を一体化させる。コールリーダーは特定の団体から選出されることが多い。

チャント(応援歌)

マリノスのチャントは世界の名門クラブの楽曲を原曲としたものが多く、初めて聞いても思わず一緒に歌いたくなるメロディが特徴。代表的なものとして「錨を上げろ(原曲:アヤックス)」「イダレオー イダレ横浜(原曲:ボカジュニアーズ)」「We Are Marinos(オリジナル)」など。チャントをすべて覚える必要はなく、まず手拍子から始めるだけでも十分に応援に参加できる。

コレオグラフィー(コレオ)

色付きの紙や段ボールを使って観客席全体でモザイク画を作り上げる演出。事前に団体が企画・準備し、入場時に座席に置かれた紙を使って全員で一斉に掲げる。試合開始前後の最も見応えある演出の一つ。

横断幕・フラッグ

ゴール裏の縦横に張られる応援メッセージ入りの横断幕と、コーナー付近で振られる大型フラッグ。これらはすべて団体・サポーターが自費で制作。2025年7月以降は事前申請制度が導入され、クラブが許可したもののみ掲出可能になっている。

重要なポイントとして、ゴール裏で応援するために特定の団体に入会する必要は一切ありません。チケットさえ持っていれば誰でも参加でき、手拍子だけしているだけでもゴール裏の一員として楽しめます。コールリーダーの動きに合わせて徐々にチャントを覚えていくのが、多くのサポーターが体験してきた自然なゴール裏デビューの流れです。


【2025年7月】4団体が活動禁止——横浜FCダービーで何が起きたか

マリノスのゴール裏団体を検索する人の多くが気になっているのが、2025年7月5日に起きた事件です。この一件は、マリノスのゴール裏文化を大きく揺さぶりました。

2025年7月5日 横浜FCダービー——事件の時系列

試合前(三ツ沢公園内)

タオルマフラーや目出し帽で顔を隠した一部のマリノスコアサポーターが三ツ沢公園内で発煙筒・花火を使用。横浜FCサポーターへの挑発行為を実施。警備スタッフの制止を振り切りアウェイグッズ規制エリアへの侵入も確認。発煙筒がベビーカーをひいた親子のそばに投げ込まれる動画がXで拡散し批判が急拡大

試合開始直前

禁止行為発覚を受け緊急手荷物検査を実施。アウェイ側ゴール裏の開門が大幅に遅れ、横浜FCサポーターが試合開始に間に合わない事態が発生

7月8日〜12日

クラブが警備会社映像をもとに行為者を特定。横浜市にて処分対象者への事情聴取・念書記入・処分通告を順次実施

7月11日

ゴール裏応援団体のXアカウント「横浜ゴール裏」が突如削除。サポーター界隈に大きな波紋が広がる

7月14日(処分発表)・7月21日(追加発表)

クラブが正式処分を発表。計67名(57名+10名)を無期限入場禁止。ゴール裏サポーター4団体に対して無期限活動禁止処分(団体としての活動を想起させるすべての行為を禁止)

7月20日〜(応援規制)

当面の間、全公式戦で横断幕・旗・太鼓・鳴り物の持込・使用を全面禁止。リヴァプールFC来日試合(7月30日)も対象

9月13日(川崎戦)以降

全面禁止から「事前申請制」へ移行。クラブが許可した横断幕・旗・楽器のみ掲出・使用可能とする新ルールを導入

クラブが発表した処分の根拠となった禁止行為は以下の通りです。

確認された禁止行為 処分内容
発煙筒・花火の使用 無期限入場禁止
覆面・目出し帽で顔を隠す行為 無期限入場禁止
横浜FCサポーターへの集団的挑発行為 無期限入場禁止
警備スタッフ制止を振り切りアウェイグッズ規制エリアへの侵入 無期限入場禁止
これらの行為を先導・扇動する行為 無期限入場禁止
上記行為に関与した4つのサポーター団体 無期限活動禁止
(団体としての活動を想起させるすべての行為の禁止)

※横浜F・マリノス公式サイト発表(2025年7月14日・21日)をもとに作成


処分後の応援規制の変遷——「全面禁止」から「事前申請制」へ

4団体の活動禁止処分と同時に、クラブはゴール裏全体の応援環境に対する大きなルール変更を段階的に実施しました。

応援規制の段階的変遷(2025年)

期間 応援ルール
〜2025年7月4日
(事件前)
横断幕・旗・太鼓・鳴り物は申請なしで持込・使用可能(一部ルールあり)。コアゾーンを中心に活発な団体応援
2025年7月20日〜
9月12日
(全面禁止期)
ホーム・アウェイを問わず全公式戦で「横断幕・旗・ゲートフラッグ等すべての掲出物」「太鼓・その他すべての鳴り物」の持込・使用を全面禁止。声援のみで応援
2025年9月13日(川崎戦)以降
(事前申請制)
全面禁止を解除し「事前申請制」へ移行。クラブが事前に許可した横断幕・旗・楽器類のみ掲出・使用可能。太鼓・トランペット・拡声器は使用可能エリアに制限あり。2026年シーズンも事前申請ルールが継続

全面禁止期間中の約2カ月間、マリノスのゴール裏は「声のみの応援」という異例の状態が続きました。太鼓もなく旗もない静寂の中でも声を枯らしてチャントを歌い続けたサポーターの姿は、ある意味でゴール裏の本質を問い直す期間でもありました。


ゴール裏の誇り——降格危機でも「ブーイングせずチャントで鼓舞」

2025年の「マリノス ゴール裏 団体」を語る上で、7月の不祥事だけを取り上げるのは不公平です。同じ2025年の前半戦で、マリノスのゴール裏は別の意味で全国的な注目を集めていました。

2025年4月16日——清水戦後のゴール裏が話題に

第12節・清水エスパルス戦、一時2点リードから3失点し逆転負け。チームは6戦未勝利で降格圏の18位に。試合後、ゴール裏のサポーターはブーイングではなく涙をぬぐいながらチャントで選手を鼓舞し続けた。Jリーグ公式YouTubeがこの様子を公開すると、コメント欄に感動の声が殺到した。

「バス囲んだりせず、選手と共に泣くサポーターは本物だよ」「ブーイングじゃなくてチャントで鼓舞するの凄いよな」「他サポだけど胸にくるものがあるな」「どんなに辛くても、最後まで選手を応援するサポーターの皆様に最大限の敬意を表します」「マリノスって優しいなぁ」——Jリーグ公式YouTube コメント欄より

この姿勢が世間に称賛され、その3カ月後に7月の不祥事が発生する——同じゴール裏から生まれた対照的な2つの出来事が、2025年のマリノスサポーターを象徴しています。古参サポーターが「今年のマリノスは日産の経営問題とピッチの迷走が奇妙にリンクした。クラブの背骨が剥き出しになったシーズンであり、サポーターが試される年でもあった」と語ったように、2025年はゴール裏のあり方を深く問い直す年になりました。


ゴール裏と他スタンドは何が違うの?観戦スタイル別の比較

エリア 応援スタイル チケット価格帯 こんな人に向いている
ゴール裏1階
(サポーターズシート)
立ち見・熱狂型 最安〜(変動制) とにかく熱く声を出して応援したい、チャントをリードしたいコアサポーター向け
ゴール裏2階
(指定席)
着席応援・俯瞰型 低〜中(変動制) 初心者のゴール裏デビューに最適。座りながらゴール裏の雰囲気を味わえる。1階ほど激しくない
バックスタンド
(ホーム)
着席・観戦メイン型 中(変動制) ゆったりとピッチを俯瞰しながら応援も楽しみたい人。マリーシア等の団体メンバーもここに集まる
メインスタンド
SS・SA
着席・観戦重視型 中〜高(変動制) ベンチ・選手に近い席で落ち着いて観戦したい人。ビジターとの混在(ミックス)エリアあり

ゴール裏1階のコア中央エリアに飛び込む前に、まずゴール裏2階指定席から始めることを多くの経験者がおすすめしています。中心部から少し離れた端のエリア(N12・N15ゲート付近など)も、ゴール裏の雰囲気を体感するには絶好の場所です。


X(旧Twitter)の生の声——ゴール裏団体問題へのリアルな反応

テーマ別・Xでの声まとめ

処分・アカウント削除への困惑と怒り

「横浜ゴール裏のアカウントが消えたのは処分が関係あるのかな」「責任を取る姿勢なのか、それも逃避なのか」「応援文化を守るためにこそ透明性ある発信が必要だったのでは」「あの熱狂を支えてきた人たちが、こんな形で姿を消すのは寂しい」

降格危機でも歌い続けた春の姿への称賛

「ブーイングしたい気持ちを押し殺して、涙を流しながら選手を鼓舞し続けたマリノスゴール裏のサポーターを心から誇りに思います」「ゴール裏の鼓舞する姿勢が心をうちます」「苦しむF・マリノスを支える熱いサポーターの声援が選手の背中を押す」

ゴール裏文化・応援への愛着と問い直し

「炎上しても凍結してもクラブへの愛は変わりません。試合観戦ではゴール裏でマリノスへ本気で応援を飛ばします」「マリノス歴は短いですがゴール裏歴は5年目になります。今年も跳びます!」「ゴール裏のアウェイ最前列は大旗振りサポーターが陣取り、かなり迫力がある」

初心者・新規ファンからの疑問と期待

「今マリノスに興味持ったんだけど、ゴール裏ってどんな雰囲気?怖くない?」「ゴール裏1階が怖そうだから2階指定席から始めてみます」「コールリーダーの動きに合わせればチャント覚えなくても大丈夫って聞いて安心した」

2025年という「試される年」への回顧

「今年のマリノスは日産の経営問題とピッチの迷走が奇妙にリンクしていた。GMの不在、監督交代、クラブの背骨が剥き出しになったシーズンであり、サポーターが試される年でもあった」「オリジナル10のプライドに賭けてJ1で居続けてほしい。来シーズンのゴール裏がどう再生するか楽しみでもある」

※X上のファン・サポーターの声を参考に代表的な意見をテーマ別にまとめたものです


初めてゴール裏に行く前に知っておくべき7つのこと

よくある不安・疑問 実際のところ
団体に入会しないといけない? 不要。チケット1枚あれば誰でも参加できます。団体は応援を統率するためのものであり、入会は任意です
チャントを全部覚えないといけない? まず手拍子だけで十分。コールリーダーの声と動きに合わせれば、自然とチャントを覚えていきます
最初はどの席がいい? ゴール裏2階指定席がおすすめ。座りながら応援でき、ゴール裏全体の雰囲気を体感できる。慣れてきたら1階端エリア(N12・N15ゲート付近)へ
1階立ち見は怖い? 中心部(コア)に行くほど熱量が上がりますが、端のエリアは比較的おだやか。最初は端から雰囲気を探るのがベター
旗や横断幕は持ち込める? 2025年9月以降は「事前申請制」。クラブが許可したもののみ掲出可能。公式グッズのフラッグは対象外で使用可。参加前に必ず公式サイトの最新観戦ルールを確認してください
何を着ていけばいい? ユニフォームやタオルマフラーがあると気分が上がります。なくても問題ありません。ただしゴール裏(ホーム)でのビジターグッズ着用は禁止
何時に行けばいい? ゴール裏1階は開場時間に入るのがベスト。遅くともキックオフ1時間前には座席を確保しましょう。2階指定席なら直前でも安心

2026年シーズンの応援ルール(2025年9月13日〜継続中)

現在は横断幕・旗・楽器類(太鼓・トランペット等)の持込・使用にはクラブへの事前申請が必要です。クラブが承認したもののみ掲出・使用可能。楽器類には使用可能エリアの制限もあります。参加前に必ずマリノス公式サイトの「観戦ルール・マナー」ページで最新情報を確認してください。


まとめ——マリノス ゴール裏 団体の全体像

マリノス ゴール裏 団体——総まとめ

ゴール裏の場所 日産スタジアム北ゴール裏(サポーターズシート)が応援の核心地。南ゲート側・1階立ち見容認
最も歴史ある団体 マリーシア(malicia)——1992年1月1日元旦発足。Jリーグ全体でも最古の部類
2025年7月の事件 横浜FCダービーで発煙筒・花火・挑発行為。67名が無期限入場禁止、4団体が無期限活動禁止処分
処分後の規制変遷 7/20〜9/12:横断幕・太鼓等の全面禁止。9/13以降:事前申請制へ移行。2026年も申請制継続
2025年春の正の側面 降格危機の苦境でもブーイングせずチャントで鼓舞し続けた姿が日本中から称賛された
初心者へのポイント 団体加入不要・チケットのみ必要。まずはゴール裏2階指定席から。手拍子だけでも参加できる

マリノスのゴール裏団体は、1992年のマリーシア誕生から30年以上にわたって積み上げてきた応援文化があります。2025年は「4団体の活動禁止」という前例のない出来事で大きく揺れましたが、同時に逆境でもチームを信じ続けるサポーターの本質的な強さも証明されたシーズンでした。「団体に入った特別な人だけが参加できる場所」ではなく、トリコロールを愛するすべての人に開かれた空間——それがマリノスのゴール裏です。2026年シーズン以降の新しいルールのもと、ゴール裏がどのように再生・進化していくか、ぜひ現地で体感してみてください。参加前には必ず公式サイトの最新観戦ルールを確認した上でお越しください。