浦和レッズの歴代ベストイレブンをデータと成績で選んでみた

こんな疑問を持つ方へ

  • 「浦和レッズで歴代一番すごかった選手って誰?」
  • 「エメルソン・ワシントン・ポンテの黄金トリオは本当に最強だった?成績は?」
  • 「小野伸二や長谷部誠が浦和にいたって本当?どんな活躍をしたの?」
  • 「自分でベストイレブンを選ぶとしたら誰を選べばいい?選び方の参考にしたい」
  • 「1993年の創設から現在まで、浦和レッズの歴史を選手を通して振り返りたい」

浦和レッズ 歴代ベストイレブンを本気で選ぼうとすると、必ず頭を悩ませる問題がある——「枠が11しかないのに、候補が多すぎる」というものだ。エメルソン・ワシントン・ポンテという黄金の外国人トリオ、小野伸二や長谷部誠という後に世界へ飛び出した天才たち、鈴木啓太というワンクラブマンの象徴、そして西川周作という現代の守護神。1993年のJリーグ創設から30年以上、数多くの名選手が赤いユニフォームに袖を通してきた。この記事では各選手の客観的なデータを徹底比較した上で、独自の歴代ベストイレブンを発表する。


選定の基準——「在籍中のインパクト」と「データ」で評価

浦和レッズ 歴代ベストイレブン選定にあたり、以下の基準を設けました。感情的な人気ではなく、できる限り客観的な根拠に基づいた選考です。

基準 内容
在籍中の出場成績リーグ戦出場数・得点数などの客観的なデータを重視
個人タイトルJリーグベストイレブン受賞・最優秀選手賞・得点王など公式表彰の有無
チームタイトルへの貢献J1優勝(2006年)・ACL優勝(2007年・2017年・2022年)・ルヴァン杯などへの直接的な貢献度
在籍中のインパクトクラブの歴史の転換点において果たした役割・象徴的なエピソード
対象期間1993年Jリーグ開幕から2025年シーズンまでのすべての在籍選手

ベストイレブン候補選手データ一覧——数字で比較する歴代レジェンド

まず主要な候補選手の在籍期間・主なデータを一覧にまとめます。これを見るだけでも浦和レッズが積み上げてきた選手の厚みが伝わります。

ポジション 選手名 在籍期間 主な成績(J1) 主な個人タイトル・実績
GK 西川周作 2014〜現在 Jリーグ通算300試合超 3年連続Jベストイレブン(2014-16)、ACL優勝(2017・2022)、天皇杯複数回
CB ギド・ブッフバルト 1994〜1997 J1通算127試合11得点 Jベストイレブン(1995・96)、ドイツ代表76試合、後に監督として2006年J1優勝を達成
CB 田中マルクス闘莉王 2004〜2009 2006年J1・2007年ACL優勝 黄金期CB。最終ラインから攻撃参加という独自のプレースタイルでチームの柱として活躍
CB 坪井慶介 2002〜長期 長年主軸として活躍 新人王、黄金期守備の柱、2006年J1優勝・2007年ACL優勝に貢献
WB左 三都主アレサンドロ 2003〜2009 左サイドに圧倒的な推進力 日本代表、左WBの名手、2006年J1優勝・2007年ACL優勝の立役者
MF 鈴木啓太 2000〜2017 通算443試合16得点 ワンクラブマン。Jベストイレブン(2006・07)、J1優勝・ACL優勝・天皇杯複数獲得
MF 長谷部誠 2002〜2007 J1通算149試合 Jベストイレブン(2004)、6年間でJ1・ルヴァン・天皇杯・ACL全タイトル獲得。後に日本代表主将
MF 小野伸二 1998〜2001
2006〜2007
1年目27試合9得点 Jベストイレブン・新人王(1998)、天才と称される技術、2007年ACL優勝貢献
MF (10番) ロブソン・ポンテ 2005〜2010 公式戦177試合33得点
J1通算143試合33得点
2007年Jリーグ最優秀選手賞、歴代外国人最多出場1位、2006年J1優勝・2007年ACL優勝の絶対的中心
FW 福田正博 1992〜1999 1995年32得点(50試合) Jリーグ初の日本人得点王(1995)、「ミスター・レッズ」の称号、Jベストイレブン複数回
FW エメルソン 2001〜2005 J1通算100試合71得点 2003年Jリーグ最優秀選手賞・2004年得点王。浦和歴代外国人最多得点1位
FW ワシントン 2006〜2007 J1通算52試合42得点 2006年得点王・同年J1優勝の立役者。心臓手術経験後の活躍が多くのファンの記憶に残る
FW 田中達也 2001〜2012 長年浦和を牽引 エメルソンとの「エメタツ」コンビがクラブ史上最強2トップと語り継がれる。2006年J1優勝に貢献

※各種公式データ・Football Zone・フットボールチャンネル・Wikipedia等をもとに作成


浦和レッズ 歴代ベストイレブン発表——フォーメーション【3-5-2】

選定基準に基づいた浦和レッズ 歴代ベストイレブンがこちらです。浦和黄金期の象徴でもある「3-5-2」フォーメーションで構成しました。

浦和レッズ 歴代ベストイレブン【3-5-2】

FW
エメルソン
FW
ワシントン
WB左
三都主
MF
長谷部誠
10番
ポンテ
MF
鈴木啓太
WB右
山田暢久
CB
ブッフバルト
CB
田中闘莉王
CB
坪井慶介
GK
西川周作

※山田暢久は右ウイングバック。ポンテはトップ下的な役割で起用


選出選手11名 詳細解説

【GK①】西川周作(2014年〜現在)

浦和史上最強GKという評価が定着。J1通算300試合超はクラブ記録レベルで、正確なフィードと安定したセービングで3年連続ベストイレブン(2014〜16年)。ACL優勝2回(2017年・2022年)に加え天皇杯タイトル獲得にも貢献。前身チームに所属していた都築龍太・山岸範宏ら歴代GKを含めても、浦和史上最高の守護神という評価は揺るがない。

【CB②】ギド・ブッフバルト(1994〜1997年)

1993年開幕当初「お荷物」と揶揄されていた浦和を、中位に押し上げた救世主。1994年のアメリカW杯終了後に来日し、3バックの中心として守備を統率。J1通算127試合11得点を残し、1995年・1996年とベストイレブンに選出。圧倒的なリーダーシップでチームのメンタリティを逞しく変えた。さらに2004年に監督として就任し、2006年にはクラブ史上唯一のJ1優勝を達成という二刀流の伝説がある。

【CB③】田中マルクス闘莉王(2004〜2009年)

最終ラインからゴール前に突進するという革命的なプレースタイルで黄金期を支えた。ブラジル生まれで日本に帰化後、2004年に浦和加入。アテネ五輪にも出場した。2006年J1優勝・2007年ACL優勝の中心選手として活躍し、パワーとスピードを兼ね備えた日本サッカー史上屈指のCBと評される。攻撃参加からのゴールは見る者を興奮させた。

【CB④】坪井慶介(2002年〜長期在籍)

2002年加入後、長年3バックの一角として浦和守備の安定に貢献。新人王を受賞した後も主軸として黄金期を守り続けた。ブッフバルト・闘莉王との守備陣は「黄金期を象徴するバックライン」として今も語られる。スピードと読みを武器に、浦和の安定した戦いを支えた。

【WB左⑤】三都主アレサンドロ(2003〜2009年)

2003年から加入した左WBの名手。キレキレのドリブルと高精度のクロスで2006年J1優勝・2007年ACL優勝の主軸として活躍。フリーキックの精度も高く、攻守両面で欠かせない存在だった。日本代表でも活躍し、サッカーの魅力を伝える選手として浦和サポーターに深く愛されている。

【MF⑥】長谷部誠(2002〜2007年)

2002〜2007年の6年間でJ1・ルヴァン・天皇杯・ACLの主要4タイトルすべてを獲得した。J1通算149試合出場。鈴木啓太とのコンビは黄金期中盤の基盤となり、2004年ベストイレブンに選出。後にドイツのヴォルフスブルク等で長くプレーし日本代表主将を務めたが、そのキャリアの礎を浦和で築いた。藤枝東高校から浦和入りした「地味な入団から世界へ」という軌跡も印象的だ。

【MF⑦・10番】ロブソン・ポンテ(2005〜2010年)★MVP選手

浦和歴代外国人選手の総合評価で複数のメディアが1位に選ぶ選手。公式戦177試合33得点はいずれも外国人選手歴代1位。2007年Jリーグ最優秀選手賞を受賞し、「浦和史上最高の10番」とも称される。2006年J1優勝最終節では「同点ゴール+ワシントンへの逆転アシスト」というクラブ史上最高の瞬間を演出した。バイエル・レバークーゼン在籍時にはCLでレアル・マドリードを3-0で下す試合にも出場していた本物の世界レベルの実力者。「強豪クラブが5億円支払っても惜しくない」と評されたポンテの存在は、浦和黄金期の象徴そのものである。

【MF⑧】鈴木啓太(2000〜2017年)

2000年から浦和一筋を貫いたバンディエラ。通算443試合出場は圧倒的な数字であり、クラブに対する忠誠心の証明でもある。「水を運ぶ選手」として中盤のハードワークを担い、2006年・2007年ベストイレブン選出。オシム監督が重用した守備的MFとして日本代表でも活躍した。「啓太がいるから安心」と語るサポーターが多いほど精神的支柱でもあった。

【WB右⑨】山田暢久(長期在籍)

浦和レッズを長年支えたバンディエラの一人として、右サイドで安定的な攻守両面の貢献を続けた。2006年J1優勝・2007年ACL優勝にも貢献。鈴木啓太と並ぶ「生え抜きの象徴」として、浦和というクラブのアイデンティティを長年体現した選手。

【FW⑩】エメルソン(2001〜2005年)★歴代最多得点外国人

浦和史上最多得点外国人選手(J1通算100試合71得点)。超人的なスピードを武器に「戦術エメルソン」とも呼ばれたカウンター攻撃は浦和史上でも有数のスリリングな瞬間を演出した。2003年最優秀選手賞・2004年得点王というダブル受賞は浦和の黄金時代の幕開けを告げるものだった。田中達也との「エメタツ」コンビはクラブ史上最強2トップの呼び声が今もある。遅刻・年齢詐称といったお騒がせ行動も含めて「存在感の化け物」だった。

【FW⑪】ワシントン(2006〜2007年)★J1初優勝の立役者

わずか2シーズン(J1通算52試合42得点)という驚愕の効率性。2006年得点王でJ1初優勝の直接的な立役者。ポンテとのコンビは黄金期最強。心臓手術を経験した後に日本に来て、2006年最終節でのゴールは今も「浦和レッズ史上最も感動的な得点」と語るサポーターが多い。ゴール後にハートのマークを胸に当てるセレブレーションも象徴的だった。


惜しくも選外——次点の名選手たち

ポジション 選手名 主なエピソード・選外理由
MF 小野伸二 1998年・新人王とベストイレブン同時受賞。フランスW杯最年少出場という天才の証明。在籍期間が分かれているため(1998〜2001・2006〜2007)連続性の面でポンテ・長谷部に一歩譲る形に。日本人限定なら不動のスタメン
CB 槙野智章 番記者が「左ストッパー歴代ベスト」と評する選手。2017年ACL優勝にも貢献。黄金期の3バック(ブッフバルト・闘莉王・坪井)に絞ったため選外。4バックやオールタイムのDF系なら間違いなくスタメン
FW 福田正博 「ミスター・レッズ」の称号を持ちJリーグ初の日本人得点王(1995年・32ゴール)を達成した浦和創成期の象徴。2006年以降の黄金期を直接経験していないため統合ベスト11では選外。日本人限定なら最前線の不動の存在
FW 田中達也 2001〜2012年の長期在籍でエメルソンとの「エメタツ」コンビはクラブ史上最高の2トップと評される。スピードと献身性はトップクラス。エメルソン・ワシントンという超強力2トップに枠を譲った形
CB アレクサンダー・ショルツ 2021〜2024年。J1通算94試合14得点・2023年ベストイレブン。ビルドアップの精度は「歴代外国人でも飛び抜けていた」と評される。比較的近年の選手のため「歴代」という括りでのウエイトを考慮した

時代別に見る浦和レッズの強さ——各黄金期の特徴

浦和レッズ 時代別主要選手比較

時代 キーワード 代表的な選手
1993〜2000年代前半 草創期・試練の時代 福田正博(1995年得点王)、ギド・ブッフバルト(守備の柱)、小野伸二(天才の誕生)、岡野雅行(野人)
2003〜2007年(黄金期) J1初優勝・ACL制覇 ポンテ(MVP)、エメルソン(最多得点)、ワシントン(得点王・J1優勝)、闘莉王、鈴木啓太、長谷部誠、三都主、坪井
2010年代〜現在 ACL2度目・3度目制覇 西川周作(最強GK)、槙野智章(2017年ACL)、ショルツ(2023年ベストイレブン)、興梠慎三(長期在籍・大量得点)

X(旧Twitter)の声——ファンが語る「歴代最強」への熱いコメント

浦和レッズ歴代ベストイレブンに関するXの声(テーマ別)

ポンテへの圧倒的な評価

「浦和歴代最強外国人はポンテで確定では。大事な試合でいつも決める選手だったし、優勝した年もACL優勝の年もポンテなしでは語れない」「ポンテの10番は本当に特別だった。あのレベルの選手が浦和にいたってのが今でも信じられない」「強豪クラブが5億円出してでも欲しがったと言われてたポンテ、やっぱり歴代1位だよな」

エメルソン・ワシントンへの記憶

「エメルソンのあのスピード、今の時代でも通じると思う。J1通算100試合71得点って改めて見るとヤバい数字」「ワシントンがハートのマークを胸に当ててゴールを喜んでた姿、今でも忘れられない。心臓病を乗り越えてあの活躍をしたんだから」「エメタツって本当に最強の2トップだったと思う。スピードで全部解決してた時代」

小野伸二・長谷部誠への惜しむ声

「小野伸二は健康だったら浦和のレジェンドNO.1だったと思う。あのケガが本当に惜しかった」「長谷部って浦和出身なの?って知らない若いサポーターも多いけど、浦和在籍中にタイトル全部取ってるんだよな。すごい選手だった」

鈴木啓太・西川周作という「柱」への感謝

「啓太がいた浦和はなんか安心感があった。目立たないけど確実に仕事する選手って本当に大事」「西川がいる限り浦和のGKの心配はしたことない。それだけの信頼がある」「443試合ワンクラブって啓太の数字は本当に意味がわからんレベルで凄い」

ベストイレブンを選ぶ楽しさと悩み

「浦和の歴代ベストイレブンって本当に難しい。福田・エメルソン・ワシントン・田中達・ポンテってFW系だけで何人いるんだよって感じ」「守備陣もブッフバルト・闘莉王・坪井・槙野・ショルツと選べない選手ばかり。DFも全員入れてくれ」「中盤が一番ツラい。長谷部・小野・ポンテ・啓太・三都主・阿部から5人しか選べない」

※X・各種掲示板上のサポーター・ファンの声を参考に代表的な意見をテーマ別にまとめたものです


まとめ——浦和レッズ 歴代ベストイレブン最終確定版

浦和レッズ 歴代ベストイレブン【3-5-2】最終確定

GK① 西川周作 Jリーグ通算300試合超、ACL優勝2回、浦和史上最強GK
CB② ギド・ブッフバルト J1通算127試合、1995・96ベストイレブン、浦和強豪化の救世主
CB③ 田中マルクス闘莉王 2006年J1優勝・2007年ACL優勝。攻撃参加も武器の革命的CB
CB④ 坪井慶介 新人王。黄金期3バックの不動のメンバー
WB左⑤ 三都主アレサンドロ 2006年J1優勝・2007年ACL。左の推進力と高精度のクロス・FK
MF⑥ 長谷部誠 J1通算149試合。6年間で主要タイトル全制覇。2004年ベストイレブン
10番⑦ ロブソン・ポンテ 公式戦177試合33得点(外国人1位)、2007年MVP。「浦和史上最高の10番」
MF⑧ 鈴木啓太 通算443試合。ワンクラブマン。2006・07ベストイレブン
WB右⑨ 山田暢久 バンディエラ。右サイドの長年の安定した柱
FW⑩ エメルソン J1通算100試合71得点(外国人最多)。2003年MVP・2004年得点王
FW⑪ ワシントン J1通算52試合42得点。2006年得点王・J1初優勝の直接的立役者

浦和レッズ 歴代ベストイレブンを選ぶことは、浦和レッズの歴史そのものを振り返る作業でもあります。1993年の最下位、1999年のJ2降格という試練を経て、2006年のJ1初優勝、2007年・2017年・2022年のアジア制覇へ——その歩みを支えてきたのが、今回選出した11人の選手たちです。「自分ならこの選手を入れる」「この選手を外すのはありえない」という議論こそが、浦和レッズという魅力あるクラブを語り継ぐ楽しみの一つでもあります。ぜひあなた自身のベストイレブンを考えながら、浦和レッズの偉大な歴史を改めて振り返ってみてください。