2038年ワールドカップ開催国はどこ?アメリカが最有力か

2038年ワールドカップの開催国は決定している?最新情報まとめ

サッカーファンの間で注目を集めている「ワールドカップ開催国 2038」。結論から言えば、2025年時点で2038年FIFAワールドカップの開催国は未定です。正式な招致プロセスもまだ開始されておらず、開催国が決定するのは早くて2031年〜2032年頃になる見通しです。

それでも、世界各国がすでに名乗りを上げる動きを見せており、FIFAのルールや地政学的な背景も絡んで、候補国をめぐる情報は日々更新されています。本記事では、2025年5月時点で判明している最新情報をもとに、2038年大会の開催候補国や選定スケジュール、注目トピックをわかりやすくまとめます。

FIFAの開催国選定プロセスとスケジュール

まず、FIFAがどのように開催国を選定するのかを理解しておきましょう。ワールドカップの開催国選定には、一定のルールとプロセスが存在します。

招致受付の開始時期

FIFAが招致受付を開始するのは、一般的に大会の8〜12年前とされています。2038年大会であれば、招致受付は2026年〜2030年頃に始まると予測されます。そして開催国が正式に決定するのは、2031年〜2032年頃になる見込みです。

大陸ローテーションルール

FIFAには「過去2大会を開催していない大陸連盟からしか立候補できない」という重要なガイドラインがあります。このルールを踏まえると、2038年大会に立候補できる大陸連盟は以下のように絞られてきます。

  • 2030年大会:欧州・アフリカ・南米(スペイン・ポルトガル・モロッコ・アルゼンチン)
  • 2034年大会:アジア(サウジアラビア)

この流れを受けると、2038年大会に立候補できるのは、原則として北中米カリブ海連盟(CONCACAF)オセアニア連盟(OFC)の加盟国に限られることになります。ただし、FIFAがルールを変更して例外を設ける可能性もゼロではなく、実際に欧州やアフリカからも関心を示す動きが出ています。

開催インフラの条件

開催国には高いインフラ水準が求められます。具体的には、収容人数4万人以上のスタジアムが少なくとも12会場、充実した交通網と宿泊施設、そして約1ヵ月に及ぶ国際大会を運営できる組織力が必要です。この条件はオセアニア地域の小国にとって大きなハードルとなっており、共催形式が現実的な選択肢として浮上しています。

2038年ワールドカップの開催候補国一覧と立候補状況

2025年5月時点で、いくつかの国や地域がすでに2038年大会への関心を表明しています。以下に主要な候補をまとめます。

ニュージーランド+アメリカ+フィジー(共催案)

最も具体的な動きを見せているのが、ニュージーランド・アメリカ・フィジーによる共催招致案です。2025年5月にパラグアイで開催されたFIFA総会において、ニュージーランドがこの共催招致を検討していると報告されました。

ニュージーランドサッカー連盟のCEO、アンドリュー・プラグネル氏は「ワールドカップの規模拡大により、ニュージーランド単独での開催は不可能」と述べており、共催相手の確保が必要不可欠だと強調しています。ハワイでの試合開催も候補に含まれており、既存スタジアムを一時的に拡張する案も検討されているとのことです。

一方で、課題もあります。太平洋をまたぐ共催となるため、ニュージーランドとアメリカ西海岸の間では15時間以上のフライトが必要なケースもあり、時差や移動の問題がファンや選手にとって大きな負担となる可能性が指摘されています。また、オーストラリアはアジアサッカー連盟(AFC)の加盟国であるため、2034年大会のアジア開催(サウジアラビア)の後では共催できないとされており、ニュージーランドとの連携は実現しない見込みです。

イングランド/イギリス

意外な動きとして注目されているのが、イングランド単独またはイギリス共催による招致の可能性です。2025年5月、FIFA副会長のビクター・モンタリアーニ氏がイングランドの招致を支持する意向を示しました。現行の招致制度が資金力のある国に有利になりすぎているとし、整備された既存インフラを持つイングランドを評価した発言として注目を集めました。

イングランドは1966年の自国開催以来、男子ワールドカップを開催していないという実績もあります。また、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドとともに2035年女子ワールドカップの有力開催地となっており、国際大会のホスト経験をさらに積む流れが生まれています。ただし、欧州は2030年大会を共催しており、FIFAのローテーションルールが厳格に適用された場合は立候補できない点が課題です。

アフリカ(カメルーン・コートジボワール・ナイジェリア・ガーナ)

アフリカ大陸からも強い関心が示されています。カメルーンの政治家モーリス・カムト氏は、カメルーン・コートジボワール・ナイジェリア・ガーナの4カ国共催で2038年大会に立候補したいと表明しました。男子ワールドカップはアフリカでは2010年の南アフリカ大会以来開催されておらず、「アフリカに再び夢舞台を」という機運が高まっています。エジプトも有力なアフリカ候補として名前が挙がっており、今後の動向が注目されます。ただし、アフリカも2030年大会の共催地の一つ(モロッコ)であり、ローテーションルールとの整合性が問われる点に注意が必要です。

オーストラリア

オーストラリアは2034年大会の招致レースでサウジアラビアへの支持に回った経緯があり、2038年以降の開催を改めて目指すとも言われています。しかし、オーストラリアはAFC(アジアサッカー連盟)加盟国であるため、ローテーションルール上は2038年大会への立候補が困難な状況です。OFCへの復帰や特例的な措置が認められない限り、2038年大会への参入は難しいとみられています。

2026年〜2038年ワールドカップ開催国の一覧表

2038年大会を理解するうえで、直近の開催国の流れを把握しておくことが重要です。以下に2026年から2038年にかけての大会情報をまとめます。

開催年開催国・地域大陸連盟備考
2026年アメリカ・カナダ・メキシコCONCACAF48カ国出場・初の3カ国共催
2030年スペイン・ポルトガル・モロッコ(+アルゼンチン等で100周年記念試合)UEFA・CAF・CONMEBOLワールドカップ100周年記念大会
2034年サウジアラビアAFC中東での2度目の開催
2038年未定CONCACAF・OFCが有力招致プロセス未開始

この流れを見ると、2038年大会はCONCACAFまたはOFC加盟国が原則的に有利な立場にあることがわかります。ただし2026年がすでにCONCACAFでの開催であることから、同連盟からの再立候補には様々な議論が伴う可能性もあります。

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日本の2038年開催の可能性は?

日本のサッカーファンにとって気になるのは、「日本でワールドカップは開催されるのか」という点でしょう。JFA(日本サッカー協会)は「2050年までに自国でワールドカップを開催する」という長期目標を掲げています。しかし、2030年が欧州・アフリカ・南米、2034年がアジア(サウジアラビア)となったことで、ローテーションルール上、アジアに順番が回ってくるのは早くても2042年以降と見られています。2038年大会への日本の立候補は事実上困難であり、ファンは2042年以降の大会を視野に入れる必要がありそうです。

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共催が主流になりつつある現代のワールドカップ

2026年大会の3カ国共催、2030年大会の複数大陸にまたがる共催など、近年のワールドカップは共催が当たり前の時代になっています。2038年大会も、ニュージーランド・アメリカ・フィジーの案のように、単独では開催インフラが不十分な国が共催パートナーを探す形が増えていくでしょう。一方で、複数国にまたがる共催は移動距離や時差の問題、大会の一体感の欠如といったデメリットも指摘されており、FIFAがどのような基準で開催国を評価するかが今後の焦点となります。

FIFAのルール変更リスクにも注目

イングランドやアフリカ連合の動きが示すように、ローテーションルールの対象外のはずの大陸からも強い関心が寄せられています。FIFAが大会の商業的価値や政治的判断を優先してルールを変更・例外化する可能性は否定できません。過去にも招致ルールの変更が行われてきた経緯があり、2038年に向けてはFIFA内部の議論の動向にも目を光らせておく必要があります。

開催国決定はいつ?今後のスケジュール感

現時点での見通しをまとめると、以下のようなスケジュールが想定されます。

  • 2026〜2030年頃:FIFAが2038年大会の招致受付を開始
  • 2028〜2031年頃:各国・地域が正式に立候補を表明
  • 2031〜2032年頃:FIFA総会で開催国を正式決定

まだ招致プロセスさえ始まっていない段階ですが、水面下での外交活動や関心表明はすでに始まっています。スポーツファンにとっても、スポーツビジネスや国際イベントに関心を持つ方にとっても、今後数年間の動向から目が離せない状況です。

まとめ:2038年ワールドカップ開催国は2031〜2032年に決定予定

2038年FIFAワールドカップの開催国について、現時点でわかっていることを整理しました。

  • 開催国は2025年時点で未定。招致プロセスも未開始。
  • FIFAのローテーションルール上、CONCACAFとOFCが立候補に有利な立場。
  • ニュージーランド+アメリカ+フィジーの共催案が最も具体的に進んでいる。
  • イングランド/イギリスやアフリカ連合も強い関心を表明。
  • 開催国の正式決定は2031〜2032年頃の見込み。
  • 日本など他のアジア勢が立候補できるのは早くても2042年以降

ワールドカップ開催国 2038をめぐる情報は今後も更新されていきます。招致活動の進展やFIFAの公式発表など、最新情報をこまめにチェックして、夢の観戦旅行に備えておきましょう。

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