Jリーグのシャーレとは何か?意味・由来・サイズまで完全解説

Jリーグの優勝シーン、選手たちが誇らしげに掲げる銀色の大きな「お皿」——これがシャーレです。「なぜカップやトロフィーではなくお皿なのか?」「シャーレって何語?」「なぜ川崎フロンターレはお風呂の桶を掲げているのか?」と思ったことのある人も多いでしょう。この記事では、Jリーグシャーレの意味・由来・詳細スペックから、誕生の歴史的背景、複数チームに優勝可能性がある場合の扱い、語り継がれるエピソードの数々まで、徹底的に解説します。


Jリーグ シャーレとは——ドイツ語で「皿」を意味するJ1優勝トロフィー

シャーレ(Schale)とはドイツ語で「皿」を意味します。Jリーグで「シャーレ」と呼ばれているのは、J1リーグの優勝チームに授与される銀皿型のトロフィーのことです。直径約55cm・重さ約6kgという大きさで、優勝した選手たちが高々と掲げる姿はJリーグを象徴するシーンのひとつになっています。

JリーグシャーレのBasicデータ

正式名称 Jリーグ杯(優勝銀皿)
読み方・語源 シャーレ(ドイツ語:Schale =「皿」)
直径 約55cm
重さ 約6kg
授与される大会 J1リーグ(旧・Jリーグ ディビジョン1)年間優勝クラブ
保持期間 優勝クラブが1年間保持し、翌年返還。返還後にレプリカが贈呈される
着想元 ウィンブルドン選手権のトロフィー(初代事務局長・久米一正氏が着想)
モデル ドイツ・ブンデスリーガの「マイスターシャーレ」
展示場所 日本サッカーミュージアム(東京)でレプリカを展示・触れることができる

※日本サッカーミュージアム公式サイト・Jリーグ公式情報をもとに作成


シャーレのデザインに込められた意味——月桂樹とサッカーの絵柄

Jリーグシャーレは単なる「銀の皿」ではありません。その表面には細部にわたって意味が込められたデザインが施されています。日本サッカーミュージアムの公式情報によると、各部分のデザインには以下の意味があります。

プレートの縁:月桂樹

古代ギリシャ以来、勝利と栄光の象徴とされてきた月桂樹がシャーレの縁を囲んでいる。優勝の証として最もふさわしいモチーフ

上下の円:2つの理念

「スポーツマンシップ」と「勝利の獲得」をイメージした絵が上下の円に描かれている。スポーツの精神と競技の本質を表現

その他の円:サッカーの技

「タックル」「パス」「フリーキック」などサッカーの各プレーをイメージした絵が描かれている。競技そのものへのリスペクトを表現

大きな銀の皿でありながら、その表面全体がサッカーへの敬意と優勝の誇りで埋め尽くされているのがJリーグシャーレの特徴です。Jリーグ発足時の理念——「日本サッカーの水準向上」「豊かなスポーツ文化の振興」——がこのトロフィーのデザインにも凝縮されています。


なぜ「お皿」なのか——ウィンブルドンから着想したシャーレ誕生の秘話

サッカーのトロフィーといえばカップ型が一般的なのに、なぜJリーグの優勝賞はお皿(シャーレ)なのでしょうか。その背景には、Jリーグ初代事務局長・久米一正氏がウィンブルドン選手権のトロフィーから着想を得たというエピソードが伝わっています。

テニスの四大大会であるウィンブルドン選手権では、男子シングルスの優勝者にカップ型トロフィーが、女子シングルスの優勝者に銀の皿(サルバー)が授与されます。久米氏がこの「銀の皿」形式のトロフィーに着目し、Jリーグの優勝トロフィーとして「シャーレ(銀皿)」の形が採用されたとされています。

一方でJリーグのシャーレはブンデスリーガ(ドイツのプロサッカーリーグ)の「マイスターシャーレ(Meisterschale)」もモデルにしています。Jリーグ自体がブンデスリーガを参考に設計された部分が多く(地域密着・ホームタウン制など)、トロフィーの形状もブンデスリーガの銀皿型を踏襲しつつ、ウィンブルドンからの着想でその形が決まったというわけです。

Jリーグシャーレとブンデスリーガのマイスターシャーレを比較

比較項目 Jリーグ シャーレ ブンデスリーガ マイスターシャーレ
形状 銀皿型(シャーレ) 銀皿型(シャーレ)
サイズ・重量 直径約55cm・約6kg 約5.5kg(スターリングシルバー製)
素材・デザイン 月桂樹・サッカーのプレーをモチーフ 5つのカボション・カットのトルマリン珠。歴代優勝チーム名が刻まれる
使用開始 1993年(Jリーグ開幕) 1949年
着想元 ウィンブルドン選手権のトロフィー エリザベート・トレスコヴによるデザイン

シャーレは毎年新しく作られるの?——保持・返還・レプリカの仕組み

「シャーレって毎年新しく作るの?」という疑問は、Jリーグを観戦し始めたばかりのファンから定番の質問のひとつです。答えは「本物のシャーレは1つだけ、毎年引き継がれる」です。

シャーレの引き継ぎ・レプリカの仕組み

1 シーズン終了時の授与式——J1年間優勝クラブに本物の「Jリーグ杯(優勝銀皿)」が授与される。優勝クラブはこれを1年間保持する
2 翌シーズンに返還——前年の優勝クラブは翌シーズンの優勝クラブが決まった後、本物のシャーレを返還する。こうして「1つのシャーレが歴代優勝クラブを渡っていく」形になっている
3 返還後はレプリカが贈呈——本物を返還した後、優勝クラブにはレプリカ(複製品)のシャーレが贈呈される。クラブはこのレプリカを永久に保持できる

この仕組みはブンデスリーガのマイスターシャーレと同様のもので、「シャーレそのものは共通の王者の証として引き継がれ、歴史を積み重ねていく」という考え方に基づいています。本物のシャーレを手に入れられるのは現在の王者だけ——それがシャーレの特別な価値のひとつです。


複数チームに優勝可能性がある最終節でシャーレはどうなる?

J1最終節に複数のクラブが優勝の可能性を持っている場合、「本物のシャーレはどの会場に持って行くの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。この扱いには明確なルールがあります。

最終節・複数クラブ優勝可能性がある場合のシャーレの扱い

本物のシャーレが運ばれる先

最終節の開始時点で首位に立っているクラブのホームスタジアムに、本物の「Jリーグ杯(優勝銀皿)」が運ばれる

他会場での対応

優勝の可能性がある他のクラブのスタジアムには、シャーレが描かれたパネルが用意される。首位以外のクラブが優勝した場合、後日正式に授与される

本物のシャーレは常に1つだけ。首位クラブのスタジアムに届けられ、そのクラブが優勝すればその場でシャーレアップの儀式が行われる。他クラブが優勝した場合は、別日に正式授与式が行われる。


川崎フロンターレがお風呂の桶を掲げた理由——2017年の「フロ桶」伝説

Jリーグシャーレにまつわる最も有名なエピソードのひとつが、川崎フロンターレの「フロ桶(風呂桶)」です。このエピソードは2017年シーズンに生まれました。

2017年のJ1は、最終節まで優勝の行方がわからない大混戦でした。最終節の開始時点で首位に立っていたのは鹿島アントラーズ。そのため、本物のシャーレは鹿島のホームスタジアム(カシマスタジアム)に届けられていました。ところが最終節の結果、川崎フロンターレがクラブ史上初のJ1優勝を達成。しかし、川崎の試合会場に本物のシャーレはありませんでした。

シャーレの代わりにパネルが用意されていた——そのはずでした。ところが初優勝の歓喜に沸く選手・スタッフたちが掲げたのは、「フロ(風呂)の桶」でした。「フロンターレ」と「風呂」をかけた川崎らしいユーモア溢れる演出で、サポーターの間で大きな話題を呼び、今もJリーグ史に残る名シーンとして語り継がれています。

2017年・川崎「フロ桶」事件のまとめ

最終節開始時点の首位 鹿島アントラーズ → シャーレはカシマスタジアムへ
最終節の結果 川崎フロンターレが逆転で初のJ1優勝を達成
川崎の優勝セレモニーで掲げたもの シャーレが描かれたパネルの予定だったが、「フロ(風呂)の桶」を掲げた
由来 「フロンターレ」=「フロ」→ 「フロ桶」というサポーター・クラブならではのユーモア
その後のフロ桶 川崎はその後も優勝のたびに新たなフロ桶を制作。優勝記念グッズとしても販売される恒例行事に。底面にシャーレ柄が描かれているものがJ1優勝時の特別バージョン

川崎フロンターレのフロ桶は今では「J1優勝の証」として独自の文化に成長しました。コルク製・アルミ製・お菓子製などバリエーションも豊富で、毎年の素材選びもサポーターの楽しみのひとつになっています。


Jリーグ最初の優勝トロフィーは割れた——クリスタル製チェアマン杯の受難

現在の金属製シャーレが使われる前、Jリーグ黎明期の優勝カップは「チェアマン杯」という名称で、HOYAクリスタル特製のガラス製でした。このチェアマン杯には、Jリーグ史に刻まれる「受難の出来事」がありました。

1994年6月11日、磐田スタジアムで行われたサントリーシリーズ第21節のジュビロ磐田対サンフレッチェ広島の試合後のことです。広島が2-1で逆転勝利し、サントリーシリーズの優勝を決めました。喜びに沸く広島の選手たちはクリスタル製のチェアマン杯を頭に被ったり振り回したりして大はしゃぎ。そのとき、スタジアムのサポーターにもカップをよく見せようとしたスタッフが踏み台に上がろうとした際に誤って転倒し、クリスタル製のチェアマン杯は粉々に破損してしまいました。

この出来事は翌日のスポーツ新聞の一面を飾るほどの大ニュースになりました。クラブはその場でJリーグ側に陳謝し、制作費140万円を負担して新しいチェアマン杯が作り直されました。粉々になったチェアマン杯の破片は、選手・スタッフ・サポーターが拾い集めてペンダントに生まれ変わったとも伝えられています。

1994年「チェアマン杯破損事件」の経緯

日時 1994年6月11日
場所 磐田スタジアム(現ヤマハスタジアム)
出来事 HOYAクリスタル特製のチェアマン杯をスタッフが誤って落とし、粉々に破損
対応 サンフレッチェ広島が制作費140万円を負担して新しいチェアマン杯を作り直し
破片のその後 拾い集められてペンダントに加工されたと伝えられている
制度への影響 この事件をきっかけに、Jリーグの優勝カップは割れることのない金属製に改められた

この事件があったからこそ、現在の丈夫な金属製シャーレが誕生しました。2012年にサンフレッチェ広島が年間優勝を達成した際には、広島サポーターが「今度は割るなよ」という横断幕を掲げ、笑いと感動を呼んだことも語り草になっています。


J1優勝で授与される賞品はシャーレだけじゃない——明治安田生命杯との違い

J1優勝チームが受け取るのは「シャーレ(優勝銀皿)」だけではありません。もうひとつ、「明治安田生命杯」という別のトロフィーも授与されます。

J1年間優勝チームが受け取る2つの賞

Jリーグ杯(優勝銀皿)=シャーレ

直径約55cm・重さ約6kgの銀皿型トロフィー。1年間保持後に返還し、レプリカが贈呈される。Jリーグ開幕(1993年)から続く伝統のトロフィー

明治安田生命杯

J1リーグのタイトルスポンサー・明治安田生命保険が提供する純金で覆われたトロフィー。横浜F・マリノスの公式情報では「Jリーグの頂点に立つチャンピオンにふさわしい純金で覆われたトロフィー」と紹介されている

シャーレが「Jリーグ全体の歴史の中で受け継がれる王者の象徴」であるのに対して、明治安田生命杯は「そのシーズンの優勝クラブに贈られるシーズン固有のトロフィー」という位置づけです。シャーレのほうが歴史的・象徴的な意味合いが強く、選手たちが喜びを爆発させながら掲げるのもシャーレです。


J1歴代シャーレ受賞クラブ一覧(1993〜2025年)

1993年のJリーグ開幕から2025年シーズンまで、シャーレを獲得した歴代クラブをまとめました。

J1リーグ 歴代優勝クラブ一覧(2025年現在)

シーズン 優勝クラブ 備考
1993ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)Jリーグ初代王者
1994ヴェルディ川崎連覇。クリスタル杯割損事件も同年
1995横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)
1996鹿島アントラーズ1シーズン制移行後初優勝
1997ジュビロ磐田
1998鹿島アントラーズ
1999ジュビロ磐田
2000鹿島アントラーズ3連覇スタート
2001鹿島アントラーズ
2002ジュビロ磐田前後期完全優勝
2003横浜F・マリノス前後期完全優勝
2004横浜F・マリノス連覇
2005ガンバ大阪
2006浦和レッズ唯一の優勝
2007鹿島アントラーズ史上唯一の3連覇スタート
2008鹿島アントラーズ
2009鹿島アントラーズJ1史上唯一の3連覇達成
2010名古屋グランパス唯一の優勝
2011柏レイソルJ2昇格翌年優勝という快挙
2012サンフレッチェ広島年間初優勝(2012年は94年の仇を?)
2013サンフレッチェ広島連覇
2014ガンバ大阪
2015サンフレッチェ広島3回目の優勝
2016鹿島アントラーズチャンピオンシップ制(最後)
2017川崎フロンターレ初優勝。フロ桶事件
2018川崎フロンターレ連覇
2019横浜F・マリノス
2020川崎フロンターレコロナ禍シーズン。圧倒的強さで3度目
2021川崎フロンターレ連覇で4度目の優勝
2022横浜F・マリノス5度目の優勝
2023ヴィッセル神戸クラブ史上初のシャーレ
2024ヴィッセル神戸連覇
2025鹿島アントラーズ9年ぶり9回目(史上最多)

※ゲキサカ・Jリーグ公式・Wikipedia等をもとに作成。2005年以前の2ステージ制時代の「年間優勝クラブ」を記載。

クラブ別シャーレ獲得数ランキング(2025年現在)

J1シャーレ獲得数ランキング(2025年現在)

順位 クラブ 獲得数 主な優勝年
1位 鹿島アントラーズ 9回 2007〜2009年3連覇含む
2位 横浜F・マリノス 5回 2003〜2004連覇含む
3位 川崎フロンターレ 4回 2017年初優勝。2020〜2021連覇
4位 サンフレッチェ広島 3回 2012・2013・2015年
4位 ジュビロ磐田 3回 1997・1999・2002年
6位 ヴィッセル神戸 2回 2023・2024年連覇
6位 ガンバ大阪 2回 2005・2014年
6位 東京ヴェルディ(旧ヴェルディ川崎) 2回 1993・1994年(Jリーグ初代王者)

シャーレを実際に見る・触れる——日本サッカーミュージアム

J1優勝チームだけが手にできる本物のシャーレ、一般のファンが触れる機会はほとんどありません。しかし東京都文京区にある「日本サッカーミュージアム」に行くと、シャーレのレプリカを実際に見て、手に取って写真撮影をすることができます。

日本サッカーミュージアム 基本情報

所在地 東京都文京区本郷3丁目(JFA HOUSE内)
最寄り駅 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅
シャーレ展示 Jリーグ杯(優勝銀皿)のレプリカを展示。実際に触れたり、撮影したりすることができる
その他の展示 FIFAワールドカップトロフィーのレプリカ、日本サッカーの歴史的資料、歴代日本代表のユニフォームなど

※展示内容・営業時間は変更されることがあります。お出かけ前に公式サイトでご確認ください。


Q&A——Jリーグシャーレに関するよくある疑問

Q. シャーレとは何ですか?

A. シャーレ(Schale)はドイツ語で「皿」を意味する言葉です。JリーグではJ1リーグ(旧・Jリーグ ディビジョン1)の年間優勝クラブに授与される銀皿型のトロフィーを指します。正式名称は「Jリーグ杯(優勝銀皿)」で、直径約55cm・重さ約6kgです。

Q. なぜJリーグのトロフィーは「お皿」の形なのですか?

A. Jリーグ初代事務局長・久米一正氏がウィンブルドン選手権のトロフィー(女子シングルス優勝者に授与される銀の皿)から着想を得たとされています。またJリーグはドイツのブンデスリーガをモデルに設計されており、ブンデスリーガ優勝トロフィー「マイスターシャーレ」も銀皿型です。こうした背景からJリーグのトロフィーも銀皿型の「シャーレ」が採用されました。

Q. シャーレは毎年新しく作られますか?

A. 本物のシャーレは1つだけです。優勝クラブが1年間保持した後、翌年の優勝クラブが決まったら返還します。返還したクラブにはレプリカ(複製品)のシャーレが贈呈され、そちらは永久に手元に置くことができます。

Q. 複数のチームに優勝可能性がある最終節ではどうなりますか?

A. 本物のシャーレは最終節の開始時点で首位に立っているクラブのスタジアムに届けられます。優勝の可能性がある他のクラブのスタジアムには、シャーレが描かれたパネルが用意されます。首位以外のクラブが実際に優勝した場合、後日正式な授与式が行われます。

Q. 川崎フロンターレはなぜ「フロ桶」を掲げるのですか?

A. 2017年の初優勝時、最終節でシャーレが鹿島スタジアムに届けられていたため、川崎の会場にはシャーレがありませんでした。代わりのパネルが用意されていましたが、チームとサポーターが「フロンターレ=フロ(風呂)」に掛けて風呂桶を掲げたことが始まりです。以来、優勝のたびに新しいフロ桶を制作する恒例行事となり、川崎固有の優勝セレモニーの文化になっています。

Q. Jリーグシャーレの最多獲得クラブはどこですか?

A. 2025年現在、鹿島アントラーズが9回でJリーグ史上最多のシャーレを獲得しています。2025年シーズンに9年ぶりの優勝を果たし、単独最多記録を更新しました。唯一の3連覇(2007〜2009年)もJリーグの記録です。


まとめ——Jリーグシャーレが持つ意味と価値

この記事のポイントまとめ

シャーレとは ドイツ語で「皿」。正式名称は「Jリーグ杯(優勝銀皿)」。直径約55cm・重さ約6kg
着想元 ウィンブルドン選手権(久米一正初代事務局長)。ブンデスリーガのマイスターシャーレもモデル
保持・返還の仕組み 本物は1つのみ。優勝クラブが1年間保持後に返還。返還後はレプリカが贈呈される
複数クラブに優勝可能性がある場合 本物は最終節開始時点の首位クラブのスタジアムへ。他会場にはパネルが用意される
フロ桶エピソード 2017年川崎フロンターレが初優勝時、シャーレが届かないためフロ桶を掲げた。以来毎年恒例の文化に
クリスタル杯破損(1994年) 広島がガラス製チェアマン杯を割り金属製に改良。制作費140万円を負担。シャーレ誕生のきっかけにも
最多獲得クラブ(2025年) 鹿島アントラーズが9回(史上最多)。唯一の3連覇(2007〜2009年)も鹿島
シャーレを見る・触れる場所 日本サッカーミュージアム(東京・文京区)でレプリカを展示。触れて撮影も可能

J1リーグのシャーレは単なる「銀のお皿」ではありません。ドイツ語で「皿」を意味するその名称は、ブンデスリーガとウィンブルドンへの敬意を込めてJリーグ黎明期に選ばれたものです。1993年の開幕以来、歴代の王者のもとを渡り歩き、様々なドラマと歴史を積み重ねてきた——それがJリーグシャーレという存在の本質です。次にシャーレアップの瞬間を目にしたとき、その一枚の銀皿に込められた重みと歴史を感じてみてください。